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更新履歴・お知らせ

2017/07/06
第二ボタン2更新、完結

2017/07/05
第二ボタン1更新

2017/05/25
ちょろくない2更新、完結

2017/05/24
ちょろくない1更新

2017/05/16
やっぱちょろい2更新、完結

2017/05/15
やっぱちょろい1更新

2017/02/11
メリクリあけおめ2更新、完結

2017/02/10
メリクリあけおめ1更新

2016/11/14
義父の訪問更新、完結

2016/10/27
覗き2更新、完結

2016/10/26
覗き1更新

2016/10/22
終わらない夜2更新、完結

2016/10/21
終わらない夜1更新

2016/10/16
凹の懊悩2更新、完結

2016/10/15
凹の懊悩1更新

2016/09/28
可愛さも憎さも百倍2更新、完結

2016/09/27
可愛さも憎さも百倍1更新

2016/09/22
利害の一致2更新、完結

2016/09/21
利害の一致1更新

2016/09/16
楽しい記憶喪失!3更新、完結

2016/09/15
楽しい記憶喪失!2更新

2016/09/14
楽しい記憶喪失!1更新

2016/09/13
楽しい同棲!2更新、完結

2016/09/12
楽しい同棲!1更新

2016/09/11
Phantom15更新、完結

2016/09/10
Phantom14更新

2016/09/09
Phantom13更新

2016/09/08
Phantom12更新

2016/09/07
Phantom11更新

2016/09/06
Phantom10更新

2016/09/05
Phantom9更新

2016/09/04
Phantom8更新

2016/09/03
Phantom7更新

2016/09/02
Phantom6更新

2016/09/01
Phantom5更新

2016/08/31
Phantom4更新
リンク一件追加

2016/08/30
Phantom3更新

2016/08/29
Phantom2更新

2016/08/28
Phantom1更新

2016/08/04
嘘7更新、完結

2016/08/03
嘘6更新

2016/08/02
嘘5更新

2016/08/01
嘘4更新

2016/07/31
嘘3更新

2016/07/30
嘘2更新

2016/07/29
嘘1更新

2016/07/18
Love Scars3更新、完結

2016/07/17
Love Scars2更新

2016/07/16
Love Scars1更新

2016/07/13
行きつく先は5更新、完結

2016/07/12
行きつく先は4更新

2016/07/11
行きつく先は3更新

2016/07/10
行きつく先は2更新

2016/07/09
行きつく先は1更新

2016/07/04
電話が鳴る7更新、完結

2016/07/03
電話が鳴る6更新

2016/07/02
電話が鳴る5更新

2016/07/01
電話が鳴る4更新

2016/06/30
電話が鳴る3更新

2016/06/29
電話が鳴る2更新

2016/06/28
電話が鳴る1更新

2016/06/16
今日の相手も2更新、完結

2016/06/15
今日の相手も1更新

2016/06/08
今日の相手は2更新、完結

2016/06/07
今日の相手は1更新

2016/05/25
いおや2更新、完結

2016/05/24
いおや1更新

2016/05/14
奇跡2更新、完結

2016/05/13
奇跡1更新

2016/04/28
ターゲット2更新、完結

2016/04/27
ターゲット1更新

2016/03/02
視線の先2更新、完結

2016/03/01
視線の先1更新

2016/02/23
性癖の道連れ2更新、完結

2016/02/22
性癖の道連れ1更新

2016/02/15
DL販売お知らせ

2016/01/20
尾行2更新、完結

2016/01/19
尾行1更新

2015/12/07
遺作2更新、完結

2015/12/06
遺作1更新

2015/12/02
昼夜2更新、完結

2015/12/01
昼夜1更新

2015/11/26
大小2更新、完結

2015/11/25
大小1更新

2015/11/15
彼はセールスマン2更新、完結

2015/11/14
彼はセールスマン1更新

2015/10/22
2度あることは2更新、完結

2015/10/21
2度あることは1更新

2015/09/18
死神さんいらっしゃい2更新、完結

2015/09/17
死神さんいらっしゃい1更新

2015/09/08
Congratulations2更新、完結

2015/09/07
Congratulations1更新

2015/09/01
待田くんに春の気配3更新、完結

2015/08/31
待田くんに春の気配2更新

2015/08/30
待田くんに春の気配1更新

2015/08/11
亀の恩返し2更新、完結

2015/08/11
亀の恩返し1更新

2015/08/07
Aからのメール2更新、完結

2015/08/06
Aからのメール1更新

2015/07/06
5年後2更新、完結

2015/07/05
5年後1更新

2015/07/04
待っててね2更新、完結

2015/07/03
待っててね1更新

2015/05/11
その後3更新、完結

2015/05/10
その後2更新

2015/05/09
リクエスト小説
その後1更新

2015/05/05
待田くんに春はこない2更新、完結

2015/05/04
待田くんに春はこない1更新

2015/04/30
楽しいシーソーゲーム!2
更新、完結

2015/04/29
楽しいシーソーゲーム!1更新

2015/04/21
楽しい親子喧嘩!1
楽しい親子喧嘩!2更新、完結

2015/04/16
楽しい放課後!2更新、完結

2015/04/15
楽しい放課後!1更新

2015/04/06
楽しい合コン!2更新、完結

2015/04/05
楽しい合コン!1更新

2015/04/01
楽しいお見舞い!2更新、完結

2015/03/30
楽しいお見舞い!1更新

2015/03/24
楽しい旧校舎!2更新、完結

2015/03/23
楽しい旧校舎!1更新

2015/03/16
楽しい入院生活!2更新、完結

2015/03/15
楽しい入院生活!1更新

2015/03/05
楽しい遊園地!2更新、完結

2015/03/04
楽しい遊園地!1更新

2015/02/27
楽しいロッカールーム!2更新、完結

2015/02/26
楽しいロッカールーム!1更新

2015/02/16
楽しいOB会!2更新、完結

2015/02/15
楽しいOB会!1更新

2015/02/14
一周年!!
いつもありがとうございます!
君は日向の匂い更新、完結
シンデレラアイドルのSSです

2015/02/13
保健室の先生2更新、完結

2015/02/12
保健室の先生1更新

2015/02/11
teeth2更新、完結

2015/02/10
teeth1更新

2015/02/09
楽しい初カノ!2更新、完結

2015/02/08
楽しい初カノ!1更新

2015/01/31
楽しい勉強会!2更新、完結

2015/01/30
楽しい勉強会!1更新

2015/01/23
楽しいお泊り!2更新、完結

2015/01/22
リクエスト小説
楽しいお泊り!1更新

2015/01/08
明けましておめでとうございます!
本年も宜しくお願い致します!
リクエスト小説
両想い1、2更新、完結

2014/12/12
楽しい合宿!2更新、完結

2014/12/11
楽しい合宿!1更新

2014/12/01
アガルタ2更新、完結

2014/11/30
リクエスト小説
アガルタ1更新

2014/11/23
朝のお楽しみ2更新、完結

2014/11/22
リクエスト小説
朝のお楽しみ1更新

2014/11/14
即位式2更新、完結

2014/11/13
即位式1更新

2014/11/04
裏ドSくん3更新、完結

2014/11/03
裏ドSくん2更新

2014/11/02
裏ドSくん1更新

2014/11/01
ひみつのドSくん2更新、完結

2014/10/31
ひみつのドSくん1更新

2014/10/30
伴侶1、2更新、完結

2014/10/27
支配人3更新、完結

2014/10/26
支配人2更新

2014/10/25
支配人1更新

2014/10/24
隣人3更新、完結

2014/10/23
隣人2更新

2014/10/22
隣人1更新

2014/10/15
元上司2更新、完結

2014/10/14
リクエスト小説
元上司 1更新

2014/10/10
ニコニコドッグⅡ 2更新、完結

2014/10/09
リクエスト小説
ニコニコドッグⅡ 1更新

2014/10/04
茶番2更新、完結

2014/10/03
リクエスト小説
茶番1更新

2014/09/12
「ちょろい 2」更新、完結

2014/09/11
「ちょろい 1」更新

2014/09/08
「新雪の君」更新、完結

2014/09/06
コメントお返事させて頂きました

2014/09/05
「すばらしい日々3」更新、完結

2014/09/04
「すばらしい日々2」更新
コメントお返事させて頂きました

2014/09/03
リクエスト小説
「すばらしい日々1」更新
コメントお返事させて頂きました

2014/09/01
「好きと言って4」更新、完結

2014/08/31
「好きと言って3」更新

2014/08/30
「好きと言って2」更新

2014/08/29
リクエスト小説
「好きと言って1」更新

2014/08/24
「純粋に近付いた何か2」更新、完結

2014/08/23
リクエスト小説
「純粋に近付いた何か 1」更新

2014/08/15
コメントお返事させて頂きました

2014/08/14
再会2更新、完結
コメレスさせて頂きました

2014/08/13
リクエスト小説「再会1」更新
「ノビ」の続編です

2014/07/26
コメントお返事させて頂きました

2014/07/25
息子さんを僕にください2更新完結

2014/07/24
リクエスト小説「息子さんを僕にください1」更新
娘さんを僕に下さいとは無関係ですw

2014/07/22
コメントお返事させて頂きました

2014/07/20
久しく為さば須らく2更新、完結
コメントお返事させて頂きました

2014/07/19
リクエスト小説「久しく為さば須らく1」更新
コメントお返事させて頂きました

2014/07/18
コメントお返事させて頂きました

2014/07/16
コメントお返事させて頂きました

2014/07/15
コメントお返事させて頂きました

2014/07/14
コメントお返事させて頂きました

2014/07/13
リクエスト小説「嫉妬せいでか2」更新、完結
コメお返事させて頂きました

リクエスト小説「嫉妬せいでか1」更新

2014/07/11
拍手お返事させて頂きました
お知らせ一件

2014/07/10
コメント、拍手お返事させて頂きました

2014/07/09
拍手お返事させて頂きました

2014/07/08
コメント、拍手お返事させて頂きました
耽溺 2更新、完結

2014/07/07
拍手お返事させて頂きました
リクエスト小説「耽溺 1」更新

2014/07/06
拍手お返事させて頂きました

2014/07/05
拍手お返事させて頂きました

2014/07/04
コメント、拍手、お返事させて頂きました

2014/07/03
コメント、拍手、お返事させて頂きました
吉原と拓海その後 2更新、完結

2014/07/02
コメント、拍手、お返事させて頂きました
吉原と拓海その後1更新しました

2014/07/01
コメントお返事させて頂きました
シンデレラアイドル2更新、完結

2014/06/30
拍手お返事させて頂きました
シンデレラアイドル1更新しました

2014/06/29
リクエスト募集してます

2014/06/27
拍手お返事させて頂きました

2014/06/24
目は口ほどに 更新、完結

2014/06/17
茶々丸更新、完結
獣姦っぽい

2014/06/11
連鎖 2更新、完結

2014/06/10
連鎖 1更新

2014/06/07
拍手お返事させて頂きました

2014/06/06
拍手お返事させて頂きました

2014/06/05
拍手お返事させて頂きました

2014/06/04
元旦那さん 2更新、完結

2014/06/03
元旦那さん 1更新
旦那さんの続きです

2014/05/29
昨日の記事の続きで拍手お返事させてもらっています

2014/05/28
旦那さん 2更新、完結

2014/05/27
旦那さん 1更新

2014/05/22
夢の時間2更新、完結

2014/05/21
アンケート1位小説「親子」
夢の時間1更新

2014/05/16
この物語はフィクションです更新、完結

2014/05/14
アンケート1位小説「教師と生徒」で先生受け。
信じて下さい更新。完結

2014/05/11
純粋とは程遠いなにか2更新。完結
ダウンロード販売のお知らせ

2014/05/09
純粋とは程遠い何か1更新

2014/05/01
長男としての責務2更新。完結

2014/04/30
長男としての責務1更新

2014/04/27
セフレ更新。完結

2014/04/21
嘘が真になる2更新。完結

2014/04/20
嘘が真になる1更新。
アンケート終了しました
投票してくださった皆さんありがとうございました!

2014/04/15
親切が仇になる2更新。完結

2014/04/14
親切が仇になる1更新

2014/04/11
家庭教師更新。完結

2014/04/09
惚れ薬2更新。完結

2014/04/08
惚れ薬1更新

2014/04/05
ニコニコドッグ更新。完結

2014/04/03
健やかなるときも病めるときも更新。完結
アンケート設置1ヶ月記念更新
回答ありがとうございます!

2014/04/02
お隣さん2更新。完結

2014/04/01
お隣さん1更新

2014/03/28
B3-17 はるか更新。完結

2014/03/27
会話の語尾は常にハートマーク更新。完結

2014/03/24
僕の居場所更新。完結

2014/03/21
兄弟愛(3/3)更新。完結

ストックを全て出し切ってしまいましたので毎日更新は今日で終わりになります。
これからは書き終わり次第更新していきますので、引き続きよろしくお願い致します。

2014/03/20
兄弟愛(2/3)更新。

2014/03/19
兄弟愛(1/3)更新。

2014/03/18
7歳の高校生更新。完結

2014/03/17
7歳の高校生更新

2014/03/16
裏の顔更新。完結
アンケート2位「教師と生徒」
少し違う感じになりました。

2014/03/15
残業も悪くない更新。完結
アンケート結果を反映させてみました。
アンケートに答えてくださった皆さんありがとうございます。引き続きお願い致します

2014/03/14
片思い更新。完結

2014/03/13
クラスの地味男更新。完結

2014/03/12
吉原と拓海更新。完結

2014/03/11
罠更新。完結

2014/03/10
同級生更新。完結

2014/03/09
目覚め更新。完結
FC2小説にて、
閃光戦士フラシュレッド!公開。完結。

2014/03/08
やってられない更新。完結

2014/03/07
地下の城ピュラタ更新。完結

2014/03/06
地下の城ピュラタ更新。

2014/03/05
部室にて更新。完結

2014/03/04
すべからく長生きせよ更新。完結

2014/03/03
秘め事更新。完結
アンケート設置。ご協力お願いします

2014/03/02
映画館にて更新。完結

2014/03/01
大迷惑@一角獣更新。完結

2014/02/28
大迷惑@一角獣更新。

2014/02/27
僕はセールスマン更新。完結

2014/02/26
俺のセールスマン更新。完結

2014/02/25
夏の夜更新。完結

2014/02/24
妄想更新。完結

2014/02/23
先生 その2更新。完結

2014/02/22
洞窟更新。完結

2014/02/21
洞窟更新。

2014/02/20
先生 その1(1-2)更新。
先生 その1(2-2)更新。完結

2014/02/19
娘さんを僕にください更新。完結

2014/02/18
ノビ更新。完結

2014/02/17
ノビ更新。

2014/02/16
1万3千円更新。完結

2014/02/15
1万3千円更新。

2014/02/14
ファンレター更新。完結

2014/02/14
ブログ始動。
「ファンレター」公開。

よろしくお願いします。

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アガルタ(1/2)

<前話「クラスの地味男」はこちら>

※地味。シリアス。身内不幸ネタ。挿入ってない。

 いつになっても学生気分の抜けない馬鹿ってのはいるもんだ。

 卒業式のあと体育倉庫で中村を犯したあと、山本と田中は「こいつにウリさせね?」と俺に言ってきた。

「ウリ?」
「出会い系みたいので援交させてもいいし、店に登録させてもいいし」
「でピンハネするってか?」

 いい考えだろと言わんばかりに目を輝かせて二人は頷いた。こんな馬鹿でも通わせてくれる大学があるっていうんだから末恐ろしい限りだ。

「中村はやりたいって?」

 二人の背後でモソモソと自分のケツを拭っていた中村は俺の声に顔をあげた。

「こいつの意思なんかどうだっていいよ」
「男に掘られるの大好きだから、喜んでやると思うぜ」

 悲壮な顔つきで中村は小さく首を振る。

「やりたくねーってさ」

 田中と山本は顔を険しくして、体育倉庫で縮こまる中村に「ふざけんなよ」「ウリはお前の天職だろうが」と文句をたれている。

「もう卒業したし、これもそろそろ終わりにしねえ?」

 俺が言うと二人は目を剥いて振り返った。

「なんで?!」
「中村逃がしてやんのかよ?」

 そんな唾飛ばしてムキにならなくたっていいじゃん。なんだか友達だった二人に急に嫌悪が湧いた。身勝手な感情だと思うが。

「そんなに執着するって、お前ら中村に惚れたのか?」
「んなわけねえじゃん!」
「ただの性処理だよ。こんな肉便器野郎、誰が!」
「だったらもういいだろ。いつまでも男とヤッてたらお前らまでホモになるぞ」

 二人は顔を見合わせた。納得しきれていない顔。でもこれ以上言えば俺にまたホモ扱いされると思って黙っている。

「大学行ったら女作れよ。男なんか相手にしたてって仕方ねえだろ。何が楽しいんだよ」
「……そうだな。おっぱいねえし、チンコついてるし」
「俺らもこいつに構ってるほど暇じゃねえしな」

 ホモにはなりたくない、大学に行けば女が出来ると自分を納得させることで二人はやっと中村というおもちゃを手放す決心をしたようだった。

 制服を身に着けた中村が複雑な表情で俺たちのやりとりを見ていた。

 行け、と顎をしゃくった。警戒しながら中村は立ち上がると、物音ひとつで俺たちの気がかわると思っているのか、布ずれの音さえ立てずにそろそろと出口に向かった。

 田中の舌打ちに怯えながら中村は静かに戸を開いた。明るい光が差し込んでくる。俺たちに見守られながら、中村はその光のなかへ消えていった。

 ※ ※ ※

 卒業の少し前に父親が脳梗塞で倒れてしまい、半身不随となって仕事を辞めた。専業主婦だった母親はパートに出、俺は大学へ行くことを諦めた。

 両親はせっかく合格したのだからと進学を強く勧めてきたが、父親の医療費、昼間のヘルパー代や妹に今後かかる学費を思うと、長男の俺が働くしか道が残されていないのは、高校生の俺でもわかった。

 地元が嫌いだった。県外の大学、これが受験の絶対条件だったのに、結局俺は地元で就職し、残ることになってしまった。

 田中と山本は二人そろって上京した。あんな馬鹿が大学に行けるのに、どうして俺は行けないんだと腐りそうになる。

『俺らもこいつに構ってるほど暇じゃねえしな』

 どうせ勉強もしないで遊び惚けるだけのくせに、なにが暇じゃない、だ。ふざけるな。

 中村を逃がしたのは二人への腹いせだった。親の金で大学に行って遊ぶあいつらのおもちゃを取り上げてやりたかった。

 そんなことをしたって気が晴れるわけじゃなかったけど、あいつらの遊ぶ金を少しでも減らせてやれたことはいい気分だ。

 地元で高卒の働き手はそれなりにはあったが、就職組からは完全に出遅れていた。給料も待遇もそれなりの中小企業ばかりで気が滅入っている俺のそばで、あつらは中村をヤルことばかり話していて、その人間性にほとほと嫌気がさした。もう二度と会うこともないだろう。

 就職先が決まったら連絡を寄越すようにと担任から言われていたので、三月末、学校へ行ってみた。最後の学生気分を少し味わいたかったのかもしれない。

 三年間通った校舎やグラウンドがもう懐かしく思える。卒業式という区切り一つで、自分は部外者だと強く感じた。

 地元の小さな電子部品会社から採用通知がきたので、担任にその報告をした。土壇場で進路を変更した家庭の事情を知っているので担任は「大変だが頑張れよ」と俺を励ました。

 そのまま帰ろうと思ったが、ふと思いついて教室に行ってみた。鍵が閉まっていて開かない。扉のまえでため息をついた。

 帰るか、と踵を返すと廊下に中村が立っていた。俺と目を合わせて「やあ」とはにかむ。

「橋本が階段あがっていくの見えたから」
「あ、そう。お前はなんで学校いんの」
「合格発表があったから報告に」
「どうだった?」
「なんとか」

 と、中村は襟首に手をやって俯いた。

「国立か。あんな目に遭ってたのによく入れたな」
「……橋本は大変だったね」
「ざまあねえって笑ってんだろ」
「そんなことないよ!」

 中村は顔をあげた。

「山本たちと一緒になってお前を犯ってたんだから恨まれて当然だよな」
「恨んでなんかないよ……」
「まさかまだ俺を好きとか言わないよな?」

 揶揄するように笑う俺から目を逸らして、中村は「そのまさかだよ」と小さく呟いた。

 田中と山本が犯すときより、俺に犯されているときの方が中村が喜んでいるのは一目瞭然だった。こいつは俺のちんこなら進んでしゃぶったし、一際大きな声をあげて中出しをねだった。

 山本たちに変態だと嘲笑われても、中村は何も言い返さずに切ない目を俺に向けてきた。その目がだんだん気に食わなくなってきた。

 日に日に膨らむ苛立ちと罪悪感。そんな時に父親が倒れて三日ほど学校を休んだ。休み明け、そんな気分じゃなかった俺を励まそうとする山本たちに強く勧められて中村を犯した。

 苛立ちが爆発して酷いことをした。苦しそうだった。辛そうだった。目に涙が浮かんでいた。だけど一番俺を苛立たせたのはその目だった。俺を赦し、同情する、中村の目だった。

 それ以来、機械的に腰を振って射精した。本当に中村をただの性処理として扱った。それでもまだ俺を好きだと言うのか。

「マゾだよな」
「違うよ」
「マゾでなきゃなんなの? 三人がかりで犯されたのにまだ足りねえの?」
「違うってば!」
「犯って欲しけりゃしゃぶれよ」

 中村は口を閉ざした。

 一丁前に傷ついた顔するんじゃねえよ。

「俺が好きなんだろ。早くしゃぶれ」

 ベルトを外してジーンズを下げた。下着をずらしてペニスを引っ張り出し、中村に向ける。

 中村は例の俺を苛つかせる目で俺を見ていた。小さく息を吐き出して一歩一歩近づいてくる。目の前で立ち止まり、跪くと俺のペニスを咥えた。舌を広げ、唇をすぼめてしゃぶりながら顔を前後に揺する。

 勃たないだろうと思っていたのに、あっさり勃起した。俺の感情と真逆の反応を見せる。すぐに上り詰めてもう射精しそうになった。

 中村の頭を押さえ込んだ。痙攣するのどの奥に吐き出して引き抜いた。

「俺の専属で使ってやる」
「えっ……」
「連絡するから、呼び出したらすぐ来いよ」

 廊下に膝をついたままの中村を残して校舎を出た。

 ※ ※ ※

 先輩社員と一緒に新規の取引先を探し回った。何度も頭を下げた。何度も「すみません」と言った。自社製品の説明が出来ず、出向いた先の社員に馬鹿にされた。車に戻れば先輩社員からもっと勉強しておけと叱られた。営業なんてクソだ。

 ささくれた気持ちで中村を呼び出すメールを送った。その夜、中村をホテルに連れ込み犯した。自分の快楽だけを求めた一方的なセックスだ。ホテル代は中村に任せて帰宅する。こんなことをもう何度か繰り返していた。

 突然の呼び出しにもかかわらず中村は必ずやってきた。そして文句ひとつ言わないで俺と別れた。その従順さに苛ついた。だから毎回乱暴に扱った。

 たまに山本と田中から連絡があった。電話の向こうのあいつらはまだガキのままだった。TPOをわきまえない大声で学生生活を語ってくる。東京の夜は楽しいから休みの日に出てこいよと誘ってくる。

 携帯電話を耳から少し話して適当に相槌を打ち、最後は「また今度電話する」と言って通話を切る。

 心がざらついた。胸がキリキリ締め付けられた。俺だってあいつらと同じように地元を離れて遊んでいられたのに。加齢臭のする親父共に頭をさげないでいられたのに。

 荒んだ気持ちで荒んだ生活を送って半年が経ったある日、営業車のなかでサボッていたら妹から電話がかかってきた。

「お父さんの様子がおかしいんだけど! お兄ちゃん、どうしたらいいの?!」
「ばか、病院だ! 救急車呼べ!」

 車を出て会社に戻った。上司に事情を説明した。嫌な顔をされたが早退の許可をもらって急いで帰宅した。

 動転していたのか家の鍵は開いたままだった。父親がいつも寝ている和室を覗くと、乱れた布団だけがあった。手をあてるともう冷たい。

 妹に電話をかけた。留守電に繋がったので母さんにかけてみた。電話に出た母さんはまだ仕事中なのか声を潜めて「あとでかけなおす」とだけ言って電話を切った。

 しばらくして折り返しがあって、父さんが運ばれた病院を教えてもらった。頼まれた荷物を持って病院に向かった。

 父さんは意識不明だった。今度は脳出血だった。医者と話し合った母さんが危篤状態だと教えてくれた。

「でもまだ持ち直す可能性だってあるんだろ」
「覚悟はしておいて」

 妹は泣き崩れた。

 ※ ※ ※

 葬式のゴタゴタが一段落ついた夜、中村を呼び出した。顔色のよくない俺を見てどうしたのかと心配顔で訊いてくる。

「舐めて立たせろ」

 それだけ言ってベッドに腰を下ろした。何か言いたげな表情で近づいてきた中村は、俺の足の間に膝をついて股間に顔を埋めた。

 どんなに長い時間、口淫を受けてもピクとも反応しやがらない。

「もういい」

 声をかけると中村は立ち上がった。

「なにかあった?」
「親父が死んだ」

 中村の表情が固まる。

「それは……、大変だったね」
「脳出血だって。脳梗塞の予防薬があだになって出血量が多かったらしい」
「辛かったね」

 中村はそっと俺の頭を抱きしめた。乾いていた感情が急に湿り気を帯びて、涙腺を刺激した。胸元からせりあがってくるものがあって、それを我慢していたらどんどん涙が溢れてきた。

 嗚咽が漏れた。

「橋本」

 中村の腕に力がこもる。胸に顔を押し付けながら俺は泣きじゃくった。

 中村は俺が泣き止むまでずっと背中を撫でていてくれた。



 目覚めたときに、自分がぐっすり寝ていたことに気付いた。親父が危篤になってから今日までろくに眠れなかったのに、今日は満足感のなか瞼を開くことが出来た。

 俺は中村の腕の中にいた。一緒のベッドに入り、ホテルの一室で朝を迎えていた。

 枕元の時計を見るために頭をあげると、中村も目を覚まし「おはよう」と微笑んだ。

「悪かったな、昨日は」
「ぜんぜん」
「仕事だから俺、行くわ」
「……うん」

 布団から出てシャワーを浴びた。頭も体も覚醒していく。久しぶりの清々しい気分だった。

 浴室を出たら中村も顔を洗っていた。

 鏡の前で中村と隣あって髪を乾かし、歯を磨いた。中村はなにも言わない。同情も、労りの言葉もなく、控えめで優しい眼差しを向けて来る。それが面映ゆく、目を合わさないまま身支度を整えた。

「行くぞ」

 俺の声に中村も鞄を拾ってやってくる。俺が部屋の支払いをして、ホテルを出た。

「また連絡してよ」

 駅に向かって歩いていると、数歩後ろから中村が遠慮がちに言ってきた。

「さあ、わかんね」
「待ってる」
「こういうのも飽きてきたな」
「いつでもどこでも、すぐに飛んでいくから」
「お前も物好きだな」
「橋本のためなら、なんだってしたいんだ」
「やっぱマゾだよ、お前」
「橋本に会えるなら、もうなんだっていいよ」

 どこかいじけたような、投げやりな呟きに口元が緩んだ。

 駅の改札で中村と別れた。向かいのホームから、電車に乗って駅を離れるまで付き纏う中村の視線がこそばかった。






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2014-11-30(Sun) 21:19| アガルタ| トラックバック(-)| コメント 3

朝のお楽しみ(2/2)

<前話はこちら>

 俺の位置からは見えないが、隣のおっさんの腕が動き続けているところを見ると、お兄さんは尻穴を弄られているようだった。腕の動きから指を出し入れされているのだと思う。

 お兄さんは上気した顔を苦しげに歪めながら、自分の乳首を吸っている男のちんぽをコスコスと扱いている。亀頭がお兄さんの太ももにぴったりくっついて、先走りを擦り付けていた。

「ふぅ…ん……っ…あ……ぁ…ん…っ」

 電車のなかとは思えないいやらしいことをいっぱいされているのに、お兄さんの口から出て来る声は色っぽく濡れていた。触られていないのにちんぽは勃起したまま、放置されてることを嘆くみたいにフルフル震えて先走りの糸を垂らしている。
 立っているのが辛そうに、膝がガクガク震えていた。

「もう…あ、はぁん…抜いて…っ…ゆび…抜いてくださ、い…っ!」
「やっと解れてきたんだぞ。わかるか? もう三本入ってる」

 隣のおっさんがニヤリといやらしい顔で笑った。
 三本! お兄さんのケツ穴におっさんの指が三本も出入りしているなんて!
 おっさんの腕の動きが大胆に激しくなった。お兄さんの腰がそれにつられてカクカク前後に揺すられる。

「い、あっ、いやっ…ゆび…っ、そんなにするな…っ…あ…やだ…そこ、やだぁっ」

 半分飛んじゃった顔でお兄さんは喘ぐ。声が止まらない口はずっと開きっぱなしで、端から涎を垂らしていた。

「前立腺、気持ちいいだろ? ゴリゴリ擦ってやるからな」
「やっ、やだっ……もうしないでっ…だめ、それ、あ…ん、あぁん」
「ちんぽ勃ちっぱなしじゃないか。そろそろ触って欲しいんじゃないか?」
「いや、いやだ…ぁ…っ、はなして…もう、許して…っ!」
「おい、おまえ、壁になれ」

 いきなり眼鏡が俺に話しかけてきた。特等席でガン見してたんだ、いまさら知らん顔は出来ない。

「俺っすか?」
「他に誰がいる」

 言うや眼鏡のおっさんはしゃがみこんでお兄さんの勃起ちんこを咥えた。俺は慌てて背後に回り、痴漢親父どもとお兄さんを取り囲んで壁を作った。

「ああぁっ…だめ、そんな…出るっ…!」

 眼鏡のおっさんの口元から「ジュルジュルジュルッ」と啜り上げる音が聞こえた。
 顔を前後に揺らしてグボグボッとお兄さんのちんぽをしゃぶっている。相手は四十過ぎのおっさんだけど、気持ちよさそう。
 お兄さんはもう陥落寸前の顔で、歯を食いしばって必死に声を殺していた。

「んっ…んふぅっ…あ、あぁんっ…いや、やめ…そんなにしたら……っ!」

 頑張って射精を堪えているみたいだけど、無意識なのかお兄さんの腰はゆらゆら揺れているし、筋肉もピクピク痙攣していまかいまかと解放の瞬間を待ち構えている感じだ。

「ひうぅ…んっ…あぁ、いやだぁ…あ…ぁ…ン…!」

 目の焦点が定まらないって感じでアヘッてるのがめちゃくちゃやらしかった。

「あ、だめっ、出る…もう、出るぅ……!」

 ビクンビクンッ! とお兄さんの体が大きく震えた。

「はぁぁん、あ、あぁん……っ!」

 第二波、三波とたっぷり吐き出しているところを見ると、かなり溜まっていたようだ。
 お兄さんのちんぽをしゃぶっていた男は口元を拭いながら立ち上がった。どうやら飲んじゃったらしい。

「ちんぽ汁、すげえ濃かったぞ。気持ちよかったか?」
「あ…はぁ…ん…っ…もう、許して下さい…」

 朦朧としながら許しを請う。汗で額に髪が張り付いて、上気してうっすら色づいた顔と体でそんなこと言ったって、逆に火に油を注ぐようなものだ。俺までごくりと生唾を飲み込んでいた。

「まだ始まったばかりじゃないか」
「そろそろこっちも使ってやるからな」

 いつの間にかお兄さんの後ろにまわっていた眼鏡のおっさんがお兄さんの耳元で囁いた。目くるめく快楽の渦に飲みこまれた難破船状態のお兄さんは「え……?」と力なく問い返す。

 ククッと笑って眼鏡がお兄さんの顔から離れた。片手で肩を押さえながら腰を突き出す格好をとる。たぶん、入れようとしてるんだな。
 先っぽを入れられてお兄さんは少し正気に戻ったようだ。目を大きく開いて不安そうに俺たちを見渡す。

「あ…いや…や…やめ…そんなの、入らない…っ、嫌だ、あ、やめさせてくれ……ッ!」
「大丈夫大丈夫、君、素質あると思うから」
「もっと気持ちよくなるよ」
「いや、うそ…あ、あぁっ…お…っきい…、だめ…むり、あ、抜いてっ…そんなに太いの、入らないからッ……!」

 ギュウッと固く目を瞑ったお兄さんの目尻からポロッと涙が流れ落ちた。
 眼鏡のおっさんがニヤリと笑って息を吐き出すのが肩越しに見えた。

「全部入ったぞ、お前のいやらしいケツマンコに」
「あ、あ…うそ…だめぇ…太くておっきい…の、うそ、やだ、抜いて、あっ! だめっ! 動かないで…!」
「熱く蕩けて最高に気持ちいいぞ」

 眼鏡はゆっくり腰を動かしだした。ちょうど電車が揺れるのに合わせてリズムよく。

「はぁっ、あっ、あんっ、だめ、動くの、だめっ…あ、はぁん…!」

 眼鏡はお兄さんの両腕を手綱みたいに掴むと、少し腰つきを早くした。
 耳を澄ますとパンパンと肉のぶつかる音と、粘り気のある水音も聞こえる。
 眼鏡に突き上げられるたび、お兄さんの前髪が哀れに揺れた。

「あっ、あんっ、あんっ! いやだぁっ…んんっ…こんなの、あっ、やだっ…許して、もう、いや、やめて…くださ、い…っ」

 朝の満員電車の片隅で、バックから犯されて泣きながら喘ぐお兄さんに目は釘付けだった。ジーンズの前が窮屈で、思わず解き放つとお兄さんを見ながら勃起を扱いた。

「触ってやれよ」

 隣の親父が冷やかに笑いながら顎をしゃくる。

「いいんすか」
「今日からお前も俺らの仲間だよ」

 仲間になりたいわけじゃなかったが、えろくていやらしいお兄さんを前に、この誘惑に抗えるわけがない。
 前に進み、お兄さんのちんぽに自分のちんぽを擦り合わせた。ヌルリとした感触がゾクゾク腰をしびれさせる。

「あ、や、それ…やめて…ぇ…っ」

 と言うお兄さんの目は俺を誘っているようにしか見えない。兜合わせで扱きながら、お兄さんの乳首を摘まんだ。

「あ、あぁんっ!」

 お兄さんの体は火照って熱かった。しっとり汗ばんでいてエロかった。
 屹立した乳首を引っ張ったり押しつぶしたりして捏ね回す。
 手の中でお兄さんのちんぽがどんどん大きくなっていく。

「くふぅ…んっ、あぁっ…あ、いやっ、両方、しな…で…っ、あっ、はぁぁん!」
「なか、グチャグチャになってきたぞ」

 後ろでおっさんが言った。

「俺のちんぽはどうだ、気持ちいいだろ? ガンガンに奥までちんぽで突きまくってやるからな。好きだろ?」
「あはぁんっ、あっ、や…好きじゃ、な…あっ、あんっ…やだ、激しいの、だめ…っ…!」
「お前のケツマンコは俺のちんぽに絡みついてくるぞ。もっとズボズボ突きまくってほしいんだろ?」
「やぁっ、あっ、そんな…こと、な…っ、あっ、あんっ、あぁん!」

 引き攣った顔で笑いながらおっさんは激しく抜き差しを始めた。

「種付けしてやるからな。お前のケツマンコの奥まで俺の精液でベトベトに汚してやる」
「いやっ! あっ、いや、それだけは…ゆるして…っ…いやっ、あんっ、やだ、中に出さないで…ぇ…っ!!」
「おら、イクぞ、たっぷり味わえよ!」
「だめっ、あぁっ、そんな…ッ、あ、あぁぁ……っ!!」

 おっさんに中出しされながら、お兄さんのちんぽはビキビキッと脈打った。中出しされて感じちゃってんじゃん。ちょっとジェラシーだ。俺はお兄さんの口を自分の口で塞いだ。

「あ、ん、んふぅ…ん…」

 舌を入れて中を思いっきりまさぐる。こっちもトロトロで熱い。唾液を注ぐとお兄さんは飢えた人みたいにそれを飲み干した。

「はぁぁ…あ…もう、イカせて……っ」

 至近距離で潤んだ目をしながら俺におねだりして来る。か、かわいい。

「俺もお兄さんに中出ししたいんだけど」
「新入りのくせに、贅沢な奴だな」
「仕方ねえ、場所かわれ」

 壁を崩さないよううまいこと場所をかわり、俺はお兄さんの背後へ。つるんとしたお尻を左右に割ると、ヒクつくアナルからとろりと白い液体が滲み出て来た。おっさんのザーメン出てきちゃってる。
 この中に入れるのか…。俺のちんぽがおっさんの精液まみれになるのは正直嫌だったが、背に腹はかえられない。

 俺はお兄さんのケツにちんぽを突っ込んだ。潤んで挿入は易しかったが、締め付けは最高にいい。少し擦っただけでもう出そうだ。

「俺のちんぽはどう? お兄さん」

 再び親父どもに乳首を弄られながらちんぽを扱かれてお兄さんは嫌々と首を振った。俺の声なんか聞こえちゃいない。

「動くね」

 腰を振るたび、さっきのおっさんの精液が外に漏れ出し、穴の周囲で泡立った。ピストンを激しくするともはや誰のものともわからない体液が周囲に飛び散る。

「あぁん! あっ…だめぇ…そんなにしたら…ッ、あ、はぁぁんっ!」
「気持ちいいだろ? 乳首とちんぽとケツマンコの三点同時責めだ。気持ちよすぎてイッちゃうだろ?」
「あ、は、いっ…んっ…あっ、いい…もう、やだぁっ…あっ! いい、イッちゃう、アッ、あんっ、イクッ、イクゥッ、イッちゃ……!!」

 俺を食いちぎるくらい締め付けながらお兄さんは絶頂を迎えた。強い力で引っ張るように中がうねって俺も射精した。中で俺のとおっさんの精子が混ざり合うなんて悲惨だが、一番悲惨なのはお兄さんだろう。二人分の男の精液を入れたまま、しばらく我慢しなくてはいけないんだから。

 お兄さんは自分が吐き出した精液を自分の体で受け止めていた。首元からベットリと白いものが垂れている。

「エロくていい眺めだ」
「このまま出勤して、頑張って働けよ」
「乳首が腫れあがって真っ赤だ。仕事中、シャツに擦れて大変だろうが、トイレで弄るんじゃないぞ」

 口々に言いながら親父共はお兄さんのワイシャツのボタンを留め、服装を整えてやっていた。すぐにシャツから精液が滲み出て来る。
 アナウンスが次の停車駅を告げる。ズボンも引き上げられ、ベルトも締めてもらっている間、お兄さんは茫然となすがままになっていた。

「またしてほしくなったらここに来な。俺たちでたっぷり可愛がってやるから」

 おっさんの一人がお兄さんの耳に口を寄せて囁いた。お兄さんは反発するように一瞬目を光らせたが、その光はすぐに消え、唇を噛みしめながら俯いた。なんだか顔が赤い。もしかしてもう体が疼いちゃって、期待しちゃったのかな?

「その時は俺も混ぜて下さいよ」
「図々しい新人だな」
「人数多いほうが面白くていいじゃないか」
「壁も作りやすいしな」

 なんとか俺も入れてもらえるようだ。
 不安そうな顔で俺たちを見るお兄さんの口から、熱い吐息が漏れた。


O.B.2



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2014-11-23(Sun) 19:56| 朝のお楽しみ| トラックバック(-)| コメント 2

朝のお楽しみ(1/2)

※痴漢。無理矢理。複数。

 膝がガクンッとなって目が覚めた。ゆうべネットのし過ぎで寝不足だった。
 恥ずかしくなって朝の満員電車を見渡す。誰も俺の失態には気付いていない。ほっとしたとき、目の前のおっさんの横顔がにやりと歪むのが見えた。

 くそっ、笑われた。と思ったが、おっさんは俺じゃなく、他の誰かを見ていた。おっさんの前にいるのは二十代のスーツのお兄さん。知り合い同士かと思ったがどうやらそうでもないらしい。
 お兄さんは眉を寄せ、唇を噛みしめて険しい表情で視線をあちこちに飛ばしている。

 なんだろうと不思議に思ったとき、ガタンと大きく電車が揺れ、その拍子に出来た隙間から見えてしまった――お兄さんのワイシャツの中で蠢く手を。それがさっき笑ったおっさんから伸びているのを。

 痴漢!
 男が男を痴漢している!

 やめろと口を開きかけたが、こんなに大勢の前で注意したら被害者のお兄さんが余計に辱めを受けることになるんじゃないかと思い直し、俺はおっさんとお兄さんの間に肩の先を差し込んだ。

「……んっ……」

 近づいたことで聞こえてきたお兄さんの声。鼻から抜けるような甘ったるいものだった。
 もしかして合意? プレイなの?
 ぎょっとお兄さんを見ると、お兄さんはほっぺを真っ赤にして切なく前髪を震わせている。これ嫌がってんの? よがってんの? どっち?

「ん、あ…ぁ……」

 薄く口を開いて声を漏らす。よく見るとワイシャツのなかの手は一本じゃなくて二本だった。場所から推測するに、二本の手はお兄さんの乳首を弄っているようだ。指先で弾かれたり、摘ままれたりしているのが、ワイシャツ越しだが動きでわかる。
 その刺激に呼応してお兄さんの体がピクンピクンと小さく跳ね上がっている。

 痴漢なのかプレイなのかよくわからないが、お兄さんの顔つきは嫌悪だけじゃなく、快楽を感じているのは確かだった。
 お兄さんが急にもじもじと体をくねらせた。

「や…、嫌、やめ……っ」
「嫌じゃねえだろ、こんなにおったてて」

 予想外のところから低い声が囁いた。左隣の眼鏡のおっさんがお兄さんを見下ろしながら腕を動かしている。視線を落とすと、そいつはお兄さんの股間を荒々しい手つきで揉んでいた。

「やめっ、あ…くっ…」

 膝を擦り合わせて男の手から逃れようとしているが、ギュウギュウ詰めの満員電車で身動き取れず、しかもよく見るとお兄さんは何者かに腕を掴まれ拘束されていた。痴漢は少なくとも四人はいるようだった。どうりで無抵抗だったわけだ。

「ひっ、アッ、嫌……」
「静かにしねえと他の客に気付かれるぞ」
「やめて…ッ…おねが…します、からっ……!」
「楽しませてもらってからだ」

 股間を揉んでいた手がベルトを外す。可哀そうに、ずっと弄られていたのかスラックスにはうっすら染みが出来ていた。もう中、我慢汁でグチャグチャなんじゃないかな。
 チャックを下ろされると、細身のお兄さんの腰からズボンがスルッと勝手に膝まで落ちた。グレーのボクサーパンツの前はしっかり隆起していて、亀頭があったあたりははっきり汁が染み出ているのが見えた。

「はは、ちんぽ汁でベトベトじゃないか」
「もうやめて下さい…っ」

 男の手がパンツの上からねっとりとした手つきでお兄さんの股間を揉み上げる。パンツの上部からお兄さんの亀頭がはみ出ていて、パクパクする鈴口からは涎を垂れ流していた。嫌だとか言ってこんなんじゃ、ただただエロいだけだった。

 男はお兄さんのちんぽに沿って手を動かした。勃起したお兄さんの形がくっきり浮き上がる。表面に浮かぶ血管すら透けるほど立派な一物で感心しながら爽やかなお兄さんの顔と見比べた。

「はぁっ、あぁ…あ…はぁ……ん」

 さっきからずっと乳首を弄られ続けて、ちんぽも揉まれっぱなしじゃ、ハァハァ息が荒いのも納得だ。

「さっきから我慢汁が止まらないぞ」
「乳首もビンビンに勃起してる」
「嫌らしい体だな。見ず知らずの男に好きにされるのがそんなにいいのか?」
「ちがっ、お前たちが…ッ、無理矢理…っ」
「ちんぽには直接触ってないんだぞ。それなのにこんなにギンギンじゃないか」
「はぁあんっ!」

 お兄さんは亀頭の先を捏ねられて大きな声をあげた。

「静かにしろ。それともみんなに見てもらいたいのか?」
「いや、だ…それ、やめてくれ、頼む……っ!」
「それってどれのことだ?」
「こっちか?」

 男たちが目で合図しあうのを見た。ワイシャツがはだけられ、露になったお兄さんの胸に両脇の男たちがむしゃぶりついた。
 チュウチュウと吸い上げる音、ジュルジュルと唾液を絡めて舐めあげる音が走行音にまじって聞こえて来る。

「い、い、あぁぁっ……! いや、あ…やめて…っ、それは…っ!」
「こっちじゃないのか? じゃあこっちか?」

 眼鏡がずるっと下着をずり下げた。飛び出したお兄さんの勃起ちんぽが弾みでビタンと腹にあたった。その軌道上にカウパーを垂れ流しながら。

「嫌だって言いながら、どうしてこんなにガチガチになってるんだ?」

 と指先で裏筋をなぞる。お兄さんの陰嚢が硬く縮まり、ちんぽがビクビクと震えるのが見えた。先からはまたトロリと汁を溢れさせている。

「電車の中でおっぱい触られて、ちんこ揉まれただけだろ?」
「いや…許して…もう、許してください……っ」
「これじゃかわいそうだから、俺たちで責任取ってやるよ」
「なっ…、あっ、ああ――っ」

 眼鏡はちんぽを握ると扱きだした。垂れ落ちた先走りで充分なぬめりがあって、男が手を動かすたびにグチッグチッと音がする。

「あぁっ、あっ…やめろ…ぁ…んっ、あっ、いや、はなせぇっ」
「女みたいに汁溢れさせて濡れ濡れのくせしやがって」
「あ……、ちがっ…う、んっ」
「違うっていうなら、これはなんだよ?」

 男は掴んだちんぽでペチンペチンとお兄さんの腹を叩いた。粘り気の強い液体がお兄さんの腹を濡らしていく。

「うっ、く……やめて…やめて下さい…っ!」

 屈辱的な行為にお兄さんの目は真っ赤だ。

「素直でいい子にしてれば悪いようにはしないから」

 男たちは笑いあった。お兄さんの顔が絶望に歪む。
 電車が速度を落としていく。そろそろ次の停車駅。どうするつもりだと勝手にハラハラする俺なんかお構いなしいに、男たちはお兄さんの凌辱を続けていた。

 片方の乳首を吸いながら、もう片方はこねくり回して、ちんぽは音が立つほど激しく扱く。お兄さんは扱いている男の手を濡れ光らせるほど汁を垂らしていた。

 電車が停車し、乗客の入れ替えが始まる。その隙に男たちはお兄さんをさらに奥へと連れ込んだ。こうなりゃ最後まで見届けるつもりで俺もそれについていく。

 扉が閉まり電車が動き出した。小さく折りたたんだ新聞を読んでいるおじさん、スマホでゲームをしているOL、音漏れするほどの音量で音楽を聴いている高校生。みんな自分の世界に夢中で、車両の端でとんでもないことが行われているなんて気付きもしない。
 俺はお兄さんたちに視線を戻した。

「ヒィッ……あ、はぁっ、はっ、もうだめっ、はなして…ぇ…っ」

 お兄さんが絶頂を迎えようとしていた。

「イキそう?」

 男の問いかけに小さく何度も頷く。

「電車でイッちゃったら駄目でしょ」
「においで気付かれてしまうだろ」
「そうそう、我慢我慢」
「そのかわり、こっちを弄ってやるからな」

 乳首を弄っていたおっさんが、その手をお兄さんの後ろへまわした。お兄さんが目を見開いて「ヒッ」と息を飲み、驚愕の表情でおっさんを見た。

「ここ、弄ったことあるか?」
「な、ない…っ、いや、やめて、そんなところ…っ」
「君のケツマンコ、ツルツルできれいだな」
「い、や……っ、あ、お願い、します…っ、許して、やめて下さい…!」
「静かにしろって」
「い、あぁっ……!」

 ギュウッと乳首を抓られてお兄さんは大きく仰け反った。

「可哀そうなことをするなよ、泣いてるじゃないか」
「こいつはいじめられて喜ぶタイプだって」
「それにしたって段階があるだろ。可哀そうに、おじさんが舐めてあげるからね」

 正面のおじさんが抓られて赤くなった乳首を唾液の滴る舌でベロンと舐めた。お兄さんはまた体をしならせた。

「んっ、く、はぁぁ、あんっ」
「ほら、こんなに可愛い声が出せるんだ。もっと優しく虐めてやれよ」
「わかったわかった」

 どうやら男たちはたまたまここに居合わせた仲じゃなさそうだ。以前からの知り合いのような雰囲気があった。

「優しく虐めてやるから、おじさんたちのちんぽ、扱いてくれるかな?」

 優しいというより揶揄するような口調で男がお兄さんに言った。いつの間にか自由になったお兄さんの手に、勃起した赤黒いちんぽが握られる。

「や、いやだ…ど…して、こんな、こと…っ」
「お互い気持ちよくなろうって言ってやってんだぜ」

 歯を食いしばるお兄さんの顔をベロリと舐めて男は笑った。お兄さんはおぞましそうに目を背けた。



O.B.1



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2014-11-22(Sat) 20:49| 朝のお楽しみ| トラックバック(-)| コメント 3

即位式(2/2)

<前話はこちら>

 ベルントのかわりに、別の男のペニスが口に押し込まれた。

「んんっ、んあっ、あっ」

 子供のころ、よくお使いに行った農家の親父だ。家の手伝いをするエドガーを偉いと褒めてご褒美に果物をくれた。その気のいい男が、いまはエドガーの顔の上で腰を振っている。口に残るベルントの精液をペニスで掻きまわしている。

 また誰かのペニスを握らされた。腹に生温かいものがかけられた。誰かの精液だ。どんどん体が汚されて行く。
 エイナルの腰つきが激しくなった。さきほど出したものが中で撹拌される。その音がエドガーの耳にまで届いた。

「んっ、いあっ、あっ」
「声の調子がかわってきたぜ」
「俺たちのちんぽで気持ちよくなってあそばせられるんだよ」
「親父さまに似てちんぽ狂いか」
「こいつも案外早くぶっ壊れるかもしれねえな」

 笑う男たちは凌辱の手を休めない。エドガーの乳首をこねまわし、ペニスを握って扱いた。

「んんっ、ああぁっ」
「凄い声を出しやがる」
「はしたないでございますよ、王子さま」
「んっ、あっ、あぁっ」

 エドガーは感じたことのない感覚に慄いて体を震わせた。ただ苦しいだけだったフェラチオものどの奥を刺されるとえも言われぬ倒錯に頭がくらくらした。
 エイナルのペニスに奥を擦られると、腰が痺れて体が熱くなった。乳首を弄られて気持ち悪いはずなのに刺激は股間に直結した。無骨な手でペニスを扱かれると射精感が込み上げてきた。

「あっ、あぁっ、いやだ、やめ…っ」

 エドガーは扱かれながら射精した。それを見た男たちから囃し立てられる。恥ずかしがる間もなく、奥を突かれ、のどを犯され、ペニスを扱かれる。

「ああぁっ、もう、いやだっ、やめてくれ…!」

 こんなことが続くならもういっそ殺してくれ、死にたい。
 そんな考えがよぎったとき、

「まさか死にたいなんて考えてるんじゃないだろうな?」

 勘の鋭いベルントが言った。

「言っとくが、お前には他に兄弟がいる。アネッテのことじゃねえぞ。血の繋がった正真正銘王族の兄弟だ。そいつらはまだ何も知らずに平和に暮らしてる。お前が死んだら、お前の弟が同じ目に遭う。それが嫌ならせいぜい長生きしろよ」

 ベルントの言葉はエドガーの呪縛となった。自分の兄弟姉妹がこの国のどこかにいる。すれ違ったことがあるかもしれない。言葉をかわしたことがあるかもしれない。
 誰かは知らない。知らないが、こんな悲劇は自分一人だけで充分だ。

「あー、そうだ、一人だけ教えてやるよ。お前にはサシャって妹がいる。そうだ、お前が今晩、抱いてきた女、あれだ」

 ほんの少し前の睦事が脳裏を駆け巡り、エドガーは言葉にならない声をあげた。

「おい、ベルント、いい加減にしろ」

 エイナルが窘める。ベルントは肩をすくめた。

「事実だ」

 エドガーはもう何も考えられなくなった。エイナルによってふたたび体の奥を穢されても、そのあと違う男のペニスを嵌め込まれても、なすがまま体を揺さぶられていた。

「やべえ、ショックのあまり、イカれちまったか?」
「ベルント、お前のせいだぞ」

 ベルントはエドガーの頬をぶった。

「おいエドガー、おまえが使い物にならなくなったら、次はサシャの番だぞ」

 ベルントの脅しにエドガーが反応した。目に生気が戻り、激しい憎悪を燃やしながらベルントを睨み付けた。

「サシャに手を出すな! 他の俺の兄弟にも、指一本手出しするな!」
「さすが次期国王であらせられる」

 凌辱は朝まで続いた。

 ※ ※ ※

 体を洗ったあと、身支度の終わったエドガーは迎えの馬車に押し込まれ城へと連れて行かれた。エイナルも同乗した。
 城に入り、そこでも体を清めるよう言われた。体を洗っていると内股を温かいものが伝う感触がする。昨夜、朝まで吐き出された男たちの精液がまだ残っていたようだ。
 エドガーは唇を噛んで屈辱に耐えながらそれを指で掻きだした。

「エドガー、用意はできたか?」

 どこからかエイナルの声がする。

「まだだ……っ」

 仕切りの布をかきわけてエイナルがやってきた。平民の服から側近護衛官の服に着替えている。顔を真っ赤にして後ろに手を伸ばすエドガーを見て、エイナルは事情を察した。

「全部出せていなかったのか。見せてみろ」
「触るなっ」
「自分では出しにくいだろう」

 エドガーの肩を押さえながらエイナルは指を中へ入れた。さんざん男たちの嬲り者になったそこはまだ熱い。
 エイナルの指が根本まで奥深く挿し込まれる。クチュリ、とぬめりに到達した感触があった。

「確かに残っているな。これが一番最初にお前に出した俺のだと嬉しいんだがな」
「早く終わらせろっ、いつまでモタモタやってるんだ……っ」
「王族らしい口調だな、エドガー」
「変な触り方をするな……っ」
「これから毎日、お前と一緒だと思うと興奮が収まらないんだ」

 尻に硬いものが押し当てられた。

「ひっ、エ、エイナル……!」
「ずいぶんと奥にあって、指では届かないんだ」

 指を抜くとエイナルは怒張でエドガーを貫いた。

「ひいっ、あ、あぁぁ……!」
「待っていろ、いま中のやつを掻きだしてやる」

 とエドガーの腰を持って抜き差しする。広い大浴場に肉のぶつかる音が響いた。

「いっ、あ、いや、いやだ、あぁっ、エイナルっ」

 浴場には従者たちがいる。王が犯されているというのに、誰も知らん顔だ。中にはにやにやしながらじっと見て来る者もいる。

「いやだ、アッ、あんっ、エイナルっ、みんなが、見てる……っ」
「彼らには見慣れた光景だ、気にするな。これから毎日、見られるんだしな」
「あぁっ、いや、いっ、アァッ」
「たった一晩でだいぶ慣れてきたな、エドガー」
「ちがっ、あっ、アンッ!」

 両乳首を抓られてエドガーは背をしならせた。長い時間男たちに吸われ、しゃぶられ、こねくりまわされてきた乳首はその周辺も真っ赤に腫れ上がっている。敏感になりすぎて痛い。

「触るなっ、あぁっ、エイナル!」
「たってきたぞ」

 エドガーは勃起させていた。エイナルに突き上げられるたび、それがゆらゆら揺れて涎を垂れ流している。

「いやぁっ、あっ、あぁんっ!」

 むりやり犯されているとは思えない艶っぽいエドガーの声が響く。体は全身濡れたまま、あちこちに凌辱の赤い鬱血がみられ、頬は上せたように赤く染まり、口からは絶えず嬌声があがる。にやついて見ていた従者が股間のものを揉んでいた。
 それを見たエドガーは目を背けた。

「大丈夫だ、エドガー。誰彼かまわず、お前を抱かせたりはしないから」
「エイナル……!」

 数時間前、真っ先に自分を犯した張本人だが、この城内で唯一の味方のような錯覚を抱いてエドガーはエイナルを振り返った。
 エイナルに顎を掴まれてキスをされても、エドガーはおとなしく舌を吸われた。

「時間がないから、もう出すぞ」
「えっ、アッ、だめだ…、中は…っ!」

 エドガーの言葉など無視してエイナルは中に吐き出した。

「俺のものを入れたまま国民の前に出て挨拶するんだ」

 羞恥に顔を染めるエドガーの耳に囁いてエイナルは悪びれもせず笑った。

 しゃがみ込んだエイナルがエドガーのペニスを口に含む。
 に口淫を施され、エドガーはあっけなく吐精した。エイナルはそれを飲み込むと、エドガーに支度を促した。
 用意されていた王族の衣装に身を包む。

「エドガー、こっちだ」

 エイナルが別の部屋へと案内する。

「ここにお前の本当の父親がいる。会いたいだろう?」
「俺の父親……国王が……?」

 大きな扉へ目を向けた。自分と同じ目に遭い、この年まで耐えてきてくれた人。自然と目が熱くなり、涙が滲んだ。

「会いたい」

 黙って頷くと、エイナルは扉をあけた。

「あぁっ、もっと、もっと奥まで…っ、あぁっ、あんっ、あぁっ!」

 いきなり耳に飛び込んできたのは男の喘ぎ声。大きなベッドで男に跨る全裸の男。

「あれがお前の父親だ。ヤラれすぎてただの色狂いになっちまったそうだ。だからまだ成人もしてないお前が跡を継ぐことになったってわけだ」

 父親だと言われた男は、髪を振り乱して男の上で腰を振りたくっていた。濡れた音がここまで聞こえてきてエドガーは顔を背けた。

「もういい……」
「あんな状態じゃ即位式もまともにできないから、内々で簡単に済ませる。戴冠は育ての親父さんがしてくれるらしいぞ」
「もうどうだっていいさ」

 声を震わせながらエドガーは泣き笑いの顔で言った。





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2014-11-14(Fri) 19:47| 即位式| トラックバック(-)| コメント 0

即位式(1/2)

※胸糞注意。無理矢理。複数。近親相姦。救いなし。

 ここはガルゾニア王国。明日は即位式とあって国中お祭り騒ぎだった。
 エドガーも例外なく昼間は仲間たちとつるんで酒を飲み、暗くなる頃恋人のサシャの部屋へ忍び込んで愛を紡いだ。
 時期国王が誰であろうと、どのような政策が敷かれようと、父親の商いを手伝うだけの若いエドガーにはどうでもよいことだった。

 事を済ませ、エドガーはサシャの部屋を出た。町の広場では音楽が流れ、それに合わせて踊る者、ご機嫌に酔っぱらっている者、すでに潰れていびきをかいている者などがたくさんいた。

「おい、エドガー」

 人混みをかき分けてやってきたのは、物心つく前からの友人、エイナルだ。

「サシャのところからの帰りか?」
「あぁ、そうだ」
「まさかもう帰るつもりか?」

 エイナルはエドガーの肩に腕をまわした。

「いや、まさか」
「そうこなくっちゃ」

 エイナルに誘われるまま酒屋へ行った。そこにはエドガーの父親もいた。

「おい、エドガー、俺は世界一の幸せ者だ。なんてったって、お前を息子に出来たんだからな」
「急になんだよ。飲み過ぎだぜ、親父」

 父親の前には空のグラスがたくさん並んでいた。足元にも転がっている。いったいどれほど飲んだのかと呆れながら、父親の大きな背中に手を当てた。

「いやいや、言わせてくれよ。おまえのおかげで商売は持ち直した」
「大袈裟だな。俺はただ店の手伝いをしただけじゃないか」
「それだけじゃねえ。お前のおかげで税金は一生免除。しかも養育費にと毎月金が送られてくる。その金があったからアネッテの病気も治せた」
「……なんの話をしてるんだ?」

 エドガーは話が見えずに眉を顰めた。
 アネッテはエドガーの妹だ。数年前に大病を患ったが医者に診てもらって完治した。

「この瞬間が一番楽しい時間だな」

 父親のそばで話を聞いていた赤ら顔の年寄りがニヤリと笑った。
 気付くと、酒屋にいる客が全員、エドガーたちを見ていた。酒を片手に立ち上がり、じりじりと距離を詰めて来る。

「親父、もう帰ろう。母さんも心配しているはずだ。エイナル、手を貸してくれないか」
「エドガー、まだいいじゃないか。さっきの親父さんの話で気になるところがあったんじゃないのか?」

 声のしたほうを振り向くと、向かいの家のベルントがいつもの意地の悪い笑みで暗がりから姿を現した。

「お前んちが一生税金免除だったなんて知っていたか?」
「そんな話、あるわけがない。酔った親父の戯言だろう」
「それが戯言じゃないんだぜ。王子を引き取った家は税金が免除されて、しかも国から金がもらえるんだ。毎回、すごい倍率で奪い合いになるのさ」
「なんの話をしているんだ、ベルント」

 店の客が集まってくる。エドガーを中心に輪を狭めて来る。息苦しさからエドガーは唾を飲み込んだ。

「飲み込みの悪い奴だなぁ。エドガー、お前はガルゾニア王国の王子だって言ってるんだよ」
「この俺が? みんな飲み過ぎていかれちまったんじゃないのか。俺の父親はこの飲んだくれだ。これが国王に見えるってのか?」

 エドガーは笑いながら周りを見渡したが誰一人笑いもせず表情も変えない。少しずつ間を詰ながら、エドガーを見据えて舌なめずりをしている。

「エイナル、幼馴染みのお前から言ってくれ。俺は貧乏商家の長男だって」

 店の入り口で腕を組んでいたエイナルはゆっくり首を振った。

「確かにお前は俺の幼馴染みだ。だがお前の父親はそこの酔っ払いじゃない。ガルゾニア国王がお前の本当の父親だ」
「お前まで! これはなんの遊びだ? 俺を騙して何があるって言うんだ?」
「遊びじゃないぞ、エドガー。あすの即位式の主役はお前だ。もっとも本番は今から始まるんだがな」

 ベルントは酒を一気飲みするとグラスをテーブルにドンと置いた。零れた酒を袖で拭いながら舌なめずりする。

「つかまえろ」

 ベルントの一声でまわりの連中が一斉にエドガーに飛びかかった。咄嗟に逃げようとしたエドガーを羽交い絞めにし、暴れられないよう手足を押さえこんで衣類を剥ぎ取っていく。

「何をするんだ! お前たち、気でも狂ったのか?!」
「ガルゾニアの昔話は聞いたことがあるだろう?」

 赤ら顔の年寄りが口を開いた。
 もう二百年以上も前、悪政に虐げられていたガルゾニア国民が反乱を起こし、三日三晩戦い続けてとうとう城にまで攻めこんだ。当時の王はそこでやっと目が覚めて、自分が悪かったと非を認め、これからは国民の幸福を第一に考える良き王になることを約束して国民と和解した、というものだ。
 それはガルゾニアの国民なら誰もが知っている昔話。

「それがなんだっていうんだっ」
「あれは子供向けで、事実はこうだ。ろくでもねえ王はその場で斬首、当時十七だった王子を即位させ、弟妹たちは人質として平民のあいだで育てることにしたのさ。何かあったときのスペアの役割もあった。以降、それが代々続いているってわけよ。王家に生まれた子供はすぐ、いろんな条件をクリアした俺たち平民の家族のところへ運ばれ、その家の子供として役割がくるまで育てられることになってるんだ。お前は第一継承者だ。国王がとうとうイカれちまってな、お前に役目がまわってきたってわけよ」

 エドガーは今の話が理解できずに混乱した。小さい頃に聞かされた昔話にそんな真実が隠されていたことにも驚きだし、自分が王家の息子だったなどとはにわかに信じられるはずもなかった。

「俺はいまの国王が事実を知らされ、平民から王族に戻る瞬間をこの目で見届けた。あれの息子が同じ目に遭う瞬間に立ち会えるなんて、長生きして良かったぜ」
「お、同じ目…?」

 いきなり足を払われてエドガーは床に手と膝をついた。頭髪を掴まれて上を向かされる。
 にやついたベルントがズボンをずりおろし、下着の中からペニスを引っ張り出していた。

「ずっとこの瞬間を待ってたんだぜ、俺たちは。王族の人間を俺たち平民が嬲り者に出来る日をな」
「なっ……ん!」

 ベルントのペニスが口に押し付けられてエドガーは唇を固く閉じた。左右の男たちに頭を押さえつけられて逃げられないのをいいことに、ベルントはエドガーの顔中にペニスを擦りつけ、先走りを塗りたくった。

「あそこで飲んだくれてるほうじゃねえお前の本当の親父も同じ目に遭って国王になったんだ、お前も次期国王としてしっかり俺たちの相手してくれよ」
「んっ、んん、やめっ、やめろっ! エイナル! なんとかしてくれ! 俺たちは兄弟同然に育った親友だろう!」

 助けを求めたエイナルはエドガーのそばに屈みこむと、顎を掴んで持ち上げた。

「いいや、それは違うよ、エドガー。お前は俺が失恋して落ち込んでいる時、一晩中ずっと一緒にいて慰めてくれたよな。俺のことを国で一番のいい男だと、その良さがわからない女のほうがおかしいんだと。俺は嬉しかったよ。あの日から俺はお前のことが好きだった。俺もずっと、お前を抱けるこの日を待ち焦がれていた。だから親友じゃない」

 言い終わるとエイナルはエドガーに口付けた。エドガーの目が驚愕に見開かれる。誰の目にもわかる深い口付けだ。

「あっ」

 突然エイナルは声をあげてエドガーから離れた。口元を手でおさえ、血の付いた手を見て顔を顰めた。

「まあすぐに受け入れてもらえるとは思っていないさ。明日から俺はお前とともに城に入り、お前の一番の側近として遣えることになっている。だから時間はたっぷりある」

 立ち上がったエイナルはエドガーの後ろへまわり、前をくつろげるとペニスを取り出した。

「やめろ、エイナル!」
「これが王として生まれたお前の運命なんだよ、エドガー」

 唇から血を滴らせながらエイナルは薄く笑い、躊躇なくエドガーを引き裂いた。エドガーの口から悲鳴があがる。暴れるエドガーを周りの男たちが押さえつけて抵抗を封じ込めた。

「俺たちの国王だ、丁重にな」

 激しく抜き差しをするエイナルのペニスには血がついていた。

「よく言うよ」

 ベルントは呆れたように肩をすくめた。

「じゃあ、そろそろ俺たちも儀式をおっぱじめるか」

 エドガーに向かって無数の手が伸びた。

※ ※ ※

「んっ、あっ、あぐっ!」

 仰向けにされたエドガーの顔にベルントが跨っていた。エドガーの口に膨張したペニスを押し込み、腰を振っている。
 のどの奥を突きさされたエドガーはさっきから涙を流して何度も嘔吐いてはのどを痙攣させていた。

「歯を立てるんじゃねえぞ。そんなことをしたら今より何倍も酷い目に遭わせてやる」
「あっ、うぐっ、ううっ」
「ほら、手を動かせよ、ぜんぜん気持ちよくねえぞ」

 エドガーは両手に男たちのペニスを握らされていた。ショック状態でろくに手も動かせないエドガーにしびれを切らし、エドガーの手ごと自分でペニスを扱きだす。
 股の間ではエイナルが腰を振っていた。

「ベルント、あまり乱暴にするなよ。苦しがるたびエドガーが千切れるくらい締め付けてくる。ただでさえきついってのに」
「初物をお前に譲ってやったんだ、これ以上文句言うな」

 王子を最初に犯すのはそれまで育てた父親の役目だと決まっていた。中には愛着がわいて手を出せない者もいたが、エドガーの育ての親の場合は酒で酔い潰れたのと、エイナルの執着をみなが知っていたからというのがある。キスさえ、自分が一番だと譲らなかった。

 エイナルが眉を寄せて息を詰めた。エイナルは射精した。

「んっ、あ…っ、あ、エイ…ナル…っ」

 奥に浴びせられた熱を感じとってエドガーが意味もなくエイナルの名前を呼ぶ。

「エルナルが王子に種付けしてさしあげたようだぜ」
「ビクビク震えて喜んでるじゃねえか」
「よし、エイナル、かわれ」
「まだだ、まだ収まらない」
「おいおい、あとがつかえてるんだぜ。朝には城に送り届けなきゃならないんだからな」
「ま、城に入ったって、国民と同じ目線でいつでも面会可能な国王さまだから、いつでもやれるんだけどな」
「確かに」

 まわりの笑い声を聞きながら、エドガーはこれが夢でもたちに悪い冗談でもないのだと、いまやっと認めることが出来た。
 幼いころからなにかと突っかかって来たベルントのペニスをしゃぶらされているのも、親友だと思っていたエイナルに犯されているのも、すべて現実で、そして明日以降、ずっと続くのだということも。

「出すぜ、王子さま」

 口の中にベルントの精液が溢れた。その臭気と味にのどがひっくり返ってエドガーは咳き込んだ。飲み込めない精液が口から零れて頬を伝って落ちる。その時、握らされていたペニスが離れ、眼前に突き付けられたと思ったら生温い白い液体が顔にかけられた。
 それを見て男たちがまた馬鹿笑いする。

「王子、よくお似合いですよ」
「俺たちの精液で、そのお体、清めてさしあげますからね」



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2014-11-13(Thu) 21:01| 即位式| トラックバック(-)| コメント 0

裏ドSくん(3/3)

<前話はこちら>

 触れ合った場所から伝わってくる斉藤の熱さが俺の判断力を鈍らせる。いまこの世に頼れるのはこいつしかいないという感覚に陥って斉藤にしがみついた。

「イッ…あ、イクッ、忍、もう、俺…!」
「わかってるよ」

 斉藤は俺の頭を抱いて、ポンポンと軽く叩いた。思いがけない優しい仕草に混乱しながら俺は射精していた。先端にかぶせていた斉藤の手に吐き出されたものが跳ね返り、二人のペニスをべっとり濡らす。

「気持ちよかったか?」

 アンバーの瞳に嘘をつけなくて頷いた。

「ずいぶんあっさり認めやがったな。これからが本番だってのに」
「え…っ?」

 射精の余韻に浸る間もなく裏返しに壁に押し付けられた。濡れた手が尻の間に入り込み、奥の窄まりに指を突き立てられる。

「ひっ、いっ、やめ…!」
「俺がまだイッてねえっての」
「いやだっ、いや…っ、それは、嫌だっ!」
「じゃあしゃぶってくれんのかよ?」
「なっ…! バカッ、変態っ! 誰がそんなこと!」
「だったらおとなしく掘られてろ」

 グチッ、と斉藤の怒張が押し入って来た。ぬめる感触は俺の吐き出した精液だ。斉藤は腰を押し進めながらペニスを扱いているらしく、背後から音がする。これ以上大きくするなよ。いまでも充分圧迫感があってきついのに。

「やめろ、いやだ、斉藤! ばかっ、死ねっ、抜けよこの野郎!」
「もう全部入った。エッロい光景。写メっとこ。あとでお前にも見せてやるよ」
「なっ?! 嘘だろっ、やめろっ、なに考えてるんだよ!」

 喚く俺を無視して斉藤は本当に写真を撮っていやがった。しかも複数枚。

「そんな締め付けんなよ、写真撮られて興奮したか?」
「そんなわけないだろ! あとで覚えてろ、絶対ぶっ殺してやる!」
「うわ、惚れそう。楽しみにしとくぜ、いまはこっちが先だけどな」

 俺の腰を掴むと斉藤が動き出した。俺のなかを目いっぱい擦りながら斉藤のものが出たり入ったりする。まじで斉藤に犯されている。男なのに。男に。

「声出せよ、つまんねえな。泣いてんのか?」
「黙ってやれ…っ、さっさと終わらせろ」
「俺はお前と違って早漏じゃねえからそんなに早く終わんねえよ」

 誰が早漏だ!
 調子づいた斉藤の腰つきが早くリズミカルになっていく。狭い個室に音が響き渡る。合間に濡れた音も聞こえて死にたくなる。この音が、俺のケツから聞こえているなんて。

「なか、熱くなってきたぞ」
「黙ってやれよ…!」
「気持ちいい?」
「死ねっ」
「図星?」

 確かめるように手を前にまわしてペニスを掴んだ。背中に斉藤の体温がかぶさってきて、耳元で湿った笑い声を聞いた。

「体は正直、ってな」

 壁についた手を握りしめた。奥歯を噛みしめて必死に声をかみ殺す。

「俺ら、体の相性最高なんじゃね?」
「最悪の間違いだろっ」
「これからもヤろうぜ」
「誰が、お前なんかと…っ」
「お前の許可はいらねえんだよ、俺のやりたいときにやるんだから。今日からお前、俺のもんな」
「なにっ…あっ…!」

 体の奥からゾクゾクッと震えがきて背を反らした。

「感じちゃった?」

 笑いの混じる声にすら感じる。

「耳元で、しゃべるな…っ!」
「敏感すぎ」
「は、アッ」
「そろそろイクぞ」

 そう宣言した斉藤に腰を引き寄せられた。頭の位置が下がり、尻を突き出した格好になる。

「おい、斉藤…っ」
「忍だって」

 いきなり最奥まで貫かれて息がつまった。まだ未開だった場所がこじ開けられている。その衝撃に慣れる前に引き戻ったものが再度叩き込まれた。

「ん、うっ、あはぁっ、あっ、ゆ…っくり、しのぶ…っ」
「中は悦んでるぞ」
「あっ、んっ…ちが、あっ、くるし…っ」
「うねって俺を引き込んでるぜ」
「いっ、あぁっ、んっ、違う、俺は…っ、あっ、あぁっ」
「気持ちよくってぶっ飛びそうだろ? 認めろ、淫乱」
「ひぅっ、ちが…あっ、あんっ、違う…っ!」
「てめえの体、見てろよ」

 視線の先には俺の勃起したペニスが、斉藤の動きに合わせて揺れていた。先から透明なものが糸を引いて垂れ落ちている。

「あっ、いやっ、だ…っ、あっ、あぁっ」
「中に出してやるから、じっくり味わえよ」
「いやっ、やめろっ、いやだっ…!」

 俺の制止なんか聞かないで、斉藤はたっぷりと吐き出してくれやがった。

※ ※ ※

「初めてだってのに、お前、感じまくって結局何回イッてたよ?」

 意地悪い顔でのぞき込みながら斉藤は手を動かす。斉藤の胸倉をつかんで引き寄せ、肩口に顔を埋めた。斉藤の匂い。麻薬みたいに癖になる。

「黙れよ、おしゃべり野郎」
「あの日の写メ、まだ残ってるんだぜ。見るか?」
「消せって言っただろ!」
「パソコンにも保存してるから」
「まじで死ね! 変態!」
「自分が一番の変態じゃねえか」
「俺のどこがっ」
「今の自分の格好見てもわかんねえの?」

 トイレで勃起したペニスを男に扱かれている。確かに人のことは言えない。
 あの日から斉藤は宣言通り、自分がやりたくなったとき、俺を無理矢理抱いてきた。最初は抵抗しても最後は流されてヤッちゃってる俺もどうかしている。

「俺が女と話してんの見て嫉妬したか?」
「するわけないだろ、自惚れ屋」
「素直んなれよ、俺が好きなんだろ?」
「そんなわけあるかっ、捕まらないならとっくにお前のこと殺してる」
「殺したいほど俺を独占してえか? 安心しろよ、俺の種、全部お前にくれてやるって言っただろ」

 そんな話、聞いたことねえよ。誰と間違えてるんだよ。俺以外に、そういうこと言う相手がいるのかよ。

「お前みたいなド腐れ野郎のDNAを欲しがる女がいるなんて驚きだ」
「てめぇ、孕ませるぞ」

 斉藤の目つきがかわる。剣呑な目。本気の眼差し。獲物に噛みつこうと構えるウルフアイ。
 背筋がぞわりと逆立つ。

「やってみろよ、ほんとに出来たら、お前の子供産んでやる」

 斉藤の眉間に皺が寄る。目元がひきつっているのは、斉藤が興奮している証だ。

「メチャクチャにやられてえみてえだな」

 顔が近づいてくる。苦しいほど脈打つ鼓動の音を聞きながら、俺はそれを受け入れた。


春の音



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2014-11-04(Tue) 22:23| 裏ドSくん| トラックバック(-)| コメント 5

裏ドSくん(2/3)

<前話はこちら>

 憎たらしいことに、斉藤は容姿がいいだけじゃなく、運動神経も良いほうで、なにをやらせても人並みかそれ以上にこなしてしまう嫌味な奴だった。
 だから惑わされて好きになってしまう女子があとを絶たないのだろう。今日だってバスケをする斉藤を見に、授業をさぼった女子が数人体育館に集まっていた。

 体を動かして暑くなった斉藤がジャージの上着を脱いだだけで悲鳴があがる。まったくうるさいったらない。
 体育の後、斉藤が水道で顔を洗えばすかさず女の子がタオルを差し出す。斉藤はそれを見て顔をしかめる。

「そんなきたねえもんで拭けるかよ」

 と女子を追っ払うと、自分の体育着をまくって顔を拭いた。絶対そっちのほうが汗で汚れているのに。斉藤は少し潔癖症なのかもしれない。保健室であんなことを平気で出来るくせに。
 視線に気づいた斉藤と目が合った。

「なんか言いたそうだな」
「別に」
「俺のこと気になる?」
「馬鹿馬鹿しい」
「俺とのキスが忘れられない?」
「黙れ」
「意識しまくり?」
「死ね」
「俺とヤル?」

 俺の肩に腕を乗せて、斉藤は顔を近づけてきた。耳のそばで囁かれた声に、背筋がぞくりとなる。

「ふっ…ざけんな、気持ち悪い」
「その言葉、忘れんなよ」
「あ、おい……っ!」

 もう誰もいない体育館に戻り、なかにあるトイレに連れ込まれた。個室に入って後ろ手に鍵をかけると、斉藤は俺を見据えてニイッと凶悪に笑った。 

「なに、考えてる」
「お前が期待してることだよ」
「期待なんか、してな…っ」

 肩を掴んでキスされていた。閉じた唇をこじ開けて斉藤の舌が中に入ってくる。

「んっ…ふぅ、ん…!」

汗の混じった斉藤の匂い、それを近くで吸い込むと腰のあたりが痺れるような感覚がして、思わず斉藤の肘に掴まった。

「や、め…っ、やめろっ…ん!」

 口の中も周りも、俺と斉藤の唾液で濡れていた。上を向いて顔を背ければ咽喉元に舌を這わせて来る。

「はっ…ん、ばか、やめ…っ!」
「ここ、感じんのかよ?」

 喉仏から耳の裏までをベロリと舐めあげられて、ゾクゾクと体を震わせた。

「ハッ、なんて顔しやがる」
「な、どんな、顔…っ」
「犯してくれって顔だよ」

 足元を左右に蹴られて開かされた。その間に膝を入れて来る。
 体操服のなかに手を入れてきた。脇腹を斉藤の長い指がかすめていって身が縮こまった。

「感じやすいな、お前」
「ちがうっ」
「いつまでそんな強情はってられんだか見物だな」

 斉藤の手が這いあがってくる。乳首に指が触れた瞬間、ジンと頭の中で何かが溶けたような感じがした。
 親指が下から擦りあげ、人差し指で挟み込まれる。

「ふっ、くぅ…んっ」

 固く目を瞑った。余計に感覚がリアルになった。斉藤の指が体操服の中で動いている。俺の体を弄んでいる。
 いきなり耳を舐められた。ぞぞっ、と聴覚が犯される。

「やめろ、変態…!」
「黙れ、ドM」
「誰が!」
「ここ、こんなに腫らしてなに言ってやがんだよ」

 ズボンの上から股間を触られた。斉藤の指摘通り、そこが大きくなっている。

「やめ、違うっ、触るな!」
「乳首弄られただけでおっ立たせてるくせに、なにが違うって言うんだよ?」
「だから…っ、触る、な…って…!」
「どんどんでかくなってくぞ?」

 楽しそうに言いながら布越しにそこを擦る。形がはっきり浮き上がってくると指を添え、扱くように動かした。

「やめっ…斉藤、お前、いい加減にしろ…!」
「忍って呼べ、特別に許してやる」
「何が特別だっ…、絶対呼ぶもんか」
「可愛くねえな。そそるけど」

 先をキュッと強い力で掴まれた。

「はぁっ、あっ…、い、たい…っ!」
「忍って呼べ」
「い、いや、だ…!」

 斉藤の手にジワジワと力が加わっていく。

「やめっ…や…呼ぶ、呼ぶから! 忍っ、忍! これでいいだろっ!」

 俺の悲鳴に近い叫びを聞くとやっと手を離してくれた。

「お前、まじで興奮するわ」

 痛みで涙を滲ませる俺を見て、斉藤は舌なめずりをした。

「お前は、おかしい、変態だ、医者に診てもらえ」
「これでもイカれてる自覚はあるんだよ」

 止める間もなくズボンをずりおろされた。下着もずれて下腹部が露出する。斉藤が直に触って来た。

「んっ、い、嫌だっ…やめろよ!」
「抵抗もほどほどにな。やりすぎると興奮しねえで苛ついてくっから」
「知るかっ、はなせ、この…っ!」

 力いっぱい肩を押したが、体重を乗せて来る斉藤には敵わず腕を伸ばすこともできない。

「なんでこんなことするんだよ…!」

 プライドはズタズタだ。情けなくて思わず泣き言を漏らすと斉藤は愉快そうに笑い声をあげた。

「お前が嫌がるからに決まってんだろ」
「…っ! お、お前は最低だっ! 最低の人間だ!」
「知らなかったのかよ」
「知ってたよ! いま再確認したんだよ! なんでお前みたいなのが女にモテるんだよ!」
「顔がいいからだろ」
「しれっと言うなよ、クズ野郎! ホモ! 変態! ドS! いい加減離れろ!」
「ぎゃあぎゃあうるせえな」

 眉間に皺を寄せた斉藤に口を塞がれた。口で、だ。油断していたせいで簡単に侵入を許してしまい、俺の口のなかに斉藤の舌が動き回る。口蓋をなぞられたとき、脊椎に電流が走ったようにビクンと体が持ち上がった。

「はぁっ…んっ! あ…あっ…」

 口の中を犯されながらペニスを扱かれた。血液が集まって熱くなっていく。
 薄く目を開くと、琥珀色の目が俺を見つめていた。頭の中まで覗かれるような目だ。

「…あっ…や…!」

 蕩けた表情をしていたのではないかと急に恥ずかしくなって顔を背けた。絶対からかわれると思ったのに、斉藤は何も言ってこなかった。

「もう、はなせよ…」

 股間で動き続ける斉藤の腕に手をかけた。

「こんなとこで止めていいのかよ? グチョグチョになってるぜ」
「お前のせいだろ!」
「だから責任取ってやるって」

 斉藤はズボンを下ろすと、自分のものを取り出して俺のものと合わせた。亀頭同士が触れ合う。それを斉藤の手が包み込み、上下に擦る。

「んっ…それ、やめっ…」
「気持ちいいだろ」
「お前のが…グリグリ当たって…嫌だ…っ」
「涎垂らしそうな顔してよく言うぜ」
「そんな顔してなっ…い…はぁ…はっ…」
「お前のギチギチだぞ。そろそろイキてえんじゃねえのか?」

 躊躇ったあと、頷いた。正直我慢も限界で、いまにも爆発しそうだ。

「その顔、すげえエロい」

 とまたキスしてくる。その接触だけでイキそうになる。

「んっ、あ、斉藤…っ」
「忍だっつってんだろ」
「あ、し、忍…っ、やばい、離せ、もう…無理だから…」
「一回イッとくか」

 呟くと斉藤は慣れた手つきで俺を追い立てた。


僕の先輩



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2014-11-03(Mon) 18:41| 裏ドSくん| トラックバック(-)| コメント 2

裏ドSくん(1/3)

※「ひみつのドSくん」の斉藤と中崎の話です。ちゃんとBLです。

「清潔感のない女って終わってるよな」

 今日も告白してきた女の子をきつい一言で追い返して、斉藤忍は愉快そうに笑った。
 性格が最悪なのになぜか斉藤はモテる。はじめは日本人離れした容姿故かと思っていたが、どうやらこの口の悪さがそれに拍車をかけているようなのだ。

 思うに、女子の闘争本能に火をつけてしまったのではないだろうか。その証拠に、最近では他校の生徒まで斉藤に告白しにくる始末だ。そのどれもが可愛い子ときてる。斉藤忍を落としたとなれば、一躍有名になれること間違いなしで、そのネームバリューだけで挑んでくる子も多そうだ。

「なんつう顔で俺のこと見てんだよ」

 俺の視線に気づいて斉藤がニッと笑った。

「いや。お前なんかのどこがいいのかと思って」
「自分の胸に手を当てて考えてみればすぐわかんだろ」
「わからないから不思議なんだよ」
「じゃあ、力づくでわからせてやろうか?」
「なっ、ちょ…!」

 むりやり近くのトイレに連れ込まれた。

「お前と最初にヤッた時のこと、思い出すよなぁ?」

 ベルトを外しながら斉藤は不敵に笑った。

※※※

 その日は朝から頭が痛くて熱っぽかった。時間が経てばおさまるだろうと楽観していたが結果はその逆でどんどん酷くなっていく。
 耐え切れず、昼休みに保健室へ向かった。
 戸を開け、足を一歩踏み入れた瞬間、妙な感じがした。空気が重苦しかった。人のいた気配は残っている。すぐ戻ってくるだろうと思い、俺はベッドで休ませてもらうつもりで近くのカーテンを引いた。

「キャッ」

 白衣を着たまま、スカートをまくりあげた池野先生がベッドの上にいた。

「す、すみません」

 慌ててカーテンを閉めた。池野先生の下に紺色のズボンが見えた。相手は男子生徒。
 ここを去らねば、と気付いたとき、シャッとカーテンが開き、池野先生が保健室を飛び出して行った。
 茫然とそれを見送ったあと恐る恐る振り返ると、制服の乱れをそのままに俺を睨む、同じクラスの斉藤忍と目があった。

 斉藤はそのずば抜けた容姿で入学当初から目立つ存在だった。見た目に反して性格は最悪で、好意を寄せてくれる女の子を泣かすことも度々だった。それなのに、斉藤に告白する女の子がいなくならないのは不思議な話だった。

 こいつが池野先生の相手。白昼堂々と学校でヤルなんてこいつらしいと妙に納得してしまった。

「お前ってそんな顔もすんのな」
「えっ」
「人のこと虫けらみたいに見下した顔。いつもは僕ちゃん優等生ですってツラしてんのに」
「そんな顔してないだろ」
「どっちの顔のこと?」

 女子が綺麗だと騒ぐ斉藤の琥珀色の目が光った。確かに宝石みたいに綺麗だ。

「あーあ、ったく、邪魔してくれてんじゃねえよ。おかげでイキそこねたじゃねえか」
「ごめん…」

 俺が謝るべきなのか? というかこいつは今日、欠席していなかったか?

「こんなところでなにしてるんだよ」
「見りゃわかんだろ。童貞か、お前」
「うるさい、早くその汚いもの仕舞えよ」
「汚いってこれのことか?」

 斉藤はニヤニヤ笑いながら自分のものを扱き始めた。ピンクのゴム越しに、斉藤のものがビギビキと脈打っているのがわかる。

「お前にもついてんだろうが」
「こんなところで扱くな!」
「お前のせいだろ、責任取れよ」
「ばっ――アッ!」

 斉藤に腕を引っ張られ、俺はベッドに倒れ込んだ。咄嗟に手をついた先に、斉藤の勃起ペニスが待ち受けていた。

「んー? なに、しゃぶってくれんの?」
「馬鹿言うな! 誰が!」
「俺はそっちでもいいぜ、気持ちよくしてくれんなら」
「ふざけんな!」

 体を起こしたら眩暈がしてよろめいた。最悪なことに斉藤が俺を抱き留める。

「顔真っ赤じゃねえか。体も熱いし」
「熱が、あるんだ」
「どれどれ」

 額に額を当てて来る。なんでこいつ、男のくせにいい匂いするんだよ。

「まじで熱あんな。なにしてんだよ」
「お前が、俺を怒らせるから…っ」
「寝とけ、ばか」

 自分が寝ていた場所に俺を横たえた。

「変なのついてないだろうな…」
「だからまだ一回もイッてねーって」

 パチンと音を立ててゴムを外し、それをスチール製のゴミ箱に叩きこむと、斉藤はどこからか見つけだした体温計を持って戻って来た。

「池野の奴、恥ずかしがってしばらく戻ってこねーと思うぞ」
「お前…いつから先生と、あんな…」
「入学してすぐ? 向こうから誘ってきたんだよ」
「最低」
「お前、童貞だろ」
「うるさい、黙れ」
「あの程度であんなにうろたえちゃって」
「早く教室に戻れよ」
「俺が誰かに優しくしてやるなんて滅多にねえんだぞ」
「知るか、自惚れ屋」
「誰が自惚れてるって?」

 ギシッとベッドに手をついて斉藤がのしかかってきた。

「口の利き方、間違えてんじゃねえか?」
「そうやって凄めばびびると思ってるんだろ、そこが自惚れ屋だっていうんだ」
「うるせえ口だな」

 と言うや、斉藤は俺にキスしてきた。

「んっ!」

 ぬるっと舌を入れてきて中をまさぐる。歯頚部をなぞられたとき、ゾクゾクと震えが走った。

「熱いな、お前の口んなか。ここに突っ込んでしゃぶらせたら、めちゃくちゃ気持ちいいだろうな」
「な、なに…言って…っ」

 舌なめずりする斉藤が本気に見えてゾワリと血の気が引いた。

「そんな怯えた顔すんなよ。泣かしたくなんだろ」
「誰が…っ」

 殴ろうとあげた手を簡単に掴まれた。

「…あんまりさ、俺のこと煽るのやめろよ。まじで犯したくなるから」
「なっ…!」
「病人はおとなしく寝てな」

 意味深な含み笑いを残して、斉藤は保健室を出て行った。ピピッと電子音がして体温計を出すと、熱は三九度近くまであった。

「絶対あいつのせいであがった…」

 額を押さえて熱い息を吐き出した。




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2014-11-02(Sun) 20:32| 裏ドSくん| トラックバック(-)| コメント 1

ひみつのドSくん(2/2)

<前話はこちら>

 男の子の性器から得る快感は当然私には未知の領域で、先を擦られるのが気持ちいいと思った矢先、全体を擦られると腰が砕けそうになったりして、完全に斉藤くんの掌の上だった。

「…あっ、あぁ…んっ、忍、なんか、変…あっ、クルの…奥から…なんか、クル…!」
「そう簡単にイカせねえよ」

 というと斉藤くんは責めるポイントを微妙にずらした。体の奥から上昇してきていたものが、すうっとさがっていく感じがした。
 きっと私、射精しそうだったんだと思う。女の子なのに、射精しちゃうんだ。どんな感じなのか、怖いような知りたいような。最後は好奇心が勝った。

「お願い、忍…さっきのとこ、して…」
「今日はやけに素直だな」
「い、イキたい…から…」
「別人みてえだな」

 探るような目で見られて内心焦った。変身していることがバレたら一大事だ。

「だって、忍のこと、好きだから…お前は、俺のこと、好きじゃないの?」

 はっと斉藤くんが目を見張る。私、なにか変なこと言った?

「女と付き合えって言った口がなに言ってんだ?」

 そういえば私さっき振られたんだった!

「俺の種、全部お前の腹んなかに入れてやるって決めてんだよ。くだらねえクソ女に無駄打ちできるかよ」

 私はくだらないクソ女か。それだけ中崎くんに惚れてるわけですか。だからあんなに不機嫌になってたんですね。はいはい。ご馳走さま。

「もっかい聞くぞ。ほんとに俺に、女と付き合って欲しいのか?」
「う…ほしく、ない」
「だったらくだらねえこと言ってんじゃねえ」

 険のある顔つきだったのが、少しだけ和らぐのを見た。すっごく上からで俺様なくせに、中崎くんにあんなこと言われてほんとはちょっと不安になってたみたいだ。

「可愛いね、忍って」

 つい本音を漏らすと、斉藤くんは「ああ? てめぇ、誰に向かって言ってんだ?」とまた顔を歪めてしまった。せっかくの綺麗な顔が。

「その余裕、根こそぎ奪い取ってやる」

 そう言い放った斉藤くんは私を非常階段に連れて行き、そこで後ろ向きにさせると階段に手をつかせた。

「ちょ、なに、忍…っ」
「黙ってろ、このド淫乱」

 後ろから覆いかぶさってきて、私が穿いてるズボンを下着ごとずらした。
 ド淫乱と言われた言葉の衝撃も忘れるほどの羞恥が私を絶句させた。

「なっ……なっ……!」
「やり殺してやるからな」

 物騒なことを囁きながら、斉藤くんの手が私の股間に伸びて来る。まだ立ったままのものを掴み、音を立てながら扱き始めた。
 やり殺すって…! えっ、ヤッちゃうの?! ヤラれちゃうの私! 斉藤くんに! 中崎くんの体で?!
 もうどうしていいかわからない四面楚歌の孤立無援で絶体絶命の処女喪失状態なのに、私の口からは拒絶じゃなくて、甘い声ばっかり出て来る。

「…あ、あぁっ…や、忍…あぁ、んっ」

 手で擦られてると腰がジンジン疼いて、手は痺れたみたいに力が入らなくなる。甘えるみたいに首を後ろに倒して斉藤くんの顔に顔を擦りつけている。

「やぁっ…あっ、だめ…、また…クル…忍…、これ…あっ、い、イクの? 私、イッちゃうの…?」
「ラリってんのか、てめえ」

 斉藤くんがクツクツと笑いながら私の耳をベロリと舐めた。ゾワッと全身が震えて、

「ひっ…い、あ、あ――ッ」

 下腹部から熱い塊が込み上げて来て、斉藤くんに扱かれながらドクッとそれを吐き出していた。

「あ、あぁ……」

 出し切ったあとは凄まじい脱力感があって、手足で自分の体を支えるのも大儀だった。
 これが射精か。おそらく人生で二度と経験することはないだろう出来事に、感慨深く思いを馳せていると、斉藤くんの指が私のお尻の奥を探り当てた。

「ひゃうっ!」
「なんつう声出してんだよ」
「なっ、なに、なんでそんなとこ…!」
「指じゃ物足りねえってか? すぐにもっと太くて硬い俺のチンコ突っ込んでやるから待ってろ」

 いや、そういうことじゃなくて!
 やっぱりヤラれちゃうの? お尻の穴で?! っていうか、この格好、獣スタイルってやつなんじゃ。

「やっ、やだ、これ…恥ずかしい…っ」
「バックでガンガンに突かれるの、好きだろ、お前」

 そうなの中崎くん! いつも斉藤くんの暴言のフォローをしてる優しい苦労人のイメージだったのに!

「なぁ? 俺のチンコに奥突かれまくって、いつも泣いて喜ぶじゃゃねえか。いまさらカマトトぶってんじゃねえよ」
「いやっ、せめて、ゴ、ゴムつけてよぉ」
「はっ?」

 一瞬、斉藤くんはほんとに呆気にとられた顔をしたが、次の瞬間爆笑していた。

「俺がそんな優しい男じゃねえって、忘れちまったのか?」

 楽しそうに、私のお尻のなかで指をグリグリ掻きまわしている。ドSだ。性格悪いのはみんなが知ってたけど、こいつドSの鬼畜ヤローだ。中崎くんはこんな奴のどこが好きなんだろう。理解に苦しむ。

「やぁ…あ…っ、抜いて、それ…やだ、もう…抜いて…っ」
「焦んなよ、いまお前の大好物、食わせてやるから」

 指が抜けてホッとしたのもつかの間、ピトッと柔らかなものがそこに押し当てられ、私は息を飲みこんだ。斉藤くんが私のなかをこじ開けて来る。強靭な芯をもつそれがグッグッと私を押し開く。初めて味わう感覚に、目を閉じ歯を食いしばった。

「く、う…うぅ……くる…し……っ」
「ハッ、相変らず、きっついな……」

 掠れた斉藤くんの声。

「あ…あぁ…いや、や…だ…動かないで…」
「お前の動くなは動けって意味だろ」
「ちがっ、あっ、あぁぅっ」

 斉藤くんが引いていったかと思うと、また奥まで深く貫かれた。指先にまで達する衝撃に息がつまる。
 始めはゆっくり動いていた斉藤くんも、馴染んできたとみるやいなや、速度をあげて、激しく腰を打ち付けてきた。パンパンという音が私の羞恥を一層煽った。

「ひぃっ、いっ、あぁっ、あんっ、やっ、だぁっ…忍、いやっ、ゆっくして…お願い…っ!」
「今日はずいぶんしおらしいじゃねえか。悪いもんでも食ったか?」
「ちが…あっ、あぁっ、そんな…激しく…しな…いれ…!」

 乱暴な摩擦だというのに、体の奥から熱くなってきて、彼の一擦りごとに私の理性は一枚ずつ剥がされていった。

「ひゃっ、あんっ、あぁっ…やだ…やっ、おかしく、なっちゃう…っ」
「なっちまえよ」

 私の腰を抱きかかえ、さらに激しく短い間隔で突き上げてきた。奥をガンガンに責められて、声の止まらない私の口からは涎が零れいた。獣姦スタイルにふさわしい浅ましい姿だ。

「やぁっ…あっ、あんっ、あぁんっ、また、出ちゃうっ…イッちゃう、やだ、怖い! やめてっ、忍、お願い、だからぁっ!」
「喘ぎっぱなしで俺のちんこキチキチに締め付けてよく言うぜ」
「あぁっ、あっ、だめ…だめっ…出ちゃうっ…やっ、ああ、アァッ……!!」

 頭を真っ白にしながら私は射精していた。その間も斉藤くんはピストン運動を繰り返している。

「中に出すぞ!」
「…え…えっ、だめっ、中に出さないでぇ…っ!!」

 妊娠しちゃう!!
 今の自分の姿も忘れて慌てる私の中に、斉藤くんはたっぷり吐き出した。

「や…あ…酷い…どうして…やだって言ったのに…!」
「こっち向け」

 顎を掴まれ、強引に斉藤くんの方を向かされた。泣いてる私の顔を見て眩しそうに目を細めた。

「エッロい顔。俺以外の誰かに見せたら殺すぞ」

 階段にくたりと座り込む私に、斉藤くんが言葉とは裏腹な優しいキスをする。太ももに、生温かい感触が流れ落ちた。

※※※

 斉藤くんを好きだという気持ちは、彼とセックスしたことで昇華できたような気がする。たとえ偽りの姿であったとしても、私は満足だ。それに斉藤くんの相手は私には無理だということもよくわかった。それはいろんな意味で。

「斉藤くん、これ私が作ったお弁当なんだけど、味見してみてくれない?」

 そんなこと言ったらどんな辛辣な言葉が返ってくるか…。学習しないのか、めげないのか、心美がお弁当箱を持って斉藤くんに近づいていく。
 中崎くんとお昼を食べていた斉藤くんが心美を見ると面倒臭そうに舌打ちした。

「手作りとかきもくてぜってえ無理。吐きそう」
「えー、大丈夫だよ、ちゃんと手を洗って作ってるから」
「いや、お前の存在が無理だから」

 犬を追っ払うみたいにシッシッと手を振っている。心美、ざまあ。

「おい、忍」

 それを中崎くんが咎める。

「悪い、こいつ、妙に潔癖なとこあって」

 と心美にフォローをしている。それを見て斉藤くんがニヤニヤしている。
 本当に潔癖な人が非常階段でセックスしますかね。お尻の穴にあれを突っ込んじゃいますかね。

「そーそー、飯がまずくなるから、早く消えろよ」
「忍!」

 はぁ、と中崎くんはため息をついた。でもあなた、いつも斉藤くんとあんなことして、ド淫乱とか言われちゃってんですよね。爽やそうな顔して、ほんとは乱れちゃう人なんですよね。

 やべ。私もニヤケ顔が止まらない。


可愛いひと



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2014-11-01(Sat) 21:41| ひみつのドSくん| トラックバック(-)| コメント 0

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管理人が以前、某掲示板で書いていたものをここで再利用しています。決してパクリでは御座いません。そしてお願い。GKさんの小説を保存しておられる方いましたらぜひご連絡頂けないでしょうか。いまとても読みたいのです…

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