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君が笑った、明日は晴れ(78/89)

2020.06.19.Fri.
1話前話

「なっ」

 何をしてるんだ、と言いかける宮本さんに向かって、口の前に人差し指を立てる。静かに。

「ねぇ、河中、音がしたよ。誰かきたんじゃない?」
「誰も来てないよ」

 言いながら宮本さんに笑いかける。難しい顔で宮本さんは黙って倉庫の戸を閉めた。

「ねぇ、やっぱり! 音が! 誰か来た、そうでしょ? ねぇ!」

 と、ハンカチを取ろうとしたのでまた頬をぶった。よろけた浦野が床に手をつく。

「もう! なんだよ、嫌だよ! こんなの嫌! これも外してよ!」

 僕に縛られた手を差し出してくる。その手を取って僕の股間に押し当てた。

「浦野はへたくそだから手で大きくして。それくらいはできるでしょ?」
「嫌だ! もう嫌! 帰る! はなせよ!」

 しゃがみこんで浦野の頬を両手で挟み、口付けた。弱い口蓋を舌でなぞる。嫌がって逃れようとしていた浦野も、次第に抵抗をやめ、息を荒くした。

 宮本さんが僕の視界に入ってきた。目で見上げ、小さく頷く。さすがの宮本さんも気後れしたようで、手出し出来ずに突っ立ったままだ。手を伸ばして宮本さんの腕を掴み、浦野の股間へ導いた。

 いいのか? と宮本さんの口が動く。僕は笑う。宮本さんの手が浦野の股間に手淫を加える。

「えっ、え、誰、いやっ、違う、河中じゃない、誰!」
「何言ってるの。僕しかいないよ」
「違う、河中じゃない。誰、誰だよ、ねえ!」

 浦野は見ていて憐れになるほどに動揺していた。それでも体は正直に宮本さんの手にしごかれ反応を見せている。先から零れるものが宮本さんの手を伝って下に垂れていく。

「あっ、や、だっ」

 目が見えず、手は縛られた状況。僕以外の誰かの存在を意識しながら浦野はいつも以上に感じまくっていた。

「すごいね、先からいっぱい溢れさせて、やっぱり浦野は淫乱だ。淫乱なおまえにはこれをあげる。口をあけて」
「あぁ、違う、俺、淫乱じゃない……」

 そう言う口へ僕の勃起したものを押し当てると、浦野はそれにしゃぶりついてきた。すごく興奮している。

 浦野の頭を押さえて腰を動かした。咽喉の奥にあたったが構わず腰を振った。先が粘膜にあたるのを感じる。更にその奥にまで突きいれた。嗚咽をもらしながら、それでも浦野はだんだん慣れてきたのか僕のものが口の中を出たり入ったりする動きに合わせて顔を揺らした。想像以上の順応を見せる。本当にこいつは淫乱だな。

 宮本さんも浦野の乱れ振りを見て興奮したのか、何も言っていないのに屈みこんで浦野のはちきれるまで大きくなったものを咥え、音をたててしゃぶった。

「あぁっ! あっ、誰っ、ねえ、誰?! いやっ、怖い! 河中、俺、怖い! ねぇ、河中!」
「怖い?  怖いんだったらイクなよ。イケないよね、こんな状況で。イッたらまたぶつからな」
「あふっ、あっ、あっ!  イヤッ! 嫌! も、イクッ!」
「だめ。僕がいいって言うまでイッちゃだめだよ」

 宮本さんが僕を見上げる。無表情な顔を見て、浦野へ同情するような視線を向けた。

「いや! いや! もう、イクッ! ねぇ、河中、もう無理! いってもいい? ねぇ、イッてもいいでしょ!」
「そんなに気持ちいいの?」
「気持ちいいっ! もう出したい! 出ちゃうよ、河中ぁ!」
「まだ我慢しろ」

 鞄の中からローションを取り出し、浦野の背後へまわってそのむき出しの尻に垂らした。急に冷たいものが体に触れ、浦野が「やっ!」と背中を反らせる。

 跪く浦野の足の間に膝をいれ、ぐいと外側へ開く。尻を割り、中心へ指を突きたてた。

「いっ! 痛い! もっと優しくして!」
「ごめんね、優しく出来ない。もう面倒なんだ、おまえの相手をするの」
「嘘でしょ、ねぇ、河中、嘘でしょ!」
「ほんとだよ。そんなことより、ほらここ、こうされるのが気持ちいいんだろ?」

 浦野の敏感な場所を指先でいじった。

「あ! いや、そこいやだ! やめて! 目隠し取って! んんっ、あっ、あっ、河中、怖い!」

 無造作にローションを継ぎ足し、指を三本入れた。グリグリとまわし広げていく。

「ああっ、やっ、はっ、あぁ、ん!」
「まだイクなよ」

 宮本さんの肩を叩いて手招きする。立ち上がった宮本さんと入れ替わり、今度は僕が前にまわった。

「いいのか?」

 宮本さんが声に出して言う。見えもしないのに、浦野はびっくりしたように振り返った。

「いまの誰? ねぇ、河中、誰?」

 不安そうな浦野をまたぶった。

「いっ!」
「おい、河中」

 咎めるように宮本さんが僕の名を口にする。

「いいんですよ。こいつは変態なんです。目隠しされて縛られて、それでもこんなによだれ垂らしてるんですから。こうされるのが好きな変態なんです」
「ち、違う!」

 浦野が叫んだ。悲痛な声。目を塞ぐハンカチが涙で濡れていた。

「違う、俺、こんなの嫌だよ! 目隠し外してよ! 縛られるのも嫌だ! ねぇ、河中、こんなことやめてよ! 俺、なんか悪いことした?」
「悪いことなんてしてないよ。僕がこうしたいからしてるだけ。それでも僕と付き合っていきたいなら、これから毎回目隠しして、縛って、おまえをぶってやる」

 浦野がハッと息を飲む。僕は後ろの宮本さんに、「入れてやってください」と頷いた。

「でも、こいつ……」

 気遣う目で泣きじゃくる浦野を見る。

「入れてやってください。こいつもそれを待ってる。入れないなら、浦野をまたぶつだけです」

 僕は手を振り上げた。

「河中!」

 立ちあがった宮本さんが僕の腕を掴む。強い握力。痛くて顔を顰めたら、ハッとしたように力を緩めてくれた。

 浦野は怯えて肩をすくめ、自分を守ってくれようとする人物に寄り添った。




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コメント
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お返事
6:57の方へ

コメントありがとうございます!
なんにも悪いことしてない浦野をあんな目にあわせるのは書いてて私も多少心が痛みました。「私のことは嫌いでも、河中のことは嫌いにならないでください」の心境ですよ。河中よなぜにそこまで…あの先輩のどこがそこまで良いんだろう?と書いた本人が不思議ですwリバありモブ姦あり等々、いろいろ詰め込んだこの話も残すところあと10話となりました。このあとは特にこれといった問題もなく、風呂敷を畳みにかかります!あと10話、できるだけ楽しんでもらえたら嬉しいな、と思います!

ハピエン主義の私ですが、物語として、後味悪い感じの終わり方も割と好きなので、そういうのも好きだと言ってもらえると安心します!!明日の話になりますが、「ほんとにあったら怖い話」の続編を更新予定でして、そっちは病み系?犯罪系?なので、よかったらそちらも読んでやってください^^(宣伝)

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