初めての右手
2020.12.10.Thu.
<「君と僕」→「初めての温度」→「嫌がる本当のワケ」→「知らない世界」>
※中1、兄再登場、手コキ
和也とキスすると必ず勃起する。和也も同じ反応を見せる。
最近では、和也を思い出しただけでも勃起するようになってしまった。俺はいよいよおかしいらしい。
キスだけでは物足りなくて、股間の疼きの処理の仕方がわからなくて、切羽詰まった俺は、つい、兄貴を頼ってしまった。
夕食後、普段なら絶対寄りつかない、兄貴がいる離れへ向かった。2階に行って、声をかけてから襖をあける。兄貴はソファベッドに寝転がって漫画を読んでいた。
「なぁ、お兄ちゃん、話があんのやけど」
「なんや。俺は今忙しいんえ、つまらん話やったらしばくど」
ただ漫画を読んでいるだけのくせに。そんなことを言ったら殴られるのでもちろん言わない。
「この前、マスがどうのこうの、言うとったやん。それ、どうやってやんの?」
兄貴は漫画を放り投げ、ガバッと起き上がった。
「こっち来い、教えたろ」
しばかれるのかとビクビクする俺を手招きする。俺は兄貴の前に立った。
「なんでこないだそう言わんのや、あの時やったら睦雄もおって、フェラチオも教えたったのに」
「ふぇらちお?」
「チンポしゃぶることや。この前、睦雄がやってんの、お前も見とろうが」
あぁ、あれか。
「ほんなら教えたるから、チンコ出して、俺の前に座れ」
兄貴はベッドの上に足を広げて座り、足の間の空間を手で叩いた。なんだか楽しそうな顔で、嫌な予感がした。
俺は恥ずかしいのを我慢して、言われた通り、兄貴の前に座った。
「ほー、お前、なかなかええもん、持っとるな」
背後から、俺の肩に顎を乗せ、前を覗きこんで兄貴が言う。まじまじと見られ、羞恥心が跳ね上がる。
「まだ毛は少ないのう。皮も被っとるけど、お前の年やったらまだ気にせんでええ」
点検するように俺のチンポを掴んで、皮をめくる。あらわになる俺の亀頭。
「風呂入った時、皮めくってキレイに洗うんで。それが男のたしなみで」
兄貴の手が先をクニクニと揉んだ。妖しい疼きがわきおこる。
「気持ちええのか? 大きなってきたわ」
兄貴の笑った息が俺の耳にかかる。くすぐったくて首をすくめた。
「こうやって握ってな、擦るんよ。ほしたら体が熱うなって、気持ちようなるやろ? 気持ちようなったら、チンポがでかなってくるんよ」
兄貴の手が、大きく膨らんだ俺のチンポを上下にシゴく。味わったことのない快感。気持ちが上ずっていく。呼吸が乱れる。
「ほら、見てみい、先っぽから汁出てきたやろ。先走りとか、我慢汁とか言うやつや」
兄貴は指で先端をグルグルこね回す。
「んっ、あ、お兄ちゃん……」
「ええか? ええよなぁ? こんなだけ濡らしとんのやから、悪いはずないよなぁ、どうや?」
「あっ、う、気持ちいい……」
「お前も相当ヤラシイの。俺に教えて欲しいて言い出して、誰か好きな子でも出来たんか?」
内緒話をするように俺の耳に口を寄せ、笑いを含んだ声で聞いてきた。
「その子のこと思い出してみぃ。ほしたらもっと興奮して気持ちようなるわ」
俺の頭に浮かんできたのは和也だった。和也も、チンポをシゴかれたら、こんな風に気持ちよくなって、頭がぼうっとしてくるんだろうか。次キスして勃ったら、触ってみようか……。
「あ、お兄ちゃん、あかん、はなして……」
「なんでな? イキそうか?」
イクってことがわからなかった俺は首を左右に振った。
「あかん、出る……なんか、漏れそう……」
「それがイクゆうことや。お前の睾丸で作られた精子が、チンポから外に出るんや。女の中に出したら、子供が出来るから、気ぃつけえよ。セックスする時はゴムつけえ。そのうち学校でも教えてくれるわ」
兄貴の手の動きが早くなる。俺は漏らしてしまいそうな感覚に焦っていた。
「あっ、あかんて、お兄ちゃん、手、止めてや!」
「イッてええど。俺直々にシゴいたってるんや、気持ちええど、ありがたく思えよ」
と、不遜に言い放つ。そんなことが気にかからないほど、俺の限界はすぐそこまで来ていた。
「あっ、あ! 出る! 出るで、お兄ちゃん!」
肺の空気がなくなるまで水中で息を止め、息継ぎするために水面へあがっていくような、一点だけに集中している、あの、感覚。それなのに、出る、という寸前で、兄貴は手を止めた。
「ううっ、あ……」
大きい波を逃し、俺は泣きたい気分になる。兄貴は「くっくっく」と咽喉を震わせ意地悪く笑う。
「わかるか、イクゆう感じ」
「う、うん……なんとなく……」
「イケんと辛いやろ。この前の睦雄のチンポ、縛ってたの覚えとるか。あぁすると、イケんのや」
覚えている。ある意味、トラウマとなって俺の脳裏に焼きついている。
根元を縛った黒い紐。あの人は「イク」を我慢させられて、今の俺のようなもどかしさをずっと味わっていたのか。なんて気の毒な……。
「あいつはな、チンコしゃぶってるだけでイキよるからな、躾のために縛っとったんよ。ええか、遅すぎるんもあかんけどな、早過ぎるんはもっとアカンで、女がもう許してって言うまで満足させたらなアカン。わかるな?」
よくわからなかったが、俺はイキたい一心で頷いた。なんだったら、自分でシゴきたいくらいだ。でも俺のチンコはずっと兄貴が握っているし、自分でやったら怒られそうな気がして、俺はとにかく耐えていた。
「つらそうやな? イキたいのんか?」
「うん、イキたい……」
「ほんまはもっと堪えなあかんのんえ。でもまぁ、今日初めてなんやったら、しゃあないか、俺も鬼やないからな、イカしたろ」
と言ってまた手を動かす。俺はまたのぼり詰めていく。そしてまた、寸前で手を止められた。兄貴は俺の反応を見てニタニタと笑う。やっぱり鬼だ。悔しさと恥ずかしさと、焦らされ続けてわけがわからなくなった快感とで、俺は涙を流していた。
「なに泣いとんのえ? 貴志?」
わかっているくせに、わざとそんなことを聞いてくる。
「お兄ちゃん……頼むわ……もう、イキたい……」
飽きたのか、満足したのか、ようやく兄貴は俺をイカせてくれた。
※ ※ ※
「……ん! も……、貴志……はよ、イカせて……」
俺の手淫に和也が喘ぐ。
「どないしょ? もっとここ、いじってたいな」
和也の亀頭をくにゅくにゅ弄びながら、乳首に吸い付く。
「アッ! ああっ! 貴志、意地悪せんで……!」
和也の乱れる姿を見て俺はほくそ笑む。
数年前、色々教えてくれたのが兄貴だったからか、俺は時々、和也をもっとイジメて、攻め立てて、縋りつかせたくなる。
認めたくないけど、やっぱり兄弟って、似るのかな。
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※中1、兄再登場、手コキ
和也とキスすると必ず勃起する。和也も同じ反応を見せる。
最近では、和也を思い出しただけでも勃起するようになってしまった。俺はいよいよおかしいらしい。
キスだけでは物足りなくて、股間の疼きの処理の仕方がわからなくて、切羽詰まった俺は、つい、兄貴を頼ってしまった。
夕食後、普段なら絶対寄りつかない、兄貴がいる離れへ向かった。2階に行って、声をかけてから襖をあける。兄貴はソファベッドに寝転がって漫画を読んでいた。
「なぁ、お兄ちゃん、話があんのやけど」
「なんや。俺は今忙しいんえ、つまらん話やったらしばくど」
ただ漫画を読んでいるだけのくせに。そんなことを言ったら殴られるのでもちろん言わない。
「この前、マスがどうのこうの、言うとったやん。それ、どうやってやんの?」
兄貴は漫画を放り投げ、ガバッと起き上がった。
「こっち来い、教えたろ」
しばかれるのかとビクビクする俺を手招きする。俺は兄貴の前に立った。
「なんでこないだそう言わんのや、あの時やったら睦雄もおって、フェラチオも教えたったのに」
「ふぇらちお?」
「チンポしゃぶることや。この前、睦雄がやってんの、お前も見とろうが」
あぁ、あれか。
「ほんなら教えたるから、チンコ出して、俺の前に座れ」
兄貴はベッドの上に足を広げて座り、足の間の空間を手で叩いた。なんだか楽しそうな顔で、嫌な予感がした。
俺は恥ずかしいのを我慢して、言われた通り、兄貴の前に座った。
「ほー、お前、なかなかええもん、持っとるな」
背後から、俺の肩に顎を乗せ、前を覗きこんで兄貴が言う。まじまじと見られ、羞恥心が跳ね上がる。
「まだ毛は少ないのう。皮も被っとるけど、お前の年やったらまだ気にせんでええ」
点検するように俺のチンポを掴んで、皮をめくる。あらわになる俺の亀頭。
「風呂入った時、皮めくってキレイに洗うんで。それが男のたしなみで」
兄貴の手が先をクニクニと揉んだ。妖しい疼きがわきおこる。
「気持ちええのか? 大きなってきたわ」
兄貴の笑った息が俺の耳にかかる。くすぐったくて首をすくめた。
「こうやって握ってな、擦るんよ。ほしたら体が熱うなって、気持ちようなるやろ? 気持ちようなったら、チンポがでかなってくるんよ」
兄貴の手が、大きく膨らんだ俺のチンポを上下にシゴく。味わったことのない快感。気持ちが上ずっていく。呼吸が乱れる。
「ほら、見てみい、先っぽから汁出てきたやろ。先走りとか、我慢汁とか言うやつや」
兄貴は指で先端をグルグルこね回す。
「んっ、あ、お兄ちゃん……」
「ええか? ええよなぁ? こんなだけ濡らしとんのやから、悪いはずないよなぁ、どうや?」
「あっ、う、気持ちいい……」
「お前も相当ヤラシイの。俺に教えて欲しいて言い出して、誰か好きな子でも出来たんか?」
内緒話をするように俺の耳に口を寄せ、笑いを含んだ声で聞いてきた。
「その子のこと思い出してみぃ。ほしたらもっと興奮して気持ちようなるわ」
俺の頭に浮かんできたのは和也だった。和也も、チンポをシゴかれたら、こんな風に気持ちよくなって、頭がぼうっとしてくるんだろうか。次キスして勃ったら、触ってみようか……。
「あ、お兄ちゃん、あかん、はなして……」
「なんでな? イキそうか?」
イクってことがわからなかった俺は首を左右に振った。
「あかん、出る……なんか、漏れそう……」
「それがイクゆうことや。お前の睾丸で作られた精子が、チンポから外に出るんや。女の中に出したら、子供が出来るから、気ぃつけえよ。セックスする時はゴムつけえ。そのうち学校でも教えてくれるわ」
兄貴の手の動きが早くなる。俺は漏らしてしまいそうな感覚に焦っていた。
「あっ、あかんて、お兄ちゃん、手、止めてや!」
「イッてええど。俺直々にシゴいたってるんや、気持ちええど、ありがたく思えよ」
と、不遜に言い放つ。そんなことが気にかからないほど、俺の限界はすぐそこまで来ていた。
「あっ、あ! 出る! 出るで、お兄ちゃん!」
肺の空気がなくなるまで水中で息を止め、息継ぎするために水面へあがっていくような、一点だけに集中している、あの、感覚。それなのに、出る、という寸前で、兄貴は手を止めた。
「ううっ、あ……」
大きい波を逃し、俺は泣きたい気分になる。兄貴は「くっくっく」と咽喉を震わせ意地悪く笑う。
「わかるか、イクゆう感じ」
「う、うん……なんとなく……」
「イケんと辛いやろ。この前の睦雄のチンポ、縛ってたの覚えとるか。あぁすると、イケんのや」
覚えている。ある意味、トラウマとなって俺の脳裏に焼きついている。
根元を縛った黒い紐。あの人は「イク」を我慢させられて、今の俺のようなもどかしさをずっと味わっていたのか。なんて気の毒な……。
「あいつはな、チンコしゃぶってるだけでイキよるからな、躾のために縛っとったんよ。ええか、遅すぎるんもあかんけどな、早過ぎるんはもっとアカンで、女がもう許してって言うまで満足させたらなアカン。わかるな?」
よくわからなかったが、俺はイキたい一心で頷いた。なんだったら、自分でシゴきたいくらいだ。でも俺のチンコはずっと兄貴が握っているし、自分でやったら怒られそうな気がして、俺はとにかく耐えていた。
「つらそうやな? イキたいのんか?」
「うん、イキたい……」
「ほんまはもっと堪えなあかんのんえ。でもまぁ、今日初めてなんやったら、しゃあないか、俺も鬼やないからな、イカしたろ」
と言ってまた手を動かす。俺はまたのぼり詰めていく。そしてまた、寸前で手を止められた。兄貴は俺の反応を見てニタニタと笑う。やっぱり鬼だ。悔しさと恥ずかしさと、焦らされ続けてわけがわからなくなった快感とで、俺は涙を流していた。
「なに泣いとんのえ? 貴志?」
わかっているくせに、わざとそんなことを聞いてくる。
「お兄ちゃん……頼むわ……もう、イキたい……」
飽きたのか、満足したのか、ようやく兄貴は俺をイカせてくれた。
※ ※ ※
「……ん! も……、貴志……はよ、イカせて……」
俺の手淫に和也が喘ぐ。
「どないしょ? もっとここ、いじってたいな」
和也の亀頭をくにゅくにゅ弄びながら、乳首に吸い付く。
「アッ! ああっ! 貴志、意地悪せんで……!」
和也の乱れる姿を見て俺はほくそ笑む。
数年前、色々教えてくれたのが兄貴だったからか、俺は時々、和也をもっとイジメて、攻め立てて、縋りつかせたくなる。
認めたくないけど、やっぱり兄弟って、似るのかな。

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