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楽しい同棲!(1/2)

2016.09.12.Mon.
<シリーズ第一話はこちら>

 最後の段ボールが今日やっと片付いた。空になった段ボールを潰しながら、大学生が住むには贅沢な2LDKのマンションの寝室を見渡した。

 ここは西山の両親が十数年ほど前に購入したマンションだ。まだ国内で仕事をしていた西山母のために、利便性の高いこの家を買ったらしい。

 西山が小さい頃は新婚気分に戻るために、夫婦でここにこもることもあったという。西山母が海外での仕事を始めてからは、西山父が一人になりたい時、妻を思い出したい時に、たまに使用する程度で、それじゃ勿体ないからと高校を卒業した俺たちに貸してくれることになった。

 ありがたい話すぎて恐縮してしまう。家具類はすべて揃っているので新たに買い足したものは自分たちの生活用品くらい。家賃も、ローンは払い終わっているので、光熱費だけでいいという。

 西山家からの申し出でなければ、恵まれすぎた条件で怖くて借りられないほどだ。

 ただ1つ、困ったことがあるとすれば、二つある部屋のうち、1つは西山母の書斎になっていて、今も荷物がいっぱいで使えないということ。

 そのかわり、広い主寝室とLDKがあるので不便はない。不便はないが……

 俺はため息つきつつ、キングサイズのベッドを見た。サイドボードにローションとコンドームが出しっぱなしだ。

 部屋が一つしかないため必然的に俺と西山は同じ部屋で寝起きすることになる。西山夫妻が使っていたベッドは夫妻のお気に入りだから処分も出来ないし、他に置いておく場所もないからこれを使わなきゃいけない。

 あの性欲大魔神の西山と。一つ屋根の下って考えただけでも下半身が怠くなってくるのに。四年も同じ部屋、同じベッドで寝起きしなきゃならないなんて。大学を卒業する前に俺の精気全部吸い取られて死んじゃうんじゃないだろうか。

 かと言って、一人暮らしをするにはお金がかかりすぎるし、ここがあるのに西山がよそに部屋を借りる利点はないし、同居を誘える友達が西山以外他に思い当たらないし、俺だって、西山のことは嫌いじゃないし。いやまぁ、むしろ好きだし……。好きだからセックスもしてるんだし……。

 鉄筋コンクリートで気密性が高い分譲マンションでなければ、俺のあの声は隣近所に筒抜けだろう。そう思ったら顔が熱くなった。
 ここへ越してきてから毎日だ。それはもう、昼夜を問わず、西山がその気になればその時がベッドタイムだ。

 西山は馬鹿で体力があり余ってるから、セックスした次の日、朝一から講義でも目覚ましが鳴れば起きあがって朝飯食って学校に行く。すっきり晴れ晴れとした顔つきで。

 俺のほうは眠いわ腰は怠いわで、学業に支障をきたすほど疲労困憊してるっていうのに。

 さすがにそろそろ控えなきゃな。新生活の興奮も収まった。もうはしゃいでる場合じゃない。

「祐太、どうしたの?」

 いつまでも戻らない俺を訝しんで西山が寝室にやってきた。

「ちょっと荷物片してた」
「イヤホンは見つかった?」
「うん、あった」

 通学の電車の中が暇だから音楽でも聴こうと思ってイヤホンを探していたのだ。緊急性のない最後の段ボールから出て来た。ほかに漫画数冊と、体がなまらないようにと持ってきたグローブとボールなんかもあった。

 運動はしてないけど、体力使うことだけは毎日している自負はある。

「同じ電車だったら良かったのにね」

 床に転がるボールを見つけて、西山はそれを拾い上げた。そして上目遣いに俺を見て、意味深にニヤリと笑う。

「なに考えてんだよ、変態」
「俺の考えてることがわかるの?」
「どうせろくでもないことだろ」
「満員電車で痴/漢ごっこしてみたい」

 ほんとろくでもねえ奴。

「電車の方向が逆で良かった」
「悪いおじさんにいやらしいことされてない?」

 足を一歩踏み出して西山が俺の前に立つ。西山の声の色がかわった。少し低くなって、ねっとりした感じ。俺を見下ろす目も仄暗い。こいつ、スイッチ入れやがったな。

「晩飯はできたのか? 腹減った、食おうぜ!」

 西山が本気になる前に部屋を出よう。と、したのだが、逞しい腕に掴まれて、強風に煽られる落ち葉の如く俺はベッドの上に投げ出されていた。すぐさま上に西山がのしかかる。

「答えて、祐太。痴/漢、されてない?」
「されるわけねえだろ」
「ほんとに一度も?」
「お前、頭おかしいんじゃねえか。俺をよく見ろよ、男だぞ、痴/漢なんかされるわけないだろ」
「それはわかってるんだけどね。なかには物好きがいるかもしれないでしょ。俺みたいな奴には、祐太って可愛くて無防備な小鳥も同然だから」

 って舌なめずりする。俺が鳥なら西山はネコ科の動物だろう。もちろん、猫なんてかわいいもんじゃなく、ライオンとか百獣の王的なやつだ。

 それを納得してしまう体格だし、風格も備わってる。悔しいが、俺が西山に勝てるところは何もない。体の大きさも、力の強さも、身体能力の高さも、全部西山のほうが上。勝っていたのは野球のセンスくらいで、それも高校卒業して野球をやめたから、何もなくなってしまった。

「重いから退けよ」

 体を押し返した。当然びくともしない。

「誰かに喰われないように気を付けなきゃ駄目だよ。俺はもう、そばで守ってやれないんだから」

 西山の手が服の中に入って来た。乳首を探し当て、親指で弾く。

「お前に守られるほど落ちぶれてねえわ! って、どこ触ってんだよ! 馬鹿! 飯!」
「ご飯はあとでいいよ」

 子供をあやすような口調で言って俺の口を塞ぐ。ぬるっと舌が入ってくる。窒息しそうなほど奥まで突っ込んできて口中舐め回しやがる。

「んっ、んんっ! やっ……ぁ……んっ……」

 その間も乳首を摘まんだりひっぱたりして弄り続ける。太ももで股間をゴリゴリと押してくる。勝手にそこに血液が集まって、硬くなってしまう。

「んぁ……あっ、や、だっ……やだって……!」

 ぷはっと口を離して西山を睨みつけた。やる気満々の獣の目をしている。普段はくっきり二重のくりっとした目が、こんな時は切れ長で妖艶なものにかわる。色気ありすぎ。部室で馬鹿騒ぎしてた奴と同一人物だと思えない。こいつ、どんどん大人っぽくなる。

「嫌だって言っても、イキまくるの、祐太でしょ」

 口の端を持ち上げて笑う。ぞくっとする表情に俺は絶句してしまう。

 服をたくしあげ、西山は俺の胸に吸い付いた。すでに勃っている乳首を口に含み、舌で愛撫しながら手は俺の股間を包みこむ。ジーンズの上から玉と竿を揉みしだかれて、半立ちだったものが完全に勃起した。

「ほら。もうこんなにして。本当に嫌だったら、こんな風にはならないでしょ」

 西山の手がベルトを外し、チャックを下ろす。熱い空気のこもったジーンズのなかに手を入れて、俺の勃起ちんこを外へ解放した。

「嫌だっ……だって、だって……」
「だって、なに?」
「だってお前、寝る前にまたヤルつもりだろ?! 今やって、寝る前にもやって……、そんなの俺がきつい! 死ぬ!」
「大丈夫、死なないよ」

 にっこり笑ってんじゃねえ! やられる本人が死ぬって言ってんだよ!

「なあ、まじで、一日に何回もすんのは無理だって……! 一回で充分だろ? 毎日なんだぞ? お前は体力馬鹿だから平気かもしんないけど、俺は体力も性欲も普通だからきついんだよ。せめて一日一回! 週5で頼む!」

 割と本気で懇願した。最後はエッチさせてと頼みこむ男みたいになったけど、意味合いがまるで逆なのが恐ろしい。ほとんど毎日、最低2回。多いと3回。休みの日は服を着させてもらえなかったこともある。

 こんなのを繰り返していたら、本当に俺は死んでしまう……!!

 西山は少し考えたあと、

「わかった。一日一回、週5だね。いいよ、それで」

 と意外にあっさりと承諾した。

「高校の時を思えばそれでも贅沢な条件だよ。祐太と同棲できて、少し浮かれすぎてたみたいだ。祐太の負担も考えないで、独りよがりだった。ごめん、祐太」

 感動するほど物わかりがいい。これほんとに西山か? 俺はまた言葉を失ってまじまじ西山の顔を見た。

「これからは一回の質をあげていくからね」
「えっ」
「がっつきすぎて、質より量になってたよね」
「えっ、ちょっ」
「今日から時間をかけて、じっくり丁寧に祐太のこと、愛してあげるからね」

 あいかわらずむかつく上から目線で言うと、西山は俺のパンツとズボンを引き抜いて股間を晒した。天を向くちんこを一気に咽喉の奥までぱくりと咥えて、粘膜全部でしごく。

「あぁっ、うそ……! はっ、あ、ちがっ……そうじゃ、な……っ!!」

 質はこのままでいい。充分だ。これ以上ねちっこくやられたら気がおかしくなる。口でグポグポと扱かれてあっという間に達しそうだ。西山の髪に指を入れて掻きまわした。

「あっ、あぁん、だめ、やだあぁぁ……! 違うっ、西山……はっ、はあぁっ……」
「わあってうよ」

 先を口に含んだまま喋んな! 舌の先で尿道こじ開けられる。ゾクゾク背中が震える。

「……あっ、あ、あっ」

 陰嚢を揉んでいた手の先が奥をつんつんと突く。そこがキュッと収縮するのがわかる。からかうように何度かつつかれたあと、今度は無機質なものがそこに当たった。西山お気に入りのアイテム、蛇腹式のローションだ。

 ゆっくり冷たい液体が体の中に入って来た。

「んん……あ、ああ……!」

 全部出し切るとそれが抜け、かわりに西山の指が入ってきて中をグチャグチャと掻きまわした。全体に馴染ませるような出し入れが終わると、次に指を中でまわしたり、関節を曲げたりして拡げていく。

 指の腹や関節で前立腺を刺激することも忘れない。解すのと同時進行で俺を喘がせるツボを押し続ける。

「いあ……っ……あっ、あっ、や、だ……そこっ……西山、だめっ……はぁんっ……あっ、ああんっ」
「祐太かわいい。うねって俺の指に絡みついて来るよ」

 と前立腺を擦りあげる。

「はあぁんっ! やっ……あっ、ああ……ゆびっ……そんなにしたら…ぁっ……やだっ……」
「イッちゃいそう?」

 低音で囁くように言われて、俺はこくこくと何度も頷いた。

「ひ……ッ……うんっ……ぁああっ……もお……無理……っ! イッちゃうっ……ああぁっ、俺……西山ぁ……指、だけ、で……イッちゃ……っ、あ、やっ、ああぁあっ……!!」

 ぎゅっと腰に力が入る。イク気配を察したように、西山はまた俺のちんこを咥えた。ほとんど同時に、熱い塊が管を走り抜け、西山の口の中へ飛びこんでいった。慣れたもので、西山はそれをごくりと飲むと、最後の一滴まで搾り取るように先端を啜る。

「も……いいっ、い……ってば! ひっ、強いからっ……イッたばっかで……や、やめっ」

 ハァハァ荒く呼吸して一息つこうとしてるのに、西山はまだ指を動かし続ける。強すぎる刺激に足がガクガク震える。

「指じゃやだ? もっと太くておっきいの入れてあげようか?」

 なんて言う。変態エロ親父かお前は!! それにお前の「太くておっきい」は過小評価過ぎるだろうが! お前のちんこは「極太の化け物」サイズのくせに!

 ギリッと睨みつけた先、足の間に、その化け物はいた。俺のちんこがはるか遠くにあるような錯覚を抱かせるほど、遠近感の狂った規格外にでかい凶器がゆらりと頭をもたげ、俺を見据えている。ヒクッと俺の咽喉が鳴る。

「こいつが祐太のなかに入りたいってさ」




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