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君が笑った、明日は晴れ(23/89)

2020.04.25.Sat.
1話前話

 休み時間が終わり始業のチャイムが鳴った。涙は止まっていたけれど、心地よくて僕はまだ先輩の胸にしがみついたままでいた。

「河中、チャイム鳴った」
「そうですね」

 すぐ耳元で先輩の声が聞こえる。僕が恋焦がれてやまない人の声は、なんて淫靡に僕の鼓膜を揺さぶるんだろう。

「お前、さっきの時間もさぼったんだろ」
「それは先輩も同じでしょ」

 さぼってカンサイとあんなことしていたくせに。

 目の前に小さな胸の突起物が見えた。それを指先で触ると先輩が身をよじった。

「なにしてんの、お前」
「この前はここ、触らなかったなと思って」

 今度はそれを口に含んだ。

「やめろよ」

 舌で転がすと先輩の息は少し乱れた。さっきまでこれをカンサイが独占していたのかと思うと、どす黒い嫉妬の炎がまたチラチラ揺れ出す。

「あの人として物足りなかったんでしょ。続き、しませんか?」
「は? 続き?」

 答えずにズボンのファスナーをおろしながらそこへ屈みこんだ。

「ちょ、ちょっと、河中」

 慌てる先輩を無視して下着の中から引っ張り出したそれは、カンサイとの余韻を引きずっているのか、胸への刺激に反応したのか、すこし固くなっていた。青臭さの残る先輩のものを口にくわえ、舌を絡めた。

「河中、何してんだよ、お前は」

 後ろについた両手でずりずり下がっていこうとする先輩の腰を引き寄せる。一瞬のどの奥に当たってむせ返りそうになったが、涙目で見上げた先に先輩の戸惑う顔があって、その表情をかえようと僕は必死に舌を動かした。

「河中」

 かすれた声が僕の名前を呼ぶ。

 ついさっき出したばかりで時間がかかるかと思っていたが、意外に早く先輩のものは大きくなり、僕の口の中を占領していった。

「先輩、つらいでしょ、寝転がってください」
「ん、あ、ああ」

 溜息のような返事をして、先輩は素直に横になった。半開きの口から乱れた吐息が漏れている。感じている先輩の姿は僕を否応無しに興奮させた。

 先輩の視線が僕から外れたのをいいことに、一気に下着ごとスボンを脱がせた。驚いて先輩が顔をあげたが時すでに遅し。ニヤリと笑って先輩の亀頭を音を立ててしゃぶった。

「はあぁっ……」

 色っぽい声があがる。先輩の膝を立ててM字にし、その中心、さっきまでカンサイが触っていた場所に指をぐっと押し入れた。

「あっ!」

 先輩の体が緊張して強張る。きつい中で指を動かし、2本目を入れた。

「あぁ……」

 僕の指から押し出されるように、観念したような声が聞こえてきた。

 前の経験で先輩の快感の場所はわかっているからそこを遠慮なくいじった。先輩の体がびくんびくんと反応を示す。本当に先輩は感度がよろしい。

「あっ、やめ、河中」

 やめろと言われてやめるわけないじゃないですか。このかわいい先輩の痴態をカンサイにも見せたんでしょ。表でそれを聞いていた僕がどんな気持ちだったか。お転婆な先輩には少しお仕置きが必要だ。

 右手で体重を支えて体を起こし、上から先輩を見下ろした。暗くても先輩が真っ赤な顔をしているのがわかる。目を閉じて快楽に身を委ねる先輩の口からは断続的に声があがり、僕を煽る。

 滑らかな胸に吸いついた。カンサイが先輩のどこに触れ、どこを舐めたのかは知らないが、その痕跡全てを消し去りたかった。

「んあっ、そこ、やめろ」

 虚ろな目が、脇腹を舐める僕を見た。先輩は脇腹が弱いんだ。唇でそこを撫で、舌を這わせ、軽く吸い付くと、先輩は面白いくらいに反応する。

「あ、あっ……、やめろ、って、ば」
「先輩、かわいい。もう我慢できないよ」

 指を抜き取り、ズボンの中から猛ったものを出してそこへあてがった。正気を取り戻した先輩の目が不安そうに僕を見る。安心させるために少し微笑み、ぐっと腰を押し付けた。

「あっ、く」

 咽喉をさらして先輩がのけぞる。指でほぐしたとはいえ狭くてきつい。

 前も思ったけれど、先輩のここってすごい柔軟性を持っているくせに、いざ入れようとすると処女の鉄壁よろしく侵入を拒む。それなのに、中に入ってしまうと手のひらをかえして吸いついてくる。動くと根元はしっかり締め付け、中は複雑な蠕動運動で絡みついてくるから、その時の体調次第では入れただけでイッてしまいそうになる。とんでもない名器。ああ、カンサイに入れられなくて良かった。この尻を味わったら、もう二度と先輩のことを忘れられなくなる。

 倉庫の前で先輩とカンサイのやりとりに耳をすませていた僕のものは、大きくなったり小さくなったりしていたせいで、絶妙な締め付けにギブアップ寸前だった。

 入れただけでイッちゃうなんて男としてのプライドが! 必死に堪えたけれど、それも長く続きそうにない。 

「先輩、僕、もう、だめ」

 頭の中で白い閃光が走る。と同時に、先輩の中に熱いものを注ぎこんだ。




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