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やってられない(1-1)

2014.03.08.Sat.
 井上とは中学がいっしょだった。井上は、目がくりっとして、白い肌に赤い唇が際立つ、いわゆる美少年タイプ。それは高校生になった今でもかわりなかった。背丈もクラスで一番低い。その見た目と、気の弱い性格のせいで、クラスのボス・大谷に目をつけられてしまったのだろう。

「井上、ほら、やれよ」

 休み時間、大谷が井上を手招きする。井上は自分の席からのろりと立ち上がり、一番後ろの大谷の席まで行くと、そこへ跪いた。大谷はクラスで一番背が高い。横幅もある。柔道部で鍛えられた体、高校生とは思えない老けた顔つき、乱暴な性格。誰も大谷には逆らえない。
 井上は泣きそうな顔で大谷を見上げた。大谷は黙って顎をしゃくる。井上は諦めた表情で、大谷のズボンの前を緩め、中からでかいちんぽを取り出してしゃぶりはじめた。
 二人は一年の時から同じクラス。最初、これを見た時は驚いた。事情を知る奴に話を聞くと、一年の夏頃から大谷の井上イジメが始まり、秋にはみんなが見ている前で井上を全裸にさせ、強制オナニーさせるようになった。男子校なので女子の目がない。悪ふざけはエスカレートして、冬になる頃、大谷は自分のチンポを井上にしゃぶらせ出した、というのだ。二年でも大谷と同じクラスになってしまったのは、不運としか言い様がない。井上には同情する。
 大谷の股間で井上の頭が前後に揺れる。ジュプジュプと濡れた音がする。教室で見守る連中は半分が顔をひきつらせ、半分は面白そうにそれを眺めていた。

「うっ、あ・あぁ……全部飲めよ!」

 大谷は井上の頭を押さえこんだ。果てたのだろう。顔の筋肉を弛緩させ、恍惚とした表情を浮かべている。井上は手で口を拭いながら立ち上がった。大谷がかきまわしたせいで乱れた頭髪、上気した頬、濡れた唇。ゾッとするほどの色気があった。大谷じゃなくても、おかしな気分になりそうだ。
 大谷は、手櫛で髪を整える井上の腰をつかみ、自分の膝の上に座らせた。井上の膝を持って左右に大きく広げ、みんなに見せつけるように、乱暴な手付きで股間をまさぐり出す。

「アッ、イヤッ、だ……、やめてくれよ、アアッ、大谷君!」

 二人は大人と子供ほど体格差がある。井上が身をよじって暴れても、がっちり抱きすくめられ、逃げることが出来ない。余裕の笑みを浮かべる大谷は、チャックをおろして、井上のちんぽをみんなの前に晒した。綺麗な色をして細い。井上らしい。それを大谷の無骨な手が擦りあげる。

「アンッ、アッ、アッ、イヤだ、やめて、大谷君、こんなこと、イヤだ……!」
「とか言って立たせてんじゃねえよ。ほんとは嬉しいんだろ、先走りでヌルヌルになってんじゃねえかよ」
「ヤァ……、ア、違うっ……ンンッ……ヤダ・アァ」
「嫌じゃねえだろ。気持ちいいって言えよ」
「いや…ぁんっ…そんな…アッ、ヤッ、大谷くん…手、そんな…動かしちゃ…だめっ…」
「気持ちいいって言わなきゃイカせてやらねえぞ」
「はっ…あう、大谷くん…っ、お、お願い…っ」

 刺激を与えれば立つ。井上のちんこは勃起した。クラスメイトの視線が全て、井上と大谷に向けられていた。その中の数名は、ズボンの前を膨らませている。かくいう俺もその一人で、股間をムズムズさせていた。

「もうイキたくて仕方ねえんだろ。チンポがギンギンになってるぜ。俺の手も濡れ濡れだ。ほら、言え、井上、気持ちいいって言いながらイケ」
「あぁ…許して…大谷くん…やら…やっ…そんな動かしちゃやだっ…!出ちゃう…出ちゃうよぉ…っ…!!!」

 衆人環視の中、井上は大谷によって強制的にイカされた。精液で汚れた指を、「きれいにしろよ」と、井上の口に突っ込む。大谷の太い指を井上は一生懸命舐めてきれいにした。


 帰りに待ち伏せした。中学がいっしょだったから、だいたい、井上がどの道を通って帰るのかはわかっている。しばらく待っていると、井上が姿をあらわした。一人だった。

「おい、井上」

 声をかけられた井上は怯えた顔で立ち止まった。俺だとわかるとバツが悪そうに下を向く。

「大谷の奴、ひどいことするな」
「……今日のはまだ、マシなほうだよ」
「俺がなんとかしてやろうか?」
「え?」

 井上が顔をあげた。半開きの口元に目が行く。あそこに俺のを突っ込んでしゃぶらせてみたい。

「クラスのやつらと協力して、あいつを袋叩きにする。もうあいつに、でかいツラはさせねえよ」
「リンチなんてやめてよ。大谷は本当に強いんだ、一回やられたって、必ずみんなに仕返しするよ」
「そんな気起こさないくらい、ボコッてやる。大丈夫だよ、おまえのことは俺が守ってやるから」

 俺の言葉を信じられないのか、井上は不安そうな顔で押し黙っている。その肩を抱いた。華奢な肩、細い体。妙にそそられる。

「おまえ、あいつに最後までヤラれちゃった?」
「ま、まさか!」

 慌てて否定する。嘘じゃなさそうだ。

「じゃあさ、もし、俺が大谷をやっつけたら、今度は俺のものになれよ」
「え?」
「大谷みたいに乱暴はしない。おまえの嫌がることも絶対しないし、優しくする。俺と付き合えよ」

 井上はぼうっとした顔で俺を見ていたが「少し、考えさせて」と小さな声で言った。頼りない風情が、守ってやらなければ、という庇護欲をかきたてる。

「おまえを大谷から解放してやるよ」

安心させるように井上の背中を叩いた。


 同志は四人集まった。大谷に不満を持つ者、井上を見ながら勃起させていた者、合計四人。少し不安は残るが、朝一、大谷を屋上へ連れ出した。

「何の用だよ」

 腹に響く大谷の低い声。一人一人睨んでいく大谷に怯えの気配は微塵もない。逆に俺たちのほうがその迫力に飲みこまれそうだった。

「井上のことだよ、おまえ、ちょっとやりすぎじゃねえか」

 声をあげると、大谷にギロリと睨まれた。鋭い眼光。息苦しくなる。

「それがおまえになんの関係がある」
「井上から頼まれたんだよ、助けて欲しいって」
「あいつがそんなこと言いやがったのか」

 少し事実とは違うが、この際どうだっていい。

「そうだ、あいつに泣きつかれたんだよ」

 目を細める大谷の背後から憤怒の炎が見える。そうとう怒っている。しかしこちらは四人。数じゃ勝ってるんだ、ビビることはない。はずなのに、他の仲間たちが後ずさりを始めた。

「お、おい、おまえら、なに下がってんだよ」

 声をかけると、三人は一目散に屋上から逃げてしまった。根性なし共め。残されたのは俺一人。目の前には怒りで顔を赤黒くさせた大谷が立ち塞がっている。

「ま、待て、暴力はナシ、な、話合いで解決させよう」
「うるせえ!!!!」

 鼓膜がビリビリと震える大声。咄嗟に目を瞑ってしゃがみこんだ。情けない。その時、屋上の扉が開いた。

「やめて!」

 見ると井上が必死の形相で駆けて来るのが見えた。俺と大谷の間に立って両手を広げる。俺を助けに来てくれたのか…俺のために…!!!

「大谷君を殴らないで! 殴るなら、僕を殴ってよ!」
「……え」

 思わず聞き返した。井上は俺を睨んでいた。憎い仇を見るような目で。

「やっと気付いたんだ、僕、大谷君が好きなんだ! あんなことされて、最初はすごくイヤだったのに、それがだんだんイヤじゃなくなって…麻痺しちゃったのかと思ってたけど、昨日やっとわかった、僕は大谷君を好きになってしまったんだって! だから、僕のために、大谷君を殴らないで! 僕が好きで大谷君にやられてるんだから!」

 信じられない告白を、俺は呆然と聞いていた。井上の背後では、大谷が体を震わせていた。

「そ、それは本当か…本当に俺なんかを好きになってくれたのか…あんなにひどいことをしてきたのに、なのに、なのに…」

 俺は絶句した。息をすることも忘れていた。あの大谷がボロボロと涙を零して泣いていたのだ。井上は大谷の涙を手で拭い、優しく微笑んだ。

「途中から、僕にはひどいことじゃなくなってたんだ。大谷君が言うように、僕、喜んでたんだ、大谷君に触られることが嬉しかったから」
「井上…! 実は俺もおまえのことが好きだったんだ! でも嫌われてると思ってたから、あんなひどいことをしておまえを繋ぎ止めていたんだ!」
「大谷君!」
「井上!」

 あっけに取られる俺を置き去りにして、二人はギュッと抱き合い、熱い口付けを交わした。長いキスのあと、「さっさと行けよ」と大谷にすごまれた。その手は井上の股間に伸び、中をまさぐっている。俺はのろのろ立ち上がって出口へ向かって歩いた。

「アンッ、大谷君、そんなこと、しないで……!」

 声に振り返った。大谷が、井上の股間に顔を埋めていた。

「今までずっとしてきてもらったからな。これからは俺もしてやる。ほんとはずっと、おまえのちんぽしゃぶりたかったんだ」
「嬉しい…僕もほんとは言いたかったの…大谷君の大きな手でおちんちん扱かれるの、すっごく気持ちよかったって。大谷君の声を聞きながら扱かれてると、すごく恥ずかしいのにすごく気持ちよくて…あっという間にイッちゃいそうだったんだよ…」
「早漏なのかと思ってたぜ」
「もうっ!ばか!」

 二人は顔を見合わせ笑いあった。ばっかばかし。やってらんねえよ。

GUSHpeche 苛める

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