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旦那さん(2/2)

2014.05.28.Wed.
<前話はこちら>

 服を剥ぎ取り、露になった股間へ顔を埋める。しゃぶって吸い上げると、旦那さんはすすり泣きのような声を漏らした。

「あ、あ、いや……やめてくれ……」
「いっぱい出てくる。旦那さんのこれは、喜んでるみたいですよ」

 根元を握って扱いた。先から滔々と蜜が溢れる。
 手を動かしながら体のあちこちにキスをした。腰骨にキスしたとき旦那さんはビクッと体を震わせ、腹を舐めたら身をよじり、乳首吸ったら嬌声をあげた。

「もう、あぁっ、もうやめて、くださ、い…!あっ、あっ、いや、いっ、あ、あぁっ…!」

 旦那さんは全身で感じながら射精した。旦那さんの腹に飛んだ精液に、俺は勃起したペニスの先を擦り付けた。

「はぁっ、はっ…なにを、するつもりですか…」

 旦那さんの目が驚愕に見開かれる。質問していながら、これからわが身に起こることを理解している。

「旦那さんが色っぽいからいけないんです」
「僕が」
「部長にあなたは勿体ない。今度は俺のものになってください」
「んっ、んんっ、んぁっ…!」

 先端を押し込むと旦那さんは顔を歪め、俺の腕に爪を立てた。
 暴れた足がガラステーブルに当たり、ガチャンと耳障りな音を立てる。その音に驚いて、そこがギュッと締まった。

「いっ、ちょ…力、抜いて下さい」
「あっ、ごめん……」

 犯されているのに謝る旦那さんがとてつもなく愛おしかった。
 竿部分を入れるときは旦那さんのペニスを扱きながら、あちこちキスして出来るだけゆっくり動いた。全部入ったときには半立ち程度に復活していた。

「すいません、俺のでかいから」
「もうやめて下さい、これ以上は…っ」
「ここまできてそれは無理です。あなたを一目見たときから、俺のなかで何かが壊れてしまった」

 潤んだ目が俺に向けられる。とても悲しい目だった。そんな目をしないで。

 口にキスした。拒む唇をむりやりこじ開け、舌を差し込み中を弄る。押し戻す動きが裏目に出て、俺と旦那さんの舌が縺れ合う。
 本能的に腰を動かしていた。少し擦られるともう出てしまいそうだった。

「先に一度出していいですか」
「えっ、だ、駄目です、そんな、あっ、あっ、だめ…!」

 三擦り半という自己最速記録を叩きだし、俺は満足の息を吐き出した。旦那さんは俺のしたで腕を交差させて顔を隠している。見るとペニスがしっかり自立し、ピクピクと震えていた。

「俺に中出しされて、感じちゃったんですか?」
「ちっ、違います、そんなこと…!」

 ツッ、と脇腹を指で撫でると、旦那さんはビクビクッと反応した。腕のあがった脇を舐めた。

「ふっ、くっ、ん…っ、やめっ…」

 くすぐったそうに脇を締める。腕がさがり現れた顔は真っ赤に染まっていた。

「可愛いですよ、旦那さん」
「んっ、やめっ、あっ」

 乳首を弾くと声を跳ね上がらせる。涎を垂らしながらゆらゆら揺れるペニスを握った。熱くて硬い。扱いてやると、旦那さんの声が止まらなくなった。
 部長はこの人のことを淡白だと言っていなかったっけ。

「わかった。あなたの体は女を抱くより、男に抱かれるほうが感じるんだ」
「そんなこと、あるわけ、なっ、い…ッ」
「お尻に俺のものを咥えこんで勃起させているんですよ、奥さんが別の部屋で寝てるっていうのに」

 部長のことを口にすると旦那さんのあそこはまたきつく締まった。

「妻のことは、言わないでください…!」
「部長とセックスしてもこんなに気持ちよくならなかったんじゃないですか?部長、旦那さんのこと淡白だって言ってましたもん。俺には淡白な人に見えませんよ」

 腰を動かした。奥を突きあげた。
 旦那さんは必死に声をかみ殺しながら、顎を反らした。

「ふぅっ、うンッ、んっ、あっ、ぁっ、やめ…て…ッ!」
「あぁ、すごい…もう中、トロトロに蕩けてグチョグチョですよ」
「…ちがっ…!ンッ、ンンッ、やめて…!」
「もしかして旦那さん、過去に男とやったことあるんですか?」
「ない、僕は…っ…あっ、あっ…!やっ、め…うっ、あっ、だめ、動かな、で…!くっ、う、アァ―――ッ…!!!」

 旦那さんは仰け反りながら射精した。ドクドクと精液が吐き出される。射精直後のペニスを俺は扱いた。旦那さんが噛み千切らんばかりに俺を締め付けながら体を痙攣させる。

「ほら、こんなに感じてる」
「ヒィッ――ッ!!いっ、あっ…、いやっ、触らないでっ、あっ、アァ…ッ!!」

 ガクガク体が震えだす。

「もしかしてイキッぱなしなのかな?」
「いっ、いやっ、だめ、だっ、動かないで…!またっ、イキそうになる、から、また、あっ、イク、からっ…!ア――ッ!!」

 アクメから抜け出せずに旦那さんが少量の精液を飛ばす。それが続くとドライでイキ続けた。そんな旦那さんを見下ろしながら、俺も二度目の精を放った。


 部長が起きてくる前に片づけを済まし、嫌がる旦那さんと一緒にシャワーを浴びた。清潔になった旦那さんは朝日に輝いてとてもきれいだった。

 俺が手を握ろうとすると、旦那さんは怯えて手を引っ込めた。

「好きです」
「困ります」
「俺は本気です。本気であなたを部長から奪うつもりです」
「そんなこと…非常識です。第一男同士で」
「俺はゲイです。男しか好きになれません」

 困り果てた旦那さんが顔を伏せる。そのおでこにキスした。旦那さんはさらに顔を俯ける。

「これからちょくちょく遊びに伺います。強い酒を持って」

 ハッと旦那さんが顔をあげる。一瞬のすきをついて唇にキスした。抵抗する体を抱き寄せて深く密着する。そろそろ部長が起きてくるかもしれない。見つかればとんでもないことになる。しかし離れがたい体だった。

「今度有給を取って昼間に来ます。入れてくれますか?」

 ふるふると首を左右に振る。旦那さんが本当に困っているのが体を通して伝わってくる。だけど強く拒否できない優しさに、俺はつけ込んだ。

「このこと部長にバラしましょうか?」

 旦那さんは唇を噛みしめた。

「君は悪い人です。僕を好きだと言ったその口で今度は僕を脅すんだから」
「なりふり構ってられないくらい、あなたが好きなんですよ」

 俺が真剣に囁けば旦那さんは顔を赤く染めて目を伏せる。そんな思わせぶりな態度だから、可能性があるのかもと思ってしまう。

「こんな、おじさんなんかに……」
「それを言うなら、俺みたいな若造は相手にできないってことですか?」

 なんと返せばいいか迷ったようで旦那さんは黙り込んだ。

「好きです。迷惑がられたって毎日あなたに好きだと言います。あなたに同じ気持ちを返してもらうまで諦めませんから、絶対」

 気弱な表情になった旦那さんは、少しだけ、体から力を抜いた。


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