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昼夜(2/2)

2015.12.02.Wed.
<前話はこちら>

「出……る……」

 部屋を片付けたとき取りやすい場所に置いておいたティッシュを白河が見つけて何枚かを俺のちんこに当てた。

「はあっ、あっ、あっ」

 ぎゅうっと白河の頭を抱きながら射精する。いつものようにピュッと少量が水鉄砲みたいに出た。終わったのに白河はまた手を動かす。俺も一回じゃ収まらないからされるがまま白河にちんこを任せる。

「ちょっと苦しい」

 胸に押し付けた白河からくぐもった声が聞こえて腕の力を緩めた。プハッと白河が上を向く。すぐそこに白河の顔。めっちゃ近くて目が合う。視線に温度があるって初めて知った。眼底が焼けるみたいに熱い。

 やってる事がことだから、これが恋人同士ならキスの雰囲気だ。でも俺たちは違う。俺たちはただのクラスメート。クラスメートってこんなことするんだっけ。いやしないよな。じゃあ、俺たちの関係ってなんなんだ。友達と呼べるほど親しくないし。親しくないのにちんこ扱き合う矛盾。

 白河もうっかり目を合わせてどうしようと焦ってるのか目が泳いでいる。でも逸らすのは失礼だとでも思ってるのかなんとか俺と目を合わせ続けようとしている。引き攣った頬が赤くなってる。いつの間にか手も止まっている。

 キスしてみる?

 のど元までそんな言葉が出て来た。これは越えちゃいけない一線な気がする。だけど、唇を舐める白河を見たら、こいつも案外その気なのかもとか思えてくる。言っちゃう? 断られたら冗談って笑えばいいだけだし。局部の触りあいしてるんだから、いまさら唇の表面が触れ合うくらい、どってことないし。

「キス、する……?」

 勇気を出して言ってみた。

「嫌だよ。どうして?」

 即答で拒否られた。なんとなく拒まれないと思いこんでたからショックだ。そんで、それ以上に焦った。

「別に! 流れだよ! 冗談だし! 俺だってやりたかねえし!」
「なんだ。びっくりした」

 白河は視線を落としてまた俺のちんこをニギニギし始めた。俺は断られたことが恥ずかしくて、頭に血が上った状態だからか、ちんこ握られてもぜんぜん気持ちよく感じない。力が抜けて小さくなっていく。あれ? って顔で白河が俺を見る。

「昨日けっこう出したから! だから今日はあんまり……っ!」
「あ、そうなんだ」

 白河の掌に、完全に萎んだ俺のちんこが乗っかっている。いまの俺みたいだ。

「次! お前の番!」

 パンツをあげて白河のちんこに手を伸ばす。でろんと垂れた白河のちんこ。掴んだことないけど、極太のうなぎとかなまずってこんな感じなのかも。

 ぎゅっぎゅっと握ってたら「痛い」と白河が言った。

「なんか怒ってる?」
「怒ってねえよ。なんで俺が怒るんだよ」
「さっき、嫌だって言ったから」
「はあ? そんなことで怒るわけねえだろ」

 否定しながら自分でも顔が赤くなってるのがわかる。無駄に声も大きいし。

「俺はちょっと怒ってた」
「えっ?」

 思わぬ告白に驚く。俺、こいつを怒らせるようなこと何かしたっけ。

「岡本は俺と仲良いと思われるのが嫌なんだろ?」
「なんでそんなこと……」

 あ。思い出した。昨日のことだ。多和田に「仲良いな」と指摘されて席が近いからだ、と言い訳したんだ。

「いや、あれは……」
「岡本のこと、がさつで無神経そうで苦手だったけど、秘密を打ち明け合ってから親近感がわいて友達になれるのかもって思ってた」

 それは俺だって同じだ。根暗でノリが悪くて白けた反応しか返さない奴だと思ってたけど、あの一件以来、俺は他の友達の誰よりも親しみを感じていた。

「でも目の前で一方的に約束破棄されて、お前なんかと友達になるわけないって言われてる気がした。俺と一緒にいるところを誰かに見られるのも嫌だろうと思ったから、だから今日、一度自分の家に帰ったんだ」

 制服でうろついちゃいけない家の決まりなのか、ただ神経質なだけなのかと思っていたが、そんな理由だったとは。

「違うって。そうじゃなくてさ……」
「タイプが違いすぎて俺と友達だとは思われたくないんだろ?」

 こいつは自己評価が低すぎこんなに卑屈になっちゃうんだろう。加えて俺の身勝手な行動が、さらに白河を追い詰めてしまったんだ。

「多和田に仲がいいって言われて焦ったのは、あの時、俺の頭のなかお前のちんこのことばっかりで、それを指摘された気がして、だから焦ってあんなこと言っちゃったんだよ」

 どうしてこんな変態的な恥ずかしい告白をしなきゃいけないんだ。情けなく思いながらも、自分が蒔いた種なので、仕方なく白状していく。

「あの日からずっと、お前のちんこのことばっかり思い出してんだ俺。変だろ。気持ち悪いだろ。引いていいぞ。授業中もお前の背中みながらちんこのこと考えて、家帰ってマスかくときも、お前のちんこの手触りとか思い出しながらやってるんだ。お前って、俺に足りないもの全部持ってるから羨ましくて仕方ねえんだよ」
「そんなに毎日思い出してるのか? 昼も夜も?」
「そーだよ。俺だってお前とは友達になれそうだって思ってるし、色々聞きたいことも教えて欲しいこともあるのに。お前のほうで勝手に思いこんで決めつけるなよ。切っ掛けは俺だから俺が悪いんだけど」

 信じられないって顔で俺を見てた白河の口元がだんだん緩んで行く。

「それ聞いたら機嫌が直った」
「こんな恥ずかしいこと二度と言わせんなよな」
「キスする?」
「はあっ?! 嫌だって言ったのお前だろ!」
「あの時はまだ怒ってたから。今はしてもいいと思ってる」

 白河がニヤニヤと笑っている。その顔にむかつくけど、白河が機嫌直してくれてよかったと嬉しくもある。

「そういう雰囲気じゃないと思うけど」
「じゃあやめとく?」
「……する」
「岡本のそういうところ、かわいいと思う」

 かわいくねえわ。こんなの俺が恥かいてるだけだわ。

 白河の言動になんか一喜一憂させられてる気がして癪だけど、遠慮がちに近付いてきた顔に角度を合わせて、俺も白河に近づいた。ふにっと柔らかな唇が触れ合う。実はファーストキスだ。きっと白河もそうだろう。……もしかして、誰かと付き合ったことあるのかな。

 くっついたり離れたししながら、何度もチュッチュと唇を合わせる。手の中の白河がムクムクと急成長していく。

「お前、興奮させんなよ」
「岡本だって」

 ピンと小さく屹立した俺のちんこを白河が弄る。

「あっ」

 白河とちんこを扱き合いながらキスをする。快感があがれば興奮も増して、いつしか唇を開いて次のステップを望んでいる。ぬるっと濡れた舌が接触したら、箍も外れて俺たちは舌を絡ませあっていた。濃厚なディープキスをしながらちんこを扱き合う。

「あっ……ん、ま……待て……っ……出るっ……」
「昨日、いっぱい出したんじゃなかったのか?」
「うるせー、ばか」

 もう頭の中真っ白だった。本能のまま解き放って、本能のまま「もっと」と白河にねだっていた。白河にも同じように気持ちよくなってもらいたくて必死に手を動かした。

 すごく硬くて熱い白河のちんこから脈動が伝わってくる。男らしい勃起ちんこだ。先走りも半端ない量で俺の手はベドベドだ。

「んっ、あっ、あっ……白河っ……あ、出る、イクッ……」

 大きな手の中にまた精液を吐きだした。一瞬訪れる賢者タイムで、男の同級生とオナニーをし合うだけじゃなく、キスまでしちゃってる事実にちょっと怖くもなるのだが、すぐどうでもいいやと深く考えることをやめた。どうせもう後には引けないのだ。



 五時半ギリギリまで触りあっていた。俺は4回で打ち止めになり、白河は1回にかなりの時間をかけ、2回目は、勃起状態は続いたが射精には至らなかった。本当に1回で満足できる質らしい。

 部屋を片付け、換気をしながら、コンビニで買ったお菓子を食べた。二人とも無口だったのは、キスまでしてしまった気恥ずかしさからだろう。

 白河の長い指がお菓子を摘まんで口に運ぶ。咀嚼する口許とか、唇を舐める舌とかを見てたらまたムラッときた。何も言わず顔を寄せていったら、白河も何も言わず体をこっちに傾けてきた。扱きあってもいないのにキスした。食べてるポテトチップスの塩味がする。

 完全に癖になっている。やめられる気がしない。明日にはもう欲求不満になって、また白河を誘ってしまいそうだ。




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コメント
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タグが消えてリンクも繋がっていましたか。良かったです~^^
教えて下さってありがとうございました!

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