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更新履歴・お知らせ

2017/09/08
ひとでなし2、完結

2017/09/07
ひとでなし1、更新

2017/09/02
ほんとにあったら怖い話2完結

2017/09/01
ほんとにあったら怖い話1更新

2017/07/28
コンビ愛更新、完結

2017/07/06
第二ボタン2更新、完結

2017/07/05
第二ボタン1更新

2017/05/25
ちょろくない2更新、完結

2017/05/24
ちょろくない1更新

2017/05/16
やっぱちょろい2更新、完結

2017/05/15
やっぱちょろい1更新

2017/02/11
メリクリあけおめ2更新、完結

2017/02/10
メリクリあけおめ1更新

2016/11/14
義父の訪問更新、完結

2016/10/27
覗き2更新、完結

2016/10/26
覗き1更新

2016/10/22
終わらない夜2更新、完結

2016/10/21
終わらない夜1更新

2016/10/16
凹の懊悩2更新、完結

2016/10/15
凹の懊悩1更新

2016/09/28
可愛さも憎さも百倍2更新、完結

2016/09/27
可愛さも憎さも百倍1更新

2016/09/22
利害の一致2更新、完結

2016/09/21
利害の一致1更新

2016/09/16
楽しい記憶喪失!3更新、完結

2016/09/15
楽しい記憶喪失!2更新

2016/09/14
楽しい記憶喪失!1更新

2016/09/13
楽しい同棲!2更新、完結

2016/09/12
楽しい同棲!1更新

2016/09/11
Phantom15更新、完結

2016/09/10
Phantom14更新

2016/09/09
Phantom13更新

2016/09/08
Phantom12更新

2016/09/07
Phantom11更新

2016/09/06
Phantom10更新

2016/09/05
Phantom9更新

2016/09/04
Phantom8更新

2016/09/03
Phantom7更新

2016/09/02
Phantom6更新

2016/09/01
Phantom5更新

2016/08/31
Phantom4更新
リンク一件追加

2016/08/30
Phantom3更新

2016/08/29
Phantom2更新

2016/08/28
Phantom1更新

2016/08/04
嘘7更新、完結

2016/08/03
嘘6更新

2016/08/02
嘘5更新

2016/08/01
嘘4更新

2016/07/31
嘘3更新

2016/07/30
嘘2更新

2016/07/29
嘘1更新

2016/07/18
Love Scars3更新、完結

2016/07/17
Love Scars2更新

2016/07/16
Love Scars1更新

2016/07/13
行きつく先は5更新、完結

2016/07/12
行きつく先は4更新

2016/07/11
行きつく先は3更新

2016/07/10
行きつく先は2更新

2016/07/09
行きつく先は1更新

2016/07/04
電話が鳴る7更新、完結

2016/07/03
電話が鳴る6更新

2016/07/02
電話が鳴る5更新

2016/07/01
電話が鳴る4更新

2016/06/30
電話が鳴る3更新

2016/06/29
電話が鳴る2更新

2016/06/28
電話が鳴る1更新

2016/06/16
今日の相手も2更新、完結

2016/06/15
今日の相手も1更新

2016/06/08
今日の相手は2更新、完結

2016/06/07
今日の相手は1更新

2016/05/25
いおや2更新、完結

2016/05/24
いおや1更新

2016/05/14
奇跡2更新、完結

2016/05/13
奇跡1更新

2016/04/28
ターゲット2更新、完結

2016/04/27
ターゲット1更新

2016/03/02
視線の先2更新、完結

2016/03/01
視線の先1更新

2016/02/23
性癖の道連れ2更新、完結

2016/02/22
性癖の道連れ1更新

2016/02/15
DL販売お知らせ

2016/01/20
尾行2更新、完結

2016/01/19
尾行1更新

2015/12/07
遺作2更新、完結

2015/12/06
遺作1更新

2015/12/02
昼夜2更新、完結

2015/12/01
昼夜1更新

2015/11/26
大小2更新、完結

2015/11/25
大小1更新

2015/11/15
彼はセールスマン2更新、完結

2015/11/14
彼はセールスマン1更新

2015/10/22
2度あることは2更新、完結

2015/10/21
2度あることは1更新

2015/09/18
死神さんいらっしゃい2更新、完結

2015/09/17
死神さんいらっしゃい1更新

2015/09/08
Congratulations2更新、完結

2015/09/07
Congratulations1更新

2015/09/01
待田くんに春の気配3更新、完結

2015/08/31
待田くんに春の気配2更新

2015/08/30
待田くんに春の気配1更新

2015/08/11
亀の恩返し2更新、完結

2015/08/11
亀の恩返し1更新

2015/08/07
Aからのメール2更新、完結

2015/08/06
Aからのメール1更新

2015/07/06
5年後2更新、完結

2015/07/05
5年後1更新

2015/07/04
待っててね2更新、完結

2015/07/03
待っててね1更新

2015/05/11
その後3更新、完結

2015/05/10
その後2更新

2015/05/09
リクエスト小説
その後1更新

2015/05/05
待田くんに春はこない2更新、完結

2015/05/04
待田くんに春はこない1更新

2015/04/30
楽しいシーソーゲーム!2
更新、完結

2015/04/29
楽しいシーソーゲーム!1更新

2015/04/21
楽しい親子喧嘩!1
楽しい親子喧嘩!2更新、完結

2015/04/16
楽しい放課後!2更新、完結

2015/04/15
楽しい放課後!1更新

2015/04/06
楽しい合コン!2更新、完結

2015/04/05
楽しい合コン!1更新

2015/04/01
楽しいお見舞い!2更新、完結

2015/03/30
楽しいお見舞い!1更新

2015/03/24
楽しい旧校舎!2更新、完結

2015/03/23
楽しい旧校舎!1更新

2015/03/16
楽しい入院生活!2更新、完結

2015/03/15
楽しい入院生活!1更新

2015/03/05
楽しい遊園地!2更新、完結

2015/03/04
楽しい遊園地!1更新

2015/02/27
楽しいロッカールーム!2更新、完結

2015/02/26
楽しいロッカールーム!1更新

2015/02/16
楽しいOB会!2更新、完結

2015/02/15
楽しいOB会!1更新

2015/02/14
一周年!!
いつもありがとうございます!
君は日向の匂い更新、完結
シンデレラアイドルのSSです

2015/02/13
保健室の先生2更新、完結

2015/02/12
保健室の先生1更新

2015/02/11
teeth2更新、完結

2015/02/10
teeth1更新

2015/02/09
楽しい初カノ!2更新、完結

2015/02/08
楽しい初カノ!1更新

2015/01/31
楽しい勉強会!2更新、完結

2015/01/30
楽しい勉強会!1更新

2015/01/23
楽しいお泊り!2更新、完結

2015/01/22
リクエスト小説
楽しいお泊り!1更新

2015/01/08
明けましておめでとうございます!
本年も宜しくお願い致します!
リクエスト小説
両想い1、2更新、完結

2014/12/12
楽しい合宿!2更新、完結

2014/12/11
楽しい合宿!1更新

2014/12/01
アガルタ2更新、完結

2014/11/30
リクエスト小説
アガルタ1更新

2014/11/23
朝のお楽しみ2更新、完結

2014/11/22
リクエスト小説
朝のお楽しみ1更新

2014/11/14
即位式2更新、完結

2014/11/13
即位式1更新

2014/11/04
裏ドSくん3更新、完結

2014/11/03
裏ドSくん2更新

2014/11/02
裏ドSくん1更新

2014/11/01
ひみつのドSくん2更新、完結

2014/10/31
ひみつのドSくん1更新

2014/10/30
伴侶1、2更新、完結

2014/10/27
支配人3更新、完結

2014/10/26
支配人2更新

2014/10/25
支配人1更新

2014/10/24
隣人3更新、完結

2014/10/23
隣人2更新

2014/10/22
隣人1更新

2014/10/15
元上司2更新、完結

2014/10/14
リクエスト小説
元上司 1更新

2014/10/10
ニコニコドッグⅡ 2更新、完結

2014/10/09
リクエスト小説
ニコニコドッグⅡ 1更新

2014/10/04
茶番2更新、完結

2014/10/03
リクエスト小説
茶番1更新

2014/09/12
「ちょろい 2」更新、完結

2014/09/11
「ちょろい 1」更新

2014/09/08
「新雪の君」更新、完結

2014/09/06
コメントお返事させて頂きました

2014/09/05
「すばらしい日々3」更新、完結

2014/09/04
「すばらしい日々2」更新
コメントお返事させて頂きました

2014/09/03
リクエスト小説
「すばらしい日々1」更新
コメントお返事させて頂きました

2014/09/01
「好きと言って4」更新、完結

2014/08/31
「好きと言って3」更新

2014/08/30
「好きと言って2」更新

2014/08/29
リクエスト小説
「好きと言って1」更新

2014/08/24
「純粋に近付いた何か2」更新、完結

2014/08/23
リクエスト小説
「純粋に近付いた何か 1」更新

2014/08/15
コメントお返事させて頂きました

2014/08/14
再会2更新、完結
コメレスさせて頂きました

2014/08/13
リクエスト小説「再会1」更新
「ノビ」の続編です

2014/07/26
コメントお返事させて頂きました

2014/07/25
息子さんを僕にください2更新完結

2014/07/24
リクエスト小説「息子さんを僕にください1」更新
娘さんを僕に下さいとは無関係ですw

2014/07/22
コメントお返事させて頂きました

2014/07/20
久しく為さば須らく2更新、完結
コメントお返事させて頂きました

2014/07/19
リクエスト小説「久しく為さば須らく1」更新
コメントお返事させて頂きました

2014/07/18
コメントお返事させて頂きました

2014/07/16
コメントお返事させて頂きました

2014/07/15
コメントお返事させて頂きました

2014/07/14
コメントお返事させて頂きました

2014/07/13
リクエスト小説「嫉妬せいでか2」更新、完結
コメお返事させて頂きました

リクエスト小説「嫉妬せいでか1」更新

2014/07/11
拍手お返事させて頂きました
お知らせ一件

2014/07/10
コメント、拍手お返事させて頂きました

2014/07/09
拍手お返事させて頂きました

2014/07/08
コメント、拍手お返事させて頂きました
耽溺 2更新、完結

2014/07/07
拍手お返事させて頂きました
リクエスト小説「耽溺 1」更新

2014/07/06
拍手お返事させて頂きました

2014/07/05
拍手お返事させて頂きました

2014/07/04
コメント、拍手、お返事させて頂きました

2014/07/03
コメント、拍手、お返事させて頂きました
吉原と拓海その後 2更新、完結

2014/07/02
コメント、拍手、お返事させて頂きました
吉原と拓海その後1更新しました

2014/07/01
コメントお返事させて頂きました
シンデレラアイドル2更新、完結

2014/06/30
拍手お返事させて頂きました
シンデレラアイドル1更新しました

2014/06/29
リクエスト募集してます

2014/06/27
拍手お返事させて頂きました

2014/06/24
目は口ほどに 更新、完結

2014/06/17
茶々丸更新、完結
獣姦っぽい

2014/06/11
連鎖 2更新、完結

2014/06/10
連鎖 1更新

2014/06/07
拍手お返事させて頂きました

2014/06/06
拍手お返事させて頂きました

2014/06/05
拍手お返事させて頂きました

2014/06/04
元旦那さん 2更新、完結

2014/06/03
元旦那さん 1更新
旦那さんの続きです

2014/05/29
昨日の記事の続きで拍手お返事させてもらっています

2014/05/28
旦那さん 2更新、完結

2014/05/27
旦那さん 1更新

2014/05/22
夢の時間2更新、完結

2014/05/21
アンケート1位小説「親子」
夢の時間1更新

2014/05/16
この物語はフィクションです更新、完結

2014/05/14
アンケート1位小説「教師と生徒」で先生受け。
信じて下さい更新。完結

2014/05/11
純粋とは程遠いなにか2更新。完結
ダウンロード販売のお知らせ

2014/05/09
純粋とは程遠い何か1更新

2014/05/01
長男としての責務2更新。完結

2014/04/30
長男としての責務1更新

2014/04/27
セフレ更新。完結

2014/04/21
嘘が真になる2更新。完結

2014/04/20
嘘が真になる1更新。
アンケート終了しました
投票してくださった皆さんありがとうございました!

2014/04/15
親切が仇になる2更新。完結

2014/04/14
親切が仇になる1更新

2014/04/11
家庭教師更新。完結

2014/04/09
惚れ薬2更新。完結

2014/04/08
惚れ薬1更新

2014/04/05
ニコニコドッグ更新。完結

2014/04/03
健やかなるときも病めるときも更新。完結
アンケート設置1ヶ月記念更新
回答ありがとうございます!

2014/04/02
お隣さん2更新。完結

2014/04/01
お隣さん1更新

2014/03/28
B3-17 はるか更新。完結

2014/03/27
会話の語尾は常にハートマーク更新。完結

2014/03/24
僕の居場所更新。完結

2014/03/21
兄弟愛(3/3)更新。完結

ストックを全て出し切ってしまいましたので毎日更新は今日で終わりになります。
これからは書き終わり次第更新していきますので、引き続きよろしくお願い致します。

2014/03/20
兄弟愛(2/3)更新。

2014/03/19
兄弟愛(1/3)更新。

2014/03/18
7歳の高校生更新。完結

2014/03/17
7歳の高校生更新

2014/03/16
裏の顔更新。完結
アンケート2位「教師と生徒」
少し違う感じになりました。

2014/03/15
残業も悪くない更新。完結
アンケート結果を反映させてみました。
アンケートに答えてくださった皆さんありがとうございます。引き続きお願い致します

2014/03/14
片思い更新。完結

2014/03/13
クラスの地味男更新。完結

2014/03/12
吉原と拓海更新。完結

2014/03/11
罠更新。完結

2014/03/10
同級生更新。完結

2014/03/09
目覚め更新。完結
FC2小説にて、
閃光戦士フラシュレッド!公開。完結。

2014/03/08
やってられない更新。完結

2014/03/07
地下の城ピュラタ更新。完結

2014/03/06
地下の城ピュラタ更新。

2014/03/05
部室にて更新。完結

2014/03/04
すべからく長生きせよ更新。完結

2014/03/03
秘め事更新。完結
アンケート設置。ご協力お願いします

2014/03/02
映画館にて更新。完結

2014/03/01
大迷惑@一角獣更新。完結

2014/02/28
大迷惑@一角獣更新。

2014/02/27
僕はセールスマン更新。完結

2014/02/26
俺のセールスマン更新。完結

2014/02/25
夏の夜更新。完結

2014/02/24
妄想更新。完結

2014/02/23
先生 その2更新。完結

2014/02/22
洞窟更新。完結

2014/02/21
洞窟更新。

2014/02/20
先生 その1(1-2)更新。
先生 その1(2-2)更新。完結

2014/02/19
娘さんを僕にください更新。完結

2014/02/18
ノビ更新。完結

2014/02/17
ノビ更新。

2014/02/16
1万3千円更新。完結

2014/02/15
1万3千円更新。

2014/02/14
ファンレター更新。完結

2014/02/14
ブログ始動。
「ファンレター」公開。

よろしくお願いします。

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DiGiket.comさん

薔薇色の日々
  (「裏の顔」改訂版)

不埒な短編集
 短編3つ

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息子さんを僕に下さい(2/2)

<前話はこちら>

 どんな女かと思っていたら稲葉はどこにでもいる普通の女だった。髪も化粧も服装も、すべてがいまどきで、またどこにでもいそうな女だった。だから和室に入ってきた稲葉を見たときは、あんなとち狂った妄言を吐くようには見えずに驚いた。

 稲葉はここにいる全員が敵だと言わんばかりの隙を見せない鋭い目つきで俺たちのことを見渡した。俯く一彦に視線をとめたときだけ、頬を緩め、大丈夫、というように頷く。その目や表情に一切の迷いはなく、夕べ見せてもらった稲葉の手紙の異常さが裏付けられた。

「お母様、こちらの方は?」

 お母様と呼ばれたおばさんが居住まいを正し、咳払いしながら俺に目配せした。

「もしかしたらうちの一彦があなたに勘違いをさせるようなことをしてしまったのかもしれないけれど、今から話すことは全部本当、嘘偽りのない事実だから心して聞いて頂戴ね」
「なんのことでしょう?今日はかず君のことで大事な話があると聞いてきたんですけど」
「稲葉さん」

 一彦が口を開いた。愛しい者を見る目で稲葉が一彦を見る。

「もし、僕が、稲葉さんに勘違いさせたのならそれは本当に申し訳ないんだけど、僕には好きな人がいるんだ。それは稲葉さんじゃない。僕はその人と付き合ってる」
「私以外、かず君にそんな人はいないよ?」

 稲葉は微笑みながら首を傾げた。その仕草にぞっとなる。

「僕は稲葉さんとは付き合っていない。付き合ったこともない。これ以上僕に付き纏わないで欲しい」
「恋人に向かって付き纏うだなんて」
「きみは恋人なんかじゃない。僕の恋人は、たっくんだけだ」

 声を張り上げた一彦がぎゅっと俺の手を握る。その手がかすかに震えている。俺も手を握り返した。
 稲葉は一瞬笑みを消したが「なんの冗談?」と口を吊り上げて笑った。

「そういう面白くない冗談、好きじゃないんだけど」
「冗談なんかじゃない。僕はゲイだ。男の人しか好きになれない」
「お母様、かず君、どうしちゃったんですか?」

 稲葉が引きつった笑顔をおばさんに向ける。

「稲葉さん、一彦の言う通りなのよ。この子、女の子が駄目みたいなの。だからねぇ…一彦を好いてくれるのはありがたいんだけど、諦めてくれないかしら。どんなに好いてくれても、一彦が心変わりをすることはないと思うから」
「お母様まで!かず君が男の人を好きになるわけないじゃないですか!だって私のことが好きなんですよ?!実家に帰って来てるのだって、ご両親に私のことを紹介するためなんですよ?!ありえないですよ!」

 声を荒げた稲葉はテーブルを叩いた。
 稲葉のなかでは、一彦が実家に逃げ帰った理由も都合よく歪められているらしい。ストーカーの心理は理解できない。なぜ現実が見えないのか。

「ありえないのはあなたのほうですよ」

 俺が口を開くと稲葉はギッと音がしそうな勢いで睨み付けてきた。

「部外者は黙ってて下さい!」
「一彦の話、聞いていましたか?一彦が好きなのはあなたじゃない。一彦の恋人はこの俺なんです」
「かず君がホモなわけないじゃないですかぁっ!!」

 両手でテーブルを打つと稲葉は腰を浮かせた。このまま飛びかかってくるつもりか。咄嗟に一彦の前に手を伸ばし、体を傾けた。

「あなたが一彦を好きになる気持ちはよくわかります。俺もこいつのことが大好きですから。何より大切だし、大事にしたい。本当に一彦のことが好きなら、こいつを困らせるようなことはしちゃいけない」
「なに説教垂れてんのよぉぉ!どうせ嘘なんでしょお!?私とかず君を引き離すための嘘なんでしょぉぉっ?!」
「嘘じゃないよ、稲葉さん!」

 一彦も座布団から腰をあげて応戦する。

「僕は男しか好きになれない。僕が好きなのはたっくんだ。ずっとたっくんのことが好きだった。いつか忘れられるかもって思ってたけど、好きだって気持ちが消える日は一日だってなかった。たっくんが僕を好きじゃなくなっても、僕はきっと死ぬまでたっくんしか好きになれない!」
「一彦…!」

 なんてことを言いだすんだ……!
 俺も腰をあげて一彦を抱きしめた。一彦もひしっと腕を回してきた。

「俺だって死ぬまでずっとお前一筋だぞ」
「たっくん…!」

 目を見開いている稲葉が視界の端に映る。あんぐりと口を開けているおばさんが一彦の向こうに見える。でももう構うもんか。俺たちは二人が見ている前で唇を重ねた。勢いで舌まで入れた。角度をかえたとき、稲葉にはそれも見えただろう。

「なっ…な…なにやってんのよおおおぉぉぉぉっ!!!!汚らわしいぃぃぃっっ!!!」

 稲葉の絶叫に驚いて口が離れる。だが俺も一彦も、お互いの体に巻き付けた腕は解かなかった。

「ホォモォとぉかぁぁあぁぁつ!!まじ、ありえないんですけどぉっ!!!ヒイィィ!!どういう育て方したのよババア!!!」

 奇声をあげながら稲葉がおばさんに人差し指を向ける。おばさんも負けじとテーブルをバンと叩いて腰をあげ、

「大事な一人息子ですからね。そりゃあどこへ出しても恥ずかしくないように手塩にかけて育てましたよ。おかげで自慢の優しい息子になってくれたわよ。だからあなたみたいな人がお嫁に来てくれるより、孫の顔が見れなくても一彦のことを一番大事にしてくれる卓くんと一緒になってくれるほうが私は嬉しい。女だろうが男だろうが関係ありませんよ。一彦の幸せが親の幸せってもんですよ。私も卓くんのことは大好きだからね。息子の人を見る目だけは確かだと、母親として誇らしいわよ」
「なんなのよぉぉ、それぇぇぇっ!一人息子がホモになった負け惜しみダロォ?!ふざけんじゃないわよぉっ!!ホモなんて聞いてねえんだよぉぉおお!!せっかく私の王子様が見つかったと思ったのにぃぃいい!!!!こっちから願い下げなんだよおぉ!!二度と私に近づくんじゃねえぞオラァッ!!」

 口汚く罵った稲葉は鞄を持つとドカドカ足を踏み鳴らして部屋を出て行った。玄関のほうから扉の開閉の音がしたあと、ドカッと大きな音が聞こえた。きっと稲葉が扉を蹴っていったのだろう。

「塩!塩撒かなきゃ!!」

 立ち上がったおばさんが台所へと駆けて行く。
 二人きりになった和室で、俺たちはへたりと腰をおろし、ふふっと笑いあった。

「稲葉さんがあんなふうに豹変するなんて思わなかった…」
「だから言ったろ、女だからって油断するなって」
「ほんとだね。キレて人格かわったときは怖かった。たっくんがいてくれてよかった」
「逆切れしたあいつが何して来るかわからないから用心しろよ。もう大事にしたくないなんて言ってられないんだから、会社の上司にもこういうことがあったって報告くらいはしておけ」
「うん、そうだね、そうする」

 ことん、と俺の肩に一彦は頭を乗せた。

「さっき、僕が言ったこと、ほんとだからね。でもたっくんを縛るつもりはないから。僕以外の誰かを好きになったら、その時は僕、潔く身を引くつもりだから。泣いちゃうかもしれないけど…絶対、ごねたりはしないから」
「ばか。俺も本気だぞ。本気で死ぬまでお前一筋だ。今回のことでよくわかった。お前を守るのは俺しかいないってな」
「私も、さっき言ったの本音だからね」

 いつの間にか戻ってきていたおばさんが、開いたふすまから顔を出してニヤリと笑い、また奥へ引っ込んだ。
 俺たちは顔を見合わせた。

「本音って…」
「そういえばさっき僕たちキスしちゃったね…」

 思い出した瞬間、二人とも顔が真っ赤に茹った。

「お、お芝居だと思ってないかな」
「どうだろう。母さん、たまに鋭かったり鈍かったりするから」

 半々の確率か。いや、なんだかもう一彦の恋人役に俺を選んでる時点で100パー勘付かれてる気がする。今回のゴタゴタに乗じて、俺たちに言いやすい環境を整えてくれたようにも思える。

「うーん…いずれは言わなきゃいけないよな、俺たちのこと」
「い、言うの?!」
「あんな風に言ってくれてるんだから、ちゃんと筋は通さなきゃな」

 ほんとにあれがおばさんの本音なら。大事な一人息子の孫を見せてやれない分、こっちは誠意みせなきゃいかんだろと思うわけで。

「ってことは俺、アレをやるのか」
「あれって?」
「息子さんを僕に下さいってやつ」
「はうっ」




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2014-07-25(Fri) 20:42| 息子さんを僕にください| トラックバック(-)| コメント 2

息子さんを僕にください(1/2)

<前話「秘め事」はこちら>

 母親から二三日有休を取れないかと打診されて訳を聞くと一彦の身にトラブルが起こったと言う。詳しい話は向こうへ行ってから聞いてくれと言われた俺はすぐさま有給休暇の申請をし、着替えをつめた鞄を持って静岡へ向かった。

 駅で一彦が俺を出迎えてくれる。会うのは三週間ぶりで人目など構うものかと抱きしめようとした俺の視界に、駅前の車から手を振る一彦のおばさんの姿が映り、俺は子供みたいに両手を振ることで衝動を誤魔化した。一彦が苦笑している。
 暖房の効いている車中で一彦の身に起こっているというトラブルを聞き出した。
 一彦はいまストーカーのようなものに付き纏われているらしかった。

「最初は部屋の前に手紙付きの食べ物が置いてあったんだ。手紙は恋人に宛てたような内容で、人違いかもと思ったんだけど、僕の名前だし、その日僕のしたことが細かく書いてあったりして、あぁ、人違いじゃないんだ、って。それが2ヶ月くらい前」
「2ヶ月?! なんでもっと早く俺に言わなかった?!」

 この2ヶ月の間に3回は顔を合わせているし、電話だってしょっちゅうしているのに、一彦はそんなこと一言も俺に言わなかった。
 責めると一彦は「ごめん、心配させちゃうかもと思って」とすまなさそうに謝った。

「それで、相手は?」
「最近になってわかったんだけど、稲葉さんっていううちの派遣の人」
「そんな奴との契約切ってもらえよ」
「相談したら大事になりそうだし、それにまだ実害は出てないし」

 なんて悠長に構えている場合か。
 就職と同時に家を出た一彦は、毎日届けられる手紙と夜食が気持ち悪くていまは実家に身を寄せているらしい。

「そしたら稲葉さんがうちまでやってきて」
「追いかけてきたのか?!」
「そうなのよ。びっくりしちゃったわよねぇ」

 おばさんものんびり笑ってる場合か。

「夜にいきなりやってきて、一彦さんと交際させて頂いています稲葉と申します!って。私たちもストーカーの話は聞いてたから、中には入れないでとりあえず玄関で話聞かせてもらってね」
「すぐに通報しなきゃ駄目でしょ」
「女の人だし、お父さんもいたしね。一彦はご覧のとおりあてにはならないけど。それでね、話を聞いたら稲葉さんはこの頼りない感じが好きなんだって。線が細くて中性的っていうの?そういうのに母性本能がくすぐられるのかしらねぇ。一目惚れでしたって。一彦さんを本当に理解できるのは私しかいません、交際を認めて下さいって言われてもね」
「そもそも交際してないでしょうが」
「僕もその場でそう言ったんだけど、稲葉さんは聞く耳なくて」
「警察には?」
「この前相談に行ったんだけど、一彦が相手のお嬢さんに、気を持たせるようなこと言ったりしたんじゃないかって言われてね。うちの息子は奥手なんですって警察署で言うわけにもいかないからね。頭きちゃうわよ、ほんと」

 おばさんはハンドルをギリギリ握りしめる。俺も膝の上で握り拳を作った。

「それで、なんで俺が呼ばれたわけ?」
「事実を受け入れてくれないから、一彦には恋人がいるってことにしようと思ってね」
「あぁ、一芝居打つわけね。でも危険じゃない? 逆上した女が、彼女役の子に危害を加えたら大変だよ」
「私たちもそう思ったからたっくんに来てもらったの」
「ボディガードになれってこと?」
「違う違う、たっくんに一彦の恋人役になってもらうの」

 おばさんの言葉に絶句した。バックミラーに映るおばさんはニコニコ笑っている。隣の一彦は下を向いている。

「お、俺が一彦の恋人…役…?」
「そう! 相手が女の子だったらストーカーは逆切れするかもしれないけど、相手が男だったらどう考えても自分には見込みがないって思いそうでしょ?」
「思う……かな……?」

 隣の一彦をもう一度見る。俯いたまま。耳まで真っ赤にしている。

「なんで俺なの?」
「体大きいし強そうだしね。適役の男の人って考えたら真っ先に頭に浮かんだのがたっくんだったのよ。小さい頃一彦の面倒よく見てくれたしね。お礼はするから、頼めない?」

 ミラー越しにおばさんと目が合う。まさかおばさんは俺たちの関係に勘付いているのか?だからこんなことを…?いやまさか。まさかな…。冷汗が流れる。
 しかしはたしてこんなお粗末な作戦がうまくいくだろうか?嘘だとバレたとき、ストーカー女は逆上して一彦に危害を加えたりしないだろうか?

「わかったよ、一彦は俺が守るから」
「ありがとう、たっくん、こんなこと頼めるのたっくんしか思いつかなくてね」
「だったらもっと早く教えてくれたらよかったのに」

 隣の一彦を横目に見る。頼りにされなかったことが悔しかった。俺の知らないところで一彦になにかあったらと考えるとたまらない気分になる。

「ごめんね」

 すまなさそうに謝る一彦に何も言えなかった。

 一軒の家の前で車は速度を緩めた。おばさんが窓から顔を出し、何度もハンドルを切りかえしながら駐車場に車を入れようと悪戦苦闘している。

「巻き込んじゃってごめんね、たっくん……、僕はとめたんだけど、いいアイデアだって母さん聞かなくて」
「もっと早く教えてほしかったけどな。俺はおまえのなんなんだ?」
「…っ…たっくん……」

 怒られたと思って一彦がシュンとなる。その手をこっそり握った。

「お前のことは絶対に俺が守るから」
「…うん…」

 一彦の頬が紅潮した。



 客間もあると言われたが、一彦の部屋でいいと、荷物をそこへ運び込んだ。
 最初の手紙が届けられた時点でなぜ俺に言わなかったと部屋に入って聞けば一彦はまた「ごめん」と申し訳なさそうに言った。

「相手が女だからって油断してたら痛い目にあうぞ」

 細い体を抱きしめる。目を合わせた。顔を近づけ合い、キスした。俺の背中を一彦の手が這う。

「お前の恋人役になれって言われたとき心臓止まるかと思ったぞ。まさか俺たちのこと、バレてるんじゃないよな?」
「まさか。僕も最初聞かされたときは何言いだすんだって驚いたけど。僕を同性愛者にすれば稲葉さんが諦めると思ってるみたい」
「実際、そうなんだけどな」

 一彦の尻を撫でまわす。生地の上から尻の割れ目にそって指を食い込ませ、あたりをつけた場所を指先で押した。

「たっくん…、駄目だよ、下に母さんが…」
「だから声、出すなよ」

 俺は一彦の足元へしゃがむと、ズボンとパンツをずりおろしてペニスを口に咥えた。

「あっ……!」

 声を漏らした一彦が慌てて自分の口を塞いだ。手で陰嚢と陰茎を持ち上げながら、その指先で奥を探る。

「だめ…あ、たっくん…」

 しゃぶりながら指先を入れる。一彦が俺の肩をつかんだ。立ってられないと訴える一彦を床に横たえ、再びペニスをしゃぶる。

「僕にもさせて…」

 体の向きをかえ、一彦の顔の上に跨った。ジーンズの前が開かれ、中のものを一彦が口に含む。熱く潤んでいる。
 一彦の足を開き、その中心に指を入れる。出し入れしながら時間をかけてそこを解した。

「ん…はぁ……ぁ、ん…や…」

 一彦の声が濡れて色っぽくなってきた。体の向きをかえ、開いた一彦の足の間に腰を進める。

「はぁ…あっ…あ、きて、たっくん…!」
「好きだぞ、一彦」
「僕も…っ」

 怒張で一彦を貫く。何度やっても初めてのときのようにきつくて狭い。中は熟んで温かくペニスに絡みついてくる。

「ふぅっ…んっ、あっ、あぁっ」

 一彦の内部を掘削する。顎を逸らし咽喉を晒して一彦が喘ぐ。白くて細い体が朱に染まって妖しくくねる。

「あいかわらず感じやすいな」
「だって…あっ…ん…んん…ぁんっ…」
「一彦の声好きだけど、おばさんに聞こえるぞ」
「ううっ…んっ、んん……っ」

 唇を噛んで声を我慢している。でも俺が突きあげると押し出されるように声が出てしまう。一彦は自分の手を噛んだ。

「ばか、痛いだろ。俺の手を噛んでろ」

 口許へ手を持っていくと一彦は嫌々と首を振って自分の手を噛み続けた。

「う…ん!あっ!…んん…っ!」

 いじらしい姿に愛しさが込み上げてくる。腰を回すようにゆっくり動かした。

「はぁ…あ、たっくん……っ!」

 赤く潤んだ目が俺を見つめる。あぁ、もうイキそうなんだな。一彦の望んでいることがわかる。キスしてやった。首にしがみついてくる。一彦のペニスを扱きながら舌を絡める。脈打つペニスから白濁が吐き出された。
 射精の衝撃に一彦の中が痙攣している。蠕動するように絞られて俺も精を放った。


ひとりじめマイヒーロー




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2014-07-24(Thu) 20:27| 息子さんを僕にください| トラックバック(-)| コメント 0

久しく為さば須らく(2/2)

<前話はこちら>

 車をおりた場所は、自然を利用したアトラクションが売りの地域密着型テーマパークの駐車場だった。看板には第四駐車場と書いてあり、舗装されず砂利のまま。ロープで区切る線がなければただの空き地にしか見えない。
 ここからはアトラクションが何一つ見えない。パークから相当遠いようで、日曜の昼下がりなのに車が2、3台しかとまっていない。

 ほとんど貸切の駐車場で守とキャッチボールを始める。ネルシャツのボタンは留めてはならない。腕を振る動作で胸がはだける。ぴったり肌にはりついたタンクトップ。乳首が透けている。意識すると余計にそこはしこった。
 格好はともかくキャッチボールという健全な遊びをしているのに、俺はずっと勃起させていた。ショートパンツが窮屈で仕方ない。物の形がくっきり浮かび上がっている。

 守の視線はそこへ集中した。ボールを投げながらにやついていた。わざと取れないボールを投げて俺に屈ませるようにした。ショーパンがどんどん食い込む。ボールを取るため守に背を向けて腰を折ったとき、半ケツ状態になった。俺は守の視線を意識していた……

「兄ちゃん、やばい」

 守の声に振り返ると、守は車の陰に隠れて手招きしていた。駐車場の外で犬の散歩をしている人が歩いている。
 俺も急いで車の影へ逃げ込んだ。車越しにその人が通り過ぎるのを待つ。一瞬こちらを見たようだが、俺たちに気付いてはいないのか顔を前に向けて歩き続ける。

「わっ!」

 突然尻を撫でられて思わず声をあげた。

「しーっ!」

 耳元で守が注意する。

「どこ触ってるんだよ」
「お尻。すっごいはみ出てる」

 外へはみ出た部分を守の手が触りまくる。むりやり生地と尻のあいだに指をこじ入れてくる。

「きついな。よくこんなの履けてるね」
「お前が履けって言ったんだろ」
「こっちもすごく窮屈そう」

 守の手が前へまわり、俺の股間に触れた。そこを触られるのは今日初めてだ。体が震えた。

「ねぇ、またここの毛、剃らせてよ」
「ばかっ…駄目に決まってるだろ、せっかく伸びてきたのに…」
「やっぱ毛がないほうが興奮すんだよね」

 円を描くように守は手を動かした。ズボンのなかでペニスがこねくり回される。逃げ場がないほど勃起して前がきつい。

「なぁ、兄ちゃん、また剃っていいだろ?この前みたいに、俺がちんぽ入れてるときにさ。兄ちゃんも剃られるの興奮してたじゃん」

 肩に顎を乗せてねちっこく囁きながら、先の潰れた勃起ちんぽの形をなぞるように触る。焦れったい。早く解放されたい。息子に外の空気を吸わせてやりたい。思う存分手足を伸ばさせてやりたい。もじもじと俺は腰を揺らしていた。

「剃るの、だけは…本当にもう勘弁してくれ」
「ちぇ、つまんねえの」

 守の手が股間から離れてしまった。機嫌を損ねたか、と慌てる俺の胸に手を当てて、タンクトップを尖らせる突起を探り当てるとそこを指で弄りだした。

「んんっ…」

 ビリビリッと神経が逆立つような快感に声が出た。

「すごいね」

 後ろで守が笑う。

「兄ちゃん、ここモロ感だよね。コリコリにしこってるよ」

 タンクトップの上から指で弾いたり引っ掻いたりする。

「んっ、ハァ……ぁ…あっ…」
「女みたいに声出しちゃってさ。いまもまだ彼女と続いてんの?」
「いっ…あっ…あぁ…っ!」
「返事もできない?さっきからずっと腰振っちゃって。ここ、剃ってもいいなら触ってあげてもいいよ」

 乳首は弄りながら、別の手で軽く股間をタッチする。それだけで先端から我慢汁が滲むのがわかった。触って欲しい。服の上からじゃなく、直接。

「あ…あぁ…守……っ」
「なに?剃ってもいい?」

 子供のように無邪気に聞いてくる。剃ればいいのか。剃れば触ってくれるのか。どうせ一回剃ってるんだ。彼女とは会う回数を減らして、セックスする前に帰れば……

「どうなんだよ、兄ちゃん」

 トントン、とノックするみたいに先を指で叩かれた。
 ――あっ、うそ、やば…!

「…ッ…!あっ!…あぁ…ああぁ……!!」
「えっ、なに、まじ?!」

 車のドアに手をついて、俺は体をビクビクと震わせた。
 守が確かめるためにショートパンツのチャックを下ろして中に手を入れる。

「うわぁ、イッちゃってるじゃん、兄ちゃん。そんなに溜まってたの?彼女とヤッてんじゃないの?」

 精液まみれのちんぽを守が外へ引っ張り出してくれた。やっと外気に触れたと喜ぶ余裕もなく、俺は無言でショックを受けていた。どうしてこんなに簡単にイッてしまったのか。絵美とのときは立たせるだけで精一杯だったのに。今日はコスプレの衣装を着たときから半立ちだった。運転中、守に太ももを触られているだけで完全に勃起した。触っていないのに乳首も勃起していた。
 その乳首を弄られながら、ズボン越しにちんぽをノックされただけであっけなく果てた。
 それはもう、なんの努力も必要とせずに、だ。
 なぜだ。なぜ絵美としてるときにそうならなかった。

「兄ちゃんさ、実は俺とヤルの、癖になってんじゃないの?」

 守の二ヤついた声。

「車のなかからずっと勃起させてさ、物欲しそうに俺のこと見ちゃってさ、女じゃ満足できなくなってんじゃないの?」
「違う、そんなこと…!」
「ないって言いきれる?」

 ずるっとズボンが下げられた。尻を撫でる手が秘孔へ達すると、俺はそれだけで膝が崩れそうになった。肛門の周囲を焦らすように守の指がくるくる弧を描く。

「言ってみなよ、ここに守の勃起おちんぽ欲しいって」
「なっ、馬鹿なこと、を」
「ここは待ちわびてるみたいだよ、ヒクヒクしてる」

 爪先がクイと中に入れられた。ゆっくりゆっくり、弧を描く動きを続けながら中に入ってくる。

「ん…はぁ……ぁん…」
「そんなエロい声出しておきながら、まだ強情張るの?兄ちゃん」

 中ほどまで入った指が引き返していく。抜かれてしまう、と思ったら咄嗟に尻を締め付けていた。

「ほら。はやく中に入れてもらいたがってる」

 クスクスと守が笑う。出しかけた指を再び奥へ向かって入れてくる。中で指を曲げ、出っ張った関節の部分で俺のある場所を押し込む。打たれたように俺の体が跳ねた。

「あぁっ!……ん、あぁ!」
「守の勃起おちんぽちょうだいって言って。兄ちゃんのケツマンコに、守の極太おちんぽ注射してって」

 言うたび言葉かわってんじゃねえか!誰がそんなくっそ恥ずかしい台詞言うか。

「ほら、ほら……指だけでまたイッとく?」

 ぐっぐっと前立腺を刺激され続ける。まだ乾いていない俺のちんぽがゆらりと頭をもたげた。ばか、立つな!

「な…んで、今日は……俺なんだよ…っ…!これ、なんのキャラなんだよ…!」

 そうだ。兄ちゃんなんて呼ぶな。キャラの名前で俺を呼べよ。

「これね、アメリカの農場の息子でアンソニー君だよ。兄ちゃんって金髪でも青い目でもないから、アンソニー君にぜんぜん見えないんだよね」

 当たり前だ!お前も毎朝鏡で東洋人丸出しの顔見てんだろうが!

「それに最近、キャラに乗っけなくても興奮できるようになってきたんだよね。俺も兄ちゃんに慣らされちゃったのかなぁ。おっさんの体なのに、勃起する」

 ぐっとケツに熱くて太いものが押し当てられた。勃起した守のちんぽ。キャラ関係なく、俺に興奮して立たせた守の。
 指で弄られている場所がキュンキュンしている。

「ゆ、指、もう、抜け…っ」
「んー?」
「早く、入れろ…!」
「なにを~?」

 間延びした声で意地悪く訊ねる。

「ま、守の……ぼ……き、おちんぽ……」
「俺の勃起おちんぽ?」

 とても繰り返すことはできずに、コクコクと何度も頷く。

「兄ちゃんのケツマンに俺の極太お注射して欲しいの?」
「し、して欲しい……」
「恥ずかしくて死にそうって顔してる兄ちゃん、かわいいと思うよ」

 嬉しそうに言うと、守は指を抜いて熱くて太い注射針を突き刺した。

「ひぅっ……!ん、はぁっ、あ、ん……!」
「もうトロットロだ」
「んぅ…んっ、あぁ……んっ、あぁ……っ!!」

 窓ガラスに映る淫らな自分の顔つき。守のちんぽをぐっぽり咥えこんで喜んでいる。とても直視できない。
 尻に深く穿たれる。守が激しく腰を振る。

「はぁっ、あっ…あぁ……、ま…て……あっ、あぁっ、ゆっくり……ッ!」

 リズムに乗ったピストン運動が繰り返される。
 車にしがみついた。引けた腰を守が引き寄せる。昼間の屋外で俺は弟とセックスしている。

「気持ちいいね、兄ちゃん」
「あっあぁ…んっ……いいっ、あっ、いいっ……あぁん……ッ!」
「イキそう…イクよ…ッ、なかに出すよ…!」
「あっ、なか…っ!」

 絞るように守を締め付ける。奥に熱い迸りを感じて体がゾクゾク震えた。

「えっ、わ、きつ……っ」

 守の焦った声を聞きながら俺もまた射精していた。飛び出したものが黒い車を白く汚す。

「兄ちゃんもイッたの?触ってないのにすごいじゃん。もうこっちでなきゃイケないんじゃないの?」

 無邪気に指摘されるまでもなく、俺はその可能性に気付いて戦慄していた。もし次、絵美と会ったとき、微塵も興奮することなく、一ミリも立たせることが出来なかったら。
 とても自信がない。絵美に会うのが怖い。
 もしかして俺はもう、男とでないと――。

「兄ちゃん、やっぱこの毛邪魔だから剃ろうよ」

 さわさわと守が陰毛を触る。俺は守に翻弄されている。心が揺れている。口蓋に張り付く舌を引きはがした。

「い…っ…いえに、帰ったら……」
「兄ちゃんならそう言ってくれると思ってた」

 そんな手軽な言葉に満足を得る。守の毒が俺の体に行き渡るのも時間の問題だ。




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2014-07-20(Sun) 21:22| 久しく為さば須らく| トラックバック(-)| コメント 0

久しく為さば須らく(1/2)

<前話「長男としての責務」はこちら>

※男女性描写あり

 通勤するために乗った電車の窓から外を眺めていたら、ビルに掛けられた大きな看板が目に飛び込んできた。昨日までは猫耳の女の子だったのに、今朝は超ミニのセーラー服姿の少年にかわっている。知らない人はあれを見てすぐ男の子だとは気付くまい。俺だって数か月前まではその存在すら知らなかったのだから。
 ちょうど先週末、守に求められてしたコスプレがあれだった。魔法少年の翔太くん。名前まで知っている。

 いい年の大人がパンツ丸見えのミニスカートをはいて、似合いもしないパッツパツのセーラー服を着て、触手怪人に襲われるという設定で、実弟にバイブで犯される。こんな非日常を経験した俺が、何食わぬ顔をして朝の通勤電車に揺られているのだ。どうだ参ったか隣のおっさん!お前がいやらしい目で見てるあの看板の子が実は男の子で、隣に立ってる男がそのコスプレしながら実の弟とセックスしたなんて思いもしないだろう!俺だって泣けてくるぜ!

 翔太くんは今日も短いスカートの下から白いブリーフがチラりと見えていた。なぜ男なのにセーラー服なのか。なぜ短いスカートなのか。なぜ敵に犯されたあとじゃないと必殺技を使わないのか。本当は犯されるのを待っているのか。だからそんな扇情的な格好をしているのか。コスプレさせられる俺の身にもなってくれよ!

 憎さ百倍で翔太くんを睨んでいたせいだろう。先週末のことが次々頭のなかに蘇ってきた。
 結束バンドで両の親指を拘束され、にやついた顔で迫ってくる守の手にはバイブ。白のブリーフを履かされたまま、ずらした隙間からグロテスクな形のバイブがオイルでヌルヌルになった俺の肛門に突き立てられ、出し入れされた。脱ぐことを許されないので下着のなかに射精した。守にいやらしい言葉で辱められた。汚れた下着越しにちんぽを舐められた。俺はまた勃起させた。

 女装としてもコスプレとしても完成度の低い馬鹿げた格好で守に犯された。最初は「翔太くん」と呼んでいた守も、後半になってくると設定を忘れてしまうのか「兄ちゃん」と呼びながら腰を振っていた。そっちのほうがプレイの域を出てリアルセックスのような感じになってくるので俺は苦手だった。何かの役名で呼ばれていたほうが俺じゃない別人が守の相手をしているのだと、多少なり自己催眠をかけられるので救いがあるというのに。

「兄ちゃん、どう?ねぇ、気持ちいい?」

 そんな確認をされた日にはたまったものじゃない。
 勃起し、ケツ穴だけで射精できるようになってしまった俺が答えられる言葉は一つしかないのだ。

「……気持ちいい」

 ふとんに顔を擦りつけ、涎をしみこませながら恥を忍んで言うと、守はそれが嬉しいのか腰使いを激しくして俺のなかに精液を放った。
 まともな大人の振りをするというから守のショタホモ趣味に付き合ってやっているのに、事が終わったあと、結束バンドをハサミで切った守に「赤くなっちゃった。ごめんね、兄ちゃん」と擦れて血のにじむ指にチュッとキスされると、なんだか妙な気分になって俺も「別にいいけど」と責めもしないでおとなしく消毒されて絆創膏を貼られながら、これもショタプレイの一環なのかな、とか考えてしまう。そのあと守に乞われるまま朝まで一緒に寝たりして。

 どこからどこまでが守のプレイなのか、最近その境が曖昧だ。マズイな、と思う。
 はぁ、と口から出たため息が熱かった。股間が硬くなり始めていた。本当にマズイ。


 絵美と会うのは一週間ぶりだ。
 外で食事でも、と思ったが、絵美は部屋でのんびりしたいと言うので仕事終わり、マンションへ向かった。通された部屋。ローテーブルの上に結婚雑誌。

「あぁ、それ、今度結婚する友達が置いてったやつなの」

 ギクリとしてしまった俺を見て取り繕うように言いながら絵美は雑誌を片付けた。
 違う違う。俺は結婚したくないわけじゃない。むしろ結婚願望は強いほうだと自負しているほどで。絵美と築く幸せな家庭像を何度も思い描いて…いたはずなのに、なぜ俺は雑誌を見た瞬間、あんなにも焦ってしまったのか。

「どんなの。見せて」

 片付けた雑誌をテーブルに広げた。俺の反応を窺う視線を感じる。それを意識してると悟られないよう、俺は表情筋を自然な位置に保ちながら、焦った気持ちがページを繰る速度にあらわれないように最善の注意を払い、興味のない特集を熱心すぎない程度にまじまじ眺めた。情報は一切頭に残らない。

「お茶入れるね。コーヒーがいい?」

 合格だったのか、絵美の声は明るい。俺も笑顔で「あー、お茶」と答えることが出来た。
 お茶を飲みながら絵美が「今度結婚する友達」の話をする。何回お色直しをするだとか、料理は有名シェフが手掛けるだとか、新婚旅行はどこどこの海外だとか。
 まだ結婚を焦る年齢ではないと思っていたが、絵美は今年27歳。そろそろ周りが結婚しだす時期で後れを取りたくないのかもしれない。

 空気の密度が濃くなっていく感じがした。見えない壁が迫ってくる。壁は絵美の声だった。絵美のしゃべる言葉が大きな塊となって俺に押し寄せてくる。雑誌の情報と同じく、絵美のしゃべる言葉の内容がまったく頭に入ってこない。呆然と絵美の顔を見ていたせいか、遠近の感覚がおかしくなってきて、俺は確かめるように絵美の腕を掴んだ。声がぱたりと止む。奥行きが生まれる。絵美を押し倒した。


 絵美が服を脱ぐときに部屋の明かりを消した。守に剃られた陰毛はだいぶ生えそろってきていたが、鋭い女の勘が怖くて見られたくなかった。
 キスしながら胸を揉みしだく。弾力の強い風船を掴んでいるようだ。乳首に吸い付く。なぜこれで興奮できていたのか、わからない。
 いきなり味覚を失い、料理の味がわからなくなった者のように、俺は興奮を感じなくなった絵美の体を前に愕然としていた。焦った。恐怖もあった。必死に絵美にむしゃぶりついた。絵美の声は悲鳴のようで耳をふさぎたくなった。
 指で絵美を責めながら根性で立たせた。久しぶりのセックスに余裕がない男を装いながら、急いで絵美に突き立てた。ぶるっと体が震えた。みるみる萎えていく。摩擦でなんとか立たせようと慌てて腰を振った。
 血液が引いていく。海綿体が萎んでいく。現場監督が「今日は撤収~」と言っているイメージが頭に浮かぶ。もうどんなに頑張っても無理だった。

 なぜだ。なぜ立たない。体の異変に頭が真っ白になった。きっと疲れているせいだ。たまたま今日は疲れたが溜まって絶不調なだけだ。
 バレる前に引き抜いた。え、と絵美が俺を見上げる。

「ごめん、もう出ちゃった」

 早漏だと思われた方がマシだ。

「嘘でしょ」

 絵美に笑われてもいい。

「ごめん」

 笑いながら、絵美から隠れてゴムを外し、さも使ったかのように口をしばってティッシュで包んだあとゴミ箱へ放り込んだ。

「久し振りだったから?」
「そうかも」
「かわいい」

 布団で胸を隠しながら絵美が体を起こして俺にキスする。

『かわいい』

 そのフレーズが守の声で再生され、俺はギュッと固く目をつぶった。



 親がいなくなることがあまりないので、実家に呼び出されるより守が俺の一人暮らしの部屋に来ることが多くなっていた。今日もコスプレ衣装を持参して守が部屋にやってきた。
 渡されたのはネルシャツとタンクトップに短パン。どぎつくないなと安堵していたら、「行くよ」と守はグローブを放って寄こした。

「え?」
「キャッチボール。兄ちゃんとするの久しぶりだなぁ」
「ちょっ、こんな格好で外に行くのか?!」
「そーだよ」

 当然という顔で言う。

「ばかなこと言うな、無理に決まってるだろ」
「大丈夫。ひと気のない場所リサーチ済みだから。そこまでは車で行くし」

 それなら大丈夫か、なんて思いかけていやいやと頭を振る。

「だ、誰かに見られたら…」
「まー、ちょっと変わった格好だなって白い目で見られるだろうけど、俺と一緒だし、変質者だとは思われないんじゃない?少なくとも通報はされないと思うよ」
「されたら一大事だ馬鹿」

 守の趣味なのに、俺の方が変態だと思われるじゃないか。

「そうなったら結婚どころじゃなくなるね」

 守はケタケタと笑った。


 俺の車で守が指示する場所まで移動する。尻に食い込むデニムのショーパン。下着を履いていないのでごわつく生地が気持ち悪い。素肌に座席のシートが擦れて気になって仕方なかった。それ以上に太ももを触る守の手が気になって運転どころではなかった。
 事故るから、と注意してもニタニタ笑っていうことを聞かない。
 俺の息遣いが荒くなる。股間が膨らみ始める。俺が勃起しているとわかっているくせに、守はそこには一切触れず、ただ三十手前のおっさんの太ももを、目的地につくまで撫で続けた。




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2014-07-19(Sat) 19:26| 久しく為さば須らく| トラックバック(-)| コメント 0

リクエスト

今までで頂いた!と思っているリクエストをメモしておきます。

惚れ薬→できました「好きと言って 1 2 3 4 」途中で視点交代
1万3千円→できました「Love Scars 1 」第三者目線。
吉原と拓海→できました「吉原と拓海 その後 1
元旦那さん→「できました「元上司 1 2 」「隣人 1 2 3」「支配人 1 2 3」「伴侶 1 2
裏の顔(薔薇色の日々)
長男としての責務→できました「久しく為さば須らく 1 2」※男女性描写あり
家庭教師→できました「耽溺 1 2※胸糞注意
シンデレラアイドル
純粋とは程遠い何か→できました「純粋に近付いた何か 1
クラスの地味男→できました「アガルタ 1 2」※シリアス。身内不幸あり。
目は口ほどに→できました「嫉妬せいでか 1 2」※リバあり
先生→できました「覗き 1 2 」※先生の同僚視点
7歳の高校生←できました「茶番 1 2
片思い→できました「両想い 1 2
兄弟愛→できました「第二ボタン1 2」
大迷惑@一角獣→できました「素晴らしい日々 1 2 3
秘め事→できました「息子さんを僕にください 1 2
ノビ→できました「再会 1 2」→「その後 1
ファンレター→できました「遺作 1 」※健全。死ネタ
ニコニコドッグ→できました「ニコニコドッグⅡ1 2
支配人
西浦
◆痴漢もの→できました「朝のお楽しみ 1 2
楽しい合宿!→できました「楽しいお泊り! 1 2

この話の続編を書くつもりでいます。

もうだいたい出終わったようなので一旦募集をストップします。
リクエスト下さった皆さん、ありがとうございます!!




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2014-07-15(Tue) 21:52| リクエスト| トラックバック(-)| コメント 12

嫉妬せいでか(2/2)

<前話はこちら>

 昼休みに大野さんからメールが入っていた。

『昼一緒に食えるか?』
『すいません、先に三影さんと約束してるんです』

 送信っと。実は大野さんと三影さんは同じクラスだ。俺はダッシュで二人の教室へ向かった。
 三年棟の2組。戸口で俺を見つけた大野さんはてっきり自分に会いにきたと思ったのだろう、パッと顔を明るくしたが、俺が「三影さん!」と言った瞬間、その笑顔を固まらせていた。

「なんだ優介、おまえほんとに来たのか?」
「約束っすからね~。ジュース奢ってくださいよ。ついでにメシも奢らせてあげてもいいすよ」
「調子に乗るな」

 ゴツンと拳骨を頭に落とされる。でもぜんぜん痛くない。その拳骨をつかんで「さっ、行きましょ」と三影さんと教室を出た。チラッと見えた大野さんの顔は無表情だった。
 そのあとなんだかんだ三影さんを引き留めてから教室へ帰した。帰りの遅い三影さんに、少しでも大野さんがヤキモキすればいい。いろいろ想像してたまらない気持ちになればいい。



 部活の練習が始まっても、俺は大野さんではなく三影さんに絡みに行った。大野さんは明らかに俺たちを意識していた。俺が三影さんの名前を呼ぶだけでぴくりと反応して顔をこちらへ向けた。じゃれあっている俺たちを無表情に見つめていた。少しは俺の気持ちがわかったか!

 キャプテンと話をしているときも浮かない笑顔で、どこか上の空って感じ。「どうした?」ってキャプテンが大野さんのおでこにおでこを当てる。ムカッときた俺は三影さんのストレッチを手伝うふりをしながらその大きな体に乗っかったり、膝に座ったりして密着する姿を見せつけた。大野さんの端正な顔が歪む。

 練習中、俺はできるだけ三影さんにじゃれにいった。後輩に慕われるのが嫌いでない三影さんはそのつど俺の相手をしてくれた。「仲いいなぁ、お前ら」と人から言われるほどに。

 精彩を欠いた大野さんは普段しないようなミスを犯して監督に叱られていた。キャプテンが自分の役割といいたげにすかさずフォローに入る。大野さんの背中に手を当て、監督に向かってなにか言っている。大野さんは両腕をだらんと垂らしたまま、俯いていた。
 少し、かわいそうになってきた。

 練習のあと、大野さんは監督に呼びつけられた。呼ばれてもいないのにキャプテンが一緒についていこうとする。大野さんはキャプテンを両手で押しとめ、首を左右に振って断っていた。
 部員のほとんどが着替えて部室を出る頃になっても大野さんは戻ってこなかった。心配そうにぐずぐず着替えるキャプテンを「俺が戸締りしときますんで。おつかれしたー!」と追い出し、俺一人で大野さんの帰りを待った。
 帰って来た大野さんは、部室にぽつんといる俺を見て相好を崩し、はにかむように微笑んだ。

「待っててくれたのか、優介」

 今日一日意地悪だった俺はつい、

「戸締りは一年の役割なんで」

 大野さんの反応を見る。

「そうか」

 悲しそうに肩を落とす。

「嘘っすよ。大野さんを待ってたに決まってるじゃないすか」
「ほんとうに?」

 いつだって自信たっぷりな大野さんが自信なさげに呟く。

「恋人の帰りを待ってちゃいけませんか」
「…優介…ありがとう」

 近づいてきて俺をぎゅっと抱きしめた。俺の体を抱きながら安堵したような溜息をもらす。

「ごめんな、優介…」
「なにがすか」
「お前が京也に嫉妬する気持ち、痛いほどよくわかった」
「…………」
「好きな奴が他の男とイチャついてたら、そりゃ腹立つよな。昨日は怒ってごめん」
「俺の方こそごめんなさい。ちょっとやりすぎだったかも」
「いや、あれくらいやってくれなきゃ、俺はわからなかった」
「大野さんはモテるから、嫉妬したことなんてなさそうですもんね」
「京也にもそれ言われたな」
「キャプテンにも?」
「好きな子が出来たから、関係終わらせようって言われたときに。応援するぜって言ったら、おまえは嫉妬したことがないだろって」
「それ…キャプテンは本気で大野さんのこと好きだったんじゃないすか?」
「どうしてそうなるんだ?」

 きょとんと聞き返してくる。本気でわかっていないんだ。きっとキャプテンは大野さんに嫉妬してもらいたくて、もしかしたら嘘をついたのかもしれない。ところが逆に応援されてさぞ落胆したことだろう。少しだけキャプテンが気の毒になった。でも恋敵には違いないので同情は禁物だ。

「とにかく俺が嫉妬する気持ち、わかってくれてよかったっす」
「うん、ちょっと京也とベタベタしすぎてたかもしれない」
「かもじゃなくて、ベタベタしてたっすよ」
「それを言うなら今日の優介だって三影とイチャつきすぎだぞ。あいつが勘違いしたらどうするんだ」
「そんなにたくさんホモはいないっすよ~」
「おまえの可愛さに気付いて目覚めるかもしれないだろ」

 冗談じゃなく真顔で言うもんだから返す言葉が見つからなくてアタフタしてたら、大野さんのキスが降って来た。



 昨日と同じ体位で俺たちは繋がった。違うのはベンチにしがみつて腰を掲げているのが俺のほうだってこと。

「んあぁっ…アァ…っ!」

 大野さんのちんぽが動くたび、俺は喘ぎ声を漏らした。いつもよりでかいっすよ、大野さん。興奮してるんすか!

「あんまり大きな声を出すなよ、優介。近くに誰かいたらバレる」
「だって…大野さんのちんぽ、気持ちよすぎっす…!」
「優介のちんこも良かったぞ」
「また、俺にヤラせてくださいよ…」
「いつでもいいぜ。お前専用なんだから」

 体位をかえた。対面座位で大野さんがキスしながらゆっくり俺を突き上げる。俺もベンチに足を乗せて腰を回しながら上げ下げした。

「優介、本当に三影のこと、なんとも思ってないよな?」
「俺面食いっすから。三影さんはタイプじゃないっす、俺がカッコイイと思うのは大野さんだけ」
「顔だけか?」
「ちんこも好きっす」
「エロいもんな、優介は」

 大野さんは後ろでベンチに手を突くと、ガクガクと腰を振った。

「んっ…あっ、あぁっ…!!気持ちい……っ!!」
「可愛いぜ、優介、俺の優介…!」
「はぁっ、んっ、アッ、アアッ…好きっす、大野さん…好きっ!」

 ガンガンに突かれながら自分でちんぽを扱いた。
 大野さんに終わりの気配。俺も手つきを速めた。

「はぁんっ、ああぁ…中に下さい…っ、大野さんのザーメン、中に…」
「っとに優介は中出しされるの好きだな…!!」

 激しい腰使い。ベンチがガタガタと音を立てる。ギシギシ軋む。ぶっ壊れっるんじゃないかと心配するくらい。

「いくぞ、優介」
「はぁ、いっ、あっ、俺もいくっす…!」

 体の奥に大野さんの精液が吐き出される。自分以外の人間の体温。それを感じながら俺も手を動かして射精した。射精しながら、大野さんとキスした。



 嫉妬する苦しさ醜さに気付いてくれたのは良かったが。

「おーい、優介!俺のスポドリ頼む!」

 誰かがコートの中から俺に声をかけるだけで、大野さんから鋭い視線が飛んでくるようになった。誰かと話していると間に割って入ってきたり。

「近づきすぎじゃないか?あいつ、おまえに気があるのかも」

 なんてちょっと思い込みが激しすぎたり。

「お前は可愛いから襲われないように注意しろよ」

 とか本気でくだらない心配したり。いくらなんでも贔屓目過ぎる。
 ちょっとお灸が効きすぎたみたいで、俺としてはこれ以上大野さんの心配性が進まないことを祈るばかりだ。




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2014-07-13(Sun) 21:21| 嫉妬せいでか| トラックバック(-)| コメント 4

嫉妬せいでか(1/2)

<前話「目は口ほどに」はこちら>

※リバ注意

 誰もいなくなった放課後の部室に大野さんと閉じ込もる。

「優介、なに怒ってるんだよ」
「今日、キャプテンとイチャついてたじゃないすか」
「京也と?いちゃついてなんかないよ」

 練習のあと、監督とキャプテンが話し合っているところへ大野さんも呼ばれて行った。監督の言葉にキャプテンと大野さんが同時に頷いたり、身振り手振りでお互いの足りない部分を補足しあいながら何かを伝えて二人の息はぴったり。
 突然三人が笑い声をあげた。もういいって感じで監督がシッシッと手を振る。キャプテンは笑いながら大野さんの肩に腕をまわし、大野さんはキャプテンの腰に腕をまわしていた。

 たぶん、今までなら仲のいい二人にはよくあるスキンシップだと何とも思わずにいられただろうに、大野さんとデキちゃった俺の目には、キャプテンが大野さんに未練を持っていて、大野さんも満更ではないって感じに見えてジェラシーを燃やしてしまったのだ。恋人なら普通だろう。
 それを言えば大野さんは「そんなこと」と笑い飛ばした。

「ほんとにもう、あいつとは終わってるんだって。いまはなんにもない」

 付き合いだしてすぐ、俺はキャプテンとのことを聞いた。
 キャプテンと関係を持ったのはほんの短い期間だった、と大野さんは教えてくれた。好きとか嫌いとかの恋愛関係じゃなく、ただ性欲の捌け口としてお互いの利害関係が一致した結果だったと。

「じゃー、大野さんはヤリたくなったときに、ヤラせてくれる奴がいたら、誰とでもヤッちゃうってことっすか。そういや俺ともある意味そうですもんね」
「ばか、そんなわけないだろ。優介のこと、本気で好きなんだから」
「さー、どうすかねー」

 と俺が口を尖らせれば「嫉妬してくれるのは嬉しい」とそのあとめちゃくちゃ激しいセックスをして、文字通り足腰立たなくさせられた。
 大野さんは俺が好き。そう実感できる瞬間はたくさんあれど、目の前で昔の男といちゃつかれると当然嫉妬するし、自信が揺らいでしまう。俺に心配させるようなことをしないで欲しいが、同じサッカー部なので近づかないでというわけにもいかない。
 俺が嫉妬しているのに、あっけらかんとする大野さんも大野さんだ。話すなとは言わない。でもベタベタはしないでほしい。もうちょっと俺の気持ちを考えてほしい。

「大野さん、俺のちんぽしゃぶってください」
「優介」
「俺が好きならできるっしょ」

 仕方ないなというふうにため息をついて、大野さんは俺の足もとへ膝をついた。
 ベルトを外してズボンをおろす。下着越しにそこの匂いを嗅いで「すごいにおい」とニッと笑った。
 パンツをずらすとちんぽが弾かれたように飛び出た。大野さんはムレて湿っているだろう俺の玉袋から舐め始めた。口に含み玉を転がす。根元を舐め、つぅーっと舌のさきで陰茎を舐めあげると亀頭を咥えた。俺の太ももを持ちながらジュポジュポと顔を前後に揺する。大野さんフェラ顔もかっこいい。

「キャプテンとしてるとき、大野さんは突っ込まれるほうだったんでしょ。今日は俺に入れさせてくださいよ」

 本気?と上目使いの目が俺を見る。本気です、と俺は頷いた。チュポッと音を立てて口をはなすと、大野さんは「いいぜ」と自分のワイシャツのボタンを外した。



 ベンチに跨るように大野さんをうつ伏せに寝かせ、尻を持ち上げる。俺はベンチを跨いで立ち、突き出された大野さんの尻を左右に広げた。キュッと固く口を閉じているそこへジェルの代用品としてワセリンを塗り込む。大野さんがいつも俺にやることを思い出しながら指を出し入れした。

「キャプテンのちんこってでかかったすか?でかそうっすよね」
「もう…忘れたよ」
「俺のじゃ大野さんを満足させてあげられないかも」
「しつこいと怒るぞ」

 怒っているのは俺のほうなんだけど。でもこれ以上言うのは確かにみっともないので俺は口をつぐんで指を動かすことに集中した。
 セックスの最中、大野さんに教えてもらった前立腺をマッサージするように指でこする。ここを押されると強制的に勃起させられる。大野さんも気持ちいいみたいで、ピクピク体を震わせながら小さな声を漏らした。

「いい具合にトロトロになってきましたよ」
「入れてくれ、優介…!」

 と俺に尻を突き出す。ワセリンでベトつく手でちんぽを扱き、大野さんの肛門に押し込んだ。ブチュウ、とワセリンをはみ出させながら、俺の亀頭が大野さんのなかへ埋められていく。幅の太いゴムで絞られているような感じだ。
 大野さんの括約筋が俺の形のまま広げられている光景はすごくエロかった。腰を前後に揺すってみる。大野さんの中を俺のちんぽが出たり入ったりする。物理的にも視覚的にも最高にエロくて気持ちいい。

「どうすか、大野さん」
「んっあぁ…気持ちいいぜ、優介」
「ほんとすか?俺も超気持ちいいっす」
「あぁっ…あぁ…優介のちんぽ…気持ち、いい…っ…!」

 下の口で俺のちんぽをおしゃぶりしながら、必死にベンチにしがみついている。キャプテンとは何回ヤッたんだろう。この部室でもヤッたことがあるんだろうか。
 キャプテンに組み敷かれる大野さんを想像したら頭に血がのぼった。

「あぁぁっ!あっ!優介…っ…そんな、強く…っ!」

 奥を突きあげた。大野さんは俺のものだ。キャプテンには絶対やらない。優しくて強くてかっこいい大野さんが、男のちんぽでこんなによがって悦ぶなんて俺だけが知っていればいい。なのに。
 大野さんの最初の男が俺じゃないなんて…!
 腰をつかんで激しく叩きこむ。奥を穿つ。嫉妬に目が眩んで怒りをコントロールできない。

「あぁっ、あっ、やめ…ん……っ!優介…!ゆっくり…頼む、あっ、あぁっ…!苦しい、から……っ!!」
「どうせ俺はキャプテンとは違いますよ!」

 ギュウッときつく締め付けられた拍子に俺は達した。

「抜け…っ!この馬鹿野郎!」

 ベンチの上で大野さんがバタバタ暴れる。体を起こしてベンチから立ち上がると、大野さんは怒りの形相で俺を殴りつけた。手加減の感じられるパンチだったが、バランスを崩した俺はベンチに足をひっかけて床に尻もちをついた。

「いつまで京也のことを言ってるんだよ!いま俺が好きなのはお前だって言っただろ!」
「だって!…大野さんとキャプテン、イチャイチャしすぎっすよ!」
「まだ言うのかよ。イチャイチャなんかしてないだろ」
「してるっす!」
「じゃあ俺は京也と話もしちゃいけないのか?友達なのに?!チームメイトなのに?!そんなの無理に決まってるだろ!いい加減にしろ!お前が気にしすぎなんだ!」

 俺が気にしすぎなのか?腰を抱くのも友達なら普通なのか?キスするのかってくらい顔を近づけて話をするのも友達なら当たり前なのか?仲が良かったらセックスするのも普通だって言うのか?

「…くそ…なんでこんなことに…お前とはもっと楽しい付き合いが出来ると思ってたのに。そんなに嫉妬深い奴だったなんてがっかりだ」

 制服を身に着けると、大野さんは「戸締りしとけよ」と怒った先輩口調で言うと先に帰ってしまった。どうせ駅で一緒になるんだから待っててくれてもいいのに。
 強制的に引き抜かれたペニスはクタッと萎えていたが、射精の途中だったので零れたものが内ももと床に垂れていた。イッた瞬間殴られるとか。
 床に座り込んだまま、俺はしばらく動けなかった。



 朝練が始まる前、大野さんがそっと近づいてきて「昨日はごめんな」と小声で言った。

「殴ってごめんな。痛かっただろ」
「痛くなかったすよ。だって加減してくれてたから」
「ケツやられてるときに京也のこと言われてカッとなったんだ。俺が本気で好きなのは優介だけなんだぜ」
「わかってるっす。俺も好きですから大野さんのこと」
「だったらもう嫉妬なんてくだらないことするなよ?」
「はい、もう嫉妬しないようにします」
「そうだよ、京也のせいで俺たちが喧嘩するなんて馬鹿げてる」
「おーい、大野」
「キャプテンが呼んでますよ」
「悪い。またあとでな」

 大野さんはキャプテンのもとへ駆けて行った。今日の練習メニューの相談だろうか。二人の顔から笑みが消えることはない。体が近づく。キャプテンの手が大野さんの背中に当てられる。大野さんは当然のようキャプテンの腰に手をまわし、頷いたり楽しそうに笑い声をあげたり。
 嫉妬深い恋人が見てるとわかってるこの状況で。
 男の嫉妬を舐めないでもらいたい。

「三影さーん、俺とダッシュの勝負しましょうよー!」

 大野さんにも聞こえる大きな声で言いながら、三年の三影さんのそばへ近よった。大野さんはキャプテンとの会話に夢中。

「おー、優介、俺に勝負を挑むとは百年早いぞ」
「勝ったほうが負けたほうにジュース奢るってことにしましょうよ」
「普通逆だろ」

 ツッコミ入れたあと、俺の頭をワシワシと撫でる。三影さんは身長が190㎝もあってか、自分より小さいやつを子ども扱いするところがある人で当然俺もその例外ではない。

「いいじゃないすか~」

 頭を撫でられながら三影さんの腰に抱き付く。横目に素早く見ると、大野さんがやっと気付いて俺たちのほうを見ていた。
 アルカイックスマイルの大野さん、初めて見た。

 本気でやったダッシュ十本勝負で俺は負け、三影さんにジュースを奢ってもらう約束を取り付けた。

「昼休みに三影さんとこ行くから、絶対奢ってくださいよ!」
「わーったって。三年に集る一年なんて見たことねえぞ」
「三影さんのこと慕ってるんすよ」
「調子いいこと言いやがって」

 とヘッドロックされる。俺は笑顔で腕をタップする。大野さんの視線を感じる。あの人も少しは嫉妬するほうの気持ちを知るべきだ。

「ギブギブ!」

 三影さんの腕の力が緩んだすきに抱き付いて脇腹をこしょばした。

「わあっ!この馬鹿!」
「あはははっ」

 他の男とイチャつく恋人の姿をよく見るがいい。


かえるの王子様




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2014-07-12(Sat) 20:37| 嫉妬せいでか| トラックバック(-)| コメント 3

お知らせ

トップページには常に最新話の記事があったほうがページを読み込まずに読める、とのご意見を頂戴いたしました。
仰る通りで、少しスクロールすれば更新分が読めるのがブログの良さ。それを生かすために拍手コメを閉じることにしました。
最新話の日付を操作する方法も考えたのですが後々ややこしくなりそうだったので、拍手コメを閉じるほうを選びました。

これからはそれぞれの記事コメントをご活用下さい。コメントの公開、非公開を選べますので、他の人に見られるのはちょっと、という方も安心してご利用いただけます!返信も記事コメントのほうでさせて頂きます。

拍手コメのほうがコメントを残しやすい、という方もおられるかもしれませんが、なにとぞご理解いただければと思います。

いつもたくさんの拍手とコメント、本当にありがとうございます。
コメ1つ、拍手1つに、とても励まされ、感謝しております。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

谷脇

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2014-07-11(Fri) 19:36| お知らせ・コメントお返事| トラックバック(-)| コメント 0

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2014-07-10(Thu) 20:05| お知らせ・コメントお返事| トラックバック(-)| コメント 0

ご挨拶

お越しくださりありがとうございます。 初めに「当ブログについて」をご一読くださいますようお願い致します。
管理人が以前、某掲示板で書いていたものをここで再利用しています。決してパクリでは御座いません。そしてお願い。GKさんの小説を保存しておられる方いましたらぜひご連絡頂けないでしょうか。いまとても読みたいのです…

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