楽しいお見舞い!(1/2)
2015.03.30.Mon.
<楽しい合宿!→楽しいお泊り!→楽しい勉強会!→楽しい初カノ!→楽しいOB会!→楽しいロッカールム!→楽しい遊園地!→楽しい入院生活!→楽しい旧校舎!>
学校から戻って晩飯を食べていたら、
「たまには西山くんに遊びに来てもらったら?」
と母親がまた言い出した。
盲腸の時以来、うちの母ちゃんは西山のことを気に入って、ふと思い出しては「西山くん、元気? 最近、遊んでるの?」と言ってくる。はいはい、と普段は聞き流すのだが、珍しく西山が熱を出して昨日から欠席していたらしいので、そのことをついポロッと漏らしてしまった。
「熱?! あら、大変! 大丈夫かしら。あ、そうだ、田舎から送ってきたイチゴ、あれ、持って行ってあげなさい」
そう言うと母ちゃんはイチゴを取りに椅子から腰をあげた。先日箱で届いたイチゴはご近所に配ってもまだ3パック余っている。毎日食卓に並び弁当にも詰められて家族全員イチゴにはもう飽きて消費が鈍っていた。
「はい、持ってって!」
丸々手つかずの2パックを入れた袋をテーブルに置く。
「いや、いいよ。ただの熱なんだし」
「ビタミンCが豊富なんだから!」
だからなんだよ、風邪じゃねえんだよ。と言いたいところだが、ゲロまみれの俺を助けてくれた恩があるのは確かなので、夕飯のあとバイクを走らせ、西山の家に向かった。
家の人か、お手伝いさんにイチゴを渡して帰ろうと思っていたのに、チャイムを鳴らして聞こえてきたのは西山の声だった。
「中根くん、どうしたの?」
声は意外と元気そうだ。
「イチゴ。田舎から送ってきたやつなんだけど。親が持ってけって」
「いま開けるから」
キィと自動で開いた門からバイクを押して中に入った。スエット上下の西山が玄関から出て来る。
「大丈夫か、お前」
「うん、ちょっと頭がぼーっとするけど」
「早く寝とけ」
イチゴの入った袋を押し付け帰ろうとしたら、西山が覆いかぶさって来た。
「おいっ、熱あるんだろっ」
「ちが……ふらっとして……」
と額に手を当てて言う。
「何度?」
「えと……さっき測ったら39度だったかな」
思っていたより高熱だ。体を支えて玄関のなかに入った。
「家の人は?」
「いないよ」
「お手伝いさんは?」
「もう帰った」
じゃあ今日はほんとに家に一人きりかよ。
こんな状態の西山を見捨てて帰るわけにもいかない。仕方なく部屋まで連れて行ってやった。
重い体をベッドに下ろす。はぁ、と辛そうに息を吐き出す西山の目はよく見ると少し充血していた。
ベッドのそばに小さなテーブルがあり、その上に空になった食器がいくつか並んであった。お手伝いさんが作った食事だろう。平らげる元気はあるようだ。
「イチゴ、食う?」
「食べさせてくれる?」
「……今日だけな」
「じゃあ食べる」
「洗ってくるから待ってろ」
部屋を出てキッチンへ行き、イチゴを洗って適当な皿に移してから部屋へ戻った。
部屋に現れた俺を見て西山は弱々しく微笑む。口で息をしていて辛そうだ。こんな時に一人だなんてさぞ心細いだろう。
「病院には?」
「かかりつけの先生に来てもらった」
「薬は?」
「飲んだ」
「お手伝いさんに残ってもらえなかったのかよ」
「熱くらいで」
と西山は笑った。
「子供じゃないんだし。それに一人には慣れてるから」
なんて寂しいことを笑顔で言うもんだから胸が痛くなる。俺の場合は母ちゃんがずっと専業主婦で家にいたから、ちょっとの熱や風邪でもつきっきりで看病してもらっていた。盲腸で入院したときだって毎日世話をしにきてくれたし、退院したあともなんだかんだ手伝いをしてくれた。
そんな自分と比べると、こんな広い家に一人きりで苦しんでいた西山が可哀そうになってくる。
「そんなに親がいないことは多いのか?」
「母さんは海外だし、父さんも仕事あるし」
「なんの仕事してんの?」
「母さんは国連職員で、父さんは自分の会社があるから」
国連職員に会社経営かよ……すげえな。でもそのために小さい頃から両親不在が当たり前になり、高熱におかされても「熱くらい」と一人で耐えて過ごすなんて寂しいだろうな……。
「俺のこと、可哀そうって思ってる?」
「べっ、別にそんなこと」
「優しいね、中根くん」
手を握られた。熱のせいかしっとりしている。
「イチゴ、食べさせて」
「あっ、ああ……」
一個摘まんで口元へ運んでやる。頬張り、大儀そうに咀嚼する。一粒が大きいから、切ってやったほうが良かったかもしれない。
西山は長い時間をかけてやっと一個を食べ終わった。
「切ってくる?」
「ここにいて」
掴んだままの手を引かれた。今まで一人で本当は心細かったのかもしれないと思ったら、子供みたいなことを言うなと振り払えなかった。
「でも、でかいだろ?」
「中根くんが噛んで小さくして」
「えっ」
渋ると西山は潤んだ目を向けてくる。捨てられた仔犬みたいな目だ。
「こっ……こういうの、ほんとに今日だけだからな」
「うん」
途端に子供みたいに嬉しそうに笑う。
仕方なく、イチゴを半分口に入れて歯を立てた。
「口移しで」
さらに調子に乗った注文が追加される。睨み付けたらまた捨て犬の目で見上げてくる。あぁもう! 元気になったら覚えとけよ!
西山は雛鳥みたいに口を開いて待っていた。ベッドに手をついて顔を近づける。腰に西山の手がまわされる。
西山の舌がイチゴを迎えにやってきた。俺の唇を舐め、舌をかすめて、イチゴを奪って行く。
「おいしい」
瑞々しい音を立てながら咀嚼する。濡れた唇を舐めて「もう一個」と催促してくる。
同じことを何度か繰り返すうち、口移しはただの口づけにかわっていった。イチゴの味がする唾液を交わらせながら、舌を絡ませ、荒い息を吐き出した。
「中根くん……」
色の付いた声で呼ばれて我に返る。西山の手はもうすでに服の中だ。
「ばかっ……お前、熱……」
「次は中根くんを食べたい」
「なに言って……ンっ!」
脇腹を撫でていた指の先が乳首にあたった。指の腹で潰され、こねくり回される。
「んっ、ぁあ……やめ……っ」
「食べてもいい?」
「や……っ……だめ、やだ……っ」
「こんなに尖って……おいしそう」
クニクニと指で摘まんで引っ張られる。
「ばか……やっ、あっ、やだ……ぁ……」
服を首元までたくしあげられた。ベッドの上で体をずらした西山が胸に吸い付く。口の中で乳首を舐められ吸い上げられる。
「んあ……あっ…やっ、に……し、やまっ……!」
胸をしゃぶりながら西山の手は下半身へ移動してジーンズの隙間から侵入してきた。直に尻を掴んで揉み上げる。人差し指が尻の中心に当たるのはきっとわざとだ。
「やっ、やめ……ろっ……ばかっ、触る、なっ……!」
体を抱えられてベッドの上を反転する。いつの間にか俺が西山を見上げていた。
「熱、あるんだろ、お前……っ」
「好きな人がそばにいたら余計熱があがるよ」
西山は俺の手を自分の股間に押しつけた。柔らかなスエット生地を押し上げる固くて熱い存在。
「ちょ……なに立たせてんだよ!」
「中根くんが来てくれたから喜んでるんだよ」
腰を曲げて乳首にしゃぶりついてくる。チュウチュウと音を立てて吸いながら、器用に手を動かして俺を全裸に剥いた。あっちこっちにキスしながら徐々に西山の頭が下がっていく。
「これ、盲腸のあとだ」
手術痕を舐められてゾクゾク震えた次の瞬間には、足の付け根に舌を這わされため息みたいな声が漏れた。
「やだ…っ……にし、やま……ぁあ……」
「触ってないのに、もうこんなだよ?」
ふぅと息を吹きかけられた。ぶっちゃけ、イチゴを口移しで食べさせていた時から半立ちだった。それは西山も気付いているはずだ。
竿にキスされた。食むように唇でなぞられ、チロチロと舌の先で舐められる。
「んっ、あぁっ……、あっ、あっ……」
「中根くんのって、しゃぶるのにいいサイズだよね」
ナチュラルに男を傷つける言葉を吐きながら西山は先端を口に含んだ。熱い口腔内。熱がある病人だったと思い出す。
「あっ、や、だめ……だ……っ、西山、だめ、はなせ……!」
「いやら」
「やぅ、ん!!」
咥えたまんま喋んじゃねえよ!
俺の制止を聞かないで、西山はたっぷり唾液を絡めるとジュボジュボと顔を上下に揺すった。本当にしゃぶりやすいお手頃サイズなのかと思うほど、いとも簡単に根本まで咥えこみ、のどの奥で俺を締め付ける。
「あ、あっ……やだ……ぁん……んっ、んん、やだ……っ」
射精を促すように尿道をこじ開けて啜り上げられる。自分でもカウパーが溢れて止まらないのがわかる。もう先走りなんかじゃなく、精液を垂れ流しているんじゃないだろうか。
「新しいの、買ったんだよ」
「……?」
何かと思って頭をあげれば、西山の手に見覚えのある小さな容器が握られていた。潤滑剤だ。噛んで先端の蓋を取ると、それを俺の尻の穴に差し込む。
「やっ……あっ、やだ! にしやま……っ! や、やだって……ッ!!」
冷たい液体が吐きだされるのを感じる。容器が抜かれたあと指が突っ込まれて中をぐちゃぐちゃと掻きまわす。指がある一点を押し込んだ。
「やぁぁっ! あっ、あ、だめ…っ…いや、だ……そこ……いやっ……!」
指で前立腺をぐりぐりを擦り上げられて、マタタビを与えられた猫みたいに腰から力が抜ける。さらにアイスでも頬張るようにちんこもしゃぶられて声が止まらない。
「ひやぁっ、や…やだ……ぁんっ……んっ、あっ、あぁっ……っ!」
西山の指が内壁を押し広げながら出し入れされる。ジェルと体液とでそこがすっかり潤って卑猥な水音が立つ。
「ふ、あ……あぁん……んっ…や……あ、ああ……そんな、にっ……したら……あっ……ああっ……でる……も、お……でる……っ!!」
追い立てるように強く吸われてたまらず射精した。西山の口のなかで自分の吐きだした精液に包まれる感触がする。隙間から漏れたものが陰茎を伝い落ちていく。
口に残ったものをごくりと飲みこんで西山は体を起こした。自分でズボンをずらし、逞しく育ったペニスを俺に見せつけるように扱く。相変わらず馬鹿でけぇ……。
西山は俺の足を掴んで左右に開いた。その中心の窄まりに亀頭を宛がいゆっくり身を沈めてくる。
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学校から戻って晩飯を食べていたら、
「たまには西山くんに遊びに来てもらったら?」
と母親がまた言い出した。
盲腸の時以来、うちの母ちゃんは西山のことを気に入って、ふと思い出しては「西山くん、元気? 最近、遊んでるの?」と言ってくる。はいはい、と普段は聞き流すのだが、珍しく西山が熱を出して昨日から欠席していたらしいので、そのことをついポロッと漏らしてしまった。
「熱?! あら、大変! 大丈夫かしら。あ、そうだ、田舎から送ってきたイチゴ、あれ、持って行ってあげなさい」
そう言うと母ちゃんはイチゴを取りに椅子から腰をあげた。先日箱で届いたイチゴはご近所に配ってもまだ3パック余っている。毎日食卓に並び弁当にも詰められて家族全員イチゴにはもう飽きて消費が鈍っていた。
「はい、持ってって!」
丸々手つかずの2パックを入れた袋をテーブルに置く。
「いや、いいよ。ただの熱なんだし」
「ビタミンCが豊富なんだから!」
だからなんだよ、風邪じゃねえんだよ。と言いたいところだが、ゲロまみれの俺を助けてくれた恩があるのは確かなので、夕飯のあとバイクを走らせ、西山の家に向かった。
家の人か、お手伝いさんにイチゴを渡して帰ろうと思っていたのに、チャイムを鳴らして聞こえてきたのは西山の声だった。
「中根くん、どうしたの?」
声は意外と元気そうだ。
「イチゴ。田舎から送ってきたやつなんだけど。親が持ってけって」
「いま開けるから」
キィと自動で開いた門からバイクを押して中に入った。スエット上下の西山が玄関から出て来る。
「大丈夫か、お前」
「うん、ちょっと頭がぼーっとするけど」
「早く寝とけ」
イチゴの入った袋を押し付け帰ろうとしたら、西山が覆いかぶさって来た。
「おいっ、熱あるんだろっ」
「ちが……ふらっとして……」
と額に手を当てて言う。
「何度?」
「えと……さっき測ったら39度だったかな」
思っていたより高熱だ。体を支えて玄関のなかに入った。
「家の人は?」
「いないよ」
「お手伝いさんは?」
「もう帰った」
じゃあ今日はほんとに家に一人きりかよ。
こんな状態の西山を見捨てて帰るわけにもいかない。仕方なく部屋まで連れて行ってやった。
重い体をベッドに下ろす。はぁ、と辛そうに息を吐き出す西山の目はよく見ると少し充血していた。
ベッドのそばに小さなテーブルがあり、その上に空になった食器がいくつか並んであった。お手伝いさんが作った食事だろう。平らげる元気はあるようだ。
「イチゴ、食う?」
「食べさせてくれる?」
「……今日だけな」
「じゃあ食べる」
「洗ってくるから待ってろ」
部屋を出てキッチンへ行き、イチゴを洗って適当な皿に移してから部屋へ戻った。
部屋に現れた俺を見て西山は弱々しく微笑む。口で息をしていて辛そうだ。こんな時に一人だなんてさぞ心細いだろう。
「病院には?」
「かかりつけの先生に来てもらった」
「薬は?」
「飲んだ」
「お手伝いさんに残ってもらえなかったのかよ」
「熱くらいで」
と西山は笑った。
「子供じゃないんだし。それに一人には慣れてるから」
なんて寂しいことを笑顔で言うもんだから胸が痛くなる。俺の場合は母ちゃんがずっと専業主婦で家にいたから、ちょっとの熱や風邪でもつきっきりで看病してもらっていた。盲腸で入院したときだって毎日世話をしにきてくれたし、退院したあともなんだかんだ手伝いをしてくれた。
そんな自分と比べると、こんな広い家に一人きりで苦しんでいた西山が可哀そうになってくる。
「そんなに親がいないことは多いのか?」
「母さんは海外だし、父さんも仕事あるし」
「なんの仕事してんの?」
「母さんは国連職員で、父さんは自分の会社があるから」
国連職員に会社経営かよ……すげえな。でもそのために小さい頃から両親不在が当たり前になり、高熱におかされても「熱くらい」と一人で耐えて過ごすなんて寂しいだろうな……。
「俺のこと、可哀そうって思ってる?」
「べっ、別にそんなこと」
「優しいね、中根くん」
手を握られた。熱のせいかしっとりしている。
「イチゴ、食べさせて」
「あっ、ああ……」
一個摘まんで口元へ運んでやる。頬張り、大儀そうに咀嚼する。一粒が大きいから、切ってやったほうが良かったかもしれない。
西山は長い時間をかけてやっと一個を食べ終わった。
「切ってくる?」
「ここにいて」
掴んだままの手を引かれた。今まで一人で本当は心細かったのかもしれないと思ったら、子供みたいなことを言うなと振り払えなかった。
「でも、でかいだろ?」
「中根くんが噛んで小さくして」
「えっ」
渋ると西山は潤んだ目を向けてくる。捨てられた仔犬みたいな目だ。
「こっ……こういうの、ほんとに今日だけだからな」
「うん」
途端に子供みたいに嬉しそうに笑う。
仕方なく、イチゴを半分口に入れて歯を立てた。
「口移しで」
さらに調子に乗った注文が追加される。睨み付けたらまた捨て犬の目で見上げてくる。あぁもう! 元気になったら覚えとけよ!
西山は雛鳥みたいに口を開いて待っていた。ベッドに手をついて顔を近づける。腰に西山の手がまわされる。
西山の舌がイチゴを迎えにやってきた。俺の唇を舐め、舌をかすめて、イチゴを奪って行く。
「おいしい」
瑞々しい音を立てながら咀嚼する。濡れた唇を舐めて「もう一個」と催促してくる。
同じことを何度か繰り返すうち、口移しはただの口づけにかわっていった。イチゴの味がする唾液を交わらせながら、舌を絡ませ、荒い息を吐き出した。
「中根くん……」
色の付いた声で呼ばれて我に返る。西山の手はもうすでに服の中だ。
「ばかっ……お前、熱……」
「次は中根くんを食べたい」
「なに言って……ンっ!」
脇腹を撫でていた指の先が乳首にあたった。指の腹で潰され、こねくり回される。
「んっ、ぁあ……やめ……っ」
「食べてもいい?」
「や……っ……だめ、やだ……っ」
「こんなに尖って……おいしそう」
クニクニと指で摘まんで引っ張られる。
「ばか……やっ、あっ、やだ……ぁ……」
服を首元までたくしあげられた。ベッドの上で体をずらした西山が胸に吸い付く。口の中で乳首を舐められ吸い上げられる。
「んあ……あっ…やっ、に……し、やまっ……!」
胸をしゃぶりながら西山の手は下半身へ移動してジーンズの隙間から侵入してきた。直に尻を掴んで揉み上げる。人差し指が尻の中心に当たるのはきっとわざとだ。
「やっ、やめ……ろっ……ばかっ、触る、なっ……!」
体を抱えられてベッドの上を反転する。いつの間にか俺が西山を見上げていた。
「熱、あるんだろ、お前……っ」
「好きな人がそばにいたら余計熱があがるよ」
西山は俺の手を自分の股間に押しつけた。柔らかなスエット生地を押し上げる固くて熱い存在。
「ちょ……なに立たせてんだよ!」
「中根くんが来てくれたから喜んでるんだよ」
腰を曲げて乳首にしゃぶりついてくる。チュウチュウと音を立てて吸いながら、器用に手を動かして俺を全裸に剥いた。あっちこっちにキスしながら徐々に西山の頭が下がっていく。
「これ、盲腸のあとだ」
手術痕を舐められてゾクゾク震えた次の瞬間には、足の付け根に舌を這わされため息みたいな声が漏れた。
「やだ…っ……にし、やま……ぁあ……」
「触ってないのに、もうこんなだよ?」
ふぅと息を吹きかけられた。ぶっちゃけ、イチゴを口移しで食べさせていた時から半立ちだった。それは西山も気付いているはずだ。
竿にキスされた。食むように唇でなぞられ、チロチロと舌の先で舐められる。
「んっ、あぁっ……、あっ、あっ……」
「中根くんのって、しゃぶるのにいいサイズだよね」
ナチュラルに男を傷つける言葉を吐きながら西山は先端を口に含んだ。熱い口腔内。熱がある病人だったと思い出す。
「あっ、や、だめ……だ……っ、西山、だめ、はなせ……!」
「いやら」
「やぅ、ん!!」
咥えたまんま喋んじゃねえよ!
俺の制止を聞かないで、西山はたっぷり唾液を絡めるとジュボジュボと顔を上下に揺すった。本当にしゃぶりやすいお手頃サイズなのかと思うほど、いとも簡単に根本まで咥えこみ、のどの奥で俺を締め付ける。
「あ、あっ……やだ……ぁん……んっ、んん、やだ……っ」
射精を促すように尿道をこじ開けて啜り上げられる。自分でもカウパーが溢れて止まらないのがわかる。もう先走りなんかじゃなく、精液を垂れ流しているんじゃないだろうか。
「新しいの、買ったんだよ」
「……?」
何かと思って頭をあげれば、西山の手に見覚えのある小さな容器が握られていた。潤滑剤だ。噛んで先端の蓋を取ると、それを俺の尻の穴に差し込む。
「やっ……あっ、やだ! にしやま……っ! や、やだって……ッ!!」
冷たい液体が吐きだされるのを感じる。容器が抜かれたあと指が突っ込まれて中をぐちゃぐちゃと掻きまわす。指がある一点を押し込んだ。
「やぁぁっ! あっ、あ、だめ…っ…いや、だ……そこ……いやっ……!」
指で前立腺をぐりぐりを擦り上げられて、マタタビを与えられた猫みたいに腰から力が抜ける。さらにアイスでも頬張るようにちんこもしゃぶられて声が止まらない。
「ひやぁっ、や…やだ……ぁんっ……んっ、あっ、あぁっ……っ!」
西山の指が内壁を押し広げながら出し入れされる。ジェルと体液とでそこがすっかり潤って卑猥な水音が立つ。
「ふ、あ……あぁん……んっ…や……あ、ああ……そんな、にっ……したら……あっ……ああっ……でる……も、お……でる……っ!!」
追い立てるように強く吸われてたまらず射精した。西山の口のなかで自分の吐きだした精液に包まれる感触がする。隙間から漏れたものが陰茎を伝い落ちていく。
口に残ったものをごくりと飲みこんで西山は体を起こした。自分でズボンをずらし、逞しく育ったペニスを俺に見せつけるように扱く。相変わらず馬鹿でけぇ……。
西山は俺の足を掴んで左右に開いた。その中心の窄まりに亀頭を宛がいゆっくり身を沈めてくる。
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