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NO!サプライズ!(1/2)

2019.08.18.Sun.
※寝取られ

 サプライズなんてするもんじゃない。

「いいっ、ああっ、翔くん、気持ちいいっ」

 真由の喘ぎ声を聞かされるはめになるなんて。

 もうすぐ付き合って3年の記念日だから、出張から帰る日をわざと一日遅く伝えて、花束とネックレスを持ってクローゼットに隠れて彼女の帰宅を待っていた。

 そしたらまさかの男連れ。いやいやただの知り合いとか友達かもしれないから! と俺の期待を裏切って、二人はすぐおっぱじめやがった。

「彼氏、帰ってくるんじゃないの?」
「明日だから大丈夫」

 クローゼットに彼氏がいるとは思わずに、いつも俺と真由が寝ているダブルベッドでギシアンを始めた。普段俺としている時より真由の声が大きい。見えないけど積極的に動いているのが気配でわかる。

 俺はといえば、完全に出るタイミングを逃していた。真由が男を連れて来た時点で姿を見せればよかったのに、勘違いかもとか、浮気だとしたら現場押さえないと、とか愚図愚図していたせいだ。

 どうしようと思っていたら真由が果てた。びっくりするような声をあげて。

「翔くん、えっちうまいよね。数矢とはぜんぜん違う」

 こんなこと聞かされるくらいなら、早く出ておけばよかった。

「真由ちゃんの彼氏って、そんなに下手なの?」
「数矢としてて気持ち良くなったことって、ほとんどないの」
「あんまり経験ないのかな? 女の子の体の愛し方を知らないんだろうね」
「じゃあ翔くんはたくさん経験あるの?」
「昔の話だよ。いまは真由ちゃん一筋」

 嘘くさい台詞のあと、また二人はチュッチュとキスをした。

 俺の経験人数? 真由を入れて2人だが、そんなの余計なお世話だ。俺は俺なりに真由を気持ち良くさせようと一生懸命だったのに。

 悔しさと情けなさから泣きそうになってきた。

「真由ちゃん、お腹すかない? なんか食べたいな。真由ちゃんのハンバーグ食べたい」
「もう、仕方ないなあ。材料足りないから買って来なくちゃ。良い子で待ってられる?」
「待ってる!」

 砂を吐きそうな2人のやり取り。俺がリクエストしても最近めったに作ってくれなくなったハンバーグ。間男には簡単に食べさせてやるのか。

 真由は服を着ると寝室を出て行った。少しして玄関のほうから扉の開閉の音が聞こえた。ベッドの間男は鼻歌を歌っている。性欲を満たし、次は食欲。それも満たしたらここで寝る気か? それだけは絶対に阻止せねば。

 クローゼットをそっと開けた。1メートルほど先に間男の横顔。よく見たら俺より若いじゃないか。真由のやつ、年下の男に手を出されたのか。

 相手が自分より年下だってことで気が大きくなってしまった。勢いよくクローゼットを開けて登場した。

「おいこらお前ッ!」
「うおっ」

 声をあげて間男がベッドから飛び起きる。

 目についたのは引きしまった体。俺より上背もある感じ。ぶらぶら揺れる大きいちんこ。

「うわ、だれ、あんた」
「真由の彼氏だ。お前こそ誰だよ」
「え、ずっとここにいたの?」
「そうだよ、お前らが乳繰り合ってんのもしっかり聞いたんだからな!」
「自分の彼女が男に寝取られてんの、ずっと中で聞いてたの? なにそれウケる。出てくるの遅すぎでしょ。もっと早く出てこないと。ふたりともイッたあとに出てきても仕方ないじゃん。なにしてんの、彼氏さん」
「うっ、うるさい! 俺に説教すんな! 何様だ!」
「俺様は、真由ちゃんと同じ会社の後輩でーす。先輩にはいろいろお世話になってて、最近下の世話もしてもらってまーす」

 テヘペロ(・ω<)するな。なんだこいつ。チャラすぎというか俺を舐め過ぎだろ。

「どういうつもりだ。俺に言うことないのか?!」
「言うこと? あ、彼氏さん、えっち下手らしいっすね。だから真由ちゃん、浮気するんすよ。もっとテクニック磨かないと」
「馬鹿にするなああっ!!」

 ブチッと頭のなかでなにか切れる音がして、俺は間男に殴りかかっていた。

 28年の人生で、殴りあいの喧嘩をしたことは一度もない。イメージと体の動きが一致しない。無駄に大きく振りあげた腕。それをしっかり見つめる間男に腕を掴まれ、逆に引っ張られて態勢を崩した。ベッドに倒れ込んだ俺の上に、間男が跨って座った。

「あぶねえ。いきなり殴りかかってくるとか怖すぎでしょ。図星さされて怒っちゃった? 俺に言わせりゃ、彼女が寝取られてるのにクローゼットに隠れてる男のほうがダセェけど。真由ちゃんが俺と浮気したのも、あんたのそういうとこが原因なんじゃない?」
「うるさい! お前みたいなチャラチャラした奴に言われたくない!!」
「チャラチャラしてても、俺のが真由ちゃんを満足させてんだよなぁ。あんたとしても、真由ちゃんは気持ち良くないんだって。真面目に生きてたって女の子を悦ばせてあげられないんじゃ、男として生きる意味ないでしょ」

 どんなに身をよじっても間男の体はびくともしなかった。体幹がしっかりしている。岩でも乗っかっているみたいだ。

 男に押さえつけられながら、プライドをズタズタにされる言葉を言われ続ける。この状況を逆転できない。これほどの屈辱はない。それに気付いたら鼻の奥がツーンとして、じわりと涙が滲んだ。

「うるさい! 重い! 退けよ!!」
「退いてもいいけど、また殴りかかってくるでしょ」
「当たり前だろ、ぶん殴ってやる!!」
「あれ、もしかして泣いてます?」

 と顔を覗きこんでくる。半泣きの俺を見て、間男は爆笑した。

「やべえ、まじウケる!! こんくらいで泣く?! 俺が弱い者いじめしてるみたいじゃん!」

 ヒーッと腹を抱えて間男は笑った。悔しくて余計に涙が溢れてくる。拭っても拭っても涙が止まらない。

「ごめんごめん、そんな泣かないでくださいよ。俺、泣かれると弱いんですよ」

 男はやっと俺の上から退いた。スプリングで軽減していたとは言え、胸の圧迫から解放されて大きく息を吸いこんだ。その無防備な隙をつかれて、体を仰向けにひっくり返された。

 間男が覆いかぶさるように顔を近づけて来る。間近で見るといまどきのイケメンだった。しかもいい匂いがする。

「いま俺のことイケメンだって思ったでしょ」
「思ってねえし」
「正直に言わないといたずらしちゃうぞー」

 かぷっと男は俺の首に噛みついた。

「わ、ばか! なにすんだよ!」
「だって彼氏さん、かわいい泣き顔してんだもん。ムラムラしてきちゃった。俺、人の泣き顔に興奮しちゃうんですよね」

 こいつ変態だ!

「いま変態って思ったでしょ」
「思った」
「あは。俺、女の子大好きだけど、男もイケるんですよ」

 間男の目がギラリと光った。男は俺の首を舐めながら股間を揉んだ。いやらしい手つきで。

「ひ──ッ! いっ、や──!! な、なにする、き、だよっ」
「なんだと思う? 当てられたら止めてあげる」
「強/姦!!」
「惜しい。和姦」

 わかん? わかんってなに?!

 男の手がモミモミ俺のちんこを揉み続ける。頭が働かん。布の上から扱くようにされて血液が集まりだす。俺の意識もそっちに持ってかれる。

 わかん。わかん。和姦。和姦か!

「和姦せんわ!」
「反応おっそ。面白いね、彼氏さん」

 ずるっとパンツごとズボンを脱がされた。直接ちんこを掴まれる。俺より大きい手。長い指が絡みつく。耳たぶを甘噛みされた。舌がなかに入ってきて聴覚を犯される。鳥肌が立った。

「あ──や、きもち、悪……! やめ……、や……!」
「数矢さんの体、全部舐めてあげる」
「名前、呼ぶな……! ああ、やめろ、いやだ……!!」

 彼女を寝取った男に力で敵わない。セックスのテクニックも敵わない。それだけでも充分な屈辱だというのに、まだこれ以上の辱めを受けないといけないのか。

「いや……だっ……ううっ……っく、いやっ……やめ、やめろ……ヒック……」

 しゃくりあげると男の手が止まった。俺の泣き顔を見ると、うっとりした表情で涙を舐める。

「数矢さんの泣き顔でイキそう。あ、いま気持ち悪いって思った?」
「わかってんなら、やめろ……ほんと、いやだ、おまえ、気持ち悪い、いやっ、や……!」
「ごめんね、数矢さん、もうちょっと我慢して。もうすぐ気持ち良くしてあげるから」

 間男の頭が下がって消えた。と思ったら俺のちんこが濡れた温かいものに包まれた。ぎょっと頭をあげたら間男が俺のちんこを咥えている。上目遣いに俺を見ながら上下に動く。

 窄められた唇が陰茎を扱く。温かい粘膜が全体を包みこむ。舌が括れをなぞり、先端を吸い上げる。

「ふあぁ……ぁ……っ、やめ……ばか、なに考えてんだっ……こんな、あ、やめろ、いやだっ」

 ジュルジュルジュルッ、ジュッポ、ヂュッ、ヂュウッ、ヂュウッ、ジュボジュボッ!

「ひあぁっ、あ、あぁっ、そんな、強く……吸うなっ……ぁあっ……ぃやだぁ……っ」

 グポッグポッ、ヂュウウウッ、ヂュッヂュッ!

「ひやっ、やあぁっ、あっ、あぁんっ、やめ、あぁっ、出るぅっ、いやだあぁっ」

 男は何も言わない。フェラの強弱で「出せ」と伝えてくる。

「やっ、やだっ、あっあっあっ、いやだっ、あぁっ、こんなの、やだっ」

 根本まで咥えこまれた。先端が男ののどに引きこまれたのがわかる。これはもう、膣だ。口のまんこだ。

「あ、く──ッ、あ、アアァ……イ、ィ──ッ!!」

 目の前が真っ白になった。間男の頭を押さえ付けながら俺は射精していた。

 精巣に溜まった精液全部絞りとられるようなフェラだった。真由のフェラとは比べ物にならない。

 快感が強すぎてしばらく立ち直れなかった。四肢を投げだし、茫然と天井を眺めた。一回で十分すぎる満足感があった。もう何もしたくない。何も考えたくない。

「どうだった? 良かったでしょ?」

 口を拭いながら間男がまた俺の上に乗っかってくる。

「すごい……よかった……」
「あはは。俺、フェラには自信あるんすよ。さくらんぼも蝶々結びできるしね」

 なんて無邪気に笑う。

「わ、わかった……から、退け、退いてくれ、頼む、もういいだろ」
「まだ終わってないですよ」

 男の足が俺の膝を掬い上げる。その奥へ、男は手を伸ばした。





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