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兄弟愛(1/3)

2014.03.19.Wed.
「ほんとに今日、誰もいないの?」
「いない、いない、弟は塾だし、親は仕事だし」

 玄関先でこれ以上渋られちゃ困るんで、俺は日菜子の口を自分の口で塞いだ。制服の上から胸をもむ。

「あぁん…和希くん、こんなところで駄目だよ」

  駄目とか言いながら自ら足を開いていく。たまには玄関でいってみるか?太ももに手を添わせてスカートを捲し上げていたその時、

 ガチャリ。

 いきなり玄関の戸が開いたもんだから俺は思わず日菜子を突き飛ばしていた。

「きゃあっ!」
「くぁwせdrftgyふじこlp?!」
「邪魔だから退いてくれる」

 慌てふためく俺を押しのけたのは…弟の航士だった。

「今日塾だろ、どうして帰って来たんだよ!」

 キス現場を見られたあと、日菜子は慌てて帰って行ってしまった。航士は我関せずな澄まし顔のままリビングへと向かい、俺は文句を言うために航士を追いかけた。背後で俺が何を言おうと航士は無視してこっちを見もしない。頭にきた!腕をつかんで強引に振り向かせた。

「話聞けよ!」
「聞いてるよ」

 と無表情に答える。兄の俺を見下ろすんじゃねえよ!兄よりでかく成長してんじゃねえよ!

「おまえのせいで日菜子が帰っちゃったじゃねえかよ」
「日菜子っていうんだ。あのブス」
「ブッ、ブスじゃねえよ。かわいいわボケェ」
「で。僕にどうしろっていうの」

 ちょっと苛ついた口調。航士は只今反抗期真っ最中だ。前は仲のいい兄弟だったのに、いつからか航士は部屋に引きこもるようになり、俺との会話も減った。たまに話せばこんな憎たらしい態度と減らず口で俺につっかかってくる。もう高1なんだからそろそろ大人になれよと一個先輩のお兄ちゃんは思うわけで。

「どうって別に。今度から気を付けろよ」
「気を付けるのはそっちだろ。玄関で盛るな」
「しょうがないだろ。そういう雰囲気になったんだから」
「そういう雰囲気になればどこでもやるんだ」

 と言うと航士は体を動かし…俺にキスしていた。

「なっ、なにするんだよ、バカじゃねえの!」
「雰囲気出そうとしてるんだから、少し黙れよ」

 ムッと眉間に皺を寄せると、航士は俺を抱きしめて再びキスしてきた。こともあろうか舌まで入れてくる。俺の頬の内側や歯茎なんかをベロベロ舐めて、びっくり硬直している俺の舌を吸ったり絡めたり。音がするほど激しいベロチュー。

「んっ…こう…じっ…ばっ…あ…やめ…っ…あっ!」

 キスの合間を縫ってなんとか抗議しようとしていたら、いきなり股間をわし掴みにされた。長く細い指が俺のものの形をなぞるように動き、時折、強く挟む。俺の意思に関係なく、刺激に反応したものがだんだん大きくなっていく。

「そういう雰囲気になってきた?」

 クスリと航士が笑う。久しぶりにこいつの笑顔見た…っていうかすげー意地の悪い笑い方。昔は素直でかわいい弟だったの…!

「馬鹿。いい加減にしろよ。シャレになってねえよ」
「シャレで済ますつもり、ないよ。彼女とできなかったんでしょ?」

 再度口を合わせてくる。俺の口のなかを蹂躙しながら、器用な指先はベルトを外し、チャックを下した割れ目から俺の半立ちのペニスを取り出した。

「やっ、航士…おま…なに、する気だよ…んんっ」
「僕に責任取らせてよ」

 しゃがみ込むと航士は俺のペニスを咥えてしゃぶりだした。

「あっ、航士! ばか、そんなこと…やめろ…やめろってば!航士!」

 俺のペニスをぐっぽり奥まで咥えこむと、口をすぼめて扱くみたいに上下に動かす。見えない口の中でも舌を使って先っぽから汁を吸いだしたり、突いたりと、凄まじいテク。火がついたみたいに熱い口腔内は柔らかくてヌルヌルとしていて…気持ちがいい。

「こう、じ…や、やだって…やめろ…やめ…こんな…あぁ、ほんとに、やめて…まじで…出る…出ちゃうから…口、はなせ…」

 言葉と裏腹に俺は航士の頭を抱えて固定した。航士の動きが早くなる。俺は思いっきり口の中へ射精していた。ドクドクと精子が航士の口へ注がれる。航士はそれを音を鳴らして飲み込んだ。

「嘘…飲んじゃったのかよ、おまえ…」
「おいし」

 口の端の唾液を指先で拭って航士は妖艶に微笑んだ。

「ねぇ、兄さん、気持ちよかった?」
「そんなこと聞くなよ!」
「聞きたい。俺のフェラ、どうだった?」
「気持ちよかったよ!頭どうかなりそうだった!」
「そういう雰囲気になった?」
「なったよチクショー!」
「じゃあ、次は僕の番だよね」

 え?と思う間に航士に腕をとられ、俺はソファに上に寝転がっていた。

「何する気だ?」
「そういう雰囲気になったんだから、セックスするんだよ」
「なっ!男同士で!?馬鹿言うな!っていうか兄弟でセックスとか!ありえねえだろ!」
「男同士でよかったね。近親相姦の子供はできないよ」

 にっこりほほ笑むと、航士は俺に馬乗りになった。ズボンをおろし、恐ろしく怒張したペニスを引っ張り出す。

「兄さんの中に入りたくてこんなになっちゃったんだよ。今度は兄さんが責任取ってね」

 俺に見せつけるようにペニスを扱く。先からカウパーが涙のように滴っている。あんなでかいのを俺の尻の穴に?冗談じゃない!

「無理だ!絶対無理!そんなの入んない!」
「ちゃんと慣らすよ」

 航士は俺の体をひっくり返すと腰を持ち上げ、自分のほうへ突き出た尻を舐め始めた。自分でさえ満足に触ったことのない場所をペチャペチャと舐められる俺はたまったもんじゃない。鈍器で頭を殴られたほどの衝撃と我を失うほどの羞恥で頭の中がディープインパクトだ。

「こっ、こっ、航士!なんてとこ、舐めてんだよ!!」

 泣き声の裏声で精一杯の拒絶。

「指入れるね」

 俺の動揺お構いなしで指を入れてくる。長い指。どこまで入ってくるんだよ。中を広げるようにクニクニ動く。ううっ、気持ち悪い。気持ち悪い…はずが…

「あっ?! やっ、やだ、そこ!」
「ここ?」

 背後で嬉々とした航士の声。俺が反応を見せた場所を航士は執拗に弄りまくった。

「あっんっ、いやっ、やだって!そこ!なんか変!も…触んなっ…あっ、あっ、やだっ、航士、やだ!もうそこ、やめっ…あっ、あぁっ、や、んっ…!」
「ここかな。前立腺。ここだけで一回イッてみる?」

 航士がなにか言っていたが俺はそんなの聞いちゃいなかった。目が白黒なるような快感。未知の領域。何かが胸のなかで弾ける。航士の指の一擦りごとに頭がスパークする。

「あぁっ、んんっ、航士!やだっ、怖い!抜いて!指…そこ、やだっ!抜いて!航士!あっ、あっ、やぁ、んっ、んんっ、やだ、航士、頼むからぁ…あっ、出る!出ちゃう!」

 息を詰まらせながら俺は射精していた。さっき航士の口に出したばかりなのに体の芯が痺れるような快楽の波が全身を襲う。これ以上、あの快感が続いていたら正気を失っていたかもしれない。

「二回目だっていうのに、いっぱい出たね、兄さん」
「はぁ…はぁ…あ、航士…?」

 ぬるっとしたものが俺の尻に触れた。それを押しこめるように指が動く。しばらくしてそれが俺の吐き出した精液だと気付いた。そして航士の意図も理解した。精液を潤滑剤かわりに使うつもりなんだ。

「本気で…?俺に入れるつもりなのか…?」
「こんなチャンス、またとないからね」

 チャンス?問い返す前に、航士のペニスが肛門に押し入ってきた。

「あっ、んんっ、ぐぅ…」
「きつい?ごめんね、兄さん。僕、もう、止めらんないよ」

 俺の腰を抱え持った航士が動き出す。ズルッと中をこすって動く感触。息が詰まるほどの圧迫感。二人の熱が溶け合う場所。ときたまさっき俺を狂わせた場所をこすっていく。俺は恐怖と期待に目を瞑る。

「兄さん、すごい締め付けてくるよ…ヒクヒク動いてるし、気持ちよくてすぐイッちゃいそうになる」
「ふぅ…んっ…あ、…はぁ、はぁ…あ、航士…ゆっくり、動いて…」

 航士自身の先走りも手伝って、だんだん動きがスムーズになってきた。それに伴い、航士の腰つきも早く激しくなっていった。俺はずり落ちないようにソファに顔を押し付け、手を握りこんだ。

「んぁっ…あっ…航士っ…もっと、ゆっくり…動い…てっ…ぁあっ、んっ…やだっ…ゆっくり…航士…や、んっ…」
「もっと兄さんの声聞かせて」

 航士が角度を変えて突きあげてくる。

「あああぁっ!そこっ…やっ…やだっ…そこは、やめ…あっ、あっ、あぁんっ、だめっ、航士、やめ…、やだって…航士、航士ぃ…ぁあっ、あっ、ううぅん、アッ、アッ、やだ、また…出ちゃう…イッちゃうから…やだ…航士ぃ…!」
「イッていいんだよ、兄さん。何度でもイッて」

 嘘みたいに優しい航士の声。そんな声を聞くのは久しぶりで…こんな状況なのになんだか嬉しくなってしまった。

「お、まえも…航士も、一緒に…アンッ、アッ、一緒にイッて…!」
「中に出してもいいの?」
「…いいっ、なかっ…航士の…俺の中に…いいから、出して…中にっ、んっ、欲しい…っ」
「……っ!…嬉しいこと言ってくれるね、兄さん。僕、本当に止まらなくなる。暴走しちゃうよ」
「航士ぃ…俺、も…だめっ…イッちゃう…イッちゃうよ…っ、あっあぁ……あぁぁああんっ!」

 ペニスの先から精子が勢いよく飛び出していく。頭が真っ白になって…俺は航士の言葉をきいていなかった。


 ソファの汚れはなんとかふき取り、ファブリーズで匂いも誤魔化した。濡れた染みは、お茶をこぼしたと言い訳しようと二人で口裏を合わせた。

「なんか…とんでもねえことしちゃったな、俺たち」
「いまさら後悔したって仕方ないよ」

 航士は相変わらず涼しい顔。だけど、いつもと違って目元が優しい気がする。昔に戻ったみたいな穏やかな顔つき。

「そういえばお前、塾はどうしたんだよ」
「今日、熱っぽくて休んだんだ」
「熱?」

 おでこに手を当てると確かに熱い。

「ばか!熱出てるのにエッチしてんじゃねえよ!」
「これで死んでも悔いはないよ」

 素早い動きで俺の頬にチュッとキスすると、「じゃあ僕、寝てくる」と航士は二階へあがっていった。頬を手で押さえながら、俺はドキドキ高鳴る心臓の音を聞いていた。

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