クラスの地味男(1/1)
2014.03.13.Thu.
高校生活も終わろうというころ、同じクラスの中村に放課後呼び止められた。
中村とは三年で初めて同じクラスになったが、今の今までまともに話をしたことはなかった。思えばこうやって顔をつき合わせたことも初めてかもしれない。
中村は勉強は出来るが運動はダメ、おとなしい性格のようで休み時間はいつも一人で過ごしていた。いわゆる根暗な秀才タイプ。クラスで一番、地味で目立たない存在だった。そんな中村から放課後、話があるから残って欲しいと言われた時は驚いた。
俺はいつも一緒に帰る田中と山本を先に帰し、教室に残った。誰もいなくなった教室。窓から、運動部の掛け声が聞こえてくる。中村は何も言わない。
「なぁ、話ってなんだ? もう誰もいなくなったけど。早く済ませてくんないかなぁ」
俯いていた中村が顔をあげた。
「俺のこと、覚えてる?」
「はあ? 覚えてるも何も……同じクラスだろ」
「小中もずっと一緒だったんだよ。クラスが同じになったのはこれが初めてだけど」
「ええーっ、お前も北小の北中だったの?」
中村は頷いた。俺の記憶にはなかった。
「ごめんごめん、ぜんぜん覚えてねえわ」
「やっぱりね。誰も俺のことなんて覚えてないんだ。高校卒業したら、橋本はすぐ、俺の事忘れちゃうんだ」
中村は自虐的に笑った。
「悪かったって、今度は覚えておくからさぁ。俺、同じクラスになったやつは忘れないから、な!」
自分の失礼を誤魔化そうと中村の肩をポンと叩いた。中村は笑みを消し、真面目な顔つきで俺を見てきた。
「橋本には覚えていて欲しいんだ。だから、卒業する前に言うよ。俺、お前の事、ずっと好きだったんだ」
「は? なに言ってんだよお前。俺もお前も男だよ?」
「わかってるよ。わかった上で告白してるんだ。はじめは憧れだったんだ。明るくて友達も多い橋本みたいになりたいと思って、ずっと橋本のこと見てたら、いつの間にか好きになってたんだ」
中村は言いながら顔を赤くした。生まれて初めて男から真剣に告白され、俺はみっともなく声をひきつらせながら「好きって…セックスしたいほうの好き?」と間抜けな確認をした。中村はますます顔を赤くさせながら、それでもしっかり首を縦に振った。
「ムリムリムリ! 俺、男はムリだよ! 気持ち悪いもん! 男とヤリたいなんて、お前、勉強のしすぎでおかしくなったんじゃねえか? ソープ行け! フーゾク行って女とヤッてこい! とにかく俺はムリだから! 冗談じゃねえよ!」
だんだん腹が立ってきて、吐き捨てるように言っていた。中村の顔が泣きそうに歪んだ。それを無視して、俺は教室を出た。
翌朝、田中と山本にそのことを話した。
「ったくさぁ、いきなり中村から呼び出されたと思ったらまさかの愛の告白だぜ?ま いっちゃったよ、ホント」
俺の話を聞いて田中たちは当然ながら驚いていた。
「あいつってホモだったのか? おとなしそうな顔してじつはムッツリだったのか」
「お前、毎晩あいつのオナネタになってんじゃねえのか?」
田中の言葉に俺はゾッとなった。
「冗談でも言っていいことと悪いことがあるぞ! 見ろ、サブイボ立ってきたじゃねえか!」
プツプツと鳥肌の立った腕を見せた。田中と山本が爆笑する。ほんと、冗談じゃない。
中村の告白から一ヶ月が経った。あれ以来、あいつが俺に話しかけてくることは一度もない。時折あいつから視線を感じることはある。気まずいし鬱陶しいから気付かないフリをする。それでもたまに目が合ってしまう。その時あいつは、とても悲しそうな恨めしそうな目をしていた。卒業まであと一ヶ月もない。それまで我慢すればいい。俺は見て見ぬふりを続けた。
「おい、橋本。ちょっと付き合えよ」
卒業式の練習が終わり、午前で帰れる日の放課後、山本が俺を呼び止めた。
「いいもの、見せてやるから」
山本に連れて行かれたのは、図書準備室。そこで俺はとんでもないものを見た。田中と、女子の制服を着た中村。
「なんだよ……これ」
驚いて呆然となる俺に向かって田中は、
「こいつ、男が好きなホモだから、俺たちがあれから色々仕込んでやったんだよ。もう女並みの感度でよがるぜ、こいつ」
スカートの上から中村の股間を手で掴んだ。布ごしでも、中村の勃起が見てとれた。
「俺たち、毎日こいつのケツマンにぶっ放してやってるんだ。今日はこいつを喜ばしてやろうと思ってお前を連れてきたんだよ。卒業するまえにこいつを抱いてやれよ」
俺の横で山本が言った。
「はあ? なに言ってんだよ、お前ら、趣味悪いって」
「一回ヤッてみろって。こいつのケツ、締りがよくて病み付きになるぞ。俺たちは出てるから、せいぜい楽しめよ。適当な時間に戻ってくるから。じゃあな」
田中と山本は準備室から出て行った。廊下を歩く二人の足音が遠のいていく中、俺と中村は立ちつくしていた。
「お、俺のせいだな、あいつらにしゃべったから……悪かったな」
取り繕うように言葉を紡ぐ。中村は赤い顔をして俯いたままだ。短いスカートを押し上げる股間を恥ずかしそうに隠していた。この女子の制服、どこから手に入れてきたんだろうか。
「あいつらにヤラれてんのか?」
「うん……」
「いつもこの格好?」
「一週間くらいまえから…あいつら、興奮して…変態だ」
お前も充分変態みたいだぞ。思ったが口には出さなかった。かわりに笑い声が漏れた。むっとして中村が顔をあげた。
「ハハッ、これでお前の事は一生忘れられないだろうな、忘れたくても忘れられねーよ、お前の女装姿」
「ひどいよ…」
唇を尖らせながら不満を口にするが、顔は怒っていなかった。
中村に近寄り、前、横、後ろから、その女装姿を眺めた。
「なかなか似合ってるんじゃない」
「似合ってなんかないよ」
「女装するの、好き?」
「好きじゃないよ」
「じゃあどうして勃起してんの」
ピラとスカートをめくりあげた。女物の下着をはいていたのには驚いた。
「やっ、やめてよ!」
慌てて中村はスカートをおろした。女子の制服を着てるだけなのに、相手はあの中村なのに、なぜかドキドキしてきた。
「俺が好きなんだろ? 見てやるから、自分でスカートめくってみろよ」
「やっ、やだよ……」
「卒業する前に見てやるって言ってんだよ? この俺が。こんなチャンスはもう二度とないよ? いいのか? このまま何もなしで卒業しちゃうか?」
「俺、好きでこんな格好してるんじゃないよ…」
弱々しい声。震える手が、スカートの端を掴んでゆっくり持ち上げた。
ピンク色の小さい下着。勃起したちんぽがその中で太く盛り上がっていた。中におさまらず、亀頭が外に出ている。アンバランスな光景は異様で、妙に俺を興奮させた。
「先からイヤラシイ汁が出ちゃってるよ。ほんとは女装、好きなんじゃない?」
「好きじゃないってば。あいつらにムリヤリ…」
「ムリヤリなのに、こんなにヌルヌルにしちゃうんだ? いやらしいな、中村って」
欲求に従い、俺は中村のちんぽを握った。すでにギンギン。少ししごいただけで、我慢汁がとめどなく溢れて来る。滴り落ちて、下に水溜りを作った。
「ほら、見ろよ。これ、なに?」
靴の先で床に零れた液体を伸ばした。視線を落とした中村は赤面した。
「アァ…やめて……」
「あいつらにさんざん掘られてたんだろ? そんなに男が好きなの?」
「ちっ、ちがっ…俺が好きなのは橋本だけっ…」
膝を震わせ、中村が俺の腕にしがみついてくる。立っているのがつらそうなので、窓際の棚の上に中村を座らせた。パンツを脱がし、足を開かせ、その間に入り込んで中村のちんぽをしごいた。
「俺だけとか言いながら、あいつらに股開いて、アンアン喘いじゃってんだろ? 淫乱な中村の言うことなんて信用できないなぁ」
「ほん…とにっ…俺、橋本だけが好きっ…アァッ…ダメッ…はなして! 出る!」
女子の制服を着ていたって、中身はどう見ても男なのに、俺はこの状況を楽しんでいた。おとなしく地味な中村が俺の手淫によって喘ぎ乱れる様に気持ちが昂ぶった。ズボンの中で俺のちんぽは窮屈に勃起し、逃げ場を探していた。
「あいつらのちんぽ、何回くわえ込んだ?」
「わっ…わかんないよっ! 橋本に告白した次の日から毎日ヤラれてたんだから!」
「気持ちよかった?」
「アンッ…アァッ…イヤッ、そんなこと聞くなっ…」
つまり肯定ってことだな。俺はムッとなった。
「良かったじゃん。男が好きだったんだろ? あいつらに毎日犯されて、ほんとは嬉しがってんだろ?」
「嬉しくないよ…ンッ…いつか橋本も来てくれるかもしれないって…それだけ期待して耐えてたんだから…アッ…もう、ダメ…イク…橋本…俺、イクよ、ア、ア、アァァァァッ!!」
俺の手の中でビクンビクンと脈打ちながら、中村は熱い精液を噴き上げた。
「毎日あいつらとヤッてるくせに、いっぱい出たじゃん」
「だって…今日は橋本が相手だから…いつもより感じてしまうんだ…」
「じゃあ、こっちも疼いちゃう?」
指を伸ばして中村の肛門に触れた。そこはヒクッとすぼまった。中に指を入れた。
「熱い……ここ、興奮してんじゃない?」
「あ…だって…ア、ンッ…橋本のこれ…欲しいんだ…」
中村が俺のちんぽを撫でてきた。その存在を確かめ「すごい…」と感心したように呟いた。
「俺のちんぽが欲しいか?」
「……欲しい、入れて、橋本のちんこ、俺の、ここに」
中村は淫らに足を広げ尻を突き出してきた。それに煽られ、俺は勃起したちんぽを中村の肛門に突っ込んだ。きつい締め付け。俺は夢中で腰を振った。
パンパンと肉のぶつかる音。そのリズムに合わせて心拍数があがっていく。
「ハァ…ハァ…アッ…ばかっ…そんなに締め付けてくんなっ…俺のちんこが千切れる!!」
「だって!! アッ! スゴイッ!! 橋本のちんこすごいよ!! 俺の中でめちゃくちゃ膨らんでる!! アァッ! 熱い!! 熱いよー! また出ちゃうよ──!!アァァ──!!」
中村は叫びながらイッた。俺も搾り取られるように、中村の中で果てた。
はぁはぁ荒い呼吸を繰り返し、二人ともしばらく無言だった。視線をあげると中村と目が合った。自然にキスしていた。舌を絡ませ唾液を飲み下す。離れたとき、中村の目に涙が光っていた。
「何泣いてんだよ」
「嬉しかった…卒業して離れる前に、橋本とこんなことできて…嬉しかった…」
と涙を流した。
「泣くほど良かったのか。今日を忘れられない日にしてやるよ」
俺はまた中村を犯した。
中村は卒業するまで俺たち三人の公衆便所になった。卒業後は、俺専用の性処理道具になっている。
中村とは三年で初めて同じクラスになったが、今の今までまともに話をしたことはなかった。思えばこうやって顔をつき合わせたことも初めてかもしれない。
中村は勉強は出来るが運動はダメ、おとなしい性格のようで休み時間はいつも一人で過ごしていた。いわゆる根暗な秀才タイプ。クラスで一番、地味で目立たない存在だった。そんな中村から放課後、話があるから残って欲しいと言われた時は驚いた。
俺はいつも一緒に帰る田中と山本を先に帰し、教室に残った。誰もいなくなった教室。窓から、運動部の掛け声が聞こえてくる。中村は何も言わない。
「なぁ、話ってなんだ? もう誰もいなくなったけど。早く済ませてくんないかなぁ」
俯いていた中村が顔をあげた。
「俺のこと、覚えてる?」
「はあ? 覚えてるも何も……同じクラスだろ」
「小中もずっと一緒だったんだよ。クラスが同じになったのはこれが初めてだけど」
「ええーっ、お前も北小の北中だったの?」
中村は頷いた。俺の記憶にはなかった。
「ごめんごめん、ぜんぜん覚えてねえわ」
「やっぱりね。誰も俺のことなんて覚えてないんだ。高校卒業したら、橋本はすぐ、俺の事忘れちゃうんだ」
中村は自虐的に笑った。
「悪かったって、今度は覚えておくからさぁ。俺、同じクラスになったやつは忘れないから、な!」
自分の失礼を誤魔化そうと中村の肩をポンと叩いた。中村は笑みを消し、真面目な顔つきで俺を見てきた。
「橋本には覚えていて欲しいんだ。だから、卒業する前に言うよ。俺、お前の事、ずっと好きだったんだ」
「は? なに言ってんだよお前。俺もお前も男だよ?」
「わかってるよ。わかった上で告白してるんだ。はじめは憧れだったんだ。明るくて友達も多い橋本みたいになりたいと思って、ずっと橋本のこと見てたら、いつの間にか好きになってたんだ」
中村は言いながら顔を赤くした。生まれて初めて男から真剣に告白され、俺はみっともなく声をひきつらせながら「好きって…セックスしたいほうの好き?」と間抜けな確認をした。中村はますます顔を赤くさせながら、それでもしっかり首を縦に振った。
「ムリムリムリ! 俺、男はムリだよ! 気持ち悪いもん! 男とヤリたいなんて、お前、勉強のしすぎでおかしくなったんじゃねえか? ソープ行け! フーゾク行って女とヤッてこい! とにかく俺はムリだから! 冗談じゃねえよ!」
だんだん腹が立ってきて、吐き捨てるように言っていた。中村の顔が泣きそうに歪んだ。それを無視して、俺は教室を出た。
翌朝、田中と山本にそのことを話した。
「ったくさぁ、いきなり中村から呼び出されたと思ったらまさかの愛の告白だぜ?ま いっちゃったよ、ホント」
俺の話を聞いて田中たちは当然ながら驚いていた。
「あいつってホモだったのか? おとなしそうな顔してじつはムッツリだったのか」
「お前、毎晩あいつのオナネタになってんじゃねえのか?」
田中の言葉に俺はゾッとなった。
「冗談でも言っていいことと悪いことがあるぞ! 見ろ、サブイボ立ってきたじゃねえか!」
プツプツと鳥肌の立った腕を見せた。田中と山本が爆笑する。ほんと、冗談じゃない。
中村の告白から一ヶ月が経った。あれ以来、あいつが俺に話しかけてくることは一度もない。時折あいつから視線を感じることはある。気まずいし鬱陶しいから気付かないフリをする。それでもたまに目が合ってしまう。その時あいつは、とても悲しそうな恨めしそうな目をしていた。卒業まであと一ヶ月もない。それまで我慢すればいい。俺は見て見ぬふりを続けた。
「おい、橋本。ちょっと付き合えよ」
卒業式の練習が終わり、午前で帰れる日の放課後、山本が俺を呼び止めた。
「いいもの、見せてやるから」
山本に連れて行かれたのは、図書準備室。そこで俺はとんでもないものを見た。田中と、女子の制服を着た中村。
「なんだよ……これ」
驚いて呆然となる俺に向かって田中は、
「こいつ、男が好きなホモだから、俺たちがあれから色々仕込んでやったんだよ。もう女並みの感度でよがるぜ、こいつ」
スカートの上から中村の股間を手で掴んだ。布ごしでも、中村の勃起が見てとれた。
「俺たち、毎日こいつのケツマンにぶっ放してやってるんだ。今日はこいつを喜ばしてやろうと思ってお前を連れてきたんだよ。卒業するまえにこいつを抱いてやれよ」
俺の横で山本が言った。
「はあ? なに言ってんだよ、お前ら、趣味悪いって」
「一回ヤッてみろって。こいつのケツ、締りがよくて病み付きになるぞ。俺たちは出てるから、せいぜい楽しめよ。適当な時間に戻ってくるから。じゃあな」
田中と山本は準備室から出て行った。廊下を歩く二人の足音が遠のいていく中、俺と中村は立ちつくしていた。
「お、俺のせいだな、あいつらにしゃべったから……悪かったな」
取り繕うように言葉を紡ぐ。中村は赤い顔をして俯いたままだ。短いスカートを押し上げる股間を恥ずかしそうに隠していた。この女子の制服、どこから手に入れてきたんだろうか。
「あいつらにヤラれてんのか?」
「うん……」
「いつもこの格好?」
「一週間くらいまえから…あいつら、興奮して…変態だ」
お前も充分変態みたいだぞ。思ったが口には出さなかった。かわりに笑い声が漏れた。むっとして中村が顔をあげた。
「ハハッ、これでお前の事は一生忘れられないだろうな、忘れたくても忘れられねーよ、お前の女装姿」
「ひどいよ…」
唇を尖らせながら不満を口にするが、顔は怒っていなかった。
中村に近寄り、前、横、後ろから、その女装姿を眺めた。
「なかなか似合ってるんじゃない」
「似合ってなんかないよ」
「女装するの、好き?」
「好きじゃないよ」
「じゃあどうして勃起してんの」
ピラとスカートをめくりあげた。女物の下着をはいていたのには驚いた。
「やっ、やめてよ!」
慌てて中村はスカートをおろした。女子の制服を着てるだけなのに、相手はあの中村なのに、なぜかドキドキしてきた。
「俺が好きなんだろ? 見てやるから、自分でスカートめくってみろよ」
「やっ、やだよ……」
「卒業する前に見てやるって言ってんだよ? この俺が。こんなチャンスはもう二度とないよ? いいのか? このまま何もなしで卒業しちゃうか?」
「俺、好きでこんな格好してるんじゃないよ…」
弱々しい声。震える手が、スカートの端を掴んでゆっくり持ち上げた。
ピンク色の小さい下着。勃起したちんぽがその中で太く盛り上がっていた。中におさまらず、亀頭が外に出ている。アンバランスな光景は異様で、妙に俺を興奮させた。
「先からイヤラシイ汁が出ちゃってるよ。ほんとは女装、好きなんじゃない?」
「好きじゃないってば。あいつらにムリヤリ…」
「ムリヤリなのに、こんなにヌルヌルにしちゃうんだ? いやらしいな、中村って」
欲求に従い、俺は中村のちんぽを握った。すでにギンギン。少ししごいただけで、我慢汁がとめどなく溢れて来る。滴り落ちて、下に水溜りを作った。
「ほら、見ろよ。これ、なに?」
靴の先で床に零れた液体を伸ばした。視線を落とした中村は赤面した。
「アァ…やめて……」
「あいつらにさんざん掘られてたんだろ? そんなに男が好きなの?」
「ちっ、ちがっ…俺が好きなのは橋本だけっ…」
膝を震わせ、中村が俺の腕にしがみついてくる。立っているのがつらそうなので、窓際の棚の上に中村を座らせた。パンツを脱がし、足を開かせ、その間に入り込んで中村のちんぽをしごいた。
「俺だけとか言いながら、あいつらに股開いて、アンアン喘いじゃってんだろ? 淫乱な中村の言うことなんて信用できないなぁ」
「ほん…とにっ…俺、橋本だけが好きっ…アァッ…ダメッ…はなして! 出る!」
女子の制服を着ていたって、中身はどう見ても男なのに、俺はこの状況を楽しんでいた。おとなしく地味な中村が俺の手淫によって喘ぎ乱れる様に気持ちが昂ぶった。ズボンの中で俺のちんぽは窮屈に勃起し、逃げ場を探していた。
「あいつらのちんぽ、何回くわえ込んだ?」
「わっ…わかんないよっ! 橋本に告白した次の日から毎日ヤラれてたんだから!」
「気持ちよかった?」
「アンッ…アァッ…イヤッ、そんなこと聞くなっ…」
つまり肯定ってことだな。俺はムッとなった。
「良かったじゃん。男が好きだったんだろ? あいつらに毎日犯されて、ほんとは嬉しがってんだろ?」
「嬉しくないよ…ンッ…いつか橋本も来てくれるかもしれないって…それだけ期待して耐えてたんだから…アッ…もう、ダメ…イク…橋本…俺、イクよ、ア、ア、アァァァァッ!!」
俺の手の中でビクンビクンと脈打ちながら、中村は熱い精液を噴き上げた。
「毎日あいつらとヤッてるくせに、いっぱい出たじゃん」
「だって…今日は橋本が相手だから…いつもより感じてしまうんだ…」
「じゃあ、こっちも疼いちゃう?」
指を伸ばして中村の肛門に触れた。そこはヒクッとすぼまった。中に指を入れた。
「熱い……ここ、興奮してんじゃない?」
「あ…だって…ア、ンッ…橋本のこれ…欲しいんだ…」
中村が俺のちんぽを撫でてきた。その存在を確かめ「すごい…」と感心したように呟いた。
「俺のちんぽが欲しいか?」
「……欲しい、入れて、橋本のちんこ、俺の、ここに」
中村は淫らに足を広げ尻を突き出してきた。それに煽られ、俺は勃起したちんぽを中村の肛門に突っ込んだ。きつい締め付け。俺は夢中で腰を振った。
パンパンと肉のぶつかる音。そのリズムに合わせて心拍数があがっていく。
「ハァ…ハァ…アッ…ばかっ…そんなに締め付けてくんなっ…俺のちんこが千切れる!!」
「だって!! アッ! スゴイッ!! 橋本のちんこすごいよ!! 俺の中でめちゃくちゃ膨らんでる!! アァッ! 熱い!! 熱いよー! また出ちゃうよ──!!アァァ──!!」
中村は叫びながらイッた。俺も搾り取られるように、中村の中で果てた。
はぁはぁ荒い呼吸を繰り返し、二人ともしばらく無言だった。視線をあげると中村と目が合った。自然にキスしていた。舌を絡ませ唾液を飲み下す。離れたとき、中村の目に涙が光っていた。
「何泣いてんだよ」
「嬉しかった…卒業して離れる前に、橋本とこんなことできて…嬉しかった…」
と涙を流した。
「泣くほど良かったのか。今日を忘れられない日にしてやるよ」
俺はまた中村を犯した。
中村は卒業するまで俺たち三人の公衆便所になった。卒業後は、俺専用の性処理道具になっている。

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