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俺とお前(14/14)

2021.01.04.Mon.
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 社に残っているのは、あと一人。俺は額に浮かんだ脂汗を手の甲で拭った。

「睦雄君、まだ帰らんのか?」

 岩田部長が、帰り支度をしながら俺に声をかけてきた。岩田部長は俺の親父と友人のような付き合いをしていて、俺のことも小さい頃から知っている。だから社会人になった今でも「睦雄君」と昔からの呼び方で呼んでくる。

「もう少ししたら帰ります……片付けたい書類があるので」

 俺のことは気にせず早く帰ってくれ。本音を隠してあいまいに笑って誤魔化す。

「顔色悪いぞ、体調悪いんとちゃうか?」
「いえ、ちょっと、腹が痛いだけなんで、大丈夫です」

 だから早く帰ってくれ……! 俺の体の中には、石川に入れられた張り形が入っている。それが体の奥を突いてとても痛い。そのせいで、俺の顔色が悪いのだ。

「まぁ、無理しいなや。石川、お前もまだ帰らんのか」

 部長は、今度は石川に声をかけた。

「えぇ、このあとメシに誘われてるんで、俺は主任を待ってるんですよ」

 臆面も無く答える。

「そうか。ほんなら俺は先帰るから、戸締りよろしくな」

 部長の姿が見えなくなると、石川はネクタイを緩め、煙草を咥えた。

「ほんなら、はじめましょうか、主任」

 と、椅子から立ち、デスクに腰をおろす。

 石川は今年の新入社員だ。俺が親父に頼んで採用してもらった。もちろん、石川から脅されてのことだ。優秀な男だから、と頼んだ手前、石川の働き振りを心配したが、思った以上によく働き、よく気がついて、他の社員からも親父からも気に入られている。普段は俺を上司として扱い、敬語を使う。俺にはそれがとても不気味で恐い。

「石川、もう、抜いて……ツライ」
「そない青い顔すんなや、みんなに怪しまれとったど」

 俺は石川の前で裸になり、正座した。

 俺は毎朝早くに家を出て、石川を迎えに行く。誰もいない会社のトイレで浣腸され、排泄するまでの間に俺のコックリングと、剃毛、ちんぽのチェックをする。すべて、「俺に浣腸して下さい。俺のちんぽのチェックお願いします」とお願させられる。そして石川にみられながら排泄し、張り形を突っ込まれる。

 このままで仕事をするのは本当につらい。仕事中、ニヤニヤ笑う石川と目が合うと、泣きたくなってくる。同僚の目を盗み、石川が手と舌を使ってイヤラシイ動きを真似て見せてくる。それだけで俺の呼吸は乱れる。股間が硬くなってくる。石川はそんな俺の反応を楽しんでいた。

「口でやれ、俺がイッたら、抜いたる」

 俺は手をついて頭をさげた。

「奴隷の俺に祐介のちんぽしゃぶらせてください、お願いします」
「ええど、主任」

 わざと肩書きで呼んでくる。俺は顔をあげ、石川の前を緩め、中からちんぽを出して咥えた。誰も居ないオフィスに、俺の荒い息遣いと、濡れた音。

「お前が会社で男のちんこしゃぶってるて知ったら、お前の親父、どんな顔すんやろな」

 そんなこと言わないでくれ。俺はひたすら舌を使って奉仕した。

「お前が、乳首にピアスつけて、ちんこにコックリング食い込ませながら、男のちんこを喜んでしゃぶる変態やて知ったら……卒倒すんのとちゃうか」
「知らん……もう、言わんといてくれ」

 クック、と笑う。

「石川……いつまでこんなこと、続けるんや。お前はもう結婚して、子供もおるやろ、もう、やめてもいいんちゃうか」
「アホな、せっかくここまで仕込んだんや、俺が飽きるまでお前は奴隷のままやど」

 軽い眩暈。石川はいったいいつ、俺に飽きるのか。

「立て」

 命令され、立ち上がる。石川と場所を入れ替わり、机に手をついて、尻を突き出す格好を取らされた。張り形が俺の中を出たり入ったりする。

「んんっ、あぁっ……祐介……そんな、擦らんといてくれ、イッてまう……」
「イッてええて俺は言うてへんど」

 楽しみながら張り形で俺のアナルを犯す。俺の体はどんどん体温をあげていく。石川の手が、俺の乳首のピアスをひっぱった。

「アッ! そこ、やめえ!」
「やめてとちゃうやろ。乳首触られて喜ぶ変態やろが」

 クックッと引っ張りながら、張り形を押しこんでくる。

「あぁぁ! 変態です! 乳首を触られると気持ちいい変態です!」
「はじめから正直に言わんか」
「あっ、あかん! 祐介! ほんまに、出てまう! 抜いて! そんなもんで嫌や! イキたない!」
「ほな、どうして欲しいんな?」
「あ、んっ、入れてっ、ください! 俺に、祐介のちんぽ、入れて下さい! 俺の淫乱なケツマンに、祐介のちんぽ入れて、思いきり犯して下さい!」
「贅沢な奴隷やの、俺のちんぽ、欲しいんか?」
「欲しい! 欲しいです! 祐介のちんぽが欲しいです!! 張り形なんかやない、祐介の熱いちんぽで犯されたいです!」
「こないなド淫乱になって、俺のチンコ欲しがるんや、俺の奴隷でおりたいのやろ? え? 睦雄?」
「祐介の奴隷でいたいです! 俺をずっと、祐介の奴隷にして下さい! あっ、ああぁっ!」

 張り形がズボッと中から出ていった。かわりに、石川のちんぽがぴたっと口をつける。後ろからずぶっと貫かれた。その瞬間、頭が真っ白になり、俺は射精した。

「あっ……ああぁぁ……」
「トコロテンするなんて、お前、どんだけ感じとんな」

 含み笑いが後ろから聞こえてくる。真っ赤になって俺は俯く。ただ入れられただけでイッてしまったことが恥ずかしい。恥ずかしいのに、石川によってトコロテンの経験をしたことが嬉しかった。

「ほんまに、どうしようもない淫乱やの。そこ俺の机やど、お前のザーメンで汚れてもうたやないか、あとで舐めてきれいにせえよ」
「はい、舐めてきれいにします」
「勝手にイッた罰や、俺がイクまでに、お前もイケ」

 俺は自分でちんぽを握ってしごいた。石川は腰を打ちつけてくる。競争のようになった。

「んっ、アアッ、祐介、気持ちいいです! 祐介のちんこ、気持ちいいです!」
「ええか、俺のちんこがそないにええか!」
「いいです! めちゃくちゃ感じます! あぁっ、祐介! もっと、もっと突いてください! あ! あっ、アアァーッ!!」

 早い二度目の射精をしながら、俺は尻に力をこめた。そこに感じる石川の存在がたまらない。

 俺に締め付けられながら、石川が「クッ」と短く息を吐き、射精した。俺の体の奥に、ドクドク精液が注がれる。

 石川がちんぽを引き抜こうと腰を引いた。思わず石川の股間に尻を押し付け、離すまいと締め付けた。

「なんな?」

 ふっと石川が笑う。

「あ……まだ、大きいままやろ……」
「やから?」
「出さんといて、や」

 顔から火が出た。こんなことを言う自分が信じられない。どうしてしまったんだ、俺は。石川が背後から俺を抱き締め、真っ赤な顔を覗きこんでくる。

「俺にずっと中におって欲しいんか?」
「・・・・・・そうや」
「安心せえ、お前は一生、俺の奴隷や」

 一生……。俺は一生、石川の奴隷でいられる。



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俺とお前(13/14)

2021.01.03.Sun.
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 誰かわからない男の手によって、再びグリセリン液が腸に入れられた。便意がくるまでの間、俺は2人目の男のフェラを続けた。その男の精液を飲んだ直後、俺も排泄した。2度目はさすがに量は少なく、あまり出なかった。

 そこからは地獄絵図だった。誰かが俺の尻にローションを垂らし、太いちんぽを突き立ててきた。俺は激痛に泣き叫んだ。その口にまた別の男のちんぽを咥えさせられ、俺のちんぽも誰かにしゃぶられ、乳首にも誰かの手と口が刺激を与えてきた。

 何十分、何時間、どれくらい時間が過ぎたのかわからない。目隠しをされているせいで、いったい何人が俺を犯しているのかもわからない。何人もの精液を飲み、何度も中出しされ、俺自身、何度も射精した。こんな状況であっても、石川はこの乱交に加わっていないことがわかった。石川のものなら、俺はすぐにわかるからだ。

 男たちが満足してトイレから出て行き、俺はその場に崩れ落ちた。

「おっと、ここで気絶すなよ、まだ終わっとらんのやで」

 石川の声がすぐ近くで聞こえた。腕を持って立たされ、目隠しが外される。石川の顔を見た途端、ほっとして涙が出た。

「なんで、こんなこと……」
「なに泣いとんな」

 苦笑し、俺の涙を手でぬぐう。止まらない嗚咽に、体が震える。

「よう頑張ったの」
「こんなこと、もう、嫌や、やめてくれ、他のことは我慢するから、知らん奴らに、俺を渡さんといてくれ、お前の言うことならなんでも聞くから、俺をお前だけの奴隷にしてくれ、頼むから」

 恥も外聞もない。俺は泣いて石川に頼みこんだ。そんな俺を見て、石川は形良く唇を吊り上げ、満足げに笑った。

「そろそろ帰るど、体、洗え」

 しゃくりあげながら、冷たい水で男たちの体液を洗い流した。体の中から出す時には石川が指を入れて手伝ってくれた。尿意を感じ、それを伝えると、今やれと言う。石川に見られながら放/尿した。トイレットペーパーで体を拭いて、服を着ようとしたら、止められた。

「褒美がまだやろ」

 石川の手に、奇物が握られていた。以前、健二と拓也から辱めを受けたバイブに似ている代物。それはそのまま男性器の形をしていた。

「張り形や、帰りの車の中、ずっとこれ入れたまま運転せえよ」

 と、それを俺の肛門にあてがってくる。

「ははっ、さすがにゆるゆるになっとんな、すんなり入っていくど」

 確かに、感覚が鈍ったそこは、さして痛みも抵抗も感じずにその張り形を飲み込んだ。

「こ、これ入れたまま……?」
「そうや、はよ服着い、帰るど」

 石川がさっさとトイレを出て行ったので、俺も急いで服を着てあとを追いかけた。走ると、中の異物がこすれて痛かった。

 日が暮れて、あたりは暗くはりはじめていた。時計を見ると19時過ぎ。駐車場に止めてあった車に乗り込み、走らせる。どの姿勢になっても、奥深く突いてくる張り形が痛くて、助けを求めるように何度も隣の石川を見てしまった。石川はその全てを無視した。

 石川の家に着いた頃にはすっかり暗くなっていた。門から少し離れた場所で車をとめる。

「出してほしいか、アレ」

 煙草をふかしながら石川が言う。出して欲しいに決まっている。あんなものを入れたまま帰ることは出来ない。

「出して、下さい」
「やったら俺のほうにケツ向けえ」
「こ、ここで?! 誰かに見られたら……」
「大丈夫や、この時間誰もこんなこと通らんし、隣の家かて、見てみい、あんな遠いやろ」

 前を指差す。200メートル先に民家がポツン。

「ここやないとあかんのか? お前の家じゃ、あかんのか?」
「嫌なんやったら、それ入れたまま帰れ」
「……わかったよ……」

 諦めて、シートの上に乗り、ズボンを下着ごとおろした。窓に手をつき、尻を石川のほうへ突き出す。屈辱的な格好に顔が真っ赤になる。

 石川は張り形を掴んで、グリグリまわしながら、ゆっくり引いていく。

「今日、どの男のチンコが一番良かった?」

 なんて、恥知らずな質問を投げかけてくる。

「そんなん……目隠ししてるのに、わからへん」
「目隠ししとっても、さんざんしゃぶって、ケツに突っ込まれとったやろ」

 出した張り形をまた中に押しこんできながら聞く。前に手がまわされ、俺のちんぽをしごいてくる。

「んっ、あぁ……もう、出えへん……」
「どのチンコが一番良かったんな?」
「ど、どれも、良くない、ん、くっ……祐介のちんぽやないと、良くない」
「ほー、俺も一回、お前に突っ込んだったんやけどの?」
「えっ、嘘や!」

 振り返って石川の顔を見た。俺を見据える目と視線が合う。

「嘘やろ……俺、お前のんやったら、すぐわかる……」

 ニィ、と石川の唇が左右に開いた。

「嘘や、ようわかったの、俺のちんぽは咥えてないて」
「わかる……祐介のんは、すぐわかる」
「まぁ、そう躾けたったからの」

 ぐいっと張り形が俺の中から抜き抜かれた。

「ほなら帰ってええど。次は新しいコックリング、お前につけたるわ、楽しみにしとけよ」

 そう言い残して車からおり、バタンと扉をしめた。一度も振り返らず、家に帰っていく。その姿が見えなくなるまで見送ってから、車を出した。



俺とお前(12/14)

2021.01.02.Sat.
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 夏、石川から迎えに来いと呼び出され、車で石川の家に向かった。2人で外に出かけることは珍しい。まして、向かった先は映画館。どういうつもりなんだろうか。

 そこは50人程度の収容人数しかない小さなポルノ映画館で、座席はガラガラに空いているのに両脇と後ろの壁には、なぜか立ち見客が20人ほどいた。席があるのになぜ座らないのだろうと思いつつ、石川のあとについて中に入り、一番後ろの真ん中に座った。

 石川が何も言わないので、俺も黙ってずいぶん古いポルノ映画を見ていた。以前だったらすぐに勃たせていたかもしれないが、今は少しの感情も揺さぶられなかった。

 不意に石川の手が俺の股間へ伸びてきた。え、と顔を見ると、石川も俺を見ていた。

「ここでオナニーショーやれ」

 と言う。

「なっ、そんなこと、できひん」
「ええから、やれ。俺の命令に従うて誓ったやろ。もう忘れたんか?」

チャックをおろし、中からちんぽを取り出す石川の手を止めることができない。弾かれたように、俺のちんぽが外に飛び出した。

「もうこないに勃たせとるんか。露出狂の変態、ここにおる皆にお前のオナニーショーを見てもらえ」

 言いながら俺の勃起をしごく。たまらなくて声が漏れる。

「あっ、あかん……石川、あかんて……」
「こないにガチガチに勃たせて何言うとんな」

 笑いの滲んだ声。この5日間射精禁止だった。何度電話して頼んでも「絶対イクな、イッたらどつきまわすど」と脅され、我慢してきた。だから、石川に触られた途端、反応してしまうのは仕方ないことだった。

 すぐ後ろには立ち見の客がいる。見られている。俺が石川にしごかれ、勃起させているちんぽを見られている。俺のペニスの根元にはリングがはめられている。毛は毎日剃るようにいわれているので、つるつるの股間だ。恥ずかしくてたまらない。はじめからこれが目的だったんだと悟った。

 いつの間にか隣の席に中年の男が座り、俺の服の中に手を入れてきた。

「なっ、何すんねん!」
「黙れ、睦雄、お前の淫乱な体を触ってくれとるんや、礼言わんか、お前から触ってくださいてお願いせんか」

 泣きそうな思いで石川を見る。許す気配のない目で俺を睨んでくる。俺はまったく見知らぬ男にお願いするしかなかった。

「お、お願いします……俺を触って下さい……」
「ふふっ、まだ調教途中のようやね」

 男が笑って石川に言う。

「そうなんですわ、じっくり体にも脳味噌にも、俺が主人やて、教え込んどる最中なんですよ」
「協力するで」

 男の手が俺の乳首をつまむ。右の乳首につけられたピアスに気付き、

「乳首にピアスなんかつけて、やらしい奴やな」

 と笑う。こんな屈辱はない。目を瞑って耐える。服をたくし上げ、男が乳首に吸いついた。甘噛みし、舌の先で小刻みに転がす。

「あっ、あっ、やめ……!」
「気持ちええのやろ」

 ねっとりした男の声。その通りなので、反論できない。石川の手がはなれた。俺は縋る目を向ける。立ち上がった石川は前の座席の背もたれに腰をおろた。空いた座席に別の男が座り、俺のちんぽを口に咥える。生暖かい口の中。学校で奴隷同士のフェラをやらされて以来の感触。尿道をつつき、割れ目に舌を這わせてくる。

「あぁっ……あかん……そんなに舐められたら……!」
「イキたいのやったら、その人にお願いせえよ」

 石川が冷酷に言い放つ。コックリングの締め付けが痛くて、俺は男にお願いした。

「イカせて、ください! お願いします! 俺に精液出させて下さい!」
「いいよ」

 男は優しく言った。

「あっ、はなして、出る!」
「出していいよ、俺が飲んであげるから」

 そう言われても俺は必死に堪えようとしていた。この人は奴隷ではない。そんな人の口に出してはいけないという、ためらいがあったからだ。俺の我慢をよそに、両隣の男は乳首とちんぽへの愛撫をやめない。

「あぁぁっ、ほんまに、出てまう! あかん、はなしてください! イッてまう!!」

 出していいぞと男は顔を激しく動かした。我慢できずに男の口に射精してしまった。それを飲みこんだ男が顔をあげる。

「ずいぶん溜まってたみたいやね、すごい濃いの、いっぱい出たよ」

 ニヤけた顔で言われ赤面した。

「次はお前が皆さんに奉仕する番や、来い」

 服装を正す間も与えられず、石川に引っ張られ、座席を立った。いつの間にかまわりに4、5人の見物人がいた。石川に手を引かれたまま映画館のトイレに入った。白い壁に白い床、薄ら寒い蛍光灯の光。不吉な匂いがする。

「服脱いで裸になれ」

 石川が命令する。

「そ、そんな、ここで、か? なぁ、石川、勘弁してや、俺、あんな知らんおっさんら相手にできひん……」
「何ぬかしとんな、そのおっさんらにイカされとったやないか。気持ちよさげな顔して、ヨガッとったやないか。見られて発情する変態やろ、男のチンコが好きな淫乱やろ、今更誤魔化すなや」
「ち、違う、石川、俺……」
「ええから脱げや、皆さんもう、待っとんのやで?」

 はっと入り口を見ると、さっきの男2人と見物客が数人、立って俺たちを見ていた。俺の顔が恐怖にひきつる。

「奴隷は奴隷らしくせえ」

 背中を蹴られ、壁にぶつかった。恥ずかしさと悔しさで体が熱くなってくる。皆に見られながら服を脱ぎすてた。石川が俺の背後にまわり、「これ、つけとけ」と黒い布のようなもので俺の目を塞いだ。視界を奪われ、俺の恐怖はいや増す。

「まずは、きれいにせなな」

 石川の声がし、手を掴んで歩かされる。どうやら個室に連れ込まれたらしい。

「ケツ突き出せ」

 ぐずぐずしたら尻を平手打ちされた。慌てて上半身を前に倒し、尻を後ろに突き出した。尻の穴に何かがさしこまれ、冷たい液体が入ってくる。浣腸だとすぐにわかった。

「そ、それは! いやや! やめてくれ!!」

 こんなギャラリーのいる前で排泄するのは耐えられない。俺は必死に頼んだが止めてくれるはずもなく、全部注入すると、俺の耳に口を寄せて、

「変態奴隷の俺に、みなさんのちんぽしゃぶらせてくださいってお願いしてみ」

 と石川は囁いた。首を横に振った。

「ええ子に出来たら、あとで褒美やるど」

 甘い声で更に囁く。褒美……。また、いつかみたいに、俺を優しく激しく抱いてくれるんだろうか。

「ほら、睦雄、飼い主の俺が恥かくんや、ちゃんと皆さんにおねだりせえよ」

 石川の声が離れていく。俺は口を開いた。

「変態奴隷の俺の口に皆さんのちんぽ、突っ込んで下さい。俺にしゃぶらせてください。俺は男のちんこが好きな変態です、俺にザーメンぶっかけてください、俺を皆さんのザーメンまみれにして犯して下さい」

 人が動く気配がし、誰かが俺の頭を掴んで下に押した。口に肉の感触。

「お前の好きなちんぽ、しゃぶらせたるよ」

 さっき俺の乳首をさんざん嬲った男の声だった。俺は男のちんぽを咥え、しゃぶった。男はすぐにイッた。飲みこむ前に、次の男のちんぽが口に入ってきた。精液と唾液まみれで二人目をしゃぶっている時、猛烈な腹痛が襲ってきた。

「んんっ、痛い! 痛い! 出る!!」

 ちんぽから口を離して、どこにいるかわからない石川に向かって声をあげた。遠いところから「我慢せえ」と声が聞こえる。ブルブル体を震わせながら、抉られるような腹の痛みをなんとか我慢して二人目をしゃぶる。別の男が俺のちんぽをしごいてくる。痛みを我慢しすぎて気が遠くなってくる。

「ああぁぁっ、もうあかん! 出る! 出させて下さい!!」

 精液を口から垂らしながら、俺は泣いて叫んだ。

「しゃあないの、出してええど」

 許しをもらうや否や、俺はその場にしゃがんで排泄した。まわりから失笑が聞こえてくる。

「こらえ性のない奴隷やね」
「汚い奴やなぁ、ようそんなこと出来るわ」
「人に見られてるのに、恥ずかしくないの、君」
「クソ垂れながら、我慢汁も垂らしとるわ、本物の変態やで」

 口々に罵られて俺は泣いた。その俺に石川は更に追い討ちをかけてくる。

「もっかい浣腸いっとこか」

 楽しそうな声に反抗する気力も失せた。こいつは真性のドSだ。



俺とお前(11/14)

2021.01.01.Fri.
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 それからも思い出したように呼び出され、石川から気まぐれの虐待を受け、健二と拓也に滅茶苦茶なセックスを強要され、自分が家畜奴隷だと強く思い知らされた。

 俺から会いに来ているわけでもないのに、春樹は、俺が石川の部屋にいることを心底嫌がった。

 俺も、こいつの癇癪は苦手だったので、できるだけ目立たないように、空気のような存在になろうと、息を潜め、体を小さくして、部屋の隅にいた。

 それでもこいつは目ざとくて、俺の乳首のピアスにすぐ気がついて「これ何や!」と俺の頭髪を鷲掴んできた。

「こんなもんつけて……、祐介を誘惑してるつもりなんか?!」

 と目を吊り上げて怒鳴ってくる。

「ち、違う……これは、祐介が……」
「お前が祐介て呼ぶな!」

 力一杯ビンタされた。石川はベッドの上に寝そべり、ぼんやり俺たちのやり取りを見ている。

「奴隷が飼い主を呼び捨てにするてどういうことやねん! なんか勘違いしてんとちゃうか?! お前はただの奴隷やろ! 人間以下の生き物やのに、思い上がんのも大概にせえよ! ほんまにお前、目障りや! 消えろ! いね! 死んでまえ! 首くくって死ねや! 俺が足引っ張ったるわ!!」

 俺は黙って項垂れるしかない。普段は物静かな春樹がここまで激昂するのは、見当違いな嫉妬のせいだ。俺は望んで奴隷になったんじゃない。逃れられるものなら今すぐこの部屋を出て行っている。俺は弱みを握られているから、仕方なく、石川の命令に従っているだけだ。そんなふうに憤嫉をぶつけられても困る。

「おい、お前! 聞いてるんか!」

 また頬をぶたれ、髪を掴んだ手で頭を揺さぶられた。早く春樹の気がおさまることを待ちつつ、目を瞑ってそれに耐える。

「ピアス、引きちぎったろか!!」

 ギューッと乳首のピアスが引っ張られ悲鳴をあげた。

「イッ、ア──ッ! 痛い!! はなせっ!!」
「うるさい! ゴミがしゃべんな!」

 本当に引きちぎられる。そう思った時

「春樹! いつまでやっとんな」

 石川の声がかかり、反射的に春樹の手から力が抜けた。俺はホッとしながら、ヒリヒリ痛む乳首を手で庇う。

「奴隷相手に本気になんな、しょーもない」
「でも! 祐介! 俺はこいつが嫌なんや! もうええやん、遊ぶ奴隷やったら他にもおるやろ、なんでこいつだけずっと構うんよ、卒業した奴なんか相手せんでもいいやん」
「そいつをいつ捨てるかは俺が決める。お前が口出しすんな。そんな奴隷放っといて、こっち来いや。いつまで俺を待たす気な」

 パンパン、とベッドを手で叩く。呼ばれた犬のように、春樹は石川のもとへ駆け寄った。石川の上に覆いかぶさり、深いキスをする。荒い手つきで石川の服を脱がし、自分も裸になると、石川のちんぽをしゃぶり出した。完全に勃起すると、その上に跨り、腰をおろしていく。

「おいおい、痛いのとちゃうか」
「いいっ、痛くしてっ! 俺にも傷作って!」
「俺はそういう趣味はないんやけどの」

 そういう石川は片笑みを浮かべていた。二人は激しいセックスをはじめた。俺は俯いて正座したまま、その音を聞かされた。今日の春樹は特に乱れた。あの時の声もでかくて、田舎の静かな夜に、母屋にまで届いているのではないかと心配してしまうほどだった。

 心を解放して、積極的に快感を貪った春樹は、最後、失神するようにベッドに倒れこんだ。半開きの目と口で、体をビクビク痙攣させている。

「おい、春樹」

 石川の呼びかけにも応えない。石川は「やれやれ」と呟き、春樹の中から怒張するチンポを引き抜いた。横目に見ていた俺は、それに釘付けになった。石川の体の一部でありながら、別個の生き物のように、ヌラヌラと光る陽物は憎らしいほど傲慢に、天に向かって反り返っていた。この世に、これほど石川という男を象徴するものはないだろう。

「俺はまだイッてへんのやど」

 と立ち上がり、ベッドをおりてきた。俺の目の前に立って、見下ろしてくる。俺はまっすぐ見つめ返した。

「俺に、舐めさせてください」

 言葉が口をついて出てくる。

「俺に祐介のちんぽ、舐めさせてください。俺の口でイッてください。祐介の精液を俺に飲ませてください」
「……ええど」

 石川が微笑する。俺は膝立ちになってちんぽをしゃぶった。さっきまで春樹の中に入っていた名残を消そうと、余すところ無く舌を這わせる。それだけで、俺の勃起は勢いづく。コックリングが食い込んでくる。しゃぶりながら「あぁ……」と声が漏れる。自分のチンコをしごきたいが、許しがないので触れない。

「イクど……、睦雄……」

 低い声は限界が近い証拠。顔を前後に動かし、射精を促す。頭上から荒い息遣いが聞こえてくる。

「はぁ……あ……イクど、睦雄、イク……」

 頭を押さえつけられた。ドクンッと精液が飛び出し、口一杯になる。放たれた精液を2度、3度にわけて飲み込みながら、イカせられなかった春樹に勝った、と思った。

 石川は俺がちんぽを舐めてきれいにしたあと、そこに胡坐を組んで座りこんだ。

「これはなんな?」

 俺のちんぽを握ってくる。それだけでイキそうになる。

「……やめてくれ……」
「これは、なんな?」
「……ちんぽ」
「ちゃんと言わんか」
「俺の……変態奴隷の、勃起したイヤラシイちんぽです」
「なんでこんな汁垂らしてベトベトにしとんな?」

 亀頭の先を親指でヌルヌルと撫でる。

「……ずっと……射精してないからです……」
「だからってこない汁垂らすんか? タマの下まで滴り落ちとるど」

 下から掴まれ、玉をグリュグリュとこね回された。

「あああぁっ! ゆ、すけ! やめてくれ!」
「答えや」
「祐介のちんぽしゃぶって、興奮したからです! 俺が、ちんぽしゃぶりながら勃起する変態だからです!」
「乳首も立っとるな」

 石川が俺の乳首のピアスを引っ張った。目眩がするほどの快感に、悲鳴に近い喘ぎ声が出た。

「お前、ピアスつけてから感度ようなったの、すっかりモロ感やんか、ここ」

 クイクイとピアスを引っ張られる。

「あっ! ああっ! あかん、祐介!!」
「イキたい時はどうするんえ?」
「イカせて! 祐介! イカせてください! お願いします! 俺が射精するところ、見ててください! 祐介に見られてると興奮する淫乱な変態です! お願いします、俺がザーメン出すとこ、見てて下さい!」
「見といたろ、盛大に噴き上げえよ」

 笑いを含んだ、楽しげな声で言われ、俺は石川の手に自分の手を重ねてしごいた。石川にシゴかれているような気がして、あっという間にのぼりつめ、果てた。





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俺とお前(10/14)

2020.12.31.Thu.
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※痛い注意、乳首ピアス

 卒業して、石川たちから解放され安堵していたが、数日経つと、呼び出しもない状況が妙に不安になってくる。

 新しい獲物が出来て、俺のことは忘れているだけなのかもしれない。自分の身が安全なのに、この心もとない感じはなんだろうか。やはり、あのデジカメの画像、あれが石川の手許にある以上、俺はいつまでもあいつの奴隷だし、あいつから逃げられないからだろう。

 学校に通っている間は、あいつの行動を見ていられたが、卒業するとそれが出来なくなる。だから、いつどこで、あいつがあの画像を他人に見せるかわからない。もしかしたら、今まさに、誰かに見せているかもしれないのだ。顔射された精液まみれの顔や、オナニーしているところ、射精の瞬間、男のちんぽをしゃぶったり、男に掘られて勃起しているところ、そういった画像が、石川のデジカメにはたくさんある。

 視線を落とすと股間が膨らんでいた。ベッドの上に座ってズボンからチンポを取り出す。毎日剃るように言われ、無毛の股間、そこに頭をもたげてヨダレを垂らす俺の一物。握ってゆっくり上下にこする。リングの締め付けがきつくなってくる。イッてはいけないのに、手を止められない。

「んっ、く……はっ……」

 携帯を取って石川に電話する。イキたい。石川の声を聞きたい。イカせてほしい。

 電話が繋がった。

「いしかわ……」
『なんな? 俺は今、忙しいんど』
「イカせて下さい……」

 電話の向こうで咽喉を振るわせた笑い声が聞こえてきた。

『ド淫乱、昼間っからなにサカッとんな』
「頼む……イカせてくれ……祐介のチンポしゃぶるから……お前の精液飲みたい、飲ませてくれ……」
『残念やったの。今、女と会うとるんよ。お前のくちマンに俺の大事な精子はやれんのよ、ほなの』

 一方的に電話が切られた。イケないもどかしさ。手の中で持て余す熱い欲情。

 服装を正し、俺は石川の家へ向かった。

 やって来たのは良かったが、これからどうしようかと家の前を行ったり来たりしていた。

 その時、門を抜けて石川の弟が出てきた。咄嗟にその背中に声をかけた。

「貴志……くん!」

 貴志が振り返り、俺を見て驚いた顔をした。俺のことを覚えているようだ。甦る恥ずかしい記憶。裸で勃起したチンポには紐をまきつけられ、後ろで手を縛られながら、石川にフェラしているところを見られた。なおかつ、自己紹介しろと言われ「変態奴隷の睦雄です」と貴志に挨拶したのだ。

「き、今日は、兄貴、おらんけど」

 貴志が怯えた目で俺を見て言う。

「知ってる。あいつは今日、女と出かけてる」
「ほしたら、今日は何の用で……?」
「君にな、頼みがあって来たねん。あいつの部屋から、デジカメを探し出してきてほしいねん」
「無理です!」

 とんでもない、と貴志はすぐに断ってきた。

「兄貴の部屋に勝手に入ったら、俺が殺されてまう……」
「悪いな、今回は俺の言うこと、聞いてもらうで」

 貴志の肩を掴んで力を込める。貴志の顔が苦痛に歪む。こうやって力にものを言わせて人を思い通りに動かすのは、久し振りの感覚だった。

 貴志と共に離れへ行き、2階にあがる。俺はデジカメを探した。あのデジカメの画像さえなくなれば、俺は自由になれる。忌々しいこのコックリングも外すことが出来る。マスをかくのに、いちいちあいつの許可を取らなくてもいい。剃毛なんて恥ずかしいこともしなくていい。あいつにはもう新しい奴隷がいる。俺は用無しのはずだ。

 30分ほど探したが見つからない。用心深い石川は、俺がこの部屋に居なくなってもデジカメをどこかへうまく隠しているようだった。

 1階を探そうと階段に足をかけた時、下から物音。

 咄嗟に貴志と顔を見合わせた。貴志は青い顔をしていた。部屋に戻り、貴志を押入れに突き飛ばして襖を閉めた。前に向きなおった時、石川が部屋に入ってきた。俺を見て、驚いた顔をする。

「睦雄、お前、ここで何しとんな」

 パニックを起こし、俺は俯いた。今日は女と会うと言っていたから、帰りは遅いと思っていた。まさか、こんなに早く戻ってくるなんて予想外だった。

「答ええ、何でここにおるんな」

 低く響く声。それだけで俺の肝が冷える。

「デ、デジカメを探しに来た……」
「デジカメなぁ……お前のヤラシイ姿がいっぱい写っとるもんなぁ。高校卒業して、あれを処分しとこう思うたんか。ほんで、俺の部屋に無断で入りこんで、こんなに散らかしてくれたんか」

 残忍に笑って言う。

「住居不法侵入やな。警察呼ぼか。警察呼んで、お前とデジカメ、一緒に渡したろか。取調べで、お前のあのエロ画像、皆に見られんのやろなぁ。お前が男のチンコしゃぶってるとことか、男に掘られてヨガッとるところとか、あと、どんなんがあったかなぁ」
「もうやめてくれ!」

 たまらなくなって叫んだ。押入れには貴志が隠れているんだ。これ以上、言わないでくれ。

「頼むから、あのデジカメの画像、全部消してくれ! もういいやろ、もう俺を解放してくれ!」
「なんか勘違いしてへんか? お前から俺の奴隷にしてくれて言うてきたんやぞ? 解放もクソもあるかいな。お前は男のチンコ無しで生きられんド変態のド淫乱や、そうやろうが? え?」

 石川は俺の頬をぶった。

「お前はまだ自分の立場がようわかっとらんみたいやの。俺の躾が甘かったようや。ちょうどええ、今は春休みでな、時間はあんのや。今日からみっちり、仕込んだる。お前の飼い主は誰で、お前は誰の奴隷なんかっちゅうことをな。服、脱げ」

 貴志がいるのにここで脱ぐのは恥ずかしい。俺が愚図愚図していたらまた頬をぶたれた。

「はよせえ、外に女待たしとるんや。それともここに女、呼んだろか? 女に見られたほうが興奮するか?」
「い、嫌や、それだけは勘弁してくれ! 脱ぐから、脱ぐから、それだけは……」
「ほんなら、はよせえ。今は時間ないけど、帰って来てからぎょうさん、可愛がったる」

 俺はあきらめて服を脱ぎ、素っ裸になった。石川の目が、素早く俺のコックリングを確認する。羞恥心で体が熱くなる。いつものように恥ずかしい言葉でお願いをして、許しをもらってからチンポをしゃぶった。舌を使い、愛撫していると、夏休みのことが思い出された。石川にフェラをするのは久し振りで、俺はすぐ、興奮した。勃起が俺の腹に当たる。リングがきつく締め付けてくる。その痛みすら、気持ち良く感じた。

「今日お前がやったことはそう簡単には許したらへんど。覚悟せえよ」

 脅す口調で石川に言われ、俺の興奮は更に増す。優しい手つきで頬をなでられ、俺は、貴志のことを忘れてうっとり目を閉じた。

 忘れ物を取りに戻っただけだった石川は、俺の口に出したあと、またすぐ出かけて行った。俺は貴志を部屋から追い出し、石川に言われていた通り、裸で部屋の片付けをして帰りを待った。

 深夜に帰ってきた石川は、俺を見るなり頬を張り、四つん這いにさせて何度も尻をぶった。ヒリヒリとした痛みが、耐えがたい痛みになり、俺は涙を流して許しを請うた。それは聞き入れてもらえず、感覚がなくなるまでぶたれた。

「俺の手、見てみい、真っ赤になっとうが。誰のせいや」

 俺に手を見せて言う。俺は土下座して泣いて謝った。

「俺のせいです、すみません」
「こういうの、なんて言うか知っとるか。飼い犬に手ぇ噛まれる言うのや。俺の躾は甘すぎたようやの。ええ勉強になったで」

 石川は買い物袋から何か取り出した。パッケージを空け、それを俺に見せてくる。D型の小さいリング。

「さすがに首輪はできんからの。かわりにピアスつけたるわ」

 ピアス……。これから俺は社会人として働かなければならない。ただでさえ、社長の息子として入社した俺は色眼鏡で見られるというのに、ピアスなんてつけて出社したら、反感をかってしまう。

「それは……し、仕事中、外してもいいんやったら……」

 と耳たぶを指で持つと、石川は鼻で笑った。

「安心せえ、乳首につけるから、見えへんわ」
「えっ!? 乳首、に……」
「ほうよ」

 いつの間にか、石川の手に、太い針のような器具が光っていた。それで、乳首に孔をあけるというのか?

 俺は無言で首を振った。無理だ。そんなもの、無理だ。

「オイタをしたんはどこの誰やったかな?」

 針を指に挟んでプラプラさせながら、俺の顔を覗きこんでくる。加虐趣味を隠さない笑みにゾクッと体が震えた。

「祐介、頼む、それだけは……俺には無理や、頼む、頼みます、許してください!」

 土下座したが「覚悟せえ言うたやろ」と一蹴された。

「ピアスつけたら、チンコしごかせたる。イキたいのやろ? 今日、俺に電話してきて言うとったやないか、どうな、淫乱」

 イキたいことはイキたいが、その交換条件が乳首にピアスだと言うのか……

「やめとくか? 俺はええんど。そのかわり、射精は許さんど」
「……や、やる……」
「え? なんて?」
「ピアス、つける……つけてくれ」

 ニヤリと笑った石川は、俺の前に座り、乳首に消毒液をたっぷりつけてきた。冷たくて鳥肌が立った。

「乳首、立っとるど」

 笑い声と一緒に吐き出された息が俺の体にかかる。ヤラシイ気分になりそうで困る。消毒液まみれの乳首を、強弱をつけて石川が摘まむ。

「んんっ、祐介っ、そんな……必要ないやろ……」
「コリコリに立たせんとな、刺しにくいやろ」

 絶対それが一番の目的じゃない顔で笑う。

「お前、ほんまもんの変態やの。今から乳首にふっとい針刺すいうのに、なんな、コレ」
「あっ!!」

 石川が俺の亀頭を握った。先走りで充分濡れて、少し触っただけで濡れた音がする。乳首と亀頭責めに、俺は喘ぎ声を上げた。それを余裕たっぷりの顔で石川に見られる。それが俺をますます興奮させ、声を大きくさせた。

「アッ! ゆっ、祐介、やめっ、イッてまうやんか!」
「イッてええて言うたか?」
「言ってない! やから、イカせてくれ! 祐介! 祐介!」
「アホな、俺はそない優しないど」

 チンポをシコる手が離れた次の瞬間、乳首に痛み。ブツッという音を立て、ニードルが俺の乳首を貫通していた。

「あっ、あ……アアァァっ!!」

 体を痙攣させながら、俺は射精した。その間に、石川はニードルを抜き取り、ピアスをはめた。

「はぁ、はぁ……ほんま、に……つけたんか……」
「あぁ、ついとるど。やらしい乳首やの」

 クイッとピアスを引っ張られる。

「んぁっ、やめっ!」

 痛くて涙が滲んだ。そんな俺を嘲笑いながら、消毒液を乳首にかけてきた。ヒッと息を吸う。

「お前は誰の奴隷や」
「ゆ、祐介の奴隷です……」
「お前の飼い主は誰や」
「祐介です」
「そうや。今後一切口ごたえは許さん。なんでも俺の言う通りにせえよ。今日みたいなことしたら、ほんまにチンコ切り落としてお前のケツに突っ込んだるからの、ええな」
「わ……わかりました……」

 恐ろしい内容に、俺は青ざめ、体を震わせながら頷くしかなかった。




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