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俺とお前(2/14)

2020.12.23.Wed.
<前話>

 真弓を人質に取られる形になり、俺は石川のいいなりになるしかなかった。旧校舎でのリンチのあと、

「明日の放課後、またここへ来い。ええな」

 と約束させられ、一日目は終わった。体中が痛んだ。その日の夜は、痛みと悔しさで眠れなかった。

 翌日、俺は旧校舎に向かった。そこには高橋をのぞいた昨日と同じメンバーがいた。入るなり、正座させられた。昨日石川を殴ったことを1時間以上かけて謝罪した。年下の1年に土下座をするのは屈辱だったが、真弓のためには仕方が無いと我慢して耐えた。

 そんなことが2、3日続いたある日、俺に恨みを持つ奴がいる、とメンバーが増えた。そいつから殴られたあと、俺はそいつに土下座した。毎日、俺を殴る奴は入れ替わった。

「顔は殴んなよ」

 石川はいつも通り机に座って煙草をふかしている。たまに調子づいた奴がいると、

「そんくらいにしとけ。これ以上殴ったら壊れるからの。お前、こいつ殺してもうて、責任取れんのか?」

 と止めに入ることもあった。石川は俺を長くいたぶるために体調管理をしているのだ。

 一ヶ月近くたち、俺はただのサンドバックになっていた。体中、痣だらけ。最近少し内臓の調子がおかしくなり、食事をしても吐き出すようになってしまった。

 冬休みに入り、俺はしばらく石川たちから解放された。休みが終わればまたサンドバックに逆戻り。調子が戻ってきた体もまた壊すことになるだろ。そう思っていたが、休みあけから、石川たちの遊びは少し変化した。

「今日は裸になってもらおか」

 石川が唐突にそう言い出した。

「は、裸は嫌や……」

 力なく反抗する。頬をぶたれた。

「お前は誰の奴隷や? え? いうてみ?」
「い、石川の……」
「そうやろ? ほな、はよ脱げ。それとも、真弓を裸にしたろか?」
「わかった! 俺が脱ぐから!」

 満足げに石川は微笑む。裸になった俺を見て、坊主頭と細目が口々に「恥ずかしないんか、情けない奴やで」と俺を馬鹿にする。

 石川が俺の体にマジックで落書きをはじめた。他の二人も真似をする。長髪はいつも通り、興味なさげに、机に座って窓の外を見ていた。

「い、石川、それ、油性やんか……」
「そうで? 簡単に消えたらあかんからの」

 3人はゲラゲラ笑いながら俺の体に油性マジックで辱める言葉や絵をかいていく。俺のチンコは真っ黒に塗りつぶされた。

「これで、廊下の端から端まで、ダッシュや」
「そ、それだけは勘弁してくれ」

 もう部活が始まっている。文科系の部室がある廊下を走っていれば、いつか誰かに鉢合わせるかもしれない。

「ほんなら、真弓に走ってもらうか?」
「走ってくればいいんやろ!」

 俺はやけくそになり、落書きされた体で、廊下を走った。1往復。幸い誰にも見つからずにすんだが、それじゃ面白くない、と2往復目。3往復、4往復……10往復させられた時には、羞恥よりも、体力的にキツくなっていた。肺からゼエゼエ息を絞り出す。廊下を何往復もしていたせいで、部室から顔を出した部員に俺の素っ裸をみられたが、もうそんなことはどうでもよかった。休ませてくれ……そう石川に頼んでいた。

 体への暴力が減ったが、今度は俺の羞恥心を煽るイジメが増えた。放課後、旧校舎の教室に入ればすぐ裸になるように命じられ、強制オナニーをさせられた。机の上に立って、窓の外に向かってオナニーさせられ、射精の飛距離を計られたこともある。窓の外を歩く奴に見られたことは1度や2度じゃない。放課後のしごきは、一部では有名な話になっていた。そのせいで、わざわざ見学にくる奴もいた。

「俺のオナニーショーを見てください、お願いします」

 石川から、そう言えと命じられていた。客がきた時、俺は前に立ち、客に向かってそう言ってから自分のチンコをしごいた。

「すごいな、もう先走り出てヌルヌルやん」
「人に見られながらマスかいて、恥ずかしい奴。俺なら死んでるわ」
「いや、こいつは見られて興奮する変態やろ」

 見物客の揶揄に俺は赤面する。俺は真弓のためを思ってその恥辱に耐えていた。

 新学期になり、俺は3年、石川たちは2年に進級したが、俺へのイジメは続いていた。

 ある時、野球部の奴ら5人が、一年生を連れてやってきた。そいつは気の弱そうな奴で、裸にむかれたあと、俺の横に立たされた。こいつも野球部で俺と同じような扱いを受けているのだろう。

「どっちが先イクか、競争や」

 3年の野球部の主将が言う。

「ええの。負けるなよ、負けたら承知せんど」

 石川は口元に笑みを浮かべていたが、目は笑っていなかった。勝負事に負けることは、たとえどんなつまらないことでも我慢がならない性格なのだろう。俺が負けることになったら、またどんなリンチがまっているか……。俺は必死にチンポをシゴいた。

 俺たちの様子を見て他の奴らは笑い転げる。石川だけが、鋭い目つきで俺のことをジッと睨むように見ていた。

「ううっ……」

 隣の1年が呻く。苦しそうに目を瞑っている。チンポから白い精液が飛び出した。

「俺の奴隷の勝ちやな」

 主将が石川に向かって言う。

「一週間後、リベンジさせてや」

 石川の提案に、主将は「いいやろ」と承諾した。

 石川は暗い笑みを湛えながら、俺を見据えた。

「特訓やの」

 その日から、俺は毎日オナニーさせられた。何度も、何度も。最後の一滴まで絞り出された。その頃にはもう快感なんてなくて、ただ痛いだけで、俺は泣いて石川に許してくれと縋っていた。

 リベンジ二日前、俺は射精を禁止された。チンポをシゴいて勃起させられ、イク寸前で「そこでやめや」と止められる。それを何度も繰り返された。今度はイケないつらさを味わうことになった。

 リベンジ当日、俺は朝から石川の教室に出向いた。来いと言われていたからだ。トイレに連れ込まれ、そこでオナニーしろと命令された。俺はチンポを出し、シゴいた。また寸前で止められる。

「今日の放課後、負けるようなことがあったらチンコ切ったるからの、ええな」

 今日はなんとしても勝たなければ、と思った。

 休み時間のたびに石川の教室に出向き、石川に見られながらオナニーして寸止めされた。昼休みには、ズボンのチャックをおろすだけで、俺のチンポは勃つようになった。勃起したチンポを掴んでシゴくと、鈴口から先走りが溢れてくる。イキたい。もうイッてしまいたい。勢いづく俺の手を石川に掴まれ、止められた。

「イクなよ。先走りでヌルヌルやの。そんなにシコりたいんか?」
「あぁ……石川……シコりたい」
「変態やの、頭の中、そればっかりか?」
「そうや……イカせてくれ、もう辛いねん」
「放課後、イカせたる、もう少しの辛抱やで、睦雄」

 年下に呼び捨てされても気にならないくらい、俺の頭はイケないもどかしさでいっぱいだった。思い切りシコッて気持ち良く精液を吐き出したかった。放課後を待ち遠しいと思ったのは、これがはじめてだった。

 特訓の甲斐あってか、今度は俺が勝つことができた。少しあとで射精した1年は、負けたことに顔を青くさせていた。こいつも負けたあとに、シゴキが待っているのだろう。俺のチンポの運命がかかっていたんだ、仕方が無い。

「ようやったの、睦雄」

 珍しく石川が奴ほめてくれたので、俺はほっとした。だがそれも束の間。

「今度はこいつらにフェラさせようや。それでどっちが長くもつか、勝負や」

 主将がとんでもないことを言い出した。

「ええで、面白そうや」

 石川はそれを快諾する。

「正夫、まずはお前からしゃぶれ」

 正夫と呼ばれた1年の奴隷は、俺の足元に跪き、なんの躊躇いもなく、俺のチンコをしゃぶりだした。驚いて思わず腰が引けた。こいつ、今まで野球部で他の部員のチンコをしゃぶっていたのか?!

「しっかりこらええよ、負けんなよ」

 と坊主頭が俺の尻を思い切り平手で叩いた。正夫はなれているだけあって、上手だった。出したばかりだったが、二日間、射精禁止にされていた俺は、あっという間にまた勃起させてしまった。

「ううっ……ん……」

思わず声が漏れる

「男にしゃぶられて、何感じとんねん!」

 と坊主頭が怒鳴る。負けたらどんな仕置きが待っているか。俺は石川を見た。石川は携帯電話でタイムを計っていた。俺は必死に堪えたが、正夫に強く吸い上げられ、射精してしまった。正夫の口に出してしまったことを悪く思いながら、ドクドクと全部吐き出し、チンポを引き抜いた。正夫は俺の出したものを飲み込んだ。そう教育されているのだろう。

「次は睦雄、お前の番や。しっかりしゃぶれよ。負けたらチンコ、火であぶったる」

 恐ろしいことを笑いながら口にする。そしてそれを実行する。それが石川だ。

 俺ははじめて男の性器を口に咥えた。さっきイッた時の精液と新たに滲み出てきた先走りの味がする。これが男の精液の味なのか。堕ちた自分が情けなくて泣きそうになりながら、見よう見真似で舌と唇を動かした。

「あっ……んんっ!」

 正夫が感じた声を出す。俺のフェラが気持ちいいのだろうか。同じ境遇の身同士、俺は正夫に親近感を抱いていた。ただイカせるだけじゃなく、気持ちよくイカせてやろう、そんな気持ちになったのはそのせいだった。

「あっ! あっ! ダメっす!!」

 正夫が俺の頭を鷲掴み、腰を振る。それを見て外野は大声で笑う。俺はむせそうになるのを我慢しながら、正夫のチンポをしゃぶった。

「はぁっ、あああっ!! イクっ! イクーッ!!」

 正夫が甲高く叫んだ直後、俺の口の中にドッと精液が溢れた。その量と、生暖かい舌ざわり、独特な匂いに、吐きそうになっていたら、

「吐くな! 全部飲め!」

 石川の鋭い声が飛んできた。吐き気を我慢しながら正夫の精液を飲み込んだ。

「どうや、時間は」

 主将が石川の手許の携帯を覗き込む。

「睦雄の勝ちや。睦雄のほうが20秒近く、長くもった」

 石川の言葉に俺は安堵した。泣きそうな正夫には悪いが。

 この一件以来、俺は強制オナニーに加え、長髪以外のチンポをしゃぶらされるようになった。毎日男のチンポをしゃぶり、オナニーさせられ、遊びで何度もイカされた。見物客のチンコも咥えさせられるようになった。

「俺にチンコしゃぶらせてください。俺の口に精子出して下さい、お願いします」

 そんな屈辱的な台詞を言わされ、変態だのマゾだの罵られながら、泣きそうになるのを吐き気とともに我慢して、入れ替わり立ちかわり、口にチンコを突っ込まれた。

 最高で、一日20人近いチンポをしゃぶったこともある。

 そんな時、石川はデジカメで写真を撮っていた。俺の写真はもちろんだが、俺にフェラさせている奴らの顔も映るアングルでシャッターを切っている。あとで何かあったとき、こいつらもこれをネタにして脅すつもりなのだろう。そんなことに気付かない馬鹿な奴らは、俺の口の中で精子を吐き出し、満足げに帰って行った。

 この頃、真弓から「別れたい」というメールがきた。俺の噂を真弓も聞きつけたのだろう。真弓という人質がいなくなったのに、今度はデジカメの画像のために、俺は石川の奴隷をやめることができなくなった。

 季節は夏になった。



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