FC2ブログ

君が笑った、明日は晴れ(19/89)

2020.04.21.Tue.
1話前話

 トランクスから取り出したカンサイのものは、まだ半立ちなのにすごい存在感だった。恥ずかしそうに目を瞑っているカンサイの顔を見ながらそれを手に握る。すごい重量感。完璧に俺の負けだ。

「こんなの入れたら、部の奴、ぶっ壊れたんじゃねえの」

 河中の時だって俺はずいぶん苦しい思いをしたものだ。こんなでかいのを受け入れた部の奴は大丈夫だったのかと、他人事ながら心配だ。

「1回、途中で気絶させてしまったことがある」

 マジかよ……。言葉も出なかった。

「あ、でも気絶さしてもうた時は、俺も苛立っとって、ちょっと乱暴に扱ってしまったんよ。普段はぜんぜんそんなことないんやで」

 俺に言い訳してどうする。俺は「へぇ」と生返事をかえし、相手を気絶させた凶器を感心して眺めた。

 それは刺激を与えると俺の手の中でグングン大きくなっていき、とうとう握った指先が繋がらなくなってしまった。

「ほんとにでけえな、お前の」
「そんなん言わんとってくれや。なんかめっちゃ恥ずかしいやん」
「恥ずかしがることねえよ。立派だって褒めてんだから」

 また手の中で大きくなった。これ以上まだ大きくなるのか?

 しばらくして先から透明なものがこぼれてきた。それを指に絡め、手のひらにおさまりきらない亀頭を扱いた。

「はあっ、あ、そんな、せんとってや」

 感じている声と表情。見ていると少し楽しくなってきた。

「お前って、けっこう感じやすいほう?」
「わからんけど、前に後輩から全身性感帯って言われたことある」
「後輩がお前の相手?」
「うん。あ、ん、山口のも、見せてや」
「いや、俺のは見せるほどのものじゃ」
「俺ばっかり、ズルイやんか」

 言い終わる前に、カンサイの大きな手が俺の股間をぎゅっと握った。手加減しているのだろうが、一瞬握りつぶされるのかと思うような握力だった。

「お前もちょっと勃ってるやん」

 無骨で大きな手がズボンのチャックを下ろし、トランクスから俺のものを引っ張り出して扱く。

 見かけに寄らず優しい手つきだった。それだけ慣れてるってことなんだろうか。

「山口、ちょっと膝で立って」

 上ずったカンサイの声に促され、俺は腰をあげた。カンサイの手がスボンを下着ごと膝までおろし、俺の腰を自分のほうへ引き寄せる。

「俺の肩、持っとき」

 優しい声で言う。少し恥ずかしいが、言われた通りカンサイの肩に手を置いた。

 右手で俺のものを扱きながら、左手は器用に俺のシャツのボタンをはずして行く。

「何すんだよ、カンサイ」
「いいから、黙っとき。気持ち良くさしたるから」

 ボタンを全部外し終わると、その中に手を入れて地肌に触ってきた。

「お、おい、カンサイ」

 他人に触れられる感触は、一週間前の河中とのことを思い起こさせ、なんとも言えない気分になった。思わず逃れるようにカンサイの肩を押した。

「邪魔やな、脱いでまうか」

 俺を無視してシャツを脱がせる。上半身裸にされ鳥肌が立った。

「寒い?」

 カンサイが見上げてくる。近くで見るとこいつ、けっこういい男だ。

「いや、ちょっと、っていうか、なんで裸になんなきゃなんないわけ」
「うん、まぁ、気にせんとこ」

 と、はにかむ。笑うとかわいい顔になる。

 また腰を引き寄せられた。カンサイが裸の俺の胸に口をよせ、ついばむようにキスをする。

「ちょっ、お前、何してんだよ」
「つらくなったら俺にしがみついてきていいから」
「あっ!」

 乳首を甘噛みされ、痛いようなむず痒いような感覚に声をあげていた。

「女じゃねえよ、俺」
「知らんのか、男でも感じるんやで、ここ」

 舌で転がされ、緩急をつけて乳首を吸われた。変な感じだ。痛くはないが、気持ちいいかというと、そうでもないような。よくわからない。

 カンサイは口で俺の平らな胸を吸いながら、手では俺の下半身のものを扱いた。

「はあっ」

 思わずカンサイの太い首に抱きついた。カンサイがふっと笑ったのが耳元で聞こえた。

「お前もたいがい、感じやすいのとちゃう?」

 笑いを含んだ声で言われ、恥ずかしさから顔が熱くなっていく。

 河中に触られイカされたことを俺の体は忘れていなかった。カンサイの大きく分厚い手でちょっと触られただけでその時の記憶が甦り、女の手とは違う的確な男の手つきに、 まざまざと河中とのセックスを思い出し、後ろへの刺激を俺の体は期待しているのだった。

 そんなこと、カンサイには絶対気付かれたくない。

 そう思うのに、チラと視線を落として、カンサイの一物を見てしまう。俺ってほんとにどうしちゃったんだろ?

 自己嫌悪に似た苦々しさを、快感と一緒に噛み締めた。



関連記事
スポンサーサイト
[PR]

コメント

管理者にだけ表示を許可する