FC2ブログ

夏の夜(1-1)

2014.02.25.Tue.
 あれは暑苦しい夏の夜のことだった。僕は試験勉強のため、夜遅くまで机に向かっていた。時刻は午前三時過ぎ。ふいに集中が途切れ、少し休憩を挟むことにした。僕は夜型の人間で、夜更かしは平気だが、さすがに少し眠気を感じ、ベッドの上に寝転がった。

 夜のしじまが心地よく目を閉じ頭をからっぽにする。股間がムズムズとしてきて、そこへ手を伸ばした。半立ちのちんこを取り出し、しごく。一度出してスッキリしてから勉強を再開しよう。

「ハァ……ハァ……くっ……うっ」

 僕のちんぽはみるみる硬くなっていく。その時、誰かに触られたような気がして、僕は驚いて目を開けた。だが誰もいない。部屋には僕一人きり。気のせいだったのかと、またシコッた。だが、今度はハッキリ、何かが僕のちんぽをねっとり撫でるように触った。

「ウワッ!! なんだよ!」

 僕はベッドから飛び起きた。心臓がバクバク打っていた。まわりを見渡すが何もいない。何も見えない。正体不明の何かに、僕は心底怯えていた。警戒を解かず、全神経を集中させた。

 突然、僕の体に何かが巻きついてきた。それは蛇のように細長く、螺旋を描きながら僕の体にグルグル絡みついてきた。

 悲鳴をあげようとした僕の口に何かが突っ込まれた。見えないくせに、それはヌルヌルとしていた。僕は吐きそうになった。

 恐怖で前後不覚になっていた僕はいつの間にか全裸にされていた。それに気付いたのは、僕の裸の肌に、ヌルッとした感触を感じたからだ。僕は総毛立った。見えない蛇のような無数の触手が、僕の体を全身くまなく舐め回すのだ。

「ウッ…ウウッ……!!」

 僕の口の中を細長くぬめるものが出入りする。僕はうめき声を漏らすしかなかった。触手たちは僕のちんぽを握りしめ、しごき出した。

(なんだこいつ……! 俺のちんこしごいて変態の化け物かよ!)

 触手は絶妙な動きで僕を追いつめた。自分でやるオナニーなんか比べ物にならないくらいの快感だ。

「ウウーッ! アァァーーッ!!」

 僕は口を触手に犯されながら、喘ぎ声を漏らした。

 今、僕の体を支えているのは化け物の触手だ。僕の体は見えない触手によって持ち上げられていた。第三者が見れば、僕の体は宙に浮いているように見えるだろう。しかも、見えない手によってちんぽを扱かれ、身をくねらせながら、白濁を噴き上げている僕はなんと卑猥に見えていることか。

 触手たちは僕の全身を愛撫してくる。ねっとりと不快にベトつく手が、次第に気にならなくなり、僕は次から次へと押し寄せてくる快感の波に、なすすべもなく、よがり狂わされた。相手が目に見えないので、本当に頭がおかしくなりそうだった。いや、もうおかしくなっているのかもしれない。自分の正気を疑うほどの凄まじい快楽だった。

 何度も絶頂を向かえ、僕の体は自分で吐き出した精液まみれだった。

「アハァ……アァ……もう……だめぇ…イク…アァ…また…イックゥゥゥ…!!」

 僕は何度目かわからない射精をした。それはもはや強制だった。

 意識も朦朧としてきたころ、僕の肛門を広げる存在があった。

「ウウッ…アアアア…ソコ…ヤダッ!! やめろーーー!!」

 両手両足の自由を奪われている僕は、抵抗することも出来ず、化け物を肛門に受け入れるしかなかった。ヌルヌルと分泌液を吐き出しながら僕の中に入ってくるそれは、自分の意思で太さや硬さをかえられるらしく、アナルに侵入するときは細くなり、中に入ると太く膨らんだ。

 長大なものが、僕のアナルをズコズコと掘削する。激しい挿入に、腸が破られるのではないかと僕は恐くなり、化け物に向かって許してくれと泣いて頼んだ。

 当然化け物はやめてくれるはずもなく、容赦なく動いて僕を犯し続けた。

「アッ、アッ、アンッ…やめてくれッ! アァ、ソコ、ヘン! ヘンになる──!!」

 アナルを犯されているのに、僕は感じていた。未知の快感に、僕はまた射精していた。色々体の向きをかえ、何本も触手が入れ替わり、僕のアナルを犯しまくった。

「アァーンッ !アァァァツ!! いやだぁぁ!! またイッちゃう!! イッちゃうよ──!! アァァァ──ッ!!!」

 触手にちんぽをしごかれながら、射精した。量も少なくて快感より痛みのほうが強い。それでも射精を止められない。

 何時間も僕は見えない何かに犯された。僕の体は精液と奴らの体液でベトベトに濡れていた。

 気がつくとベッドの上に寝そべっていた。窓の外が明るくなっていた。体を起こすとあちこちが痛んだ。ヨロヨロと下におりてシャワーを浴びた。

 熱いコーヒーを飲みながら、昨夜の出来事はなんだったのか考えた。決して夢なんかではない。僕の体には太いロープで縛られたようなあとが全身に残っていた。何度もあいつらを受け入れた肛門は今でもジンジン痛む。

 目に見えない化け物に犯されたなんて、人に相談もできず、僕は答えを出せないまま、その日、魂が抜けたようにぼんやりと過ごした。夕方になった。

 またあいつらがやってきたらと思うと、夜がくるのが恐かった。またあんな風に犯されたら、今度こそ僕はおかしくなる。あの快感は、一度味わうと忘れられない。快楽を貪るだけの淫乱な獣に成り果ててしまう。それが恐い。恐いのに、日が落ちた窓の外を見て僕の心臓は高鳴った。夜になり、昨日と同じ時間になると、僕は自分からベッドに寝転がった。

「アァ……早く、早くきて僕をめちゃくちゃに犯してくれ! 焦らされるのは我慢ならないよ!」

 ふと風を感じた。見えない無数の触手が僕にむかって伸びてきた。僕ははしたなくヨダレを垂らして悦んだ。




Qpa Vol.11 マーキング


スポンサーサイト
[PR]

コメント

管理者にだけ表示を許可する