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俺とお前(8/14)

2020.12.29.Tue.
<4→5→6→>

 はじめて俺を犯す石川は意外なほどに優しくて、激しくて、調子を崩された俺は、いつの間にか、石川の前に無防備な自分をさらしていた。

「ああ、祐介……俺、もう無理や、と思う……」
「ほうか? 汁出てきたけどな?」

 4度目の射精を促して、石川の手が俺のチンポを上下にこする。俺は痛みと快感と、その両方に眉を寄せる。

 石川はまだ一度しかイッていない。放った精液は、石川の性器で栓をされているので、ずっと俺の中に留まったまま。一度出したくらいでは、石川のものは小さくならない。ゆったり腰をグラインドさせながら、手は俺のチンコをしごいている。

「俺はいいから……祐介、イッてくれ……」
「お前がイッたらな」

 俺の顔の横に腕をついて、石川が顔を寄せてくる。つい、視線を唇に移してしまう。

「なんえ?」

 くすぐったくなるほど優しい声で聞いてくる。

「なんでもない」

 横を向いたら、耳を甘噛みされた。ベロリと舐めあげ、

「お願いしてみ、して欲しいのやろ?」

 耳に唇を寄せて息を吹き込みながら囁かれた。ゾクリと体が震える。

「どうな? 睦雄?」
「……して、くれ」
「何をな?」

 首筋を舐められた。軽く歯を立て、吸いついてくる。胸に、切ない痛み。

「……キス、して……くれ」

 言いながら顔から火が出そうだった。腕で顔を隠すと、その腕を噛まれた。

「顔隠しとったら、でけんやろが」

 そろ、と腕をおろす。石川の顔が近づいてきて、唇が合わさる。口に中に入ってきた舌を夢中で吸った。何度も唾液を飲み下す。頭がぼうっとして、顔はぼうっと熱を持つ。石川の手の中で、俺のちんぽが固くなっていく。

 口の中に舌を残したまま、石川の顔が離れた。細めた舌の先で、俺の唇をなぞり、顎から咽喉にさがって、さらにその下の乳首を噛んだ。

「あっ、ん!」

 音を立てて吸われながら、甘噛みされる。女のように乳首が感じる自分が恥ずかしくなる。

「そ、んな、とこ! 吸うな……!」
「何言うとんな、感じとるくせに、お前のチンコ、ビンビンに復活しとるど」

 からかう口調に何も言い返せない。実際、俺のものはまた雄雄しく立ち上がっていたのだから。ほんのついさっき「無理やと思う」なんて言ってたのに嘘みたいだ。

「自分で握ってみ」

 石川が俺の手を掴んでチンポに添える。言われた通り、恥知らずな愚息を握った。体を起こした石川が俺の腰を持って少し浮かせる。グッ、グッと熱い塊が俺の奥を突いてくる。

「ほな、一緒にイクど」

 一気にギリギリまで引き抜き、力強く突き上げてくる。

「あ、ぐっ!」

 ずりあがったのを、引き戻される。腰をまわすように、何度も俺の奥を突いてくる。引きの時、カリが中をひっかいていく感じがたまらない。正常位の挿入は、ダイレクトに、一番敏感に、俺の前立腺をこすっていく。その度に、俺の理性も剥がされていく。これが本当の男同士のセックスなんだと実感した時、泣きたい気持ちになった。

「うっ……あっ……あぁ……」
「ええんか?」
「うん……いいっ……」
「俺もや……んっ……俺のチンコに慣れてもええ頃やのに、ぜんぜんキツいまんまで。お前のケツマン……ふっ……どないなっとんな……ずいぶんスケベな体やの!」

 石川の声がいつもより低く擦れている。俺と同じで感じているのだと思うと、気持ちが昂っていく。いつもなら耳を塞ぎたくなる俺の中の精液を攪拌する音も、今は性欲を煽って本能を揺さぶってくる。

「あっ、祐介! もう、俺、あかん!」
「もうちょい、待て、な」

 石川の腰の動きがせわしくなる。自分自身を高めているようだ。内部を肉の棒で擦られる感覚は、男を受け入れていると生々しく実感させる効果を持っている。それが不快でなく、むしろ快感だったのは、認めたくない事実だった。

「あ、あっ、早くっ! 祐介、早く、してくれ! 俺、イクッ!」
「あぁ、俺もや……イクど、睦雄……!」

 喘ぎ声のような、石川の息遣い。早まって一瞬、止まる。その瞬間、俺の中に、勢いをつけた液体が吐き出された。それを感じながら、俺も自分で扱いて射精した。

「ああぁぁ、祐介……! 祐介!」

 全て絞り出し、波が去っていく。今まで感じたことがなかった至福を味わい、無意識に俺の口に笑みが浮かんだ。

 深い息を吐きながら、石川が俺の中から出て行く。俺は体を起こし、角度をさげていくちんぽを掴んで口をつけた。舌を出して、きれいに舐める。平常の大きさに戻っていくのが寂しいような、愛しいような、複雑な気分。

「もうええど」

 優しい声と共に頭を撫でられた。俺が猫なら咽喉を鳴らして喜んでいたかもしれない。

 二人でベッドに倒れこむ。ソファベッドに2人並ぶのは窮屈で、俺の体の上に、石川は片腕と片足を乗せた。重なる体勢のまま、石川の腕に抱かれているような恥ずかしさを味わいながら、俺は眠ってしまった。

 翌朝、目を覚ますと石川はもうベッドにはおらず、テーブルの前に座ってテレビを見ていた。シャワーを浴びたのか、髪の毛が濡れている。

「起きたか、寝ぼすけ。風呂入って来い」

 俺に気付いて言う石川の声は、前のように威圧的なものに戻っていた。俺はベッドから抜け出し、下の風呂場に行った。自分の精液が乾いてこびりつく体をきれいに洗う。尻の穴を洗っていたら、昨夜の残滓がわずかに出てきた。石川の精子が、俺の中からトロリと落ち、お湯と一緒に排水溝へ流れて行った。

 部屋に戻ると、俺の服と鞄が置いてあった。え?と思う俺に、

「もう帰ってええど」

 石川が言う。

 本当ならホッとする筈なのに、俺は心もとない感じがして、何も言えずに石川の顔を見ていた。膝に手をついて立ち上がった石川が、俺の目の前に立つ。いつもの、自信たっぷりな、皮肉った笑みを浮かべながら、俺のチンポを握る。

「今日からコレ、つけとけよ」

 石川の手に、シルバーのリング。

「何や、これ……」
「コックリング」
「こっくりんぐ……?」

 それを俺のチンポに通し、袋を引っ張って器用に玉も中に通した。

「え? 何やねん、これ……」

 とにかくとんでもなく恥ずかしいものだということは理解した。

「勝手に外したら、ちんこ潰すからの」

 ニヤニヤ笑いながら俺のチンポをしごいてくる。少しずつ硬さを持つ。根元がぎゅうと締め付けられる感じに、焦って石川の腕を掴んで止めた。

「わかったか? 俺が見てへん思うて勝手にシコんなよ。これからずっとお前はオナ禁や。俺の許可なくイクことは許さんど。わかったな?」
「わ、わかった……」

 俺は視線をコックリングに移して頷いた。大変なものをつけられてしまった。

「よし、もう帰ってええど」

 石川はまた座りこんでテレビを見始めた。俺は久し振りに衣類を身につけた人間らしい姿になった。石川の顔はテレビに向けられたままで、俺のほうを見ない。

「じゃ、じゃあな……」

 なんと声をかけていいかわらかず、間の抜けた最後の挨拶をして石川の家を出た。新鮮な外の空気。暑い真夏の太陽の日差し。根元をしめるコックリングは気になるが、久し振りに自宅に戻った。



Artiste(1)

マルコ好きだー!(二度目)

※コックリングの長時間のご使用はおやめください。(一応念のために)

いまコブラ(アニメ)を観ています。
人探しのためにわざと刑務所に入ることになって移送中の車のなかでコブラが隣に座る人相の悪い人(?)に「ねえ、なにやって捕まったの?」って話しかけるとこがくそかわゆかったです。コブラはかっこいいしそしてかわいいのです。クリスタルボーイがコブラのことを知りつくした昔の男ぶるところもほんと微笑ましい。永遠に見ていたい。お勧めです。


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