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更新履歴・お知らせ

2017/11/20
雨の日の再会1、更新

2017/11/19
ピンクの唇、完結

2017/11/2
赤い爪、完結

2017/10/28
スカートめくり、完結

2017/10/23
続続続・ひとでなし2、完結

2017/10/22
続続続・ひとでなし1、更新

2017/10/21
続続・ひとでなし2、完結

2017/10/20
続続・ひとでなし1、更新

2017/10/19
続・ひとでなし2、完結

2017/10/18
続・ひとでなし1、更新

2017/09/08
ひとでなし2、完結

2017/09/07
ひとでなし1、更新

2017/09/02
ほんとにあったら怖い話2完結

2017/09/01
ほんとにあったら怖い話1更新

2017/07/28
コンビ愛更新、完結

2017/07/06
第二ボタン2更新、完結

2017/07/05
第二ボタン1更新

2017/05/25
ちょろくない2更新、完結

2017/05/24
ちょろくない1更新

2017/05/16
やっぱちょろい2更新、完結

2017/05/15
やっぱちょろい1更新

2017/02/11
メリクリあけおめ2更新、完結

2017/02/10
メリクリあけおめ1更新

2016/11/14
義父の訪問更新、完結

2016/10/27
覗き2更新、完結

2016/10/26
覗き1更新

2016/10/22
終わらない夜2更新、完結

2016/10/21
終わらない夜1更新

2016/10/16
凹の懊悩2更新、完結

2016/10/15
凹の懊悩1更新

2016/09/28
可愛さも憎さも百倍2更新、完結

2016/09/27
可愛さも憎さも百倍1更新

2016/09/22
利害の一致2更新、完結

2016/09/21
利害の一致1更新

2016/09/16
楽しい記憶喪失!3更新、完結

2016/09/15
楽しい記憶喪失!2更新

2016/09/14
楽しい記憶喪失!1更新

2016/09/13
楽しい同棲!2更新、完結

2016/09/12
楽しい同棲!1更新

2016/09/11
Phantom15更新、完結

2016/09/10
Phantom14更新

2016/09/09
Phantom13更新

2016/09/08
Phantom12更新

2016/09/07
Phantom11更新

2016/09/06
Phantom10更新

2016/09/05
Phantom9更新

2016/09/04
Phantom8更新

2016/09/03
Phantom7更新

2016/09/02
Phantom6更新

2016/09/01
Phantom5更新

2016/08/31
Phantom4更新
リンク一件追加

2016/08/30
Phantom3更新

2016/08/29
Phantom2更新

2016/08/28
Phantom1更新

2016/08/04
嘘7更新、完結

2016/08/03
嘘6更新

2016/08/02
嘘5更新

2016/08/01
嘘4更新

2016/07/31
嘘3更新

2016/07/30
嘘2更新

2016/07/29
嘘1更新

2016/07/18
Love Scars3更新、完結

2016/07/17
Love Scars2更新

2016/07/16
Love Scars1更新

2016/07/13
行きつく先は5更新、完結

2016/07/12
行きつく先は4更新

2016/07/11
行きつく先は3更新

2016/07/10
行きつく先は2更新

2016/07/09
行きつく先は1更新

2016/07/04
電話が鳴る7更新、完結

2016/07/03
電話が鳴る6更新

2016/07/02
電話が鳴る5更新

2016/07/01
電話が鳴る4更新

2016/06/30
電話が鳴る3更新

2016/06/29
電話が鳴る2更新

2016/06/28
電話が鳴る1更新

2016/06/16
今日の相手も2更新、完結

2016/06/15
今日の相手も1更新

2016/06/08
今日の相手は2更新、完結

2016/06/07
今日の相手は1更新

2016/05/25
いおや2更新、完結

2016/05/24
いおや1更新

2016/05/14
奇跡2更新、完結

2016/05/13
奇跡1更新

2016/04/28
ターゲット2更新、完結

2016/04/27
ターゲット1更新

2016/03/02
視線の先2更新、完結

2016/03/01
視線の先1更新

2016/02/23
性癖の道連れ2更新、完結

2016/02/22
性癖の道連れ1更新

2016/02/15
DL販売お知らせ

2016/01/20
尾行2更新、完結

2016/01/19
尾行1更新

2015/12/07
遺作2更新、完結

2015/12/06
遺作1更新

2015/12/02
昼夜2更新、完結

2015/12/01
昼夜1更新

2015/11/26
大小2更新、完結

2015/11/25
大小1更新

2015/11/15
彼はセールスマン2更新、完結

2015/11/14
彼はセールスマン1更新

2015/10/22
2度あることは2更新、完結

2015/10/21
2度あることは1更新

2015/09/18
死神さんいらっしゃい2更新、完結

2015/09/17
死神さんいらっしゃい1更新

2015/09/08
Congratulations2更新、完結

2015/09/07
Congratulations1更新

2015/09/01
待田くんに春の気配3更新、完結

2015/08/31
待田くんに春の気配2更新

2015/08/30
待田くんに春の気配1更新

2015/08/11
亀の恩返し2更新、完結

2015/08/11
亀の恩返し1更新

2015/08/07
Aからのメール2更新、完結

2015/08/06
Aからのメール1更新

2015/07/06
5年後2更新、完結

2015/07/05
5年後1更新

2015/07/04
待っててね2更新、完結

2015/07/03
待っててね1更新

2015/05/11
その後3更新、完結

2015/05/10
その後2更新

2015/05/09
リクエスト小説
その後1更新

2015/05/05
待田くんに春はこない2更新、完結

2015/05/04
待田くんに春はこない1更新

2015/04/30
楽しいシーソーゲーム!2
更新、完結

2015/04/29
楽しいシーソーゲーム!1更新

2015/04/21
楽しい親子喧嘩!1
楽しい親子喧嘩!2更新、完結

2015/04/16
楽しい放課後!2更新、完結

2015/04/15
楽しい放課後!1更新

2015/04/06
楽しい合コン!2更新、完結

2015/04/05
楽しい合コン!1更新

2015/04/01
楽しいお見舞い!2更新、完結

2015/03/30
楽しいお見舞い!1更新

2015/03/24
楽しい旧校舎!2更新、完結

2015/03/23
楽しい旧校舎!1更新

2015/03/16
楽しい入院生活!2更新、完結

2015/03/15
楽しい入院生活!1更新

2015/03/05
楽しい遊園地!2更新、完結

2015/03/04
楽しい遊園地!1更新

2015/02/27
楽しいロッカールーム!2更新、完結

2015/02/26
楽しいロッカールーム!1更新

2015/02/16
楽しいOB会!2更新、完結

2015/02/15
楽しいOB会!1更新

2015/02/14
一周年!!
いつもありがとうございます!
君は日向の匂い更新、完結
シンデレラアイドルのSSです

2015/02/13
保健室の先生2更新、完結

2015/02/12
保健室の先生1更新

2015/02/11
teeth2更新、完結

2015/02/10
teeth1更新

2015/02/09
楽しい初カノ!2更新、完結

2015/02/08
楽しい初カノ!1更新

2015/01/31
楽しい勉強会!2更新、完結

2015/01/30
楽しい勉強会!1更新

2015/01/23
楽しいお泊り!2更新、完結

2015/01/22
リクエスト小説
楽しいお泊り!1更新

2015/01/08
明けましておめでとうございます!
本年も宜しくお願い致します!
リクエスト小説
両想い1、2更新、完結

2014/12/12
楽しい合宿!2更新、完結

2014/12/11
楽しい合宿!1更新

2014/12/01
アガルタ2更新、完結

2014/11/30
リクエスト小説
アガルタ1更新

2014/11/23
朝のお楽しみ2更新、完結

2014/11/22
リクエスト小説
朝のお楽しみ1更新

2014/11/14
即位式2更新、完結

2014/11/13
即位式1更新

2014/11/04
裏ドSくん3更新、完結

2014/11/03
裏ドSくん2更新

2014/11/02
裏ドSくん1更新

2014/11/01
ひみつのドSくん2更新、完結

2014/10/31
ひみつのドSくん1更新

2014/10/30
伴侶1、2更新、完結

2014/10/27
支配人3更新、完結

2014/10/26
支配人2更新

2014/10/25
支配人1更新

2014/10/24
隣人3更新、完結

2014/10/23
隣人2更新

2014/10/22
隣人1更新

2014/10/15
元上司2更新、完結

2014/10/14
リクエスト小説
元上司 1更新

2014/10/10
ニコニコドッグⅡ 2更新、完結

2014/10/09
リクエスト小説
ニコニコドッグⅡ 1更新

2014/10/04
茶番2更新、完結

2014/10/03
リクエスト小説
茶番1更新

2014/09/12
「ちょろい 2」更新、完結

2014/09/11
「ちょろい 1」更新

2014/09/08
「新雪の君」更新、完結

2014/09/06
コメントお返事させて頂きました

2014/09/05
「すばらしい日々3」更新、完結

2014/09/04
「すばらしい日々2」更新
コメントお返事させて頂きました

2014/09/03
リクエスト小説
「すばらしい日々1」更新
コメントお返事させて頂きました

2014/09/01
「好きと言って4」更新、完結

2014/08/31
「好きと言って3」更新

2014/08/30
「好きと言って2」更新

2014/08/29
リクエスト小説
「好きと言って1」更新

2014/08/24
「純粋に近付いた何か2」更新、完結

2014/08/23
リクエスト小説
「純粋に近付いた何か 1」更新

2014/08/15
コメントお返事させて頂きました

2014/08/14
再会2更新、完結
コメレスさせて頂きました

2014/08/13
リクエスト小説「再会1」更新
「ノビ」の続編です

2014/07/26
コメントお返事させて頂きました

2014/07/25
息子さんを僕にください2更新完結

2014/07/24
リクエスト小説「息子さんを僕にください1」更新
娘さんを僕に下さいとは無関係ですw

2014/07/22
コメントお返事させて頂きました

2014/07/20
久しく為さば須らく2更新、完結
コメントお返事させて頂きました

2014/07/19
リクエスト小説「久しく為さば須らく1」更新
コメントお返事させて頂きました

2014/07/18
コメントお返事させて頂きました

2014/07/16
コメントお返事させて頂きました

2014/07/15
コメントお返事させて頂きました

2014/07/14
コメントお返事させて頂きました

2014/07/13
リクエスト小説「嫉妬せいでか2」更新、完結
コメお返事させて頂きました

リクエスト小説「嫉妬せいでか1」更新

2014/07/11
拍手お返事させて頂きました
お知らせ一件

2014/07/10
コメント、拍手お返事させて頂きました

2014/07/09
拍手お返事させて頂きました

2014/07/08
コメント、拍手お返事させて頂きました
耽溺 2更新、完結

2014/07/07
拍手お返事させて頂きました
リクエスト小説「耽溺 1」更新

2014/07/06
拍手お返事させて頂きました

2014/07/05
拍手お返事させて頂きました

2014/07/04
コメント、拍手、お返事させて頂きました

2014/07/03
コメント、拍手、お返事させて頂きました
吉原と拓海その後 2更新、完結

2014/07/02
コメント、拍手、お返事させて頂きました
吉原と拓海その後1更新しました

2014/07/01
コメントお返事させて頂きました
シンデレラアイドル2更新、完結

2014/06/30
拍手お返事させて頂きました
シンデレラアイドル1更新しました

2014/06/29
リクエスト募集してます

2014/06/27
拍手お返事させて頂きました

2014/06/24
目は口ほどに 更新、完結

2014/06/17
茶々丸更新、完結
獣姦っぽい

2014/06/11
連鎖 2更新、完結

2014/06/10
連鎖 1更新

2014/06/07
拍手お返事させて頂きました

2014/06/06
拍手お返事させて頂きました

2014/06/05
拍手お返事させて頂きました

2014/06/04
元旦那さん 2更新、完結

2014/06/03
元旦那さん 1更新
旦那さんの続きです

2014/05/29
昨日の記事の続きで拍手お返事させてもらっています

2014/05/28
旦那さん 2更新、完結

2014/05/27
旦那さん 1更新

2014/05/22
夢の時間2更新、完結

2014/05/21
アンケート1位小説「親子」
夢の時間1更新

2014/05/16
この物語はフィクションです更新、完結

2014/05/14
アンケート1位小説「教師と生徒」で先生受け。
信じて下さい更新。完結

2014/05/11
純粋とは程遠いなにか2更新。完結
ダウンロード販売のお知らせ

2014/05/09
純粋とは程遠い何か1更新

2014/05/01
長男としての責務2更新。完結

2014/04/30
長男としての責務1更新

2014/04/27
セフレ更新。完結

2014/04/21
嘘が真になる2更新。完結

2014/04/20
嘘が真になる1更新。
アンケート終了しました
投票してくださった皆さんありがとうございました!

2014/04/15
親切が仇になる2更新。完結

2014/04/14
親切が仇になる1更新

2014/04/11
家庭教師更新。完結

2014/04/09
惚れ薬2更新。完結

2014/04/08
惚れ薬1更新

2014/04/05
ニコニコドッグ更新。完結

2014/04/03
健やかなるときも病めるときも更新。完結
アンケート設置1ヶ月記念更新
回答ありがとうございます!

2014/04/02
お隣さん2更新。完結

2014/04/01
お隣さん1更新

2014/03/28
B3-17 はるか更新。完結

2014/03/27
会話の語尾は常にハートマーク更新。完結

2014/03/24
僕の居場所更新。完結

2014/03/21
兄弟愛(3/3)更新。完結

ストックを全て出し切ってしまいましたので毎日更新は今日で終わりになります。
これからは書き終わり次第更新していきますので、引き続きよろしくお願い致します。

2014/03/20
兄弟愛(2/3)更新。

2014/03/19
兄弟愛(1/3)更新。

2014/03/18
7歳の高校生更新。完結

2014/03/17
7歳の高校生更新

2014/03/16
裏の顔更新。完結
アンケート2位「教師と生徒」
少し違う感じになりました。

2014/03/15
残業も悪くない更新。完結
アンケート結果を反映させてみました。
アンケートに答えてくださった皆さんありがとうございます。引き続きお願い致します

2014/03/14
片思い更新。完結

2014/03/13
クラスの地味男更新。完結

2014/03/12
吉原と拓海更新。完結

2014/03/11
罠更新。完結

2014/03/10
同級生更新。完結

2014/03/09
目覚め更新。完結
FC2小説にて、
閃光戦士フラシュレッド!公開。完結。

2014/03/08
やってられない更新。完結

2014/03/07
地下の城ピュラタ更新。完結

2014/03/06
地下の城ピュラタ更新。

2014/03/05
部室にて更新。完結

2014/03/04
すべからく長生きせよ更新。完結

2014/03/03
秘め事更新。完結
アンケート設置。ご協力お願いします

2014/03/02
映画館にて更新。完結

2014/03/01
大迷惑@一角獣更新。完結

2014/02/28
大迷惑@一角獣更新。

2014/02/27
僕はセールスマン更新。完結

2014/02/26
俺のセールスマン更新。完結

2014/02/25
夏の夜更新。完結

2014/02/24
妄想更新。完結

2014/02/23
先生 その2更新。完結

2014/02/22
洞窟更新。完結

2014/02/21
洞窟更新。

2014/02/20
先生 その1(1-2)更新。
先生 その1(2-2)更新。完結

2014/02/19
娘さんを僕にください更新。完結

2014/02/18
ノビ更新。完結

2014/02/17
ノビ更新。

2014/02/16
1万3千円更新。完結

2014/02/15
1万3千円更新。

2014/02/14
ファンレター更新。完結

2014/02/14
ブログ始動。
「ファンレター」公開。

よろしくお願いします。

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DiGiket.comさん

薔薇色の日々
  (「裏の顔」改訂版)

不埒な短編集
 短編3つ

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 短編3つ

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いおや(2/2)

<前話はこちら>

 僕は父さんの腰に足を巻きつけた。単調な動きに合わせて尻を動かす。奥で父さんを締め付ける。一回でなんて終わらせない。

 肘をついて頭をあげた。反射的に離れようとする父さんの肩を掴んで起き上がる。父さんの腰に座る形の対面座位。近くで顔を観察できる。

「父さん、キスして」
「断る! 俺のことを父さんと呼ぶな!」
「真治さん」
「ふざけるな!」

 父さんは目を吊り上げた。

「絵美の真似をして俺を呼ぶな! 虫唾が走る!」
「だったらキスして! 真治さん真治さん真治さん真治さんっ」

 僕を黙らせるために父さんは嫌々唇を合わせた。ただ押さえつけただけのキスで、唇はがっちり閉じられている。仕方なく表面を舐め回した。なんとか隙間を作れないかと舌先を動かすが頑なに閉じられるだけだった。

 父さんの胸に手を当てた。乳首を弾くと手を叩き落とされた。逆に手を掴んで僕のちんぽに押し当てた。

「僕をあと1回イカせてくれたら今日はもう許してあげる。この条件が飲めないなら、証拠の動画と一緒に母さんに全部話す」
「動画?」

 父さんは部屋を見渡した。撮影機器を置いておけそうな棚やタンスの上は目を凝らしていた。見つけられずに、僕に視線を戻した。

「動画なんて撮っているのか?」

 父さんを縛り付けるための嘘だ。信じた父さんは眩暈でも感じたように軽く体を揺らした。打ちひしがれた様子でしばらく言葉を失っていたが、何か思いついたようにしっかり僕を見据えた。

「それは、君が俺に乱暴されたと主張することが嘘だという証拠になる」

 とうっすら口に笑みを浮かべる。意識的というより自然に零れ出た笑みに見える。

「確かに、父さんに強/姦されたとは言えなくなるね。でも動画を見て母さんが平気でいられると思う? 大事に育てて来た息子が、義理の父親を犯してよがりまくってるところを見て正気でいられる? 愛する夫が自分の息子相手にちんぽおっ立てて、最後は中出ししちゃうところを見て、これから先も夫婦生活を続けられる? 僕はどっちでもいいんだ。父さんが僕を拒むなら、全部ぶち壊すつもりなんだから」
「この、悪魔め……!!」

 どうあっても行く先は地獄しかない。父さんもそれがやっとわかったみたいだ。今度は僕が微笑み返して、油断していた唇にキスした。逃げられないよう頭を掴んでめちゃくちゃに口の中を舐め回した。

「やめ……っ……ろ……ッ!!」

 頭髪を掴んで引きはがされた。引っ張られた頭皮が痛い。さっき打たれた頬は痛みは引いたが腫れぼったい感じがしている。実際顔が腫れているのだろう。ここまで嫌われているのかと思うと笑えてきた。

「あと1回。これが僕からの絶対条件。あ、そうだ。第3の選択肢があった。僕を殺す。好きなのを選んで」
「……正直、君を殺したい……でも、出来るわけないだろう……!!」

 父さんはまた目を充血させながら、押し殺した声を吐きだした。

 父さんの手によって殺されるなら本望だったのに、残念だ。

「あと1回だな。1回出せば、もうこんな狂った真似はやめてくれるんだな」
「今日のところはね」
「だったら後ろを向いてくれ。君の顔を見たくない」
「バック? それ好きな体位」

 喜ぶ僕を見て父さんの眉間の皺がさらに深くなった。顔を見られないし、こちらから父さんに触れることはできないけれど、犯されてる感が強くて僕は後背位が好きだ。

 腰を引く父さんの上から退いてベッドにうつ伏せた。肩越しに振り返ると父さんが自分のちんこを掴んで僕の尻の間に入れようとしているのが見える。挿入しやすいように尻を持ち上げた。硬くて熱い父さんの勃起ちんこが僕の奥深くまでズブズブと入ってくる。

「あぁぁ……ぁあんっ……イッ……ちゃいそぅ……」
「早くいけ」

 パンパンパンと父さんが腰を振る。前立腺をゴリゴリやられて、ちんぽもシーツに擦れるからすごく気持ちがいい。

「ぜん、りつせ……んっ! そこ、もっとしてっ……父さんのおちんぽで僕のいいとこ、いっぱい、突きまくって……!」
「お断りだ」
「そのほうが……早く、終わるのに……?」

 考えるような間のあと、父さんは「どこだ、ここか?」と色々角度をかえた。

「んっ、ちがっ……あっ、いまの! そこ! あっ、あは! そこ気持ちいいっ! 父さんのおちんぽ、僕の前立腺に当たってる! はあぁん、気持ちいい!」
「いちいち……言うな……ッ」

 父さんの息遣いが乱れて浅い。父さんも気持ちよくなってくれているのかと思うと嬉しくて頑張って締め付ける。

「父さん……、大好きだよっ……! あはぁっ……あ、あん! あぁん! おちんぽ熱くて硬くて気持ちいい! 父さんはどう? 僕のけつまんこ気持ちいい?!」
「汚らしい言葉を……使うな……!」

 声も低くなっている。射精の瞬間が近いのかもしれない。

「僕のちんぽ、もう……ヌルヌルッ……イッちゃうっ……父さんに中出しされたら、僕もうイッちゃうかも……!!」

 父さんが後ろから抱きついてきた。首を捻ってキスをねだったら、頭を布団に押さえつけられた。枕の時と同じ、こちらが窒息しようが気にかけない強い力だ。

「早く終わらせてくれ!」

 悲鳴みたいに叫んでピストンの速度をあげる。僕の頬に父さんの荒い息遣いがかかる。必死に横目で父さんを見ると、眉間に皺を寄せて、歯を食いしばって目を閉じていた。

 ギュッと骨が軋むほどに体を抱きしめられた。父さんは呻きながら射精した。ビュッビュッと大量の熱い精液が僕の中に注がれる。父さんは僕の中に出してくれた。

 射精後、手の力が抜けた。いまだ、と父さんに顔を近づける。唇まで届かず、髭がチクチクする頬を舐めた。

「やめろ。俺は終わったぞ」
「僕はまだだよ」
「……だったら手でしてやる」
「じゃあ、このまま抜かずにキスしながら手でして」
「つけあがるな」

 舌打ちしながらも父さんは僕の顎に手をかけると可動域なんか気にしないで自分のほうへ向け、嫌々を隠さずキスしてくれた。キスしやすいよう半身を起こすと、父さんの手が僕のペニスを握った。

 動きかけた手が一瞬止まったのは、射精したかのようにグチョグチョに濡れているからかもしれない。でも最後には諦めたようにゴシゴシ扱きだした。

 父さんのちんぽを挿入されたまま、僕の体には精液を溜めたまま、父さんにキスされながらちんぽを扱かれている。信じられないほどの幸福感に包まれて、危うく達してしまいそうになる。

「はぁ……あっ……ん……ふっ……」

 全部味わいたくて父さんの舌を吸ったり食んだり舐めたりする。父さんは投げやりに舌を絡めてくれる。

「あふっ……あぁ……っちゃ……父さ……ん! 僕、あっ……イッちゃう……!!」

 父さんの手に手を重ねて僕は射精した。父さんの手越しでも射精の勢いが伝わるほどたくさん吐きだした。父さんは手に出される生温かい液体の感触に顔を顰めている。

「これでもういいだろう」

 疲れたように呟くと、僕の中からズルリと抜け出て体を起こした。僕に背を向けてベッドに腰かける。

「これきりだ。もう二度としない。君が高校を卒業するまでは養育者の義務として面倒を見る。だが、卒業後はこの家を出てもらう。君が出て行かないなら、俺が出て行く。君とは親子になれない。君の声を聞いているだけで反吐が出そうだ」

 サイドボードに置いてあるティッシュで手を拭いながら、父さんは淡々とした口調で言った。もう怒りさえ通りこしてしまった心境なのかもしれない。

「僕は父さんから離れる気はないよ」
「君の意見は聞かない」
「僕を追い出そうとするなら母さんに全部バラす。動画をネットにあげて、父さんの仕事先の人たちにも、近所の人たちにも、世界中の人に見てもらう!」

 ゴミ屑を見るような目で僕をちらっと見ると、父さんはため息をついてベッドから腰をあげた。

「俺の考えはかわらない。家族のふりをするのは卒業までだ」

 父さんは寝室を出た。遠ざかる足音を聞きながら、僕はベッドに寝転がった。父さんの枕に顔を埋める。落ち着く匂いだ。

 今回のことで父さんの警戒心はかなり高まった。もう迂闊に僕と二人きりになる時間は作らないだろう。母さんが一緒でもなかなか油断はしてくれなさそうだ。

だが卒業までまだ半年以上ある。父さんの考えを変えるには充分な時間だ。僕は絶対に諦めるつもりはない。




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2016-05-25(Wed) 21:20| いおや| トラックバック(-)| コメント 4

いおや(1/2)

※無理矢理。やおい。

 母さんが出かけたのを見届けたあと、僕は母さんたちの寝室へ向かった。

 そっと扉を開けるとカーテンのせいで中はまだ薄暗い。中央にベッド。耳を澄ますと、かすかに寝息が聞こえて来る。頬が持ちあがって勝手ににやついてしまう。

 静かに服を脱いで布団の中にもぐりこんだ。投げ出された足に跨り、スウェットのズボンとパンツをゆっくり脱がせる。ボロリと零れ出た父さんのペニス。鼻を近づけにおいを嗅ぐ。

 根本のところを掴んで立たせた。フニャリと横に倒れる。舌でそれを迎えに行って口に含んだ。まだまだ柔らかいものを口蓋に押さえつけ、おしゃぶりのようにしゃぶった。吸うように口で扱いていたら、やっと父さんが目を覚ました。

「……絵美……?」

 寝惚けた父さんの声。よく感じてよ。このフェラは母さんじゃないでしょ。

「光司!」

 やっと気付いた父さんの切羽詰まった声と同時に布団をはぎ取られた。僕は父さんのちんこをおしゃぶりしながら上目遣いに微笑みかけた。

「おはよ」
「なっ、なにをしているんだ! やめなさい!」

 逃げようろする父さんの腰に抱きついて、ちんこにむしゃぶりついた。ジュボジュボと音を立てながら、根本と雁首まで激しく往復する。寝起きで動きの鈍い父さんは、僕を引きはがそうと頭を押したり肩を押したりするだけで結局なすがまましゃぶられて、最終的に完全に勃起させた。

 僕はそれに頬擦りした。

「母さんは同窓会で夜まで戻らないし、今日はいっぱいセックスしようね、父さん」
「馬鹿なことを言うんじゃない! 親子で! そんな!」

 父さんの顔はちんこと同じくらい赤黒い。あんまり興奮すると血管切れちゃうよ。

「血は繋がってないじゃない。それに、初めてでもないでしょ」
「あれは……! あの時はっ……光司が……俺を酔わせて……! ロープで縛って……!」

 赤く充血した父さんの目が涙で滲み始めた。本当にうちの父さんは可愛い。

「今日もロープで縛って欲しい?」

 父さんは目を見開いて絶句した。もう僕のこと、母親思いの優しい義理の息子だとは見れない目。自分の理解の外、人外のものでも見るような目だ。

 二週間ほど前、用があって母さんが実家に帰った夜、酔わせた父さんを縛って犯した。その時に、初めて会った中一の時からずっと好きだったと告白した。どうしても僕のものにしたかった。母さんには申し訳ないけど、双方で父さんを悦ばせてあげられるから、ある意味、理想の家族じゃなんじゃないかなぁ。

「どうしてそんなこと言うんだ」

 と父さんは顔を歪める。

「どうしてなんて、前に説明したじゃん。父さんが好きだから。他に理由なんてないよ。父さんが好きだから僕のものにしたい。セックスしたい。ありきたりな動機だよ」

 手の中のちんこが萎え始めてきたので舌を出してベロンと舐めた。

「やめろっ、やめなさいっ!」

 ぐいと僕の頭を押してくる。やっぱり起こす前に縛るべきだったかな。

「そうやっていつまでも抵抗するなら僕にも考えがあるよ。母さんに全部、バラしてやるから」
「……ッ!!」
「息子がホモで、しかも自分の再婚相手が好きだなんて聞いたら、母さんショック受けちゃうだろうね。しかもすでに一度セックスしたなんて知ったら。離婚かな? 母さん、父さんと結婚できてすごく喜んでたのに。母さんきっと泣いちゃうね。夫を寝取ったのが息子だんなんて、心が壊れちゃうかも」
「光司、君はそれでも……っ……絵美の息子なのか?! 母親を悲しませて平気なのか?!」
「平気じゃないよ。いつまでも仲良く三人で暮らしたい。それが僕の希望」
「だったらこんなことしちゃいけないってわかるだろう! 一番母さんを裏切る行為だ!」
「父さんも同罪なんだよ」

 逃がさないよう、父さんの腰の上に座り、ゆっくりちんぽを扱いた。

「忘れたなんて言わせない。酔ってたとしても、縛られていたとしても、確かに父さんは僕のなかでイッた。大きくしたコレで僕の中を犯しまくって最後にはたっぷり僕に種付けしてくれたじゃない」
「言うな、言わないでくれ……」

 手で顔を覆うと父さんはついに泣きだしてしまった。僕が犯したあの日みたいに。

 あの日も最初は混乱して僕を説得しようとしたり怒ってみせたりしたけど、僕の中に入った途端、涙を流して「やめてくれ」と懇願を始めた。騎乗位で僕が腰を動かすと父さんは中でさらに育って大きくなった。

 最初は嫌がってしてくれなかったキスも、顔が涙と鼻水でグチャグチャになった頃には受け入れてくれた。僕は父さんのちんこでどれほど気持ちよくなっているかを伝えた。父さんにも気持ちよくなってもらいたくて一生懸命腰を振ったし締め付けた。その甲斐あって、父さんは僕に中出ししてくれた。

 最後には僕を受け入れてくれた証だ。

「あの日のことは忘れたい。正直、君を息子だと思いたくない。顔も見たくない。絵美が大事だから一緒に暮らしているだけだ。こんなこと、もう二度としたくない」

 顔を隠す手の下からポロポロと涙が零れ落ちる。僕は体を倒してそれを舐めとった。父さんの体がビクリと硬直する。指の間から目が合った。

「そんなに酷いこと言うなら、母さんに全部話さないとね。父さんのちんぽが僕の中を何度も出たり入ったりして、最後には大量のちんぽミルクを中出しされたって」

 にこりと微笑みかけると、父さんは顔を背けた。

「卑怯だ、君は卑怯者だ」

 僕に犯されてから父さんはよそよそしかった。母さんが気付くほどに。だからちょっとした親子喧嘩をしたと嘘をついた。「でもすぐ仲直りするよ」って、母さんが安心する笑顔を見せて、父さんには「バラしたら父さんに犯されたって遺書書いて死ぬから」と脅した。

 父さんは母さんに何も言わなかった。母さんに知られることを何より恐れていたし、僕の嘘が嘘だと証明しきれないことをわかっていたから。

「手段を選ばないのは認めるよ。でも恋する者はみんなそうでしょ?」

 父さんのちんこに手を添え、尻にあてがった。ハッとした顔で父さんが振り返る。ベッドに手をついて逃げようとするから急いで腰を落とした。前もって準備しておいたとは言え、潤いが足りなくて無理矢理入れたから少し傷ついたかもしれない。

「…ッ……うっ、くぅ……んん……あはあ……あ……いきなりは……きつい、ね……」
「なんてことを……なんてことをっ!」

 絶望の顔つきで僕を睨みつける。こっちは急な挿入で慣れるのに忙しいっていうのに。

「でもこの苦しみさえ、父さんから与えられると思うと嬉しいよ。父さんが僕の中にいる。はっきりその存在を感じる。ほら、父さんも感じるでしょ?」

 キュッキュッ、と父さんを締め付けた。快感の波がゾクゾク僕の体を震わせる。父さんも眉間に皺を作って短く息を吐きだした。

「くっ……やめ……やめなさい、今すぐ、抜きなさい!」
「二択だよ。このまま続けるか、母さんに洗いざらい全部喋るか。選んで」
「絵美は関係ないだろう!」

 大声を出されるとその振動がちんこから伝わってくる。僕は父さんの腹の上でゆっくり腰の上げ下げを始めた。そんな僕に父さんは汚物を見る目を向ける。

 こんなに人を軽蔑しきった父さんの顔、母さんはきっと見たことがないだろう。僕だけが知っている表情。これからすべてをさらけ出してもらう。全部、僕が暴いてやる。

「母さんには幸せなままでいて欲しい。父さんもそうでしょ? だったら選択肢は1つしかないと思うんだけど」

 グプッグチュッと結合部から音が聞こえて来た。父さんは僕のなかでさらに大きくなっている。

「こんなっ……狂ったこと! 早く終わらせる!! それでいいんだろ!」

 いきなり胸を押されて僕は後ろへ尻もちをついた。逃げられる! と咄嗟に起こそうとした僕の体を、父さんが押さえつけた。期待と興奮に震えながら父さんを見上げる。父さんは僕の尻に抜けたちんこを再度挿入した。その弾みで射精してしまいそうだった。

「これが望みなんだろう!? これで満足か?!」

 涙を流して怒鳴りながら勃起したちんこを出し入れする。乱暴で少し痛いが、父さんが自ら動いてくれて感動だ。

「父さんのおちんぽ! あぁぁっ、ああん! そうだよ! それでいいんだよ! 僕のなかいっぱい擦ってよぉっ!」
「黙れ! 黙ってろ!」
「あっ! あ、あっ! あぁぁんっ! もっと、もっとおちんぽして! 気持ちいいの! 父さんのおちんぽ、気持ちいい!」

 ただ怒りと憎しみを叩きつけるだけの動作でも、僕は全身気持ちがよくて軽い絶頂なら何度もあった。あまりに敏感になりすぎて、ほんとならちんぽを扱きまくって出したいところだが、それすら怖いくらいだ。

「あぁんっ、あっ、ああぁ!! 当たってる! 父さんのおちんぽ、僕の前立腺! ゴリゴリって! やあぁぁっ、あっ、あん! あん! 駄目! 強すぎて、もうイッちゃう!! 父さんのおちんぽでイッちゃう!!」
「黙らないか!」

 枕で顔面を思いっきり叩かれたあと、それで顔を押さえつけられた。強い力で鼻と口を塞がれて息が出来ない。少し顔をずらしてなんとか空気を吸いこむ。父さんが本気で怒っている。あの穏やかな父さんが。

「…ヒッ……ア……!! アァッ……あぐ、う、ぁああっ……!!!」

 頭が真っ白になり、僕は射精した。尿道を灼熱の精液が駆け抜ける。その刺激が痛気持ちよくて絶頂が続いた。

「……光司……? 光司?!」

 射精のあとも僕の体が硬直を続けることに心配したのか、父さんが枕をどかせた。完全アヘ顔の僕を見て、心配顔がまた侮蔑の表情にかわる。

「イッちゃった……父さんのおちんぽ、気持ちよすぎて、僕もうイッちゃった……」

 笑いかけると見るに堪えないというように目を逸らされる。

「もういいだろう!」

 と父さんは動きを止めた。

「駄目だよ。父さんまだイッてないじゃない。ちゃんと僕の中にいっぱい中出しして。今日は母さんが帰ってくるまで抜いちゃ駄目だよ」
「ハッ、頭がおかしい! 言ってることがめちゃくちゃだ。正気じゃない!」
「ねえ早く動いて。父さんのギンギンに勃起したおちんぽから、いっぱいザーメン吐きだしてよ。それとも一回目は僕の口に出す? 父さんのおちんぽミルク、飲ませてくれる?」

 唇を噛んだ父さんに思い切りビンタされた。頬が破裂したように痛い。手加減なしだ。

「これ以上なにも喋るな。こっちまでおかしくなりそうだ!」

 これが最後だ! と叫ぶと父さんは乱暴に腰を打ち付けて来た。投げやりで機械的。とにかくさっさと終わらせようって魂胆が見え見え。





三角オペラ 第1話



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2016-05-24(Tue) 21:42| いおや| トラックバック(-)| コメント 0

奇跡(2/2)

<前話はこちら>

 スマホをポケットに戻してベッドに腰かけた。振動で木原が目を覚まし、俺の腰に腕を巻きつけて来た

「まだ起きてたのか、お前」

 人のベッドを占領しておいてよく言うよ。

「自分ちに帰らないの?」
「もう電車ないだろ」

 歩いて帰れよ。

「明日朝から授業だ、忘れてた……明日、起こしてくれよ」

 知ってるよ。だけどお断りだ。自分で起きろ。

「もう寝るぞ」

 と俺を抱きよせ、抱き枕にする。

「酒臭い」

 文句を言ったら「ごめん」と素直に謝ってくる。

「木原くん、好きな子いるの?」
「……いるよ」
「ふーん」
「気になる?」
「別に」
「俺のこと、好きなのに?」
「何度も違うって言ってると思うけど」
「俺のこと嫌いなんだっけ?」

 木原の手が下におりていく。股間に触れて、また笑った。

「じゃあなんで勃たせてんの?」

 ズボンの中に入って来た手が半立ちのペニスを握った。腰に腕を回されたときからこうだった。セックスに慣れてしまった弊害だ。

「触られたら勃つ、だろ」
「嫌いな奴でも?」

 木原は俺に覆いかぶさると、首筋をペロリと舐めた。ゾクゾクとした震えがさざ波のように押し寄せる。シャツをたくしあげて、今度は俺の乳首に吸い付いた。口の中で乳首をこねくりまわしながら、右手はペニスを扱き続ける。

「ふ、あっ」
「俺のこと、嫌いなんだろ」

 濡れた乳首に木原の息がかかる。視線を合わせたら木原は意地悪く笑った。嫌いだ、こんな奴。自分勝手で傲慢で自己中で我が儘で人の迷惑考えられないような奴、大嫌いだ。

 足を広げられ、その中心に指を突っ込まれた。なかでグニグニと指を動かされる。根本に近い前立腺をグッと押されるとおかしな声をあげてしまう。

「あ、ふっ、あぁ、あ、あ、指…ッ…なか、いや……、そこ、押すの、だめ……ッ!」

 しつこく擦られると腰から力が抜けてしまい、尿を漏らしてしまいそうな感覚に焦る。実際漏らすことはないだろうが、気を抜いていると射精してしまいそうだ。尻だけで達してしまったら、今後一生木原にからかわれそうで、それだけは避けたい。

 ある程度解すと木原は指を抜いた。それでもまだ刺激が残っていて、俺の体はビクビク震え続けた。

 ベルトを外し、前をくつろげ、木原はペニスを取り出した。扱かずとも、すでに充分育ったものを、俺の中へと埋めてきた。

 木原は毎回入れる側だから本来排泄するばかりの場所へ異物を挿入される苦しみがわからないんだ。しかも俺のと比べて若干大きめ。そんなものでゴリゴリ擦られる身にもなってみろ。

「んんぅ……! う、あぁっ、あ、はぁっ! 入っ……は……木原くんっ……おっきぃから……ゆっくり、おねが……い!」
「中、俺でいっぱいだろ?」

 問いかけにうんうんと頷く。木原が少し体勢を変えた拍子に一番敏感な場所をグリッと擦られた。

「あはぁあ……ッ! そこ! まって……当たっ……まだ……まだ、動くのやだぁっ……」
「気持ちいいとこ当たってる?」

 俺の膝を左右に押し開いて木原は腰を動かした。

「当たって……る…んッ……あ……っあぁ……木原くんの、あ……当たって……あぅ、ん……」

 ピストン運動が激しくなっていく。前立腺を刺激されて俺のペニスは痛いくらいに勃起した。触らなくても先走りが溢れてるのがわかる。

 肌のぶつかる音に水音が混じるようになってきた。耳を塞ぎたい恥ずかしい音。取り繕うこともできない俺の嬌声。勝手にいやらしい声が出て来る。これは俺じゃない。別人だ。

「あっあ……ふっ……ぁ……木原く……俺、おれ……ど、なっ……ちゃう、の……っ」
「ん?」
「なん…で……っ……こ、んなっ……気持ち…い……の……ッ……?」

 女の体じゃないのに、男に抱かれてどうしてこんなに気持ちよくなってしまうんだろう。大嫌いな木原にむりやり犯されているのに、どうして体に触れられただけで反応してしまうんだろう。俺はただの肉便器なのに。

 情けなくって泣きたい。鼻の奥が痛んで湿り気を帯びる。ズッと啜りあげたら、音に気付いた木原が俺を見て軽く目を見開いた。

「なんて顔してんの、お前」
「なんでも、ないっ……」

 誤魔化せるかと思ったが、濁った涙声が出た。

「あぁ、もう……お前のそういうとこ、ほんとかわいい」

 ため息混じりに言ったあと、木原は目を細めて笑った。

 かわいい? 俺が? 俺を形容するのに一番ふさわしくない言葉が木原の口から出て来て驚いた。

 木原が本気で俺を可愛いと思っているなら、これで木原の好きな子の条件が全部揃ってしまったじゃないか。

 高校の時の知りあいで、酷いことして、かわいいと思ってるのは、ほんとに俺のことだったというのか?

 勘違いするなと思い切り馬鹿にされることに怯えながらも確かめずにはおられなかった。

「俺なの? 木原くんの、好きな子って」
「他に誰がいるの」

 あっさりと木原は認めた。
 罵倒ではなく優しい笑みを返されて面食らう。

「……っ……う、……うそ……」
「こんな嘘ついてどうするんだよ」
「でも、だって……ぁあっ!!」

 体の中でまた木原のものが動きだし、俺は声をあげた。木原は俺の太ももを押し上げてガンガン奥を突き上げる。「嘘に決まってるだろ」って言うタイミングはもう過ぎている。ニヤニヤと笑ってもいない。額から汗を流すほど、俺の体に穿ちこむ行為に没頭している。

 木原は俺のことが好き。

 口のなかで呟いたら顔が熱くなってきた。

 好きだから俺に会いに来て、俺を抱く。同じクラスだったことも忘れていたような、俺のことが。

 木原の弱点は、まさかの俺。

「お前も俺のこと好きだろ?」

 前髪を揺らしながら木原が訊ねる。しつこいくらい好きか嫌いか確認してくるのは、実は自信のなさの表れなのかもしれない。

「好きじゃ、ない」
「嘘つき」

 と木原はいつも通り笑う。少しぎこちなく見えるのは気のせいだろうか。

「ほんとは、好き」

 試しに言ってみると木原は固まった。びっくりした顔で俺を見つめる。

「もう一回言って」

 催促され、もう一度「好き」と言ってやったらいきなりキスしてきた。噛みつくようなめちゃくちゃなキスだ。腹を圧迫された苦しい体勢で息もままならない。

「やっと素直になったな」

 口を離した木原は例によってお目出たい発言をする。その嬉しそうな顔ったらもう。滑稽なのを通りこして可愛いくらいだった。

 これでやっと俺の復讐が始められる。

 相思相愛だと思わせておいて、最高に傷つく形で木原を振ってやる。だからそれまでは恋人ごっこに付き合ってやるとする。







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2016-05-14(Sat) 22:56| 奇跡| トラックバック(-)| コメント 2

奇跡(1/2)

「視線の先」「ターゲット」

 部屋が酒臭い。俺のベッドを占領して寝息を立てている木原のせいだ。

 大学の奴らと飲んできたらしい。それは別にいい。女ものの甘ったるい香水の匂いもするけど、俺には関係ない。好きにすればいい。

 だけど、自分の部屋に帰らず俺の部屋に来るのはやめて欲しい。いま何時だと思ってる。こっちは寝るとこだったんだ。うちは駅から30分はかかる立地なのに、どうしてわざわざ30分かけてやってくるんだ。理解に苦しむ。

「おい。起きろよ」

 肩を揺すってみた。木原はうーんと呻くだけ。

「ジャケット! 脱いだほうがいいんじゃないのか?」

 今日泊めて、と部屋にあがりこむとそのままベッドに倒れ込んでしまったから、来た時の服装のままだった。皺になっても知らないぞ。

「脱がせて」

 呂律の回らない口調で甘えたように言ってくる。どうして迷惑かけられている俺がそんなことまでしてやらなくちゃいけないんだ。

 と思いつつ、外着で布団に寝転がられるのは抵抗があるから片腕ずつ脱がせてやった。ブイネックの首元にチャラいネックレスが揺れる。

 新歓で複数の女の子と連絡先を交換したと自慢していたっけ。女慣れしてて、顔もそこそこで、見た目にも気を付けていたら、ある程度はモテるんだろう。頻繁に来るラインのメッセージ。何割が木原に気のある子なんだろうか。

 知ったこっちゃない。俺には関係ない。俺とこいつはなんでもない。俺が木原と一緒にいるのはこいつに復讐してやるためだ。

 高校三年の夏の終わり、俺は木原に強/姦された。木原は野球部エースの冴島のことが好きだった。だけど振られるのがわかっているから告白できないでいた。その苛立ちと性欲を身勝手にも俺にぶつけてきたのだ。

 しかも、一度ではなく、何度もだ。

 俺は嫌だと言い続けたのに、木原は聞く耳を持たず、俺の体を好きにした。金のかからない風俗扱いだ。

 高校を卒業したらぱったり連絡が止んだ。かつてのクラスメートの顔と名前すら忘れるような男だ。ただの肉便器を気にかけるわけがない。

 少し注意していれば木原の進路情報は簡単に知ることが出来た。別に知りたくもなかったが、噂は勝手にめぐりめぐるものだ。

 卒業後は嫌な記憶と共に木原のことを忘れるよう努力した。最初のレ/イプされた時に撮られていた動画も消去した。
 撮りためていた冴島の画像も、見ていると木原を思い出すからすべて消した。

 だが木原にまつわる全てを消し去っても記憶から完全に消し去ることは不可能だった。当然だ。あんな嫌な目に遭ったのに簡単に忘れられるわけがなかったのだ。

 忘れられないなら、忘れなければいい。毎日思い出してしまう男を、逆にもっと知ってやればいい。進学先は知っているから空いた時間に大学の周辺をうろついてみた。木原を見つけるのに二ヶ月かかった。

 俺の苦悩を知らないで、木原は新しい友人たちと楽しそうだった。すっかり俺のことなんか忘れた顔をして歩いていた。憎らしかった。

 木原のあとをつけた。バイト先のカラオケボックスも、一人暮らししているワンルームマンションも突き止めた。

 冴島の時に慣れているから隠し撮りもした。大学の行き帰り。バイト中。バイト終わり、仲間とファミレスで食事をするところ。休みの日に洗濯物を干す姿。近くのスーパーで買い物をするところもみんな写真に撮った。

 木原の交友関係も、趣味嗜好も、高校で近くにいた頃より詳しくなった。

 冴島のデータが詰まっていたパソコンに、今度は木原のデータが詰め込まれるようになった。それを眺めながら俺は木原の弱みはないかと探していた。

 あいつの弱みを握ることが出来れば、自分が強/姦されたこと以外で、あいつを窮地に立たせてやることが出来る。そう信じて尾行を続け、写真を撮りまくった。

 信号無視なんて大学へチクッたところで全体注意に終わるだろう。未成年の飲酒程度では俺の強/姦と比べて罪が軽い。もっと社会的に制裁を与えられるネタはないかと待ち構えていたのに、木原はなかなか問題行動を起こさなかった。

 木原の尾行や情報収集がライフワークになった頃、たいてい複数人で遊ぶことの多い木原が、必ずと言っていいほど二人きりで会う人がいることに気付いた。年上の男で、木原と少し毛色の違う、おとなしめの感じの人だ。

 人通りの多い場所では親しい友人同士の雰囲気だったのが、ひと気の少ない住宅街に入ると二人の距離は縮まって親密な空気を漂わせるようになった。二人は付き合っているのだと勘でわかった。

 手を繋いだりキスしているところを見たわけじゃないが、顔の近さや視線の絡ませ方、さりげないボディタッチが一線越えた関係であることを匂わせた。俺も木原とそういう関係だったから気付けたのかもしれない。

 無性に腹が立った。怒りが湧いた。俺を強/姦しておいて。用済みになれば連絡ひとつ寄越さずに。さっさと新しい男を見つけて。なにが「ホモは相思相愛の相手を見つけられるのは奇跡」だ。簡単に見つけてるじゃないか。

 当然相手の男のことも調べた。顔に似合わず男の交際関係は派手だった。毎日違う男と会っていた。それでも飽き足らず、怪しげな場所に通っていた。

 木原の恋人は浮気しまくっていた。ざまあみろといい気味だった。いつバラしてやろうかとタイミングを計っていたら、木原に見つかった。

 反射的に逃げる俺を木原は追いかけて来た。数百メートルで捕まった。木原はニヤついていた。強く掴まれた腕が痛かった。

「恩田」

 さすがに俺の顔と名前は覚えていた。

「俺のあとつけて、写真撮って、どういうつもりだ?」

 尾行と盗撮に気付かれていた。慌てて頭が真っ白になった。言い訳も出て来ない。

「もう、冴島のことは好きじゃないのか?」

 いまだに冴島のことを言ってきた。冴島が好きだったのか、自分でもはっきりしない。少しの恋心があったことは認める。だが憧れが大半だったと思う。冴島と付き合ってどうこうする具体的な想像は、なに一つ出来なかった。

「俺のことが好きなのか?」

 木原はとんでもないことを言い出した。好きになるわけがないのに。無理矢理抱かれていただけなのに。冴島の時と同じ勘違いを木原はしていたようだった。奇跡的に出来た同性の恋人に浮気されまくるようなおめでたい木原らしい発想だ、と思った。

「好きなわけ、ない」

 否定したのに、木原は笑みを濃くした。

「お前は嘘つきだからな」

 と、いきなり俺を抱きしめた。人通りはなかったが、天下の往来で。憚ることなく堂々と。

 俺も冴島が好きだと信じて疑わなかった木原は、それと同じ理屈で自分のことが好きだと結論づけたようだった。

 そのあと、俺の家に案内させられた。道中、質問攻めにあった。進学先、住まいの場所、暇な曜日や時間帯、いつも利用する電車、などなど。高校時代、あんなに無関心だったのに、ありとあらゆる質問をしてきた。

 さすがに訊くこともなくなって、木原が自分の近況を語りだした頃、俺の住むマンションについた。そこで俺はまた木原に犯された。

 久しぶりの感覚が怖かった。組み敷かれ、直に触られてこうだったと体が思い出した。手順が以前と違った。違和感の正体は、浮気性な木原の恋人だ。

 恋人はいいのかと聞いたら、ただのセフレだと言われた。木原を打ちのめすネタを手に入れたと思っていたのに無駄になった。

 それ以来、木原は頻繁にうちに来るようになった。嫌な顔をすれば「俺のことが好きなんだろ」と勘違い発言をする。

 はっきり「嫌い」だと言っても信じない。俺を抱いて、乱れる姿を見下ろしながら「嘘つき」と笑うだけだ。

 セックスには慣れてしまった。無理矢理ではあるが、木原は乱暴はしない。女のように喘ぐ自分が、自分でない別人みたいだ。木原に抱かれたあと、鏡を見ると恥ずかしくてたまらなくなる。

 なんとかして、木原の弱みを握らなくては。自分を取り戻すために。木原との関係を断ち切るために。


 脱がせたジャケットのポケットからスマホを取り出した。ラインやらメールを確認する。遊びに行くだの、飲みに行くだの、そんなくだらない話ばかり。

 智美という名前の女の子と頻繁にLINEでやり取りをしていた。智美から送られてくるメッセージに返信しているのがほとんどだ。内容や多用される絵文字の種類から、智美は木原に気があるらしい。木原のほうはそっけなく返している。

 さかのぼると、「どうして彼女作らないの?」という質問を見つけた。「好きな子がいるから」と木原は返している。

「誰?」
「秘密」
「教えて」
「智美の知らない子」
「高校の?」
「そう」
「かわいい子?」
「かわいい」
「告白しないの?」
「嫌われてる」
「どうして?」
「嫌われることしたから」
「どんなことしたの?」
「酷いこと」
「なにしたの?」
「秘密」
「気になる!」
「だめ」
「誰にも言わないから!」

 木原の既読スルーでこのやり取りは終わっていた。木原の好きな子。高校の時の同級生で、可愛くて、酷いことをした子。酷いことはされたけど、まさか俺じゃないだろう。第一、可愛くない。 

 他に思い浮かぶのは冴島だけだ。木原が冴島に酷いことをしたなんて想像できない。告白する勇気もないのに、傷つけるようなことが出来るわけがない。

 じゃあ一体誰だ。俺と冴島以外の候補が思い当たらない。まさか本当に俺か?

 ありえないとは思いつつ、こうして何度も俺を抱くことが裏付けになっているようにも思えて来る。

 いやいや、そんなことありえない。

 俺には何度も「俺の事が好きなんだろ?」と言ってくる木原だが、俺には一度も好きだと言ったことはない。好きじゃないからだ。都合のいい肉便器に逆戻りしただけ。便器に好きだのなんだの、そんな感情抱かない。




あばれんぼハニー



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2016-05-13(Fri) 22:21| 奇跡| トラックバック(-)| コメント 0

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