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俺とお前(12/14)

2021.01.02.Sat.
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 夏、石川から迎えに来いと呼び出され、車で石川の家に向かった。2人で外に出かけることは珍しい。まして、向かった先は映画館。どういうつもりなんだろうか。

 そこは50人程度の収容人数しかない小さなポルノ映画館で、座席はガラガラに空いているのに両脇と後ろの壁には、なぜか立ち見客が20人ほどいた。席があるのになぜ座らないのだろうと思いつつ、石川のあとについて中に入り、一番後ろの真ん中に座った。

 石川が何も言わないので、俺も黙ってずいぶん古いポルノ映画を見ていた。以前だったらすぐに勃たせていたかもしれないが、今は少しの感情も揺さぶられなかった。

 不意に石川の手が俺の股間へ伸びてきた。え、と顔を見ると、石川も俺を見ていた。

「ここでオナニーショーやれ」

 と言う。

「なっ、そんなこと、できひん」
「ええから、やれ。俺の命令に従うて誓ったやろ。もう忘れたんか?」

チャックをおろし、中からちんぽを取り出す石川の手を止めることができない。弾かれたように、俺のちんぽが外に飛び出した。

「もうこないに勃たせとるんか。露出狂の変態、ここにおる皆にお前のオナニーショーを見てもらえ」

 言いながら俺の勃起をしごく。たまらなくて声が漏れる。

「あっ、あかん……石川、あかんて……」
「こないにガチガチに勃たせて何言うとんな」

 笑いの滲んだ声。この5日間射精禁止だった。何度電話して頼んでも「絶対イクな、イッたらどつきまわすど」と脅され、我慢してきた。だから、石川に触られた途端、反応してしまうのは仕方ないことだった。

 すぐ後ろには立ち見の客がいる。見られている。俺が石川にしごかれ、勃起させているちんぽを見られている。俺のペニスの根元にはリングがはめられている。毛は毎日剃るようにいわれているので、つるつるの股間だ。恥ずかしくてたまらない。はじめからこれが目的だったんだと悟った。

 いつの間にか隣の席に中年の男が座り、俺の服の中に手を入れてきた。

「なっ、何すんねん!」
「黙れ、睦雄、お前の淫乱な体を触ってくれとるんや、礼言わんか、お前から触ってくださいてお願いせんか」

 泣きそうな思いで石川を見る。許す気配のない目で俺を睨んでくる。俺はまったく見知らぬ男にお願いするしかなかった。

「お、お願いします……俺を触って下さい……」
「ふふっ、まだ調教途中のようやね」

 男が笑って石川に言う。

「そうなんですわ、じっくり体にも脳味噌にも、俺が主人やて、教え込んどる最中なんですよ」
「協力するで」

 男の手が俺の乳首をつまむ。右の乳首につけられたピアスに気付き、

「乳首にピアスなんかつけて、やらしい奴やな」

 と笑う。こんな屈辱はない。目を瞑って耐える。服をたくし上げ、男が乳首に吸いついた。甘噛みし、舌の先で小刻みに転がす。

「あっ、あっ、やめ……!」
「気持ちええのやろ」

 ねっとりした男の声。その通りなので、反論できない。石川の手がはなれた。俺は縋る目を向ける。立ち上がった石川は前の座席の背もたれに腰をおろた。空いた座席に別の男が座り、俺のちんぽを口に咥える。生暖かい口の中。学校で奴隷同士のフェラをやらされて以来の感触。尿道をつつき、割れ目に舌を這わせてくる。

「あぁっ……あかん……そんなに舐められたら……!」
「イキたいのやったら、その人にお願いせえよ」

 石川が冷酷に言い放つ。コックリングの締め付けが痛くて、俺は男にお願いした。

「イカせて、ください! お願いします! 俺に精液出させて下さい!」
「いいよ」

 男は優しく言った。

「あっ、はなして、出る!」
「出していいよ、俺が飲んであげるから」

 そう言われても俺は必死に堪えようとしていた。この人は奴隷ではない。そんな人の口に出してはいけないという、ためらいがあったからだ。俺の我慢をよそに、両隣の男は乳首とちんぽへの愛撫をやめない。

「あぁぁっ、ほんまに、出てまう! あかん、はなしてください! イッてまう!!」

 出していいぞと男は顔を激しく動かした。我慢できずに男の口に射精してしまった。それを飲みこんだ男が顔をあげる。

「ずいぶん溜まってたみたいやね、すごい濃いの、いっぱい出たよ」

 ニヤけた顔で言われ赤面した。

「次はお前が皆さんに奉仕する番や、来い」

 服装を正す間も与えられず、石川に引っ張られ、座席を立った。いつの間にかまわりに4、5人の見物人がいた。石川に手を引かれたまま映画館のトイレに入った。白い壁に白い床、薄ら寒い蛍光灯の光。不吉な匂いがする。

「服脱いで裸になれ」

 石川が命令する。

「そ、そんな、ここで、か? なぁ、石川、勘弁してや、俺、あんな知らんおっさんら相手にできひん……」
「何ぬかしとんな、そのおっさんらにイカされとったやないか。気持ちよさげな顔して、ヨガッとったやないか。見られて発情する変態やろ、男のチンコが好きな淫乱やろ、今更誤魔化すなや」
「ち、違う、石川、俺……」
「ええから脱げや、皆さんもう、待っとんのやで?」

 はっと入り口を見ると、さっきの男2人と見物客が数人、立って俺たちを見ていた。俺の顔が恐怖にひきつる。

「奴隷は奴隷らしくせえ」

 背中を蹴られ、壁にぶつかった。恥ずかしさと悔しさで体が熱くなってくる。皆に見られながら服を脱ぎすてた。石川が俺の背後にまわり、「これ、つけとけ」と黒い布のようなもので俺の目を塞いだ。視界を奪われ、俺の恐怖はいや増す。

「まずは、きれいにせなな」

 石川の声がし、手を掴んで歩かされる。どうやら個室に連れ込まれたらしい。

「ケツ突き出せ」

 ぐずぐずしたら尻を平手打ちされた。慌てて上半身を前に倒し、尻を後ろに突き出した。尻の穴に何かがさしこまれ、冷たい液体が入ってくる。浣腸だとすぐにわかった。

「そ、それは! いやや! やめてくれ!!」

 こんなギャラリーのいる前で排泄するのは耐えられない。俺は必死に頼んだが止めてくれるはずもなく、全部注入すると、俺の耳に口を寄せて、

「変態奴隷の俺に、みなさんのちんぽしゃぶらせてくださいってお願いしてみ」

 と石川は囁いた。首を横に振った。

「ええ子に出来たら、あとで褒美やるど」

 甘い声で更に囁く。褒美……。また、いつかみたいに、俺を優しく激しく抱いてくれるんだろうか。

「ほら、睦雄、飼い主の俺が恥かくんや、ちゃんと皆さんにおねだりせえよ」

 石川の声が離れていく。俺は口を開いた。

「変態奴隷の俺の口に皆さんのちんぽ、突っ込んで下さい。俺にしゃぶらせてください。俺は男のちんこが好きな変態です、俺にザーメンぶっかけてください、俺を皆さんのザーメンまみれにして犯して下さい」

 人が動く気配がし、誰かが俺の頭を掴んで下に押した。口に肉の感触。

「お前の好きなちんぽ、しゃぶらせたるよ」

 さっき俺の乳首をさんざん嬲った男の声だった。俺は男のちんぽを咥え、しゃぶった。男はすぐにイッた。飲みこむ前に、次の男のちんぽが口に入ってきた。精液と唾液まみれで二人目をしゃぶっている時、猛烈な腹痛が襲ってきた。

「んんっ、痛い! 痛い! 出る!!」

 ちんぽから口を離して、どこにいるかわからない石川に向かって声をあげた。遠いところから「我慢せえ」と声が聞こえる。ブルブル体を震わせながら、抉られるような腹の痛みをなんとか我慢して二人目をしゃぶる。別の男が俺のちんぽをしごいてくる。痛みを我慢しすぎて気が遠くなってくる。

「ああぁぁっ、もうあかん! 出る! 出させて下さい!!」

 精液を口から垂らしながら、俺は泣いて叫んだ。

「しゃあないの、出してええど」

 許しをもらうや否や、俺はその場にしゃがんで排泄した。まわりから失笑が聞こえてくる。

「こらえ性のない奴隷やね」
「汚い奴やなぁ、ようそんなこと出来るわ」
「人に見られてるのに、恥ずかしくないの、君」
「クソ垂れながら、我慢汁も垂らしとるわ、本物の変態やで」

 口々に罵られて俺は泣いた。その俺に石川は更に追い討ちをかけてくる。

「もっかい浣腸いっとこか」

 楽しそうな声に反抗する気力も失せた。こいつは真性のドSだ。



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