君が笑った、明日は晴れ(11/89)
2020.04.13.Mon.
<1話、前話>
先輩の右足を腕にかついだ。驚いて目を開ける先輩の腰を少し浮かせ、その下に膝を入れる。
「先輩、好きですよ」
「足のロープを解けよ」
意外に冷静な声が言う。
「解いたら暴れるでしょう」
「ここまできて今更暴れたりしねえよ。この体勢だときつくて足が吊りそうなんだよ」
嘘を言っているとも思えなくてロープを解いてあげることにした。暴れたとしても、両手はまだ縛っているのだからなんとでもなる。
足首にロープの痕が赤く残っていた。
「痛くないですか」
「痛いに決まってんんだろ、。思いっきりしばりやがって。タオルをかませるくらいの気遣いねえのかよ」
「すみません、気がつかなくて」
なんで今この状況で僕は先輩に説教されてるんだろう。先輩、自分の立場わかってんのかな。
「あの、続き……」
「あ? ああ、さっさとやれよ。早く終わらせようぜ。こんなくだらねえこと」
これは虚勢でも強がりでもなく、本心からそう言っているようだった。怒りを通り越して開き直ったみたいだ。
僕は先輩の両足の間に割って入り、さっきまで指をいれていた場所に僕のものをあてがった。ゆっくり中にいれていく。充分ならしたつもりだったのに予想以上にきつくて狭い。ローションの滑りに助けられながら、なんとか頭が中に入った。
「もうちょっと我慢してくださいね。もう少しで全部入りますから」
肉の壁はぐいぐい押さえつけながら、それでもしっかりと僕のものを咥え込んでなおかつ奥へ導く。僕はその動きに目を見張った。
「先輩、すごいですね」
「何が、だよ」
「僕のを離さないように絡みついてきて、おまけにすごい締め付け。いれただけで僕、いっちゃいそうですもん」
「何言ってんだ、お前は」
褒められたことが恥ずかしいのか、先輩は顔を赤くして声を荒げた。そのせいでまたきゅっと締め付けられる。
「あっ、そんなに力入れないで下さい。本当に出ちゃいますよ」
「出せよ、出して早く終わらせろ!」
「1回出したくらいじゃ、僕、おさまりませんよ。最低2回はしないと。先輩だって2回くらい平気でしょ」
さきほど少し立ち上がった先輩のものを握った。今はもうすっかり元気をなくしペタンと萎れてしまっている。
「はなせ、触るな」
「はいはい、さっき出したばっかりですもんね。今度は僕の番ですよ」
先輩の腰を両手で抱えて引き寄せながら強く打ちつけた。
「あぁっ」
先輩が声をあげる。これでがっちりと深く僕と先輩が繋がった。接合部にはわずかな隙間もない。
「わかりますか、先輩、僕のが全部先輩の中に入ってるんですよ」
「うるせえ、変態、そんな実況いらねえよ。出すもん出して早く終わらせろ」
本当にムードもへったくれもない人なんだから。
膝をもう少し前に進めて腰を動かした。初めはゆっくり動かしていたけれど、前後運動の刺激でだんだん興奮してきた僕は無我夢中で腰を振っていた。
「あ、あっ」
先輩が苦痛だけでない声をあげはじめたのを聞いてますます気持ちが昂った。 先輩は縛られた両手をなんとか引き寄せ、腕で顔を隠そうとしている。腕の隙間から苦痛とも快楽ともつかない表情に顔を歪める先輩が見える。
先の段差が先輩の感じるところをこするらしく、僕の腰の動きに合わせて断続的に先輩は声を漏らす。初めてでこれだけ感じることが出来るなんてやっぱり先輩ってすごい。妙なところで感心してしまう。
先輩は典型的な「下半身で考える人」なんだろうな。とりあえず気持ちいから勃つし、 気持ちがいいから声が出る。事が終わればこんなことをした僕を半殺しにするつもりだろう。感情のスイッチの切り替えは驚くほど早い人のようだ。おかげで僕はわりとすんなり受け入れてもらえたのだけれど。
「河中、お前、まだかっ」
先輩が切なく声を震わせながら聞いてきた。
「もうちょっとです」
答えながら、なぜこんなことを訊くのかと疑問に思ったが、先輩の股間のものを見て、ああ、こういうことか、と納得した。いつのまにか先輩のものは再び起き上がってヨダレを垂らしていたのだ。
やっぱりすごい。このしなやかで完璧な肉体は女を愛するためじゃなく、男に愛されるためにあるのではないかとさえ思えてくるほどに感度良好なウケ体質のようだ。
「先輩、かわいい」
思わず呟いてしまった。耳ざとくそれを聞きつけた先輩がもの凄い形相で僕を睨む。
「ふざけたこと言ってんじゃねえよ」
真っ赤になった顔で言っても迫力ゼロですよ、 先輩。この人、本当にかわいい人だなぁ。
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先輩の右足を腕にかついだ。驚いて目を開ける先輩の腰を少し浮かせ、その下に膝を入れる。
「先輩、好きですよ」
「足のロープを解けよ」
意外に冷静な声が言う。
「解いたら暴れるでしょう」
「ここまできて今更暴れたりしねえよ。この体勢だときつくて足が吊りそうなんだよ」
嘘を言っているとも思えなくてロープを解いてあげることにした。暴れたとしても、両手はまだ縛っているのだからなんとでもなる。
足首にロープの痕が赤く残っていた。
「痛くないですか」
「痛いに決まってんんだろ、。思いっきりしばりやがって。タオルをかませるくらいの気遣いねえのかよ」
「すみません、気がつかなくて」
なんで今この状況で僕は先輩に説教されてるんだろう。先輩、自分の立場わかってんのかな。
「あの、続き……」
「あ? ああ、さっさとやれよ。早く終わらせようぜ。こんなくだらねえこと」
これは虚勢でも強がりでもなく、本心からそう言っているようだった。怒りを通り越して開き直ったみたいだ。
僕は先輩の両足の間に割って入り、さっきまで指をいれていた場所に僕のものをあてがった。ゆっくり中にいれていく。充分ならしたつもりだったのに予想以上にきつくて狭い。ローションの滑りに助けられながら、なんとか頭が中に入った。
「もうちょっと我慢してくださいね。もう少しで全部入りますから」
肉の壁はぐいぐい押さえつけながら、それでもしっかりと僕のものを咥え込んでなおかつ奥へ導く。僕はその動きに目を見張った。
「先輩、すごいですね」
「何が、だよ」
「僕のを離さないように絡みついてきて、おまけにすごい締め付け。いれただけで僕、いっちゃいそうですもん」
「何言ってんだ、お前は」
褒められたことが恥ずかしいのか、先輩は顔を赤くして声を荒げた。そのせいでまたきゅっと締め付けられる。
「あっ、そんなに力入れないで下さい。本当に出ちゃいますよ」
「出せよ、出して早く終わらせろ!」
「1回出したくらいじゃ、僕、おさまりませんよ。最低2回はしないと。先輩だって2回くらい平気でしょ」
さきほど少し立ち上がった先輩のものを握った。今はもうすっかり元気をなくしペタンと萎れてしまっている。
「はなせ、触るな」
「はいはい、さっき出したばっかりですもんね。今度は僕の番ですよ」
先輩の腰を両手で抱えて引き寄せながら強く打ちつけた。
「あぁっ」
先輩が声をあげる。これでがっちりと深く僕と先輩が繋がった。接合部にはわずかな隙間もない。
「わかりますか、先輩、僕のが全部先輩の中に入ってるんですよ」
「うるせえ、変態、そんな実況いらねえよ。出すもん出して早く終わらせろ」
本当にムードもへったくれもない人なんだから。
膝をもう少し前に進めて腰を動かした。初めはゆっくり動かしていたけれど、前後運動の刺激でだんだん興奮してきた僕は無我夢中で腰を振っていた。
「あ、あっ」
先輩が苦痛だけでない声をあげはじめたのを聞いてますます気持ちが昂った。 先輩は縛られた両手をなんとか引き寄せ、腕で顔を隠そうとしている。腕の隙間から苦痛とも快楽ともつかない表情に顔を歪める先輩が見える。
先の段差が先輩の感じるところをこするらしく、僕の腰の動きに合わせて断続的に先輩は声を漏らす。初めてでこれだけ感じることが出来るなんてやっぱり先輩ってすごい。妙なところで感心してしまう。
先輩は典型的な「下半身で考える人」なんだろうな。とりあえず気持ちいから勃つし、 気持ちがいいから声が出る。事が終わればこんなことをした僕を半殺しにするつもりだろう。感情のスイッチの切り替えは驚くほど早い人のようだ。おかげで僕はわりとすんなり受け入れてもらえたのだけれど。
「河中、お前、まだかっ」
先輩が切なく声を震わせながら聞いてきた。
「もうちょっとです」
答えながら、なぜこんなことを訊くのかと疑問に思ったが、先輩の股間のものを見て、ああ、こういうことか、と納得した。いつのまにか先輩のものは再び起き上がってヨダレを垂らしていたのだ。
やっぱりすごい。このしなやかで完璧な肉体は女を愛するためじゃなく、男に愛されるためにあるのではないかとさえ思えてくるほどに感度良好なウケ体質のようだ。
「先輩、かわいい」
思わず呟いてしまった。耳ざとくそれを聞きつけた先輩がもの凄い形相で僕を睨む。
「ふざけたこと言ってんじゃねえよ」
真っ赤になった顔で言っても迫力ゼロですよ、 先輩。この人、本当にかわいい人だなぁ。
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