奔走(1/3)
2019.08.05.Mon.
<お触り禁止→成長痛>
※彼女登場、モブ姦
「優希、まさか浮気してる?」
フェラされても勃たないちんこ越しに葵が俺を睨む。
葵はかわいい。読モをしていて自慢の彼女。振られたくない。
出会いは数週間前。たまたま入ったカラオケボックスは繁盛していて一時間待ち。そろそろ呼ばれそうな頃、「どうしよう」って女の声に振り返ったら、いま店に来たばかりらしい制服姿の女が3人。そのなかに葵がいた。飛びぬけてかわいかった。だから「俺らもうすぐ呼ばれると思うんだけど一緒にどうかな?」って声をかけた。
女に不自由したことはない。親が医者だってことを差し引いても俺は優良物件のはずだ。容姿は人並み以上だし、成績だってトップクラスを維持してる。
3人は俺らを、特に俺の品定めをしてから「いいの? ありがとう」と好意的な笑顔になった。Aが「藤くんの親は医者なんだぜ」とバラしたら俺を見る目がまたかわった。これだけで俺にする寄ってくる女はたくさんいる。その中から気に入ったのをつまみ食いする。つまらない女は使い捨てる。
葵は別だ。読モでスタイルもいいし、かわいいし、馬鹿じゃない。俺にふさわしい女だ。葵にとっても、俺はふさわしい男のはずだ。
はずだったんだ。
「浮気なんかするわけないだろ」
疑いの目を向けてくる葵に言う。
「でも最近、様子変だよ? 平日は忙しくって会えないって言うし。デートは土日ばっかじゃん」
背中まである髪をかきあげながら、葵はベッドから身を起こした。冷ややかな目が俺を見る。
他の女は食事代を奢るだけで感謝する。ホテル代を出したら進んで足を広げる。服やアクセサリーを買ってやったらつけあがる。葵は違う。モデルの仕事をしているせいか、俺よりブランド物に詳しいし、俺でも買ってやれない値段のバッグを持っていたりする。高校生の俺が使える程度の金では尻尾を振らない。葵がその気になれば、もっと金を持った男をたらしこめる。
俺がそいつらに勝てるのは若さ? 見た目? 将来性?
変態ドM野郎に目を付けられて弱みを握られた俺に、将来性? 笑える。
平日葵に会えなくなったのは変態野郎を痛めつけるためだ。あいつがそれを望むから。俺は脅されて仕方なくあいつをいたぶる。この俺が毎日あいつに怯える日々。
あいつが望む通りにABCのちんこをしゃぶらせて、この前はとうとう変態のケツを犯させた。
自分のときもああだったのかと思ったら目の前が真っ暗になって死にたくなる、そんな見るにおぞましい光景だった。
あの変態に犯された日のことを思い出すと変な汗が出て体が震える。あの日以来、変態野郎に犯された夢を何度も見る。葵とセックスしようとすると、フラッシュバックが起きる。
あいつに穢された。汚いちんこで尻の穴を何度も何度も出し入れされて中出しされた。俺の体のなかをあいつの汚い精液で汚された。クソと血と精液まみれのちんこを舐めさせられた。上からも下からもあいつの汚いもので穢された。
葵の体液がついた自分のちんこにさえ吐き気を催す。気持ちいいことが気持ち悪いことになってしまった。だから葵とセックスできない。あの変態野郎のせいで。
「もうすぐ試験だろ。ちょっと真面目に勉強してるから寝不足なんだよ」
「優希はお医者さんになるんだから、勉強頑張らないとね。医学部入れたらインスタで私の彼氏って紹介してもいい?」
「葵がしたいならいいよ」
医学部に入れるかどうか。入れなかったらきっと葵に捨てられる。「ちょっと裕福で医者になる可能性のある年相応な彼氏」がいまの葵の価値を下げないベストな彼氏像なんだろう。医学部に落ちたら俺に価値はない。そんな理由でこの俺が振られるなんて許しがたい。だからそれまでに擦り切れるくらいセックスして俺から振ってやる。
そのためにはなんとしてもこの不能になったちんこを元に戻さないといけない。俺のトラウマを取り払わないといけない。
「問題が片付いたらまた会えるようになるから、それまでの我慢だよ」
自分に言い聞かせるように、葵に言ってきかせた。
◇◇◇
放課後、いつかの廃工場へ冴木を連れ出し、因縁と暴力という前戯のあと、ABCに冴木を犯させた。少し前までは渋っていた三人も一度ヤッたら味を占めた猿で、俺が用意したコンドームを使い終わったら生で突っ込んで中出しまでした。
犯され、精液まみれになる冴木の姿を直視できない。俺が冴木にされた姿とダブる。俺のときもこの醜悪さだったのかと思うと反吐が出そうになる。何度見ても慣れない。
俺の普通じゃない様子に江田島は気付いているようだ。冴木と何かあるのかと、何度か探られた。江田島にも誰にも言えない。冴木に犯されたなんて知られたら俺はもう生きていられない。
順番最後のCが冴木を犯していた。その口にAがちんこをつっこんでしゃぶらせる。嫌だやめて、とわざとらしく拒否ってみせながら、冴木はノリノリでちんこを咥えこむ。恍惚とした顔。ゆらゆら揺れる腰。ずっと精液垂れ流しのペニス。一生モノのトラウマだ。
「もうすぐ夏休みだけど、予定は?」
視界を遮るように、江田島が間に立った。中学からグングン伸びていまは185センチあるそうだ。力も強くて、うっかりすると物をよく壊す。ポテンシャルが高いくせにスポーツや格闘技に興味がない。貧相な俺からしたら羨ましくて妬ましい。
「親がヨーロッパ行くつってた」
「藤も?」
「俺は行かねえよ。予備校の夏期講習もあるし、遊んでる暇はねえよ」
「じゃあ一人? 飯どうすんの?」
「なんとかなんだろ。三日に一回は家政婦が来るって言ってたし」
冴木とのあれこれを忘れられるなら俺も旅行に行きたかったが、父親から「そんな余裕あるのか」と言われたら留守番するしかなくなった。
父親から言われていた高校に行かないと宣言してから父親の俺への風当たりは前よりきつくなった。「自信がないから逃げるのか」と挑発もされたが聞き流した。
県外のその学校に行くことは、当たり前のことだとずっと思いこんできた。物心つく前からお前は医者になるんだぞと言われて疑いもしなかった。
父親が言う高校に受かったら確実に寮住まいになる。俺を追い出したいんだ。そのことに気付いたから、違う高校を選んだ。
父親の洗脳が解ける最初のきっかけは中学受験に失敗したことだ。プレッシャーから体調を崩し、試験を受けはしたが結果は散々。慰められるどころか叱責を受け、父親への反発心が生まれた。
見返す一心で勉強に励んだ。それこそ友達も作らず、言われるままに毎日塾にも通い、結果を出すことだけに集中した。
学校の試験結果は参考にならない。トップで当たり前。塾でやる全国テストの順位でしか父親は俺を評価しない。そして褒められたことは一度もない。
医師国家試験に受かり、医者にはならない。それが父親への最大の復讐だと思っている。
「じゃあ、夏休み、藤んち遊びに行ってもいいか?」
「おお、来いよ。みっちり勉強合宿な」
江田島は中/学でできた唯一の友達だ。当時俺をからかって悦に浸っていた松田や川崎を、大きくなり始めた体でぶっ飛ばしてくれた。あれは本当にスカッとした。
高校を変えたのは江田島も理由のひとつだ。江田島は俺と同じ高校に行くと猛勉強をした。最初は無理だと思っていたが、意外と地頭が良かったみたいでどんどん点数が良くなり、順位もあがっていった。
最後は担任と親の反対を押し切って受験し、奇跡的に合格した。合格してからも落ちこぼれないよう勉強は続けている。やる時はやる男だ。
「藤くん、終わったよ」
Aが声をかけてきた。江田島を躱してみると、地面に横たわる冴木が見えた。ABCはすでに身なりを整え満足げな顔だ。
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※彼女登場、モブ姦
「優希、まさか浮気してる?」
フェラされても勃たないちんこ越しに葵が俺を睨む。
葵はかわいい。読モをしていて自慢の彼女。振られたくない。
出会いは数週間前。たまたま入ったカラオケボックスは繁盛していて一時間待ち。そろそろ呼ばれそうな頃、「どうしよう」って女の声に振り返ったら、いま店に来たばかりらしい制服姿の女が3人。そのなかに葵がいた。飛びぬけてかわいかった。だから「俺らもうすぐ呼ばれると思うんだけど一緒にどうかな?」って声をかけた。
女に不自由したことはない。親が医者だってことを差し引いても俺は優良物件のはずだ。容姿は人並み以上だし、成績だってトップクラスを維持してる。
3人は俺らを、特に俺の品定めをしてから「いいの? ありがとう」と好意的な笑顔になった。Aが「藤くんの親は医者なんだぜ」とバラしたら俺を見る目がまたかわった。これだけで俺にする寄ってくる女はたくさんいる。その中から気に入ったのをつまみ食いする。つまらない女は使い捨てる。
葵は別だ。読モでスタイルもいいし、かわいいし、馬鹿じゃない。俺にふさわしい女だ。葵にとっても、俺はふさわしい男のはずだ。
はずだったんだ。
「浮気なんかするわけないだろ」
疑いの目を向けてくる葵に言う。
「でも最近、様子変だよ? 平日は忙しくって会えないって言うし。デートは土日ばっかじゃん」
背中まである髪をかきあげながら、葵はベッドから身を起こした。冷ややかな目が俺を見る。
他の女は食事代を奢るだけで感謝する。ホテル代を出したら進んで足を広げる。服やアクセサリーを買ってやったらつけあがる。葵は違う。モデルの仕事をしているせいか、俺よりブランド物に詳しいし、俺でも買ってやれない値段のバッグを持っていたりする。高校生の俺が使える程度の金では尻尾を振らない。葵がその気になれば、もっと金を持った男をたらしこめる。
俺がそいつらに勝てるのは若さ? 見た目? 将来性?
変態ドM野郎に目を付けられて弱みを握られた俺に、将来性? 笑える。
平日葵に会えなくなったのは変態野郎を痛めつけるためだ。あいつがそれを望むから。俺は脅されて仕方なくあいつをいたぶる。この俺が毎日あいつに怯える日々。
あいつが望む通りにABCのちんこをしゃぶらせて、この前はとうとう変態のケツを犯させた。
自分のときもああだったのかと思ったら目の前が真っ暗になって死にたくなる、そんな見るにおぞましい光景だった。
あの変態に犯された日のことを思い出すと変な汗が出て体が震える。あの日以来、変態野郎に犯された夢を何度も見る。葵とセックスしようとすると、フラッシュバックが起きる。
あいつに穢された。汚いちんこで尻の穴を何度も何度も出し入れされて中出しされた。俺の体のなかをあいつの汚い精液で汚された。クソと血と精液まみれのちんこを舐めさせられた。上からも下からもあいつの汚いもので穢された。
葵の体液がついた自分のちんこにさえ吐き気を催す。気持ちいいことが気持ち悪いことになってしまった。だから葵とセックスできない。あの変態野郎のせいで。
「もうすぐ試験だろ。ちょっと真面目に勉強してるから寝不足なんだよ」
「優希はお医者さんになるんだから、勉強頑張らないとね。医学部入れたらインスタで私の彼氏って紹介してもいい?」
「葵がしたいならいいよ」
医学部に入れるかどうか。入れなかったらきっと葵に捨てられる。「ちょっと裕福で医者になる可能性のある年相応な彼氏」がいまの葵の価値を下げないベストな彼氏像なんだろう。医学部に落ちたら俺に価値はない。そんな理由でこの俺が振られるなんて許しがたい。だからそれまでに擦り切れるくらいセックスして俺から振ってやる。
そのためにはなんとしてもこの不能になったちんこを元に戻さないといけない。俺のトラウマを取り払わないといけない。
「問題が片付いたらまた会えるようになるから、それまでの我慢だよ」
自分に言い聞かせるように、葵に言ってきかせた。
◇◇◇
放課後、いつかの廃工場へ冴木を連れ出し、因縁と暴力という前戯のあと、ABCに冴木を犯させた。少し前までは渋っていた三人も一度ヤッたら味を占めた猿で、俺が用意したコンドームを使い終わったら生で突っ込んで中出しまでした。
犯され、精液まみれになる冴木の姿を直視できない。俺が冴木にされた姿とダブる。俺のときもこの醜悪さだったのかと思うと反吐が出そうになる。何度見ても慣れない。
俺の普通じゃない様子に江田島は気付いているようだ。冴木と何かあるのかと、何度か探られた。江田島にも誰にも言えない。冴木に犯されたなんて知られたら俺はもう生きていられない。
順番最後のCが冴木を犯していた。その口にAがちんこをつっこんでしゃぶらせる。嫌だやめて、とわざとらしく拒否ってみせながら、冴木はノリノリでちんこを咥えこむ。恍惚とした顔。ゆらゆら揺れる腰。ずっと精液垂れ流しのペニス。一生モノのトラウマだ。
「もうすぐ夏休みだけど、予定は?」
視界を遮るように、江田島が間に立った。中学からグングン伸びていまは185センチあるそうだ。力も強くて、うっかりすると物をよく壊す。ポテンシャルが高いくせにスポーツや格闘技に興味がない。貧相な俺からしたら羨ましくて妬ましい。
「親がヨーロッパ行くつってた」
「藤も?」
「俺は行かねえよ。予備校の夏期講習もあるし、遊んでる暇はねえよ」
「じゃあ一人? 飯どうすんの?」
「なんとかなんだろ。三日に一回は家政婦が来るって言ってたし」
冴木とのあれこれを忘れられるなら俺も旅行に行きたかったが、父親から「そんな余裕あるのか」と言われたら留守番するしかなくなった。
父親から言われていた高校に行かないと宣言してから父親の俺への風当たりは前よりきつくなった。「自信がないから逃げるのか」と挑発もされたが聞き流した。
県外のその学校に行くことは、当たり前のことだとずっと思いこんできた。物心つく前からお前は医者になるんだぞと言われて疑いもしなかった。
父親が言う高校に受かったら確実に寮住まいになる。俺を追い出したいんだ。そのことに気付いたから、違う高校を選んだ。
父親の洗脳が解ける最初のきっかけは中学受験に失敗したことだ。プレッシャーから体調を崩し、試験を受けはしたが結果は散々。慰められるどころか叱責を受け、父親への反発心が生まれた。
見返す一心で勉強に励んだ。それこそ友達も作らず、言われるままに毎日塾にも通い、結果を出すことだけに集中した。
学校の試験結果は参考にならない。トップで当たり前。塾でやる全国テストの順位でしか父親は俺を評価しない。そして褒められたことは一度もない。
医師国家試験に受かり、医者にはならない。それが父親への最大の復讐だと思っている。
「じゃあ、夏休み、藤んち遊びに行ってもいいか?」
「おお、来いよ。みっちり勉強合宿な」
江田島は中/学でできた唯一の友達だ。当時俺をからかって悦に浸っていた松田や川崎を、大きくなり始めた体でぶっ飛ばしてくれた。あれは本当にスカッとした。
高校を変えたのは江田島も理由のひとつだ。江田島は俺と同じ高校に行くと猛勉強をした。最初は無理だと思っていたが、意外と地頭が良かったみたいでどんどん点数が良くなり、順位もあがっていった。
最後は担任と親の反対を押し切って受験し、奇跡的に合格した。合格してからも落ちこぼれないよう勉強は続けている。やる時はやる男だ。
「藤くん、終わったよ」
Aが声をかけてきた。江田島を躱してみると、地面に横たわる冴木が見えた。ABCはすでに身なりを整え満足げな顔だ。

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