楽しい旧校舎!(2/2)
2015.03.24.Tue.
<前話はこちら>
西山は片手で俺を抱えると、机の上の椅子を薙ぎ払い、その上に俺を座らせた。一糸まとわぬ姿で抱き合った。腹に勃起したお互いのものがくっつく。
頭を下げた西山がそれを口に咥えた。
「あぁん! やっ……ぁあ」
足の間で頭を動かす西山を見下ろす。俺のちんこが西山の口を出入りしている。唾液の絡む濡れた音が真っ暗な教室に響き渡る。
「あっ、あぁんっ、やだ、やっ……それ、気持ちい……っ、気持ちいいのっ! 僕、変になっちゃう……っ!」
ぎょっとしたように西山がしゃぶりながら目をあげる。そりゃそうだ。
舌を噛み切って死にたいと思っているのに、俺の体は勝手に動いて、西山の髪をかき乱し、腰をゆらゆら揺らした。
「あぁ……いやぁ……ん……だめ、僕、もう……イッちゃう、我慢できないっ……イッちゃうよぉ……!」
俺のなかの誰かが西山の頭を押さえつけるように掴んで口に中に精を放った。全部を出し終えると「ここへ出して」と、西山の口元で手を受ける。
えっ、て顔しながら西山は俺の手に生温かくてドロッとしたザーメンを吐きだした。
どうするのかと思ったら、俺のなかの誰かは机の上で膝立ちになると後ろに手をやってそれを尻穴に塗りたくった。
「中根くん……?」
さすがの西山も唖然としている。
「にいさんはまだでしょ? 僕のお尻の穴を使ってよ。僕の中でイッて欲しいの」
って尻穴を弄りながら俺は言っちゃってた……。貧血おこしたみたいに目の前が一瞬真っ暗になる。恥ずかしいなんてもんじゃない。いますぐ腹を切るから誰か介錯してくれってレベルだ。
「もしかして脱法ハーブ?」
怪訝そうに言いながら、西山の手はしっかり俺の腰を掴んでいる。尻を撫で、割れ目から奥へ指を進ませて、秘孔を探り当てると指を入れて来た。
「危ないのはやっちゃ駄目だよ」
咎めるように言うくせに、指を出し入れしながら俺のちんこや睾丸を揉む。
「あぁっ、あっ、いや、だめ……ぇ……っ…あぁんっ」
喘ぎながら俺は西山に抱き付いてキスをせがむ。クチュクチュ音を立てて舌を絡ませ合い、西山の体に手を這わせ、最終的に勃起した逸物を握りしめた。
「お願いっ……早く入れて…・・・・っ! これで僕をめちゃくちゃにして! ねぇ、お願い……!」
「いま入れてあげるから、足を開いて座って」
すぐさま言われた通りの体勢を取る。恥ずかしい場所がすべて晒される格好だ。暗くて見えにくいのが唯一の救いだが、俺の顔はペンキをかぶったみたいに真っ赤になってるはずだ。
「たまにはこういうプレイもありだな」
って呟いた西山が俺の尻を引き寄せる。掴んだ勃起の先で挿入口を探り出し、見つけるとゆっくり押し入ってきた。
「あ…っ…ひ…ぃっ…!! すご…いっ……なんて、大きいの……っ! っはぁぁ! あっ…!! あ、はぁあん……っ!!」
俺は髪を振り乱しながら嬌声をあげ続ける。俺の乱れすぎる痴態に西山も若干引き気味だが、楽しんじゃおうという気持ちが勝って腰を振るのをやめない。
手と足とで体を支えながら、ズンズン打ち込んでくる西山の動きに合わせて俺も腰を揺らす。
「あっ! あんっ! すご……いっ……!! 奥まで、くる……っ! ふか、い……っ……僕、壊れ……っ……ちゃうっ! んっ、気持ちいいっ、気持ちいいのっ……あはぁっ……もっ…と…奥、きてっ……! 僕のおまんこ壊してぇっ……!」
西山が「今日の中根くん、やばい」って呟くのが聞こえた。
頼む、このままヤリ殺してくれ……!!!!
西山は腰の動きを激しくした。俺の尻を掴んでパンパンと打ち付ける。その勢いを支えきれずに腰を下ろすと、膝をすくいあげられた。引っくり返ったカエルのような無様な姿で奥を抉られる。
「あっ! あぁん! あっ、あっ……やぁっ……すご……ぃっ…ひ……気持ち、い……!! あっ、あんん…! 気持ちぃ……っ、に……さっ…きも、ちぃ……っ!!」
「そんなに気持ちいいの?」
「うんっ…きもち、い…っ…い、あっ、あぁんっ! いっぱ…い……奥、擦って……おっきい……おちんぽでっ……突いて欲し……のっ……ッ!」
「こんなに素直なのも、たまにはいいね」
素直とかいうレベルじゃねえだろうが!
実は西山の中の俺って、これを不思議に思わないくらいビッチなイメージなんだろうか……。
俺の落ち込みをよそに、ギシアン続行中の二人は最高潮にまで上り詰める。
「あぁんっ! あっ! ゃあぁっ!! また、イッちゃ…ぅ…イッちゃうよぉ……!」
「俺もイキそ……っ……!」
「はぁっ、あん……僕に……出してっ…ねぇ…! お願……っ、出してぇ……なかに……ほ、しぃの…! にいさんの、せーし……なかに欲しいの……ッ!!!」
なんて言いながら俺は西山に微笑みかけていた。それを見た西山が「くっ」って息を詰めて射精する。体の奥深い場所でそれを感じながら俺はまた幸福感に包まれていた。
「うれし…ぃ……僕、嬉しい……っ」
目尻から涙を流しながら、俺もあとを追うように射精した。
誰もいないからって素っ裸のまま廊下を移動してトイレに向かった。幸い残っていたトイレットペーパーで体の汚れを拭き取る。
体力もあまり残ってないうえに、精神的ダメージがでかくて、俺のケツから嬉々として精液を掻きだす西山を止めることもなく、そのあとワイシャツのボタンも留めてもらった。
射精後、体が自由に動かせるようになった。声も出る。にいさんという声も聞こえないし、寒気もなくなってむしろ暑いくらいだ。
何から説明しようか。どう説明しようか。幽霊を信じない西山に、憑りつかれたのだと言ったって鼻で笑われるだけだろう。
ニヤニヤしている西山を横目に、どう切り出そうか考えながら結局無言のままトイレを出た。
「そろそろ帰ろう」
西山に促され階段を下りる。一階の窓から外へ出た。
「あのな、西山」
「ん?」
えびす顔で西山が振り返る。腹立つわ……
「さっきの……俺じゃ、ねえから……あの教室入ってすぐ、体動かなくなって……なんか、誰かに、憑りつかれたっていうか……」
「あぁ……そういう設定?」
案の定信じやしない。
「ほんとにっ……誰かが俺に乗り移って、勝手に……相手もほんとはお前じゃないみたいだし……だから、プレイとか、そういう勘違いだけは……っ」
「二重人格って設定?」
「ちげえよ」
「憑依病?」
「ほんとなんだってば!」
俺が声を荒げると西山は「あははっ」と笑った。
「あれが中根くんじゃないってわかってるよ。白昼夢かと思うくらい俺の願望通りだったからね。幽霊がいるって噂を聞いて自己催眠にかかったんだよ、きっと」
後半部分を聞いてがっくり脱力した。こいつ全くわかってねえじゃん!
「でもすごかったなぁ。いくら思い込みでも、あんなにやらしいこと言えるんだから。また言ってよ、俺のおちんぽでいっぱい突いて欲しいって」
「誰が言うか馬鹿!」
思い出したら顔に熱が戻ってきた。見られたくなくて、足を速めた。西山が追いかけて来る。
「また旧校舎でヤッたら言ってくれる?」
「死ね! 糞山! まじで俺の前から消えろ!」
「大好きって言ってよ」
いつの間にやら駆け出して、俺たちは部室へと戻った。
※ ※ ※
後日、部員の一人が、旧校舎の幽霊について情報を仕入れて来た。
もう何十年も昔、在学中に、交通事故で亡くなった男子生徒がいたらしい。その生徒が3年6組だったと聞いて全身に寒気が走った。俺に憑りついたのはきっとその生徒の霊だったに違いない。
西山は無感動に「へぇ」と言うだけで、先日のアレとは結びつけていないようだ。お前を誘ったのはそいつなんだぞ!
視線に気づいた西山が俺を見る。少しして、「またにいさまごっこしよう」と耳打ちしてきた。頭のなかそればっかのこいつが幽霊なんか気にするわけないのだ。
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西山は片手で俺を抱えると、机の上の椅子を薙ぎ払い、その上に俺を座らせた。一糸まとわぬ姿で抱き合った。腹に勃起したお互いのものがくっつく。
頭を下げた西山がそれを口に咥えた。
「あぁん! やっ……ぁあ」
足の間で頭を動かす西山を見下ろす。俺のちんこが西山の口を出入りしている。唾液の絡む濡れた音が真っ暗な教室に響き渡る。
「あっ、あぁんっ、やだ、やっ……それ、気持ちい……っ、気持ちいいのっ! 僕、変になっちゃう……っ!」
ぎょっとしたように西山がしゃぶりながら目をあげる。そりゃそうだ。
舌を噛み切って死にたいと思っているのに、俺の体は勝手に動いて、西山の髪をかき乱し、腰をゆらゆら揺らした。
「あぁ……いやぁ……ん……だめ、僕、もう……イッちゃう、我慢できないっ……イッちゃうよぉ……!」
俺のなかの誰かが西山の頭を押さえつけるように掴んで口に中に精を放った。全部を出し終えると「ここへ出して」と、西山の口元で手を受ける。
えっ、て顔しながら西山は俺の手に生温かくてドロッとしたザーメンを吐きだした。
どうするのかと思ったら、俺のなかの誰かは机の上で膝立ちになると後ろに手をやってそれを尻穴に塗りたくった。
「中根くん……?」
さすがの西山も唖然としている。
「にいさんはまだでしょ? 僕のお尻の穴を使ってよ。僕の中でイッて欲しいの」
って尻穴を弄りながら俺は言っちゃってた……。貧血おこしたみたいに目の前が一瞬真っ暗になる。恥ずかしいなんてもんじゃない。いますぐ腹を切るから誰か介錯してくれってレベルだ。
「もしかして脱法ハーブ?」
怪訝そうに言いながら、西山の手はしっかり俺の腰を掴んでいる。尻を撫で、割れ目から奥へ指を進ませて、秘孔を探り当てると指を入れて来た。
「危ないのはやっちゃ駄目だよ」
咎めるように言うくせに、指を出し入れしながら俺のちんこや睾丸を揉む。
「あぁっ、あっ、いや、だめ……ぇ……っ…あぁんっ」
喘ぎながら俺は西山に抱き付いてキスをせがむ。クチュクチュ音を立てて舌を絡ませ合い、西山の体に手を這わせ、最終的に勃起した逸物を握りしめた。
「お願いっ……早く入れて…・・・・っ! これで僕をめちゃくちゃにして! ねぇ、お願い……!」
「いま入れてあげるから、足を開いて座って」
すぐさま言われた通りの体勢を取る。恥ずかしい場所がすべて晒される格好だ。暗くて見えにくいのが唯一の救いだが、俺の顔はペンキをかぶったみたいに真っ赤になってるはずだ。
「たまにはこういうプレイもありだな」
って呟いた西山が俺の尻を引き寄せる。掴んだ勃起の先で挿入口を探り出し、見つけるとゆっくり押し入ってきた。
「あ…っ…ひ…ぃっ…!! すご…いっ……なんて、大きいの……っ! っはぁぁ! あっ…!! あ、はぁあん……っ!!」
俺は髪を振り乱しながら嬌声をあげ続ける。俺の乱れすぎる痴態に西山も若干引き気味だが、楽しんじゃおうという気持ちが勝って腰を振るのをやめない。
手と足とで体を支えながら、ズンズン打ち込んでくる西山の動きに合わせて俺も腰を揺らす。
「あっ! あんっ! すご……いっ……!! 奥まで、くる……っ! ふか、い……っ……僕、壊れ……っ……ちゃうっ! んっ、気持ちいいっ、気持ちいいのっ……あはぁっ……もっ…と…奥、きてっ……! 僕のおまんこ壊してぇっ……!」
西山が「今日の中根くん、やばい」って呟くのが聞こえた。
頼む、このままヤリ殺してくれ……!!!!
西山は腰の動きを激しくした。俺の尻を掴んでパンパンと打ち付ける。その勢いを支えきれずに腰を下ろすと、膝をすくいあげられた。引っくり返ったカエルのような無様な姿で奥を抉られる。
「あっ! あぁん! あっ、あっ……やぁっ……すご……ぃっ…ひ……気持ち、い……!! あっ、あんん…! 気持ちぃ……っ、に……さっ…きも、ちぃ……っ!!」
「そんなに気持ちいいの?」
「うんっ…きもち、い…っ…い、あっ、あぁんっ! いっぱ…い……奥、擦って……おっきい……おちんぽでっ……突いて欲し……のっ……ッ!」
「こんなに素直なのも、たまにはいいね」
素直とかいうレベルじゃねえだろうが!
実は西山の中の俺って、これを不思議に思わないくらいビッチなイメージなんだろうか……。
俺の落ち込みをよそに、ギシアン続行中の二人は最高潮にまで上り詰める。
「あぁんっ! あっ! ゃあぁっ!! また、イッちゃ…ぅ…イッちゃうよぉ……!」
「俺もイキそ……っ……!」
「はぁっ、あん……僕に……出してっ…ねぇ…! お願……っ、出してぇ……なかに……ほ、しぃの…! にいさんの、せーし……なかに欲しいの……ッ!!!」
なんて言いながら俺は西山に微笑みかけていた。それを見た西山が「くっ」って息を詰めて射精する。体の奥深い場所でそれを感じながら俺はまた幸福感に包まれていた。
「うれし…ぃ……僕、嬉しい……っ」
目尻から涙を流しながら、俺もあとを追うように射精した。
誰もいないからって素っ裸のまま廊下を移動してトイレに向かった。幸い残っていたトイレットペーパーで体の汚れを拭き取る。
体力もあまり残ってないうえに、精神的ダメージがでかくて、俺のケツから嬉々として精液を掻きだす西山を止めることもなく、そのあとワイシャツのボタンも留めてもらった。
射精後、体が自由に動かせるようになった。声も出る。にいさんという声も聞こえないし、寒気もなくなってむしろ暑いくらいだ。
何から説明しようか。どう説明しようか。幽霊を信じない西山に、憑りつかれたのだと言ったって鼻で笑われるだけだろう。
ニヤニヤしている西山を横目に、どう切り出そうか考えながら結局無言のままトイレを出た。
「そろそろ帰ろう」
西山に促され階段を下りる。一階の窓から外へ出た。
「あのな、西山」
「ん?」
えびす顔で西山が振り返る。腹立つわ……
「さっきの……俺じゃ、ねえから……あの教室入ってすぐ、体動かなくなって……なんか、誰かに、憑りつかれたっていうか……」
「あぁ……そういう設定?」
案の定信じやしない。
「ほんとにっ……誰かが俺に乗り移って、勝手に……相手もほんとはお前じゃないみたいだし……だから、プレイとか、そういう勘違いだけは……っ」
「二重人格って設定?」
「ちげえよ」
「憑依病?」
「ほんとなんだってば!」
俺が声を荒げると西山は「あははっ」と笑った。
「あれが中根くんじゃないってわかってるよ。白昼夢かと思うくらい俺の願望通りだったからね。幽霊がいるって噂を聞いて自己催眠にかかったんだよ、きっと」
後半部分を聞いてがっくり脱力した。こいつ全くわかってねえじゃん!
「でもすごかったなぁ。いくら思い込みでも、あんなにやらしいこと言えるんだから。また言ってよ、俺のおちんぽでいっぱい突いて欲しいって」
「誰が言うか馬鹿!」
思い出したら顔に熱が戻ってきた。見られたくなくて、足を速めた。西山が追いかけて来る。
「また旧校舎でヤッたら言ってくれる?」
「死ね! 糞山! まじで俺の前から消えろ!」
「大好きって言ってよ」
いつの間にやら駆け出して、俺たちは部室へと戻った。
※ ※ ※
後日、部員の一人が、旧校舎の幽霊について情報を仕入れて来た。
もう何十年も昔、在学中に、交通事故で亡くなった男子生徒がいたらしい。その生徒が3年6組だったと聞いて全身に寒気が走った。俺に憑りついたのはきっとその生徒の霊だったに違いない。
西山は無感動に「へぇ」と言うだけで、先日のアレとは結びつけていないようだ。お前を誘ったのはそいつなんだぞ!
視線に気づいた西山が俺を見る。少しして、「またにいさまごっこしよう」と耳打ちしてきた。頭のなかそればっかのこいつが幽霊なんか気にするわけないのだ。
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久し振りにビッチ受けを書きましたww
なんかこう、解き放つ感じが楽しいです。照れの向こう側へ羽ばたきました。
小さいことは気にしない西山。ちょっと小姑感のある中根。
合っているんでしょうね~。だから書きやすいのかもしれません。
本!わぁ~!購入してくださったんですね、ありがとうございます!嬉しいです!!
これを書いてる最中に軽くスランプッて、BLは受け視点!という基本に目覚めた一冊です笑
これ以来、できるだけ受け視点で書いているのですよ~。
少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。どきどき。