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会話の語尾は常にハートマーク(1/1)

2014.03.27.Thu.
「たっちゃん」

 語尾にハートをつけて、俺に抱き付いてきたのは同じクラスの双一。男に抱き付かれたって嬉しくもないのに、双一ときたらこの上さらに俺の乳首を摘まんできやがる。

「やめろっつってんだろ。なんで乳首触んだよ」

 双一の腕を振り払いつつ、何度目かわからない注意をする。双一はヘラヘラとのんきに笑っている。

「だってぇ、たっちゃんの乳首触りたいんだもーん」
「男の乳首触ってなにが嬉しいんだよ。ホモかよ」
「ホモじゃないよぉ。たっちゃんの乳首が好きなだけだよぉ」
「きもい。今度触ったら絶交して学校中にお前がホモだって言いふらしてやる」
「絶交なんてヤダヤダァ」

 ホモって言いふらされんのはいいのかよ。呆れてため息しか出ない。
 こいつは始終こんな調子だ。何を考えてるんだか、凡人の俺には理解不能。
 双一が俺の乳首を触るようになってきたのは夏のプールの授業が始まったころだった。俺の乳首をじっと見つめながら「ピンク色で可愛い乳首だね。エヘッ」と間の抜けた笑顔とともに俺の乳首をプニッと押してきたのが最初だ。
 それからというもの、プールの授業のときには隙あらば俺の乳首をプニプニつついてきた。プールの授業が終わると服の上から押してきた。最近では押すにとどまらず摘まんだり引っ張ったりしてくる。もう悪戯の域を飛び越えて偏執的で怖くなるほど双一は俺の乳首に夢中なのだ。
 なにがいい、男の乳首なんか。


 いつものように家族が各々のベッドに入って静かになった頃、俺は自分の部屋の小さなテレビにいつものDVDをセットしてヘッドフォンを装着した。メニューからお気に入りのズリネタを選んでプレイボタンを押す。少し早送りをしたあと、パジャマのズボンをずりおろし、ちんぽを引っ張り出して握った。
 ヘッドフォンから女の喘ぎ声が聞こえてくる。画面ではフェラをしている女の子がバックから別の男のチンポをぶち込まれて突きまくられている。それを見ながら手を上下に動かした。
 下にたるんだ乳房を背後の男が揉みしだく。摘ままれる乳首は双一を思いださせた。くそう、どうしてオナッてるときに双一なんか思い出さなきゃいけいけないんだ。
 思い出すと条件反射で乳首がムズツとなる。別に触られたわけでもないのに。
 空いた手でそろそろと自分の乳首を摘まんだ。あいつに触られすぎたせいで、いつの間にか俺の乳首は開発され、立派な性感帯へと成長をとげていたのだ。だから双一に触るなときつく注意する結果となった。だって、あいつに触られて乳首コリコリに立たせたなんて知られたら恥ずかしくて死ぬ。
 乳首は少し触るとすぐプクリと立ち上がった。固く尖った乳首を摘まみながら俺はちんぽを扱いた。あ、いつもするオナニーより気持ちいい…女が胸揉まれて気持ちいいのって、こんな感じなのかな…。
 今夜はいつもより早く出て、すっきりして俺は眠った。


 朝の満員電車では無になるに限る。俺がいつも乗る場所は最後尾の車両のさらに一番後ろ。そこはおそらく車いすのスペースとして活用できるようにした座席のない一角だ。そこの隅に立ち、手すりの棒に掴まって窓から景色を見ながら目的地までの30分あまりを過ごす。眠いということもあって頭のなかは真っ白だ。人の話し声とか布ずれの音とか足音とかを上回る電車の走行音。車内はとても静かとはいいがたい環境だが、たまに本当に寝てしまう。でも満員電車でギュウギュウのすし詰め状態なので倒れちゃうことはない。
 今日も悟りの境地で窓のそとを眺めていたら脇のしたがモゾモゾと動いた。

「?!」

 なんだなんだと思って振り返るといつ来たのか双一が俺の斜め後ろにぴたりと張り付いて立っていた。

「双一?!」
「おはよ、たっちゃん」

 だから語尾にハートつけんな。耳元で言うな。顔近けんだよ。

「おまえ、この電車だったっけ」
「待ち伏せしたぁ」
「は?!なんで?!きもっ!」
「電車では静かにね」

 脇の下から侵入を始めた双一の手がついに俺の乳首へ…!
 おまえ、これが狙いか!!!ギッと睨み付けるも双一はニヘラニヘラといつもの間の抜けた笑顔で手を休めない。なぜそこまでして俺の乳首なんか触りたがる?!まじでこいつホモか?!

「昨日の約束覚えてんだろうな」
「覚えてるよん。だから今日はねぇ、既成事実作りにきたんだぁ」
「既成事実?」
「うん。たっちゃんが乳首気持ちよくなってくれたら、触っても怒らないんじゃないかなぁって思ってぇ」
「なるかボケ」
「でも…立ってるよ?」

 笑みを濃くして双一は俺の目をのぞきこむ。指摘された俺は恥ずかしくて一瞬で顔が茹った。

「ぅもう、コリッコリ。摘まみやすぅ~い。引っ掻いちゃえ」

 カリッと爪の先で引っ掻かれた。ビリッと電気みたいな快感がそこに生まれる。

「んっ…双一のくそ馬鹿野郎…てめぇ…まじで覚えてろ」
「電車の中ではお静かに」

 器用にウィンクしたあと、双一は俺の背中に覆いかぶさるように抱き付いて、両手で乳首を触って来た。
 プニプニ…クニクニ…カリカリ…ツンツン…クイクイ…
 ありとあらゆる方法で俺の乳首に刺激を与えてくる。

「ふっ…んっ、くぅ…ば、か…んっ…くそっ…やめろ…やっ、め…ンッ、あっ…」
「オナニーするとき、乳首触ってる?」

 耳に吹き込まれた言葉に俺はハッとなって双一を見た。俺の肩に顎をのせている双一の笑顔がみるみる広がっていく。

「触ってるんだ。嬉しいなぁ。気持ちよくなってきてるんだね」

 と嬉しそうに言う。

「ばっ、ちげえよ!昨日は、たまたま…!」
「昨日触りながらしたんだ?こんなふうに?」

 双一の手が俺の股間へおりていった。情けないことにそこは熱をもって硬さを持ち始めていた。それを双一なんかに知られてしまうなんて…!

「うーん、たっちゃんのチンポも可愛いかもぉ」

 いい子いい子するみたいに俺の亀頭を撫で撫でする。自分で触るんじゃない、他人の手で触られるのがこんなに気持ちいいなんて…ジワ…と先端が濡れてきたのが自分でもわかった。

「外に出してあげようねぇ?」
「あ、馬鹿…やめ…」

 ジーッとチャックを下ろされて、隙間から俺のものが外へ出された。壁に押しつぶされそうだったので腰を引くと、尻に硬いものが当たった。

「あ…?!おま…これ…」
「エヘヘ、俺も立っちゃった。たっちゃんで立っちゃった」

 舌をかみそうな言葉をはにかみながら告白する。

「そ、双一、おま…やっぱ、ホモ…」
「違うってばぁ。たっちゃんの乳首が好きなだけ。あ、いまはたっちゃんのちんぽも好きかもぉ。うん、好きだなぁ。撫でたり擦ったり扱いたりして可愛がってあげたい」

 そういうと双一はそれを実行に移した。
 左手で俺の乳首を弄りながら、右手は俺のちんぽを弄る。
 俺の反応を見ている目が、今日はなんだか濡れてるようで卑猥だった。

「ふっ、ぅ…んっ、くっ…あっ…やっ、め…も、いいから…っ…や、んっ…」
「たっちゃんの声、エロぉい。たっちゃんの顔、そそるぅ。俺のちんぽ、こんなだよ?」

 グッと俺の尻にちんぽを押し付けてくる。双一も俺に負けず劣らずビンビンに勃起していた。

「たっちゃんがぁ、もしイッちゃったら、俺の勝ちってことで、乳首触るの許してくれる?」
「なっ、そんなっ…バカなこと…んっ…はぁんっ」
「あ、それとチンポ触るのも許してね。だってイッちゃうんだから、さわられて気持ちいいってことでしょ~?嫌がってないってことなんだから、いいよね?」

 もはや俺のチンポは我慢汁でネチャネチャと音が立つほどだった。チンポ扱かれるだけでもたまんないってのに、双一は相変わらず乳首も弄り続けている。こんな状態でイカない自信なんて1ミリもない。ぶっちゃけ今にもイッちゃいそう。

「そんなの…っ…ぜってぇ…認め…っ、ねえ…んっ…んっ、あっ…」
「じゃあ、イクの我慢しなきゃね。我慢できるなら、ね」

 乳首をビンと弾かれた。

「あっ…!」

 そのあと、爪で引っ掻かれたり押しつぶされたり指で挟んで引っ張られたり。すっかりモロ感になった乳首をいじめ続けながら、双一は亀頭から根元までをきつく結んだ指の輪で扱きあげる。2つの快感が俺の体から力を抜いていった。

「んっ、も…や、だぁ…あっ、あっ…やめっ…双一…そんな、触んなっ…あっ、あぁっ…んっ、んんっ…やっ…アッ、アァ…ッ!」
「イッちゃいそう?我慢しなくていいの?」
「くそっ…うっ、んっ…双一…んっ、ンッ、やっ…アッ…ん、くぅ…っ」
「イッちゃっていいよ?ちゃんとハンカチ用意してあるから。たっちゃんの精子もきっと、可愛いんだろうなぁ」

 双一は恍惚とした表情でうっとり呟いた。こいつ、まじで変態だわ。電車のなかで双一に乳首とチンポ触られてアンアン喘いじゃってる俺も、充分変態だけど。

「ふぅ…んっ、んんっ…そう、いちぃ…双一っ…あっ、やっ…ンッ…く…イク…イクから…あっ、俺…アッ…アッ…イクから…っ」
「うん、いいよ、たっちゃん」

 愛情あふれる優しい声を聞きながら、俺は双一があてがうハンカチの中へ射精した。



「おいこらテメェ、どういうつもりだよコラァ!」

 電車をおりて、俺は双一を駅のトイレへ連れ込んだ。喧嘩が始まったと思ったサラリーマンが用を足すとそそくさトイレを出ていった。

「だってぇ。たっちゃんの乳首触ったら絶交だってひどいこと言うんだもーん」
「ひどくねえだろ。なんでそんなに俺の乳首触りたがるんだよ!」
「たっちゃんのこと、好きなんだもん」
「…っ!やっ、やっぱお前ホモじゃねーか!」
「だからホモじゃないってばぁ。俺はバイだよ」
「バイ?バイ?!ほっ、ほとんど一緒じゃねーか!」
「一緒じゃないよぉ。俺、女の子も好きだもん。今はたっちゃん一筋だけどね」

 ウフフッと笑いながら双一はハンカチを取り出した。見覚えのあるハンカチ。さっき俺がたっぷり精液を吐き出したやつだ。

「お前それ捨てろ!今すぐ捨てろ!」

 奪おうとしたらさらに高く持ち上げられてかわされた。

「やーだよ。たっちゃんの精子くんがいっぱいいるんだから絶対捨てない。それにこれは俺が賭けにかった証拠品でもあるんだし」
「あんな賭け、卑怯だろ!
「卑怯でもなんでも勝ったもん♪」
「てんめぇ…やっぱ絶交だ。もう2度と口きかねえ」
「ひどーい。たっちゃんの方が卑怯じゃん」
「だったらそのハンカチ捨てて2度と俺に近づくな!」
「やだよ!俺まだたっちゃんの乳首、舐めてないもん!」
「はっ?!」
「今度は乳首舐めたい。そんでもって、乳首触りながらたっちゃんのチンポ舐めてしゃぶりたい。そんでもって、たっちゃんのチンポ扱きながら俺のチンポをたっちゃんの中に入れたい。たっちゃんが双一のチンポ気持ちいい!って言いながらイクとこみたい。それ見ながら俺もたっちゃんに中出しすんのね。で、たっちゃんが俺にキスして欲しいっておねだりしてくるから、俺また元気になっちゃって、抜かずの2発、いくのね。たっちゃんがもうやめて~っていいながらアンアン可愛い声出して、また勃起しちゃったチンポを俺が扱いてあげるのね。たっちゃんは気持ちよすぎて泣きながらイッちゃうの。その時すごい締め付けてくることになってるからお尻鍛えといてね。で俺が、たっちゃん早すぎだぞってからかうと、だって双一のエッチ、気持ちよすぎるんだもん…って目をウルウルさせながら言うの。可愛いなぁ、たっちゃん。たまんないなぁ」

 握り拳を作った双一は空を見つめて熱い息を吐き出した。

「おまえ頭の病院行け。いやわりとまじで」
「行かないよ。いま言ったこと全部実行するまで、俺、なんだってやるよ」

 と言ってニコリと笑う。こいつならやりかねない。電車のなかで待ち伏せして痴/漢行為働くやつだ。本当にやろうとするだろう。なんとかして逃げなければ…

「逃げようとしても無駄だからねぇ?」

 ギクリと双一を見た。こいつはどうして俺の心を見透かせるんだよ!

「まずは乳首、舐めさせて欲しいなぁ」
「いっ、嫌だよ!」
「乳首触ってオナニーしちゃうくらい、気持ちいいんでしょ?さっきもイッてたし」
「だっ、だから、あれは…あんな、不可抗力の状況で…チンコも触られてたしっ!」
「じゃあ今度は乳首だけ。ちんこは触らない。それでイカなかったらたっちゃんの勝ち。俺はすっぱり諦める。もしイッちゃったら、今度こそほんとに俺の勝ち。たっちゃんは俺のもの。それでいい?」

 首をかしげる双一に追い詰められていつしかトイレの個室のなかにいた。後ろ手に双一が鍵をかける。

「ちっ、乳首、だけ、だぞっ!絶対、ほかのとこは触んなよ!」
「触らない。乳首だけ。舐めるのは許してね?」
「お、おう。そんくらいのハンデがねえと、おまえも諦めつかねーだろうからな」

 いくら感じやすくなってるからって、さすがに乳首だけでイクほど俺も堕ちちゃいねーよ。そう高をくくっていた俺は…

「じゃあ、開始。いただきまーす」

 服をたくし上げて双一が俺の乳首に吸い付く。もう片方の乳首では双一の指が怪しくうごめいている。万感の思いがこもった舌使い、指使い。勃起はあっという間で…

「ふっ、んっ、アッ、アァッ…いやっ…また…イッちゃうぅ…んんっ!」

 数か月後、双一の言葉通りの現実が俺を待ち構えていた。


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