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発熱発情発汗発射

2020.12.19.Sat.
<「君と僕」→「初めての温度」→「嫌がる本当のワケ」→「知らない世界」→「初めての右手」→「デジカメを探せ」→「夏祭り 前」→「夏祭り 後」→「受験勉強」→「 St. Valentine's Day」→「チクン」→「祭りの夜」→「お愉しみの夜」>

※高2

 シュンシュンシュン。ストーブにかけられたヤカンから、湯気があがる。

 和也の部屋。俺は壁にもたれて漫画を読んでいる。和也は、昨日から出した熱のため、布団の中で寝ている。額には水で濡らしたタオル。

「なぁ、貴志、俺のことはもういいから、帰りぃな。貴志に風邪、うつってまうやんか」

 顔を少しこちらにずらして和也が言う。熱のせいで赤い顔。潤んだ目。頼りない風情。

「冬休みで、どうせ暇やしな。お前が心配で、家にじっとしておれんしな」
「でも……俺も貴志が心配や」
「風邪は人に移したら治る言うからな、俺に移してまえ。あ、いまお前、アホは風邪ひかん、思うたやろ? どーせ俺はアホやで」
「そんなこと、思うてへん。ほんまに俺は貴志のこと、心配しとんのえ?」
「心配いらんわ」

 俺は漫画を床に置いて、和也の傍まで膝で移動した。額のタオルを取って、洗面器の氷水につける。

「俺、体だけは丈夫に出来とるからな。病気で医者にかかったことないし、風邪もめったにひかん。人より免疫力が高いんやろうな」

 絞ったタオルを和也のおでこに乗せる。

「あぁ……冷とうていい気持ちや……」

 口元に笑みを作り、和也は目を閉じた。

「アホ、そないなこと言うな、ボケ」
「なんで?」

 目を開けて、和也は不思議そうに聞いてくる。自覚がないとはタチが悪い。

「お前、今自分がどんな顔でどんなこと言うたか、わかってるんか。俺のことわざと誘うとるんか? その手には乗らんぞ、今日は何もやらん。お前は病人やからな」
「お、俺かて、そんなつもりないわ!」

 和也は布団を引っ張り上げて、真っ赤になった顔を隠した。

 しばらくして、

「貴志のアホ……いらん事言うから、ドキドキしてきてもうたやんか……」

 中からくぐもった声が聞こえてきた。

 まったく、これも自覚がないのだろうか。こいつの仕草一つ、吐く言葉一つに、俺はもの凄く感情を揺さぶられる。可愛くて仕方が無い。いつもなら今すぐ飛びかかっているところだが、こいつは病人。我慢我慢……。

 俺が何も言わず、何もしてこないので、いつもと様子が違うと気付いたのか、和也が布団をずらし、目だけ外に出して俺を見た。

「貴志……? 怒っとんの?」

 なんて見当違いな心配をして、不安そうに俺を見てくるもんだから、俺のなけなしの理性も飛んでいってしまった。

「怒っとる」

 低い声で言って、布団の上から、和也に跨る。枕の横に両手をついて、上から和也を睨んだ。

「なんで怒っとんの?」

 悲しげな目をして和也が俺を見上げてくる。

「お前の心配して我慢しとんのに、お前が可愛すぎるから、怒っとる。すげぇ頭にきとる」
「なっ、なんや、それ! 俺、かわいないし!」
「俺にはメチャクチャ可愛いのや!」

 布団をはぎとり、和也の体に抱きつく。熱い体温。それを俺に移せ。お前を苦しめる熱を俺に移せ。

「たか……しっ」

 和也の口を、自分の口で塞ぐ。舌を中に入れる。驚くほど熱い口の中。舌を絡め、吸いあげる。それを何度も繰り返しながら、手を下へ伸ばす。

 パジャマのズボンの上から股間を触る。あっという間に、そこは大きく膨らんだ。

「あっ、あっ、あかんっ、貴志、あかんっ」
「何があかんのや、誘うたんはお前や」
「あぁぁっ、貴志、そない、触ったらあかんっ」
「アホ抜かせ、何があかんじゃ、こんなに勃たせて直接触って欲しいのやろが、どうや、正直に言うてみいや」
「嫌や、嫌や、貴志、そないなこと、言わんといてや」

 和也は俺の首に腕をまわし、抱きついてくる。

「手がええか? 口がええか? どっちや? いや、あかん、口はあかん、お前のエロい顔が見れん、今日は、手でイカしたる」

 ズボンの中に手を突っ込んで、直接チンポを握った。

「はあぁっ」

 和也が顎を逸らして切ない息を吐いた。額に乗せていたタオルが落ちる。

「お前のチンコもめちゃくちゃ熱いど、汗と先走りで湿っとる。セーエキも、きっと熱いど、出してみいな」

 先から溢れる汁を指に絡めて、亀頭を中心にこする。

「ぅあぁっ……貴志……あかんっ」
「まだ言うか、いい加減素直にならな、イカしたらへんど、イケんとつらいど、余計に熱があがるど」
「違う……」

 俺の腕を掴んで和也が喘ぐ。

「何が違うんえ?」
「あかん……貴志、もう、出てまう……」
「もうか? 溜まっとったんか?」
「あぁっ、あぁぁ、貴志、イッてまう! イッてまう!」
「イッてええのんえ? イッてすっきりしてまい。あぁ、可愛いなぁ、和也は」
「アホッ……あっ、あっ、貴志、ホンマに、あかんで、あかん!あぁっ! あぁぁッ!」

 一際大きな声をあげ、ギュッと和也の手に力が入る。俺の手の中でチンポが脈打って、ドックドックと熱い精液が飛び散った。

「あ……はぁっ…はっ……」

 放心状態の和也のほっぺたにキスして、後片付けをしてやる。和也は潤んだ目で、ぼんやりそれを見ている。

 和也は自分の額に手を当てた。

「あかん……熱、あがってもうた」
「そのかわり、汗いっぱいかいて、あっついセーエキもいっぱい出して、すっきりしたやろ。夜には、熱、さがっとんのとちゃうか?」

 からかうように言うと、

「アホ」

 と照れたように言い、和也はまた、布団で顔を隠した。

 翌日、和也の風邪は治っていた。俺に移すこともなく。どーせ、俺はアホやし。




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