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俺とお前(6/14)

2020.12.27.Sun.
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 俺の寝場所はいつも部屋の入り口の横だった。今日もそこで丸まっていた。なかなか寝付けなかった。尻に痛みと違和感。

 今日、最後に俺を犯したのは健二で、射精したあと健二のでかいチンポが勢い良く出て行く時、内壁をグイッとひっぱられるような感覚があった。経験はないが、脱肛しているような気がして仕方が無い。実際触って確認したが、なんともなっていない。それなのに、そんな違和感があるのだ。

 眠れない理由はそれだけではない。ベッドの上の二人がセックスを始めたことが、なにより一番の理由だった。

 今も、石川が四つん這いになった春樹を後ろから貫いている最中だ。

「アァァッ!! 祐介! たまらん! そこ、もっと突いて!」
「ここか? ここがええんか?」
「あっ! あっ! アーッ!! 祐介! そこいいっ! もっとしてや! もっと! ああっ、もっとォ!!」
「なんちゅう声出すんな、いくら母屋と離れとるゆうても、そんな大声出したら聞こえてまうやろが」

 楽しそうに言って、石川は尚一層激しく腰を振る。春樹の口からは嬌声が止まらない。

「あああぁぁっ!! あかん、祐介ぇ、イク、イクゥゥ──ッ!!」
「アホな、イカすか、ボケ」

 石川が手を前にまわし、春樹のチンポを握った。堰き止められた春樹がイヤイヤをするように首を振る。

「嫌や、祐介、イカしてや! イキたい! 祐介に突かれながらイキたい!」
「お前が壊れるまでなんぼでも突いたるわ。そやからもうちょい、我慢せえ」

 春樹のチンポを握ったまま、石川は腰を動かす。俺は寝転がったまま、暗闇の中浮かび上がる、二つの裸体の絡みを見ていた。石川は俺を犯さないかわりに、春樹を抱く。春樹はベッドの上でヨガリ狂わされている。健二と拓也に犯される俺とはまったく違う。何があんなに気持ちいいのかと思う。俺には苦痛でしかない行為。相手があの二人だからだろうかと考え、石川にかわったところできっと同じだと思い直す。

 正常位に体位をかえても、春樹はイクことを許されないまま、突き上げられていた。

「はあっ、あっ、祐介……祐介! もうっ、許してっ、イカせて、や! 祐介に付き合うとったら……俺が、俺の気がおかしなる!!」

 自分で膝を持ち上げながら春樹が叫ぶように言う。本当にツラそうだった。だが、俺のシゴキとはまったくの別物。同情してやるつもりはない。

「ほー、おかしなるて、どうおかしなるんえ?」

 言いながら春樹のチンコをしごく。

「アアア──ッ! 祐介! イクッ、イッてまう──!!」
「言うてみぃ、春樹、どうおかしなるんえ?」

 またキュッと根元を掴む。

「あ、あ、あ……っ! 祐介、許して……!! もうあかん! イカせて! 俺のチンコしごいて!!」
「そんなにシゴいてほしいんか?」
「んんんっ……あぁっ、しごいて……俺のチンコしごいて! 俺をもっと気持ち良くさせてや! 狂うまで、めちゃくちゃにしてや!」
「朝まで寝かせんど、この、淫乱!」

 石川は手を上下に激しく動かした。数回こすっただけで、春樹はイッた。体をびくびく震わせ、大量の精液を吐き出す。春樹はこれで2回目。石川はまだ一度もイッていない。タフな男だ。

 射精の余韻に浸る間もなく、春樹は石川に抱え上げられ、対面座位の格好になった。石川の頭を抱え込み、キスをする。激しく舌を絡めあう音がここまで聞こえてくる。そのまま後ろに倒れこんで、石川が下になった。キスしたまま、春樹は腰を動かす。抜けるギリギリまで腰を浮かせ、また深くチンポを銜え込む。ゆったりした動作でそれを何度も繰り返していたら、いつの間にか春樹もまた勃起させていた。

 体を起こした春樹は恍惚とした表情だった。目だけを動かし、俺をちらと見る。目が合うと、勝ち誇ったように笑いかけてくる。見せつけるように石川とキスし、腰を振る。冗談じゃない。俺はそんなもの、羨ましくもなんともない。

「アアァ、祐介……俺、嬉しい……」
「俺に抱かれんのが、そないにええんか?」
「祐介は最高やもん……俺の一番……アッ!!」

 石川が春樹の乳首を摘んだ。クニクニと動かし、指で転がす。

「アアア……祐介、祐介……!」
「そろそろ出すど」
「ああぁっ、出して、祐介、俺の中に出して!」

 石川が起き上がる気配に、春樹は首にしがみ付いた。石川が上になり、激しく腰を打ちつける。乾いた音に、粘着質な音が混じる。

「イクど、春樹」
「キテ! 祐介! 俺も、イク、一緒に、あぁぁっ、祐介!」

 もうまともにしゃべることもできない様子の春樹は、自分でチンコをしごき、白濁を噴き上げた。低く呻く石川もイッたようだった。

「はぁっ……はあ……」

 布団に両手をついて、石川は荒い呼吸を整える。擦れたような吐息。体を起こし、石川は前髪をかきあげた。

「睦雄、下から水持ってこい」

 突然名前を呼ばれ、驚いた。

「水? 水て……」
「冷蔵庫にミネラルウォーター入っとるから、それ持って来い」

 俺は下に行き、言われた通り水のペットボトルを持って戻った。左手で股間を隠しながら、石川にペットボトルを渡す。ゴクゴクと音を立てて水を飲み、ふぅと溜息をつく。石川が俺の左手を掴んで上にあげた。勃起したチンポがあらわれる。石川が無言で俺の顔を見る。俺は恥ずかしくて、目線を合わせないよう、俯いた。

「祐介、俺にもちょうだい」

 起き上がった春樹に、石川はペットボトルを差し出す。

「嫌や、口移しでちょうだい」

 石川の視線が俺から逸れ、春樹に向いた。俺はさっきまで寝ていた場所に戻ってまた丸まった。石川から口移しで水を飲んだ春樹が、

「朝までまだ時間あるで、もっと俺の中に出してや」

 と石川を誘う。ペットボトルを床に置き、石川は春樹にキスをする。また、二人の濃厚なセックスが始まった。石川の言葉通り、それは夜明けまで続いた。

 翌、昼前に、春樹は帰っていった。それを見送った石川はベッドに横になり、夕方まで眠った。その間、俺は一人、することもなくじっとしていた。

 二日後、健二と拓也がやってきて、また俺に浣腸し、俺を犯した。石川は今日も見ているだけだった。

 最近石川は俺をいないかのように無視する。朝晩のフェラの時も「チンポしゃぶらせてください、変態奴隷の俺に精液飲ませてください」とお願いする俺の顔を見ずに「ええど」と短く答えるだけ。食事の時も「食え」と言って、皿を床に置いたあとは見向きもしない。誰かに見られることもなく、皿に顔を突っ込んで食事をしていると、俺は、本当の犬になったような気がしてくる。

 数日経ってまた健二と拓也がやってきた。浣腸だけは本当に恥ずかしくて堪らないのに、

「変態奴隷のケツマンに浣腸してください、お願いします」

 と土下座させられ、浣腸されるために尻を高く上げて突き出すのは、この上ない屈辱だった。

 健二が俺の尻を犯し、拓也が俺の口を犯す。それを横目に、石川が身支度を整える。

「ほんなら俺、ちょっと出かけてくるから、お前らは留守番しとけよ」

 二人にそう言いつけて、石川は部屋を出て行った。その途端、二人は顔を見合わせ、俺の体からチンポを引き抜いた。鞄から何か取り出す。

「これ、なんかわかるか」

 拓也の手に握られていたモノ……ボコボコと凹凸のある黒いバイブ。20cm以上ある。底部のスイッチを押すと、それが低い電子音を立て、うねり出す。

「い、嫌や……やめてくれ……」

 そんな玩具で辱められるのは耐えられない。

「お前に拒否権はないんやど」

 一度スイッチを切ってから、拓也がそれを俺の中に押しこんだ。かわいた表面が、俺の体をこすって無理矢理中に入ってくる。

「いいいいっ、痛い!! やめてくれ───!!」
「うるさい、ボケ」

 健二に殴られた。一瞬目に火花が散る。髪を鷲掴みにされ、俺の口に健二のチンコがねじ込まれる。

「気持ちようなれるど。お前も俺らを気持ちようさせえ」

 と言いながら健二が腰を動かした。俺の中に入ったバイブのスイッチが入り、中で妖しくうねる。拓也がそれを出し入れする。時折角度をかえ、あちこち押し当ててくる。痛みと羞恥心で、俺は情けなく泣き出す。

「口動かせや」

 腰を振る健二が俺の髪を掴んで前後に揺すった。

「許してくれ……こんなこと、もう……」
「アホなこと抜かすなや。上の口でも下の口でも、今までさんざん男のチンポしゃぶってきたやないか。今更何言うとんねん」

 確かにそうだ。健二の言う通り、もう何度も男の性器をしゃぶって精液を飲まされてきた。尻だって、健二と拓也のチンポを何度もぶちこまれてきた。だが、玩具で陵辱を受けるのだけは、本当に嫌だった。これならまだ浣腸されているほうがマシだ。俺にはそれほど、このバイブは恐ろしいものだった。なぜなら……

「ああっ?!」

 俺の体が意思に反してビクンッと反応した。

「お、ここやな」

 後ろで拓也の喜々とした声。俺が感じた場所にバイブを押し当ててくる。

「ぅぅあああああっ!! やめっ! やめてくれ!!」

 脳を直接揺さぶられたように目の焦点が合わなくなる。頭の中に白い閃光。

「イキよった! こいつ、バイブだけでイキよった!」

 健二が笑いながら白濁を噴き出す俺のチンポを指差す。先日この二人に犯されたあと、俺はまた射精禁止にされていた。そのせいだ。だから、こんな簡単にイッてしまったんだ。だからバイブは嫌だったんだ……

「次は俺もイカせろや」

 健二がチンポを押しこんでくる。俺は泣きながらそれに舌を這わせた。後ろでは、拓也がバイブで俺のアナルをいじる。器械によって俺はまた勃起させられる。いきなりそれが引き抜かれ、かわりに拓也のチンコが入ってきた。俺のチンポとバイブが一緒に握られる。その振動に俺は身悶えた。

 何度イカされたのかわからない。二人の精液をたくさん飲まされた。たくさん、体の奥に注がれた。

 意識を失ったように床に転がっていた。気がつくと、目の前に足があった。足にそって視線をあげると、冷たい目で俺を見下ろす石川がいた。いつの間にか帰ってきていたようだ。健二と拓也の姿はなかった。俺は慌てて起き上がり、土下座の姿勢になった。

「えらいヤラれたようやの」

 抑揚の無い低い声で石川が言う。その声を聞いただけで涙が出そうになった。

「お、俺をあいつらだけと一緒にせんでくれ、お前も一緒におってくれ」

 土下座して真剣に石川に頼みこんだ。

「なんでな?」

 石川がベッドに座る。俺はそっちに向きをかえ、頭をさげる。

「お前がおらんと、あいつらは……めちゃくちゃやる……だから一緒におってくれ、俺を置いてどっか行かんといてくれ。あいつらは加減がない」
「それが嬉しい変態やろ?」
「違う!」

 顔をあげると、膝の上で頬杖をついて石川が笑っていた。口の端をつりあげただけの、皮肉った笑み。

「なにがちゃうんな。お前、自分の体見てみい。ザーメンまみれで。顔にも体にも。ケツからも零れとるわ。そんなナリして、変態ちゃう言えるんか? お前、何回もイッたらしいやんか。俺、射精禁止やて言わんかったか?」
「そ、そうやけど、あれは……」

 俺の顔からサーッと血が引いていく。久し振りにまともに話しかけてくれたと思ったら、話がどんどん悪い方へ向かっていく。

「そないに出したいのやったら、今から抜け。見といたるわ」
「む、無理や、もう……」
「無理? 変態のお前は見られとると興奮すんのやろ? ほら、勃たせえよ、シコらせたる言うとんのやで」

 石川の足が俺の股間を強い力でギュウギュウ踏みつける。

「いっ、石川、痛いっ! やめてくれ! やるから!」
「やるから? ちゃうやろ、やりたいのやろ?」
「やりたい、やらせてくれ!」
「お願いの仕方、教えたったやろ、物覚えの悪い奴やの」
「やらせてください、お願いします! チンポシゴかせてください! 俺は見られてると興奮する変態です! 変態奴隷の俺がオナるところ、見ててください、お願いします!」

 思いつく言葉全てを羅列した。必死な様子の俺を見て石川が「ククッ」と笑う。

 足がはなれ、俺はチンポを握った。クタッとしていて、少し擦ったくらいでは固くならない。俺は必死にシゴいた。ヒリヒリと痛む。

 石川は煙草に火をつけ、煙を吐き出した。冷静な目で俺を見下ろす。煙草が短くなった頃、

「もうええわ」

 冷たい声で言い、煙草を灰皿でもみ消した。立ち上がって俺の髪の毛を掴み、部屋から出て階段を下りた。俺は髪を引っ張られる痛みに黙って耐えた。風呂場に押しこまれ、頭から冷水を浴びせられる。冷たいが、文句は言えない。勃たせることが出来ず、石川を怒らせてしまったのだから。

「その精液だらけの汚い体、きれいにしてから上に戻れ。そのあと部屋の掃除しとけよ。少しでも汚れとったら容赦せんど」

 石川は離れを出て行った。時間的に夕食を取りに母屋へ行ったのだろう。風呂場で冷たいシャワーを浴びながら、情けなくて泣いた。



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