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楽しいシーソーゲーム!(2/2)

2015.04.30.Thu.
<前話はこちら>

 部室の壁にかかっている時計を見る。後輩たちが戻ってくるまで二十分もない。何かの用事で誰かがここに来る可能性だってある。なのに俺たちは止めることが出来なかった。

 キスしながらお互いの服を脱がせあった。
 西山の手が俺の肌の上をすべり、乳首を指でこね回す。全身が痺れたようになる。

「ん、あっ」
「ここ、触られるの好きだよね」

 ふふっと笑った西山が俺の胸に吸い付く。口のなかでねっとりと蹂躙されて思わず西山の頭を掻き抱いた。

「やぁ……あ、あっ」
「こっちも、もう、こんなだ」

 緩めた前から西山の手が忍び込み直接俺のものを握った。触られる前から完立ちだ。少し扱かれただけでもうイキそうになる。

「ん、や、やめ……出ちゃう、からっ」
「先走りがすごいよ、祐太。口でやってあげようか?」
「や、いやだ……っ」
「どうしてやなの? フェラ好きでしょ?」

 西山は余裕のある目を俺に向ける。なんかもう全部お見通しって感じだ。むかつきから胸がつかえる。だけど、素直になりたいって思うから、俺はそのつかえを取っ払って口を開くのだ。

「お、お前で、イキてえから……や、だ……」

 俺が顔真っ赤にしながら言った言葉に、西山は軽く目を見張って息を吸い込んだ。

「祐太がかわい過ぎて別人みたいだ」
「死ね馬鹿」
「なに言われても全部かわいい」
「早くちんこ入れろ」
「それはちょっと萎える」

 とか言うけど、西山の股間にそびえ立つものは全然萎える気配がない。今日も血管ビキビキだし、凶暴なまでに極太だし、嘘みたいにカリ高だし、西山が2、3回扱いただけでまだムクムクと育っていくし。寝てる子起こすなよ。

「ベンチの上に横になって」

 言われてベンチに寝そべる。

「膝、持ってて」

 言われた通りにしてから、これすっごい恥ずかしい格好だと気付いた。子供におしっこさせる時の体勢だ。それを一人で、自分でやっているのだ。高3にもなって!

「西山、はやく……っ」

 西山の目に俺のあらゆるところが見えている。はやく隠して欲しいのに、西山はカウパーを亀頭に馴染ませながら、薄く息を吐き出した。

「…………祐太を一生、部屋に閉じ込めていられたらいいのに」
「な、なに言ってんだよ」
「さっきは二番目でもいいって言ったけど、やっぱ嫌だよ。祐太を誰にも渡したくない。誰の目にも触れさせたくないって思っちゃったんだ」

 自嘲するように笑い、西山は覆いかぶさってきた。俺の体中に唇を押し付けながら、指を中に入れてくる。中で指を回したり、関節を曲げたりして筋肉を解している。

「ひう、う……んぁ……」
「彼女にもそんな顔見せてるの?」
「彼女……?」

 あぁ、遥のことか、と気付くと同時に思い出したくない記憶が甦って来た。

 ライブのDVDを貸してあげると呼び出されて遥に会いに行った。暇だから映画でもと誘われ、そのあと軽く食事をした。これってデートみたいだなと思ったとき、思わず「俺たちまだ付き合ってないよね?」と遥に確認してしまった。頬を赤く染めた遥に「まだだよ」と言われて、つい「良かった」と本音が漏れた。

 怒って帰った遥から、それ以来、なんの連絡もない。毎日きていたラインもピタリとやんだ。

「付き合ってねえ、し…っ…」
「毎日連絡してるんだろ?」
「もう、してねえよ」
「どうして?」
「俺はモテるタイプじゃないって……お前が…っ…言ったくせに……」
「だって意外にモテるんじゃん」

 意外は余計だろうが。
 クスリと笑った西山が俺の前立腺をゴリゴリと押し込む。腰から力が抜けていく。

「…っ…う、あっ……あ、や…ぁ……っ」
「誰かのものにもなっちゃ駄目だよ」
「なん……ねぇ……よ……!」
「そんなのわからないだろ。すごく不安だ。怖いよ」
「ふぁ……あっ……俺は……お前の、もん、だろ……っ?!」

 目を見開いたと思ったら、西山は顔を伏せて肩を震わせた。

「……西、山……?」
「――――っあぁ……やっばい……イキそうになった」

 と顔をあげて苦笑する。俺はその頬に手を添えた。

「イクなら、お、俺ん中にしろ、よ」
「祐太、デレすぎ……!」

 抱き付いてきた西山は洪水になるほどのキスの雨を降らしながら指を抜いた場所に熱い怒張を宛がった。

「充分に慣らしてないから辛いかも」
「いい……時間っ……中途半端はお前も、嫌、だろ」
「後輩が戻ってきても、俺は最後までやるけどね」

 ふふっと笑って腰を押し進めてくる。こいつならやりかねない。いや、そういう実績を今まで築いてきた男だ、きっとやるだろう。

 興奮の裏で焦りが生じる。早いとここの馬鹿イカせねえと。

 西山の首に手をかけて引き寄せる。自分からキスしたのはこれが初めてだった。驚いた気配を感じながら舌を入れたら倍の力で吸い込まれた。西山の口のなかで絡まり、唾液まみれになる。

「んぅ…んっ……あ、はぁ……あ……っ」
「きつくない?」

 たぶん半分が収まったくらいで、西山が声をかけてきた。

「へい、きっ……ぁ……んっ……だから、はやく……もっと、奥、きて……っ」
「そんなこと言われたら祐太のこと滅茶苦茶にしたくなるよ」

 俺に覆いかぶさってきながら、西山は膝の裏に手を当てるとぐいと頭のほうまで押し上げて来た。俺の尻がほぼ真上を向く。その上から西山が蓋をするように腰を打ちこんできた。俺のなかを異物がゴリッと擦り上げる。

「ん、ぁああ……っ……あっ、あぁっ」
「どう? 奥まで届いた?」
「と……どいた……っ」
「根本まで、祐太のなかに入ってる。わかる?」
「わかるっ……おく、まで……きてる……っ」

 この体勢でキスを求められた。膝が俺の顔の横にまで届く。きつい体勢だ。でも俺は必死に唇を突き出して、西山の舌を吸っていた。

「動いて大丈夫?」
「早く、うごい、て……!」

 西山が体を浮かしたので圧迫感がなくなった。俺のなかにある熱い強直が蠢いているのがわかる。ゆっくりと引いて、ゆっくり押し戻ってくる。

「んあぁっ、あっ、や……やぁ……んっ」
「祐太のなか、すごく熱いよ。気持ちいい?」
「…っ…んっ……いい……、気持ち、い……っ」
「どこらへんが?」

 ゆっくりとじれったいほどの抜き差しを繰り返しながら楽しげに問うてくる。

「はぁ…ンッ……にしやまが……こすってる、とこ……全部……きもちい……!」
「俺のこと好き?」

 口調をかえず、今まで一度も聞いてこなかったことを訊いてきた。目を合わせると顔は笑ってはいるが目は真剣だ。

 また胸がつかえた。のどが詰まった。たった一言を送りだすのがこんなに困難だなんて。

「好き?」

 返事の遅い俺に、西山が少し不安げに首を小さく傾ける。

 俺は口を開いた。息を吸い込んで、今までずっとのどの奥で留まっていた言葉を声にした。

「好きに……決まってんだろ……!」

 そしたらなぜか涙まで零れてきて、西山をぎょっとさせてしまった。

「祐太?!」
「お前……ずっと俺のそばにいろよ!」
「いるよ!」
「離れたら許さねえからな」
「離れないよ!」

 二人とも同時に顔を寄せ合って唇を重ねていた。

 俺のなかをまさぐりながら西山の手が胸を撫でる。腰を動かして奥を押し開く。

「あ…はぁ、んっ……あ、そこっ……やだ……!」
「ここだよね」

 驚異的な厚さのカリが俺の前立腺をゴリゴリと刺激する。かと思いきや、極太の竿で全体を擦り上げられて、絶妙な緩急に射精感が押し寄せてくる。

「んあっ! 西山! あっ、あん! や、だっ……もう、それ……待っ……て……!」
「イキそう?」

 コクコクと頷く。

「前、触ってないのに?」
「…っ…や、あっ、あ……っ、も……で、る……ッ!」

 快感が波紋みたいに全身に広がって、もう止められなかった。なんの刺激も与えられていないのに俺は射精していた。

「イッちゃったね」

 まだタラタラと吐き続ける俺のちんこを西山が握った。最後の一滴を絞り取るみたいに手を動かす。

「やめっ……触んな!」
「ほんとに中に出していいの?」
「いいっつってんだろ……いつも、駄目って言っても出すくせに」
「じゃあ、少し急ぐよ」

 言われて時計を見るともういつ部員が返ってきてもおかしくない時間だった。

「きつくなった」

 呑気に西山は笑う。

「馬鹿っ、早くイケよ!」
「もうデレ終わり? 早いなぁ」

 って言いながら西山は腰を動かした。もうすっかり大きさに馴染んでいる。でも動かれると予想以上の範囲を擦られて改めてそのでかさを実感する。

 摩擦で滲み出た腸液がグチョグチョと音を立てる。イッたばかりなのに、奥を擦られてまた火が広がる。

「はぁ……あ、あぁっ……」
「かわいい、祐太」
「眼科、行け…っ……の、ばかっ……んあぁ、あっ、や……!」
「祐太のなか、あったかい」
「お前も、熱い……!」
「……もうすぐイキそう」
「……なかっ……西山ぁ……!」
「わかってる。全部、祐太にあげる」

 西山の腰の動きが激しくなった。浮き上がりそうになる俺の体を手で押さえながら叩き込んでくる。

 全身で西山を受け入れているような感覚に陥って頭が真っ白に溶けていった。

「あっ! あぁ! きもちい……! 気持ちいい、西山ぁ……!! も……っと、して……!! おく……欲し……ぃっ!」
「いっぱいあげるよ」
「あっ……や、だ、なんでっ……また、あっ、うそ……俺、イッちゃ……っ!!」

 西山が「一緒に」って俺の手を握った。大きな手を握り返して、体をビクビク震わせながら俺はまた射精した。ほとんど同時に体の奥で西山が爆ぜる。

 熱い迸りが俺の最奥で跳ね返った。



 換気のために窓を全開にして、急いで服を着た直後、後輩たちが部室に戻って来た。

 俺たちを見た後輩が「どうしたんですか?」と不思議そうに言うのを「ちょっと」とかわしてそそくさと部室を出る。
 途中で園とすれ違った。すれ違い様、園が挑発的な目を俺に向けてくる。その目をまっすぐ見返した。

「お前にはやらねえぞ」
「今だけですよ」

 相変らず憎たらしいことを言う一年だ。

 校舎に向かって歩いていたらチャイムが鳴った。

「お前先行ってろ。俺、トイレ行くから」
「あ、俺も手伝うよ」

 見ると西山は満面の笑顔。自然とため息が出る。

「お前ほんと、変態な」
「祐太に会って目覚めたんだよ」
「俺のせいかよ」
「そうだよ」
「じゃあ手伝わせてやる」
「うんっ」
「変な気起こすなよ」
「もう起こしてる」

 さわりと尻を撫でられて、驚いた拍子にさっき中出しされたものが漏れ出た気がする。西山を睨み上げると、待ち構えてたみたいに顔がすぐ近くにあって、止める間もなくキスされた。

「ばっ……かっ!」
「誰も見てないよ」

 確かに校舎の外れだから誰もいない。

「だったら、ちゃんとやれよ」

 西山の腕を掴んで、踵をあげた。



やじるし

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