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ほんとにあったら怖い話(2/2)

2017.09.02.Sat.
(前話はこちら)

 隣の和室へ移動して俺たちは抱き合った。キスしながら隙間なく密着する。俺の太ももの間に父さんの勃起したままのちんこが差し込まれ、俺もまた勃起した。

 それに気付いた父さんがちんこを二本握って扱いた。

「ああっ、あんっ、あぁんっ」
「気持ちいいかい?」
「気持ちいいっ、ああん、父さんのちんぽ、熱くて硬くて気持ちいいっ」
「ここへ入れてもいい?」

 父さんの指が俺の肛門をつんつんする。一瞬身がすくんだが、父さんに貫かれる自分を想像したらそれだけで幸せな気分になった。

「いいよ、俺も父さんのちんこ入れて欲しいっ!」
「うつぶせになって、腰をあげてくれるかい?」

 言われた通り、尻を父さんのほうへ向けた。何から何まで父さんに丸見えだ。穴の周辺を指でくるくると撫でられた。

「恥ずかしいよ!」
「痛くしないから大丈夫だよ」

 今度は生温かい舌でそこをピチャピチャと舐め始めた。

「ああっ、うそ、父さん……! そんなとこ、汚いっ」
「汚くなんかないよ。かわいらしい」

 慌てる俺の腰をしっかりつかんで、父さんは犬みたいに何度も何度も舐めてそこを唾液だらけにした。死ぬほど恥ずかしいと思うのに、俺のちんこはビンビンに勃起して、先っぽからは我慢汁がダラダラと溢れてきた。

「やだぁ……あぁんっ、父さんっ……変になっちゃうよぉ……!」
「どんなに乱れた明宏も、僕は大好きだよ」
「いやっ、あっ、ああっ」

 周囲を舐めていた舌がツプッと中へと入ってきた。狭い入り口をこじ開けて、伸ばせるだけ奥へと入ってくる。そして中の隅々まで舐め回した。

「ああっ、やっ、そんなとこ……やだぁ……父さん、もう抜いてっ」
「明宏のここ、すごく濡れてきたよ」
「やだっ、そんなこと言わないでよ!」
「男でも濡れるんだよ。明宏は素質があるみたいだね。グチョグチョになってきた」

 舌のかわりに父さんは指をいれてきた。長い指は舌じゃ無理だった場所まで届いて、体の中に父さんが入り込んでいるとしっかり自覚できるほどだった。

 指でこれなら、父さんのちんぽが入ったら……。想像しただけで体が震えた。

 父さんは念入りに中を解した。おかしな感覚になる場所は前立腺だと教えてくれた。そこをいじられるとビクンビクンと腰が跳ねあがって声を抑えられなかった。自分が自分じゃなくなるような感覚。淫らな格好で、女みたいに喘いで、ついには「早く入れて!」と叫んでいた。

「ねえ、早く……もう入れてよぉっ……父さんのちんぽ入れてってば!」
「わかったから、そんなに焦らないで」

 指が抜かれ、かわりにあてがわれたのはその何倍も太さのあるもの。父さんは自分の先走りを俺の肛門になすりつけた。ネチョネチョと音がする。

「いい? いまから入れるよ?」
「早く……!!」

 ゆっくり先端が押し込まれる。

「わかる? 僕のものが明宏のなかに入っていくよ」

 話しかけながら父さんは腰を押し進め、じわじわと時間をかけて僕の中に入って来た。尻に父さんの腹がぶつかり、全部入ったことがわかった。無意識に止めていた息を吐きだし、俺は深呼吸した。

「ありがとう、明宏。僕のを全部、飲みこんでくれたね。嬉しいよ」
「俺も嬉しい……父さんのちんぽ、すごく感じる……これで俺たち、本当の親子だよね」
「ああ。血は繋がっていなくても、身も心も繋がった正真正銘の親子だよ」
「父さん、俺のなかでイッて」
「かわいい明宏。愛しているよ」

 父さんのビキビキに勃起したちんこが俺の中を何度も何度も突きあげた。

 異物感があったのは最初だけで、前立腺をゴリゴリと擦られる度たび俺のちんこの先からは我慢汁が溢れ出した。ガンガン奥を打たれる動きに合わせてブルンブルンとちんこが揺れる。シーツにこすれる刺激も手つだって、触らなくてもイッてしまいそうになる。

「はぁ! あっ、あっ! あんっ! あぁん!! 父さん、止めてっ! ちんぽ止めてっ!」
「どうしたんだい?」
「あぁっ、イッちゃうっ、あっ、やぁっ、ちんぽズボズボされるの、気持ちよくてイッちゃうから! 止めて!!」
「もうイッちゃうの? 若い証拠だね」

 促すように父さんは俺のちんこを握るとコスコスと上下に扱いた。

「ああぁ!! だめってばっ! ほんとにイッちゃうっ、あっあっ、やだっ、ああっ、あぁああんっ!!」

 二回目だというのにビュルルルッと勢いよく精液が飛び出した。俺ばかりがイカされている。父さんは気持ちよくないのだろうかと不安になって振り返って見た。

 父さんの全身から男の色気がムンムンと立ちこめている。男というより、雄という匂いがする。胸がキュンとした。

「良かったかい?」
「父さんは良くない?」
「凄く気持ちいいよ。明宏のなかトロトロに仕上がってる。僕もこのなかに出していいかな? 実はさっきからずっと我慢してるんだ」
「俺のこと好き?」
「好きだよ」
「母さんより?」
「ああ。母さんよりも誰よりも、明宏を愛してる」
「じゃあ、父さんの精液、俺の中にいっぱい頂戴。俺を父さんの女にして」
「明宏はもう僕の恋人だよ」

 父さんは一旦ちんこを抜くと俺を仰向けにして再度挿入した。顔を見ながらの正常位の挿入は格別だった。

「俺また立っちゃうかも」
「何度でもイケばいいさ」

 父さんがキスをしてくれる。舌を絡ませながら父さんのちんこが俺の中を動く。

 しばらくして、父さんは俺の中で果てた。



 翌日の昼前に旅館を出た。父さんの車で家へと向かう。

「まだ時間もあるし、どこか遊びに行こうか?」

 父さんの提案に曖昧に頷き返す。今はとにかく二人きりでいたい。さっき通りすがりに見えたラブホテル。あそこだっていい。いや、ああいう場所がいい。

 昨日はほとんど一日中裸で過ごした。さすがに射精に至るようなセックスは疲れるから、肌と肌を密着させ、お互いの体を触ったり、キスしたり、イチャイチャしてばかりいた。

 今日もずっとそんなことをしていたい。

「コンビニがあるけど、寄るかい?」

 少し先にコンビニの看板が見えた。

「俺、あそこと同じ系列のコンビニでバイトしてたことある。母さんが父さんと再婚する前」
「知ってるよ」
「話したっけ?」
「母さんから君の話はよく聞いていたからね。自慢の息子だって」
「店長が嫌な奴で辞めちゃったんだよね」
「そうだったんだ。そんな店、辞めて正解だよ」

 コンビニにもどこにも寄らず、まっすぐ家に帰ることにした。助手席から父さんの太ももに手を乗せた俺の意図を父さんもわかってくれたらしい。父さんは俺の手を自分の股間へ導いた。布の下にある肉の塊。それを触っていやらしい気持ちになる日がくるなんて思いもしなかった。

 家のガレージに車を止め、トランクから荷物を出していたら近所のおばさんが声をかけてきた。

「あら、こんにちは。おでかけだったの?」
「ええ。たまには息抜きでもと思って温泉に」

 父さんが穏やかに笑いながら答える。

「まあいいわね。奥さんは? お留守番?」

 父さんはチラッと俺の方を見た。

「妻は体調を崩して前から実家のほうで静養中なんです」
「そうだったの? 私何も知らなくて。大変ね。じゃあ今はお二人で?」
「ええ。男二人ですけど、なんとかやれてます」

 感心感心とでもいうようにおばさんは頷いた。

「そういえば、田舎暮らし始めたっていうご両親はお元気?」

 えっ、と父さんを見上げる。父さんの両親はすでに亡くなっているはずじゃ?

「実は……」

 父さんは難しい顔で目を伏せた。

「田舎暮らしを初めてすぐの頃、車の事故で二人とも……。本当はお知らせしなきゃいけなかったんですが、突然のことで僕も心の整理がつかなくて」
「まあまあ!! そうだったの?! それはそれは……お気の毒ねえ。お葬式はどうなさったの?」
「田舎のほうで身内だけで……報告が今頃になってしまって申し訳ありません」

 父さんが頭をさげるとおばさんは顔の前で手をブンブン振った。

「そんな! 私こそ色々聞いちゃってごめんなさいね! 辛いこと思い出させちゃって! 奥さんもご病気だったなんて……ねえ……。お父さんを支えてあげてね」

 最後は俺に向かって言われたので、「はい」と頷いておいた。

 それでは、と父さんに背中を押されて家の中に入った。

「あの人話好きな人だから、色々聞かれちゃったね。母さんのこと、嘘ついてごめんね」
「いいよ。好きな男ができて出て行ったなんて恥ずかしくて言えないよ」
「母さんがいなくて寂しいかい?」
「父さんがいてくれるからそれでいい。ぶっちゃけ、今は母さんに帰ってきてほしくないかも」

 笑いながら父さんに抱きついてキスする。

「こんなとこ、見せらんないし」
「そうだね。僕も母さんより明宏のことを愛しているから、いま帰って来られても困るな」

 父さんの手が俺の尻を鷲掴む。その指先が奥の穴を探り当てる。

「そんなに俺が好き?」

 そう問いかける俺はすっかり雌の顔つきだ。見なくてもわかる。

「ああ。好きだよ。明宏だけが、ずっとずっと好きだった。初めて見た時から、ね」

 口を塞がれ舌を差し込まれる。のどの奥まで舐めつくすような激しいキスに呼吸が苦しくなる。喘ぐ俺の服を父さんが脱がせていく。

 きっと今日もどこにも行かずにセックスばかりしているだろう。盛りのついた猿みたいに。明日も明後日も、ずっと二人だけで。

 ※※※

 寝室まで待てずに、玄関に近い和室を明宏はセックスの場所に選んだ。もうすっかりセックスの虜だ。さっきのご近所さんがまだ外にいたら、明宏のはしたない声を聞かれてしまうかもしれない。

 両親のことを訊かれた時は少し焦った。しかしすぐ、明宏に聞かせていた話と繋げた新しい嘘を思いついた。

 30代に入ったあたりから、結婚はまだかと急かしてきた僕の両親。自分が男しか好きになれないと言ってみたら酷い剣幕で父は怒り、母はノイローゼになったと精神科へ通うようになった。

 あなたのせいで眠れなくなったと嫌味を言いながら僕の目の前で睡眠薬を飲む母を見て吹っ切れた。

 二人の食事に睡眠薬を入れ、ぐっすり熟睡している二人を手にかけた。二人の遺体は父の実家があった田舎へ運び、父所有の山林へ埋めた。帰りの山道、父の車を崖から落としておいた。その車が発見されるまでに三年かかった。遺体は動物に食われたか、事故直後まだ生きていた二人がどこかへ移動し、そこで力尽きたのだろうと判断された。

 本当の居場所には二人が欲しがっていた僕の妻も眠っている。

 彼女には申し訳ないことをした。明宏を手に入れるために彼女を利用してしまった。

 明宏を初めて見たのはたまたま入ったコンビニでだった。かわいい子が働いているなと気になって何度か通った。仕事終わりを待って尾行もした。彼が母子家庭であることを知り、ある計画が閃いた。

 彼の母親に近づき、結婚までこぎつけた。

 養子縁組を迫った時、彼女はそれを拒んだ。お金目当てだと思われたくないだとか言っていたが、彼女の慎ましさはただ鬱陶しいだけだった。僕はただ戸籍上でも明宏と結ばれたかっただけなのに。

 もしかしたらその頃から女の勘が働いていたのかもしれない。結婚数ヶ月後、彼女から「あなた、本当に私が好きで結婚したの? もしかして……」と最後言葉を濁した彼女の唇は次に「あ」という声を発しようとしていた。明宏の「あ」。

『もしかして、明宏目当てだったの?』

 彼女の心の声が聞こえた気がして、面倒なことになる前に口を塞いだ。

 彼女を手にかけた場所は偶然にも、いま明宏を抱いているこの和室だ。母親を奪ったことは申し訳ない。一生をかけて明宏には償いをしよう。母親とろくでもない男だったという実の父親、祖父母、彼らの分まで僕が明宏を愛そう。

「ああっ、あんっ、気持ちいいっ、父さんのちんぽ、気持ちいいっ!!」
「出すよ、明宏の中に」
「イッて! 俺のなか、父さんの精液でいっぱいにして!!」

 一心不乱に快楽を貪り、すすんでいやらしい言葉を口にするかわいい明宏。明宏は僕のものだ。この先、一生。何があっても。




ポルノグラファー

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