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更新履歴・お知らせ

2017/09/08
ひとでなし2、完結

2017/09/07
ひとでなし1、更新

2017/09/02
ほんとにあったら怖い話2完結

2017/09/01
ほんとにあったら怖い話1更新

2017/07/28
コンビ愛更新、完結

2017/07/06
第二ボタン2更新、完結

2017/07/05
第二ボタン1更新

2017/05/25
ちょろくない2更新、完結

2017/05/24
ちょろくない1更新

2017/05/16
やっぱちょろい2更新、完結

2017/05/15
やっぱちょろい1更新

2017/02/11
メリクリあけおめ2更新、完結

2017/02/10
メリクリあけおめ1更新

2016/11/14
義父の訪問更新、完結

2016/10/27
覗き2更新、完結

2016/10/26
覗き1更新

2016/10/22
終わらない夜2更新、完結

2016/10/21
終わらない夜1更新

2016/10/16
凹の懊悩2更新、完結

2016/10/15
凹の懊悩1更新

2016/09/28
可愛さも憎さも百倍2更新、完結

2016/09/27
可愛さも憎さも百倍1更新

2016/09/22
利害の一致2更新、完結

2016/09/21
利害の一致1更新

2016/09/16
楽しい記憶喪失!3更新、完結

2016/09/15
楽しい記憶喪失!2更新

2016/09/14
楽しい記憶喪失!1更新

2016/09/13
楽しい同棲!2更新、完結

2016/09/12
楽しい同棲!1更新

2016/09/11
Phantom15更新、完結

2016/09/10
Phantom14更新

2016/09/09
Phantom13更新

2016/09/08
Phantom12更新

2016/09/07
Phantom11更新

2016/09/06
Phantom10更新

2016/09/05
Phantom9更新

2016/09/04
Phantom8更新

2016/09/03
Phantom7更新

2016/09/02
Phantom6更新

2016/09/01
Phantom5更新

2016/08/31
Phantom4更新
リンク一件追加

2016/08/30
Phantom3更新

2016/08/29
Phantom2更新

2016/08/28
Phantom1更新

2016/08/04
嘘7更新、完結

2016/08/03
嘘6更新

2016/08/02
嘘5更新

2016/08/01
嘘4更新

2016/07/31
嘘3更新

2016/07/30
嘘2更新

2016/07/29
嘘1更新

2016/07/18
Love Scars3更新、完結

2016/07/17
Love Scars2更新

2016/07/16
Love Scars1更新

2016/07/13
行きつく先は5更新、完結

2016/07/12
行きつく先は4更新

2016/07/11
行きつく先は3更新

2016/07/10
行きつく先は2更新

2016/07/09
行きつく先は1更新

2016/07/04
電話が鳴る7更新、完結

2016/07/03
電話が鳴る6更新

2016/07/02
電話が鳴る5更新

2016/07/01
電話が鳴る4更新

2016/06/30
電話が鳴る3更新

2016/06/29
電話が鳴る2更新

2016/06/28
電話が鳴る1更新

2016/06/16
今日の相手も2更新、完結

2016/06/15
今日の相手も1更新

2016/06/08
今日の相手は2更新、完結

2016/06/07
今日の相手は1更新

2016/05/25
いおや2更新、完結

2016/05/24
いおや1更新

2016/05/14
奇跡2更新、完結

2016/05/13
奇跡1更新

2016/04/28
ターゲット2更新、完結

2016/04/27
ターゲット1更新

2016/03/02
視線の先2更新、完結

2016/03/01
視線の先1更新

2016/02/23
性癖の道連れ2更新、完結

2016/02/22
性癖の道連れ1更新

2016/02/15
DL販売お知らせ

2016/01/20
尾行2更新、完結

2016/01/19
尾行1更新

2015/12/07
遺作2更新、完結

2015/12/06
遺作1更新

2015/12/02
昼夜2更新、完結

2015/12/01
昼夜1更新

2015/11/26
大小2更新、完結

2015/11/25
大小1更新

2015/11/15
彼はセールスマン2更新、完結

2015/11/14
彼はセールスマン1更新

2015/10/22
2度あることは2更新、完結

2015/10/21
2度あることは1更新

2015/09/18
死神さんいらっしゃい2更新、完結

2015/09/17
死神さんいらっしゃい1更新

2015/09/08
Congratulations2更新、完結

2015/09/07
Congratulations1更新

2015/09/01
待田くんに春の気配3更新、完結

2015/08/31
待田くんに春の気配2更新

2015/08/30
待田くんに春の気配1更新

2015/08/11
亀の恩返し2更新、完結

2015/08/11
亀の恩返し1更新

2015/08/07
Aからのメール2更新、完結

2015/08/06
Aからのメール1更新

2015/07/06
5年後2更新、完結

2015/07/05
5年後1更新

2015/07/04
待っててね2更新、完結

2015/07/03
待っててね1更新

2015/05/11
その後3更新、完結

2015/05/10
その後2更新

2015/05/09
リクエスト小説
その後1更新

2015/05/05
待田くんに春はこない2更新、完結

2015/05/04
待田くんに春はこない1更新

2015/04/30
楽しいシーソーゲーム!2
更新、完結

2015/04/29
楽しいシーソーゲーム!1更新

2015/04/21
楽しい親子喧嘩!1
楽しい親子喧嘩!2更新、完結

2015/04/16
楽しい放課後!2更新、完結

2015/04/15
楽しい放課後!1更新

2015/04/06
楽しい合コン!2更新、完結

2015/04/05
楽しい合コン!1更新

2015/04/01
楽しいお見舞い!2更新、完結

2015/03/30
楽しいお見舞い!1更新

2015/03/24
楽しい旧校舎!2更新、完結

2015/03/23
楽しい旧校舎!1更新

2015/03/16
楽しい入院生活!2更新、完結

2015/03/15
楽しい入院生活!1更新

2015/03/05
楽しい遊園地!2更新、完結

2015/03/04
楽しい遊園地!1更新

2015/02/27
楽しいロッカールーム!2更新、完結

2015/02/26
楽しいロッカールーム!1更新

2015/02/16
楽しいOB会!2更新、完結

2015/02/15
楽しいOB会!1更新

2015/02/14
一周年!!
いつもありがとうございます!
君は日向の匂い更新、完結
シンデレラアイドルのSSです

2015/02/13
保健室の先生2更新、完結

2015/02/12
保健室の先生1更新

2015/02/11
teeth2更新、完結

2015/02/10
teeth1更新

2015/02/09
楽しい初カノ!2更新、完結

2015/02/08
楽しい初カノ!1更新

2015/01/31
楽しい勉強会!2更新、完結

2015/01/30
楽しい勉強会!1更新

2015/01/23
楽しいお泊り!2更新、完結

2015/01/22
リクエスト小説
楽しいお泊り!1更新

2015/01/08
明けましておめでとうございます!
本年も宜しくお願い致します!
リクエスト小説
両想い1、2更新、完結

2014/12/12
楽しい合宿!2更新、完結

2014/12/11
楽しい合宿!1更新

2014/12/01
アガルタ2更新、完結

2014/11/30
リクエスト小説
アガルタ1更新

2014/11/23
朝のお楽しみ2更新、完結

2014/11/22
リクエスト小説
朝のお楽しみ1更新

2014/11/14
即位式2更新、完結

2014/11/13
即位式1更新

2014/11/04
裏ドSくん3更新、完結

2014/11/03
裏ドSくん2更新

2014/11/02
裏ドSくん1更新

2014/11/01
ひみつのドSくん2更新、完結

2014/10/31
ひみつのドSくん1更新

2014/10/30
伴侶1、2更新、完結

2014/10/27
支配人3更新、完結

2014/10/26
支配人2更新

2014/10/25
支配人1更新

2014/10/24
隣人3更新、完結

2014/10/23
隣人2更新

2014/10/22
隣人1更新

2014/10/15
元上司2更新、完結

2014/10/14
リクエスト小説
元上司 1更新

2014/10/10
ニコニコドッグⅡ 2更新、完結

2014/10/09
リクエスト小説
ニコニコドッグⅡ 1更新

2014/10/04
茶番2更新、完結

2014/10/03
リクエスト小説
茶番1更新

2014/09/12
「ちょろい 2」更新、完結

2014/09/11
「ちょろい 1」更新

2014/09/08
「新雪の君」更新、完結

2014/09/06
コメントお返事させて頂きました

2014/09/05
「すばらしい日々3」更新、完結

2014/09/04
「すばらしい日々2」更新
コメントお返事させて頂きました

2014/09/03
リクエスト小説
「すばらしい日々1」更新
コメントお返事させて頂きました

2014/09/01
「好きと言って4」更新、完結

2014/08/31
「好きと言って3」更新

2014/08/30
「好きと言って2」更新

2014/08/29
リクエスト小説
「好きと言って1」更新

2014/08/24
「純粋に近付いた何か2」更新、完結

2014/08/23
リクエスト小説
「純粋に近付いた何か 1」更新

2014/08/15
コメントお返事させて頂きました

2014/08/14
再会2更新、完結
コメレスさせて頂きました

2014/08/13
リクエスト小説「再会1」更新
「ノビ」の続編です

2014/07/26
コメントお返事させて頂きました

2014/07/25
息子さんを僕にください2更新完結

2014/07/24
リクエスト小説「息子さんを僕にください1」更新
娘さんを僕に下さいとは無関係ですw

2014/07/22
コメントお返事させて頂きました

2014/07/20
久しく為さば須らく2更新、完結
コメントお返事させて頂きました

2014/07/19
リクエスト小説「久しく為さば須らく1」更新
コメントお返事させて頂きました

2014/07/18
コメントお返事させて頂きました

2014/07/16
コメントお返事させて頂きました

2014/07/15
コメントお返事させて頂きました

2014/07/14
コメントお返事させて頂きました

2014/07/13
リクエスト小説「嫉妬せいでか2」更新、完結
コメお返事させて頂きました

リクエスト小説「嫉妬せいでか1」更新

2014/07/11
拍手お返事させて頂きました
お知らせ一件

2014/07/10
コメント、拍手お返事させて頂きました

2014/07/09
拍手お返事させて頂きました

2014/07/08
コメント、拍手お返事させて頂きました
耽溺 2更新、完結

2014/07/07
拍手お返事させて頂きました
リクエスト小説「耽溺 1」更新

2014/07/06
拍手お返事させて頂きました

2014/07/05
拍手お返事させて頂きました

2014/07/04
コメント、拍手、お返事させて頂きました

2014/07/03
コメント、拍手、お返事させて頂きました
吉原と拓海その後 2更新、完結

2014/07/02
コメント、拍手、お返事させて頂きました
吉原と拓海その後1更新しました

2014/07/01
コメントお返事させて頂きました
シンデレラアイドル2更新、完結

2014/06/30
拍手お返事させて頂きました
シンデレラアイドル1更新しました

2014/06/29
リクエスト募集してます

2014/06/27
拍手お返事させて頂きました

2014/06/24
目は口ほどに 更新、完結

2014/06/17
茶々丸更新、完結
獣姦っぽい

2014/06/11
連鎖 2更新、完結

2014/06/10
連鎖 1更新

2014/06/07
拍手お返事させて頂きました

2014/06/06
拍手お返事させて頂きました

2014/06/05
拍手お返事させて頂きました

2014/06/04
元旦那さん 2更新、完結

2014/06/03
元旦那さん 1更新
旦那さんの続きです

2014/05/29
昨日の記事の続きで拍手お返事させてもらっています

2014/05/28
旦那さん 2更新、完結

2014/05/27
旦那さん 1更新

2014/05/22
夢の時間2更新、完結

2014/05/21
アンケート1位小説「親子」
夢の時間1更新

2014/05/16
この物語はフィクションです更新、完結

2014/05/14
アンケート1位小説「教師と生徒」で先生受け。
信じて下さい更新。完結

2014/05/11
純粋とは程遠いなにか2更新。完結
ダウンロード販売のお知らせ

2014/05/09
純粋とは程遠い何か1更新

2014/05/01
長男としての責務2更新。完結

2014/04/30
長男としての責務1更新

2014/04/27
セフレ更新。完結

2014/04/21
嘘が真になる2更新。完結

2014/04/20
嘘が真になる1更新。
アンケート終了しました
投票してくださった皆さんありがとうございました!

2014/04/15
親切が仇になる2更新。完結

2014/04/14
親切が仇になる1更新

2014/04/11
家庭教師更新。完結

2014/04/09
惚れ薬2更新。完結

2014/04/08
惚れ薬1更新

2014/04/05
ニコニコドッグ更新。完結

2014/04/03
健やかなるときも病めるときも更新。完結
アンケート設置1ヶ月記念更新
回答ありがとうございます!

2014/04/02
お隣さん2更新。完結

2014/04/01
お隣さん1更新

2014/03/28
B3-17 はるか更新。完結

2014/03/27
会話の語尾は常にハートマーク更新。完結

2014/03/24
僕の居場所更新。完結

2014/03/21
兄弟愛(3/3)更新。完結

ストックを全て出し切ってしまいましたので毎日更新は今日で終わりになります。
これからは書き終わり次第更新していきますので、引き続きよろしくお願い致します。

2014/03/20
兄弟愛(2/3)更新。

2014/03/19
兄弟愛(1/3)更新。

2014/03/18
7歳の高校生更新。完結

2014/03/17
7歳の高校生更新

2014/03/16
裏の顔更新。完結
アンケート2位「教師と生徒」
少し違う感じになりました。

2014/03/15
残業も悪くない更新。完結
アンケート結果を反映させてみました。
アンケートに答えてくださった皆さんありがとうございます。引き続きお願い致します

2014/03/14
片思い更新。完結

2014/03/13
クラスの地味男更新。完結

2014/03/12
吉原と拓海更新。完結

2014/03/11
罠更新。完結

2014/03/10
同級生更新。完結

2014/03/09
目覚め更新。完結
FC2小説にて、
閃光戦士フラシュレッド!公開。完結。

2014/03/08
やってられない更新。完結

2014/03/07
地下の城ピュラタ更新。完結

2014/03/06
地下の城ピュラタ更新。

2014/03/05
部室にて更新。完結

2014/03/04
すべからく長生きせよ更新。完結

2014/03/03
秘め事更新。完結
アンケート設置。ご協力お願いします

2014/03/02
映画館にて更新。完結

2014/03/01
大迷惑@一角獣更新。完結

2014/02/28
大迷惑@一角獣更新。

2014/02/27
僕はセールスマン更新。完結

2014/02/26
俺のセールスマン更新。完結

2014/02/25
夏の夜更新。完結

2014/02/24
妄想更新。完結

2014/02/23
先生 その2更新。完結

2014/02/22
洞窟更新。完結

2014/02/21
洞窟更新。

2014/02/20
先生 その1(1-2)更新。
先生 その1(2-2)更新。完結

2014/02/19
娘さんを僕にください更新。完結

2014/02/18
ノビ更新。完結

2014/02/17
ノビ更新。

2014/02/16
1万3千円更新。完結

2014/02/15
1万3千円更新。

2014/02/14
ファンレター更新。完結

2014/02/14
ブログ始動。
「ファンレター」公開。

よろしくお願いします。

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DiGiket.comさん

薔薇色の日々
  (「裏の顔」改訂版)

不埒な短編集
 短編3つ

不埒な短編集第二
 短編3つ

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嘘 (7/7)

1話はこちら前話はこちら

 喋っている間に少し小さくなったのか、ただ俺が慣れたのか、痛みや異物感はなくなっていた。それどころか、ペニスの付け根の裏側を擦られて気持ちがいい。リズム良い、適度な刺激で、自然と俺も勃起した。

「んっ、はぁっ、ああ……、それ、そこ……きもちぃ……」
「俺も気持ちいい」

 上擦った今井の声。いつも全方位に神経を張りめぐらせている自意識過剰の今井には珍しい、何も取り繕っていない、素の声だ。

 自分でペニスをしごいていたら、今井に止められた。汚いと言っていた俺のものを握って、手を上下に動かす。

「キスってしてもいいの?」

 切ない表情で、俺に確かめる。コンドームもつけず、躊躇なく中出しするような奴が。

「いいよ、して」

 両腕を今井の首にまわして引きよせた。唇が合わさると今井のほうから舌を入れて来た。がむしゃらに中で動かすだけなのが今井らしい。その拙さが好きだ。

「中に出していい?」

 顔のすぐそばで、囁くように許可を求めて来る。迷わず頷く。俺の上で今井の体が伸びあがった。床に手をついて、抜き差しの速度をあげる。

 痛みはない。苦しさもない。蕩けるような快感があるだけ。

「はやくっ……うっ、んんっ、なかにっ……ちょ……だい……っ!! いっぱい……欲しい……!」

 溺れる者のように、今井の背中を掻き抱く。

「そんなに俺が好き?」
「好き……大好きぃ……!」
「だったらもう、許してあげる」
「……え……? 何を?」
「全部。……イッていいよ」

 今井は俺のペニスをしごいた。

「あっ、あっ、あっ! やっ……ああぁ……まっ……ほんとに、イッちゃう……っ!!」

 先走りが俺の腹の上に降りかかる。本当にイッてしまう。今井がいる体の中が熱い。ジンジンと腰から背骨が甘く痺れる。だんだん視界がぼやけて、頭の中が真っ白に漂白される。

「あぁっ、だめ、もうっ……今井、俺、イッちゃう……先に、イッちゃう……!! やだっ、はあ……んっ……今井と、一緒が……いい……!」
「素直なほうが、祐樹は可愛いよ」
「……くぅ……んっ、はっ、ああぁっ……!!」

 今井にしがみつきながら、射精した。


 ※ ※ ※


「泊まっちゃう?」

 俺が提案すると、中原は「仕方ねえな。料金は折半だからな」と赤くなった頬を膨らませて目を伏せた。

 シャワーを浴びるのもダルくて、セックスが終わったあと、俺たちはベッドに潜り込み、そのまま寝てしまった。

 先に目を覚ましたのは俺だった。中原は俺にぴったり寄り添って眠っている。きっとまだ、自分のやらかしたポカには気付いていないだろう。

 セックスの最中、中原は喘ぎながら「今井」と俺の本名を呼んだ。でもそれより前、前回会った時も、中原は俺を一度本名で呼んだ。

 ホテルを出て、タクシーに乗り込んだ時、「じゃあな、今井」と中原は口走っていた。呑気に手を振っていたから、あれも気付いていないだろう。俺の方はあまりの衝撃に茫然自失状態だったというのに。

 伊藤を今井と言い間違えるなんてことはない。中原はいつからかはわからないが、俺を思い出していたのだ。思い出していながら、知らないふりをし続けていた。

 推測される理由は、ウリをしていることを、かつてのクラスメートに恥じたから。俺が中原を忘れていた場合、説明が面倒だと思ったから。俺を不登校に追いやった引け目から。あとはなんだ。

 本当の理由は本人に聞かないとわからない。

 中原が目を覚ましたからと言って、今のところそれを問いただす気分じゃない。

 仕返しを兼ねた意地悪な質問をしていくうちに、もしかしたら、中原は俺のことが好きだったんじゃないかと思うようになった。

 門田というのは中原の嘘くさい。なぜか聞き覚えのある名前だが、一年で同じクラスだったというのに、俺のほうはまったく記憶にないからだ。

 それに中原は、門田が俺に似てると言った。

 俺のことを思い出していながら、知らないふりを続け、俺に似ている男が好きだったと言う。

 どうしても、確かめたくなった。

 前でするのは嫌だと断ったが、中原をひっくり返して前から挿入した。中原の目尻に涙が見えた。平気なふりをして隠そうとしていたけど、少し怯えているような表情だった。この時初めて実は痛がっていることに気付いた。

 口の悪い中原がなぜそれを隠すのか。俺が好きだから? 俺に恥をかかせないため?

 だとしたら、俺をみくびった失礼な話だ。

 中原を気持ちよくさせるために動いた。なのに、中原のペニスは小さいままだ。マンションのデブに犯されている時は勃起させていたくせに。そう思ったらカッと頭に血が上った。

「あれ、縮んじゃってる。前みたいに、自分で触んなよ。俺はそんなの、汚くて触りたくないから」

 苛立ちを中原にぶつけると、中原は強がった泣きそうな目で俺を睨んだ。

「凄いよね。貪欲っていうか。恥知らずっていうか。誰でも、なんでも、いいんだね」
「んなわけ、ねえだろ」
「マンションのデブと、俺と、どっちがいい?」
「どっちもヘタクソ」
「どうせそれも冗談なんだろ? 俺の方があのデブより祐樹のこと好きだし、愛してるのに」
「はあっ?!」

 意趣返しを狙った俺の会心の一撃。見事に中原に効いた。中原は両目を大きく開いて、顔を真っ赤にした。

「はは! 顔が赤くなった。本気にした?」
「嘘かよ、びっくりさせんなよ」

 中原の顔から驚きと喜びがすうっと消えていくのがわかった。中原は隠せないほどに、がっかりしていた。

 中原はわかりやすい奴だった。高校の時はなにを考えているのかさっぱりわからなかった。わかりたくもなかったが、今はよくわかる。こいつはただ、強がっているだけだと。

「そんな風に慌てるの、可愛いね」
「うるさい……っ!!」

 恥ずかしそうに、狼狽える姿は、素直に可愛いと思った。

「嘘じゃないよ。祐樹、可愛い」
「俺の顔、好みじゃないって言ったくせに」
「言った? 言ったね。ごめん、嘘」

 一瞬、中原は悲痛な表情を見せた。俺の言葉の何が嘘で何が真実なのかわからなくて混乱していたのだと思う。

 泣きそうな顔を見たら満足した。これ以上いじめるのは可哀そうで、今度は慰めてやりたくなった。

 俺の思わせぶりな言葉に対する中原の反応。やっぱり俺の事が好き。これは自惚れなんかじゃないだろう。今ではそれを確信している。

 今でも中原のことは嫌いだし、憎いし、鬱陶しい奴だと思うが、可愛いと思う感情が芽生えているのも、また事実だ。一度ならず二度までも、セックスしてしまったせいだ。情が移った。

 隣で寝息を立てている中原の前髪を救い上げ、低い鼻を摘まんだ。

「……うう……うっ……」

 息苦しくなったのか眉間に皺を寄せる。それを見て頬を緩める俺がいる。

 お互い誰だか思い出していたというネタばらしは今度にしよう。急ぐ必要も、バラす必要もそれほど感じない。きっと自然とその時期は訪れるだろう。たぶん、中原のミスによって。

 慌てふためく姿を想像したら――。

 早く、目を覚まさないだろうか。

 抱きしめて頬にキスした。中原の瞼がゆっくり開く。







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2016-08-04(Thu) 21:03| | トラックバック(-)| コメント 4

嘘 (6/7)

1話はこちら前話はこちら

 今井から電話がかかってきたのは一週間も経たない数日後。予想外の早さだった。直接俺の携帯へかけてきた。

『今日、お願いしてもいいかな』
「もちろん。時間と場所は?」
『えっと、19時に××駅。迎えに行く』
「オッケー」

 さっそく風呂に入って体を念入りに綺麗にした。間に合うように、時間に余裕をもって家を出た。指定された駅で待っていたら、時間ちょうどに今井は現れた。

 雑踏をかきわけ、俺の方へ向かってくる途中、歩きスマホをしている若い女とぶつかって睨まれていた。条件反射のようにすいませんと頭をさげつつ、理不尽さにむかついて女の後ろ姿を無言で睨む様子が最高で勃起しそうだった。

「早いね」

 今井は腕時計を見て、自分が遅れたわけじゃないとアピールする。

「時間厳守。五分前行動がモットーだから」
「じゃあ、行こうか」

 今井は柔らかく微笑んだ。見慣れない笑顔だ。一度寝たら、さっそく恋人気取りか?

 駅の裏側に今井は向かった。そこにラブホテルがいくつかあることは俺も知っている。案の定、「ここでいい?」と今井は一軒のホテルに入った。

 二人でシャワーを浴びた。今井の体を洗ってやる。筋肉なんかほとんどついてないインドアな肉体だ。腹周りなんかプニプニとつまめそうだ。シャワーで泡を洗い流し、男としての魅力は皆無の体に舌を這わせた。乳首を舐め、軽く噛む。濡れた陰毛を絡めないよう、今井のペニスを握った。

「また口でしてやろうか?」
「今日はもう、入れたい」
「俺のケツにハマッてんじゃねえかよ」
「祐樹のお尻ってユルユルだけど、ウリやってるホモはみんなそうなの?」

 思いがけない辛辣な言葉に息を飲む。

「な……、俺のどこがユルユルだって言うんだよ。そう感じるのはお前が小せえからだろ」
「小さい俺でもそう感じるってかなりやばいんじゃない?」

 陰鬱な笑みを浮かべながら、今井が俺の尻穴に指を入れて来た。

「ちょっ、おい、爪が痛えだろ!」
「あ、ごめん。じゃあまた前みたいに、自分でやってくれる?」

 前戯の真似事でもしようとしたのだろうか。嘘っぽい優しい声色が気持ち悪い。浴室を出てベッドへ移動する。ローションで穴を潤わせる。

「お尻弄るのってそんなに気持ちいい?」
「……なんだよ、今日はつっかかるじゃん」
「祐樹の初体験っていつなの?」
「俺に興味あんの?」
「うん、ある」

 即答されて手が止まる。

「なんで」
「これから抱く男のこと、知りたいと思うのって、変かな」
「いや、まぁ……お前みたいに根掘り葉掘り聞いて来る客は珍しくねえけど」
「門田って、どんな奴だったの?」
「えっ、門田?」
「高校の時好きだったんだろ?」
「ああ、門田……、別に普通」

 前回ついた嘘を危うく忘れるところだった。

「普通じゃわかんない。何年の時? 同じクラス?」
「質問責めかよ。一年の時。同じクラスだった。ちょっと伊藤ちゃんに似てるかも」

 似てるどころか、本人なんだけど。

「そうなんだ」

 へえ、と言って今井は遠い目をした。

「伊藤ちゃんは? いま好きな子いんのかよ」
「いない」
「前は?」
「高1の時にいたけど、嫌われたから」
「なんで?」
「同じクラスの奴にからかわれて」

 俺のことだ。間違いない。もしかして俺のことに気付いたのだろうか。恐る恐る今井の表情を窺い見る。今井はまだ、考え事でもしているように、遠い目で空を見つめていた。

「本当に、そいつ、嫌な奴だったんだ」

 表情はそのままに、今井がぽつりと呟いた。

「人の嫌がることを言って喜ぶ幼稚な奴で、クラス中から嫌われてた。俺も大嫌いだった。からかわれる前から、こんな奴、死ねばいいのにって思うくらい、鬱陶しくてどうしようもない奴だった。中学が同じだったって奴に聞いたけど、やっぱり中学でも鼻つまみ者で、友達一人もいなかったらしい。いまどうしてんのか知らないけど、ろくでもない人生送ってると思うよ。それくらい、他人から嫌われるような奴だったから」
「へー、そいつ、最悪じゃん」

 いつもの調子で相槌を打つ。むりやり持ち上げた頬の筋肉が痙攣した。嫌われてることは知っていた。自分のせいだと自覚もしてた。でも、面と向かって言われるのは堪えた。しかも好きだった奴から、死ねばいいのに、とまで言われるほど嫌われていたなんて、さすがの俺も平然と笑うことは困難だった。

「嫌なこと思い出しちゃったな。忘れたい。もう、いい?」

 と作ったような笑みで、今井は俺の腰に指をかけた。頷いたら、また一気に奥まで入れて来た。もちろん、コンドームなし。

「ううっ、待っ……」
「祐樹の中は温かくて嫌なこと忘れられるよ」

 単純に喜べない。さっきの言葉のショックからまだ立ち直れない。いまいち乗りきれない。今井の下手さが今日は辛くて苦しいだけだ。

「今日は前からして欲しいんだけど」

 バックより多少は楽になるはずだ。なのに、

「嫌だ。祐樹の顔、好みじゃないから、見たくない」

 酷い理由で断ってきやがった。今井ってこんなこと言う奴だったっけ?! イメージと違う。

「俺だってお前の顔なんか好きじゃねえよ! でも、今日は、前で。頼むからっ」
「お金払うんだから、客の言う通りにしなきゃだろ」

 と、ただ機械的に腰を打ち付けて来る。しばらくすれば慣れる。その時が来るのを待って俺は歯を食いしばって苦痛に耐えた。

「やっぱり前でしてあげる」

 急に気分を変えた今井はいきなり抜くと、俺の体をひっくり返した。そして、解放で安堵している穴へまたねじこんできた。

「あうっ」
「気持ちいい? すっごい締め付けて来る」

 ただ痛くて収縮してしまっているだけだ。今井のお目出たさは救いになるが、体への負担から目尻には涙が溜まった。

「前立腺ってどこ? ここ?」

 角度をかえてめちゃくちゃに突いて来る。そこだと答える前に、場所が変わってしまう。

「ちが……もっと、手前……ッ」
「あれ、縮んじゃってる。前みたいに、自分で触んなよ。俺はそんなの、汚くて触りたくないから」

 指でペニスの先を弾かれた。あまりの仕打ちに今井を睨みつける。今井はにこりと笑った。

「凄いよね。貪欲っていうか。恥知らずっていうか。誰でも、なんでも、いいんだね」
「んなわけ、ねえだろ」

 今井らしくなくて混乱する。俺の愛する愚かさがない。可愛げがない。

「マンションのデブと、俺と、どっちがいい?」
「どっちもヘタクソ」
「どうせそれも冗談なんだろ? 俺の方があのデブより祐樹のこと好きだし、愛してるのに」
「はあっ?!」

 とんでもない台詞に目を見開く。

「はは! 顔が赤くなった。本気にした?」
「嘘かよ、びっくりさせんなよ」

 一瞬とは言え、真に受けて喜びかけた俺がいた。

 今井ならありえなくもない話だと思えたからだ。「あいつ、今井のこと好きなんだってよ」と耳打ちされただけで、興味もなかった「あいつ」のことを意識して好きになれるのが今井だ。

 一度寝た俺のことも、もしかしたら本当に好きになってくれたんじゃないかと、一瞬、夢見た。

 落胆が思いの外凄まじい。笑い飛ばすことも、怒ったふりも難しくて妙な間が開く。自分で思っていた以上に、俺は今井に好かれたかったらしい。

「そんな風に慌てるの、可愛いね」
「うるさい……っ!!」

 心をくすぐる甘い言葉に惑わされる。これもどうせ嘘。冗談。セックスを盛りあげるための偽りの言葉なのに、感情を揺さぶられる。ぬか喜びしたくないのに、今度こそ、本気で言ってくれているのかもと、期待してしまう。

「嘘じゃないよ。祐樹、可愛い」
「俺の顔、好みじゃないって言ったくせに」
「言った? 言ったね。ごめん、嘘」

 どっちが? 今井に翻弄されすぎて、わけがわからない。もう、泣きそうになる。

「祐樹はいま、好きな奴いないの?」
「いねえよ、そんなの」

 強がった声が掠れた。

「俺じゃないの? 残念」
「どっから湧いてくんだよ、その自信。鏡見ろ」
「そうだったら良かったのにって、希望だよ」
「好みじゃないだの、汚いだの、さんざん言ってたのはお前のほうだろ」
「言ってなかったら、好きになってた?」
「もう意味わかんねえよ、なにがしたいんだよ、勘弁してくれ!」

 これ以上、やり取りを続けたら本当に泣いてしまいそうだ。

 今井の言葉は残酷な猫の爪だ。俺はいたぶられる小動物だ。今井はただ思い付きの言葉で俺の反応を見て面白がっているんだろうけど、俺にとっては1つ1つが致命的だ。

「ごめんごめん。続きをしよう」

 俺の中で今井がゆっくり動く。



こっちむいて、愛




2016-08-03(Wed) 20:10| | トラックバック(-)| コメント 0

嘘 (5/7)

1話はこちら前話はこちら

 今井をベッドに寝かせ、その上に跨り、股間に顔を埋めた。金のため、快楽のため、ただの勢いだけで咥えて来たどのペニスとも違う。

 見た目も機能も、ほとんど何もかわりはしないのに、昔の知り合いの、しかも好きだった男のものだと思うと、あっという間に吐きだされた精液も不快じゃなく、むしろそのあっけなさが嬉しくなった。

「早えんだよ、早漏が」
「飲んだ……」
「で、次どーする?」
「えと……、もう一回、口で」
「好きだなぁ、伊藤ちゃん。まさかずっとしゃぶらせる気かよ? さてはお前、童貞だな?」

 21歳で童貞なんて珍しくもない。でも今井は図星を突かれたようで黙り込んだ。予想通りでまた嬉しくなる。

 高校一年の時、今井は由里原という、クラスで一番かわいい女の子のことが好きだったようだった。変質者のような目つきで由里原を見ていた。その見方も姑息で、由里原が友達と楽しそうにしている隙を狙っていた。近くにいるときは寝るふりをしてその会話を盗み聞きしていた。

 むっつり助平という言葉は今井のためにあるような言葉だった。あの頭の中で由里原はエグイ妄想の餌食になっているはずだった。女に興味はあっても話しかける度胸はない。今井はそういう男であるはずだ。

 そう妄想することが俺の楽しみの一つだった。知識と想像力だけを育て続け、30代には女叩きに躍起になって、40代になって風俗嬢で脱童貞をする、それが俺の理想の今井だった。

「君の、祐樹の、顔に出したい」

 ゲスくて変態的な要求をされ、俺の理想通りに育っていると確信した。

「高校の時は、もうホモだったの?」

 無遠慮で無神経な質問をしてくる。

「うるせえな、噛むぞ」
「好きな男、いた?」

 好きだった男からそんなことを聞かれて、言葉に詰まった。

「いたんだ?」
「いちゃ悪いか」
「誰?」
「聞いても伊藤ちゃんにはわかんねえだろ。てか、早く出せよ。腕が疲れて来た」
「名前だけ。知りたい」

 ここまで追及されるとは思わなかった。気付いてないふりをしたまま、今井の名前を挙げたらどんな反応が返ってくるだろう。同姓同名だと驚くだけだろうか。俺のことを思い出すだろうか。俺だと思い出した時、どんな顔をするだろう。

「……門田。満足か?」

 結局嘘の名前を言った。マンションの太った男の名前だが、今井は気付いた様子はない。

「かっこいい人?」
「しつけえな。まだ聞くのかよ。ぜんぜんかっこよくねえよ。俺、男の趣味悪いって言われてるから」
「口も悪いもんね」
「うるせえ」

 文句を言いながら、今井とこんなに話をしたのは初めてだったことに気付いた。

 高校の時は鬱陶しがられていて、まともに目を合わせてくれたことはなかった。それほど嫌われていたんだと再確認したら、さすがに少し悲しい気持ちになった。

 今井は言っていた通り顔射した。強烈な青臭さに頭がクラクラした。この生温かさは今井の体温だ。持ち主から放出された精液すら愛おしく思える。俺の男の趣味が悪いんじゃなく、俺の性癖のほうがおかしいのだ。

 次はどうするか今井に訊ねた。そのつもりはなかったようで狼狽えた。

「これで終わりでも、俺は別に構わねえけど」

 素っ気ないふりを装いながら、心の中ではやめないでくれと祈っていた。その祈りは通じた。受け入れる準備が終わるや否や、今井は性急に突っ込んできた。

「ちょっ、待っ……!! あ、ううっ……!!」

 さすが童貞というべきか。この余裕のなさ、相手への気遣いのなさ、これこそ今井だと喜び半分、与えられる苦痛に思わず呻いた。必須のコンドームも当然つけていない。今井が望むなら最初からそのつもりでいたが、今井は確認すらしなかった。

「痛い?」
「伊藤ちゃん程度のちんこ、痛いわけ、ねえだろ」

 今井に引け目を感じさせちゃいけない。でも、つい、癖で短小をネタにしてしまう。本当はそれほど小さくもないけど。

 経験のない今井は、とにかく前後に腰を振った。エロ動画を見て抜いてるだけの今井らしい動きだ。とにかく奥まで突けば喘ぐと思ってる。受け入れる側の負担まで気が回らない。いきなり突っ込まれて痛くないわけがないのに。ただピストンされただけで、気持ちよくなるわけがないのに。

「気持ちよくない?」

 心配そうな声が確認する。

「気持ちいいから、もっとして……!! いっぱい、突きまくって……!!」

 今井のセックスはこれが正解だ。うまくなったら今井じゃなくなってしまう。今井はセックス下手が似合う。

「あっ、ううっ……、んっ!! いいっ……! 気持ちいいっ!! 伊藤ちゃんのちんこ、気持ちいいっ!!」

 馬鹿な雌になりきって叫ぶ。萎えたペニスを自分で扱いて勃たせることで、言葉の裏付けを図る。

 でも思いこみで、奥の内臓を打たれる痛みが誤魔化せるわけはなく、演技の限界を知った俺は少しだけ今井を誘導することにした。

「はぁぁんっ、あっ、あっ……ちんぽ気持ちいい……ッ! あっ、そこ……ッ……もっと、してっ!! あ……あっ……前立せ……あたって……ぁ……ああ……っ!! も……して……っ!!」

 ここか? と探るように今井が動いた。少し挿入が浅くなって、なんとか前立腺への刺激を少し確保できた。これならイケる。俺は必死にペニスを扱いた。卑猥に喘いで今井を煽った。今井の腰の動きも早くなった。

 先に達したのは俺だった。

「イッたの?」

 喜びと不安の入り混じった今井の声。

「……それ聞いてどーすんの」
「だとしたら、良かったと思って。俺、短小で童貞だから」

 さんざんからかった俺への嫌味。簡単に身につけてしまう自信。感情を表に出さないようにしているくせに、本当はダダ漏れ。この愚かしさが本当に可愛い。

「俺も出すよ」

 先に俺をイカせたことに満足したような顔で、今井はピストンを再開した。そしてやはり、当然のように中出しした。ねだる必要もなかった。

 終わったあと二人でシャワーを浴び、ホテルを出た。未練が残って、この次が欲しくなった。サービスするからと、名刺に携帯の番号を書いて今井に渡した。広い通りでタクシーを拾い、それに乗り込んだ。

 電話をしてくる確率は五分五分だろうと思った。




おこさまスター 2




2016-08-02(Tue) 21:35| | トラックバック(-)| コメント 4

嘘 (4/7)

1話はこちら前話はこちら

 事が終わったあと、また二人でシャワーを浴びた。最初と違ってぞんざいな手つきではあったが、中原は俺の体をまた洗ってくれた。

「今回は店通してないし、初回割引ってことで、半額以下の5千円でいいよ」

 服を着た中原が右手を差し出す。俺は財布から出した千円札5枚をその手に乗せた。

「そのかわり、また指名よろしく。店に電話しにくかったら、直接俺に電話してくれてもいいし。その時はサービスするから」

 と、携帯の番号を書き殴った名刺を俺にくれた。

「店通さなきゃ駄目なんじゃないの」
「バレなきゃいい」

 悪戯っぽく笑う中原から、手元の名刺へ視線を落とした。これは必要ない。もう中原に会うつもりはない。ささやかながら復讐は果たせた。金を払いはしたが、中原を金で買った立場だと思うと惜しくはない。

「気が向いたら」
「他のボーイ買ってるの見つけたらぶっ殺すからな」
「客商売向いてないよ」
「これが俺の売りなんだよ。奇特な客が何回もリピートしてくれる」
「奇特って。自分で言うんだ」
「奇特は優れた人って褒め言葉なんだぜ。そんなことも知らねえのかよ」
「俺、高校中退だから」

 一瞬、中原の顔色が曇ったが、すぐ生意気そうな表情に戻って「だから馬鹿なのか」と笑った。お前のせいだよ、とネタ晴らしたらどんな反応を見せるだろう。興味を掻き立てられたが、すぐ落ち着いた。

 二人でホテルを出た。日が落ちて暗くなっていた。そのかわり、ホテルは照明がついて目立っていた。

 タクシーに乗って帰るというので、タクシーを拾いやすい広い通りまで一緒に向かった。自分の体から安っぽいボディソープの匂いがする。この匂いを中原と共有しているのだと思うと、今まで感じたことのない親近感を覚えた。

「祐樹はどのへんに住んでるの」
「ボーイのプライベートを聞きだすのはルール違反」
「そっか、そうなんだ。そうだよね」
「……なに、なんだよ、俺に惚れた?」
「そんなんじゃないけど」
「素直になれよ」
「ほんとに違うって」

 軽口を言い合っていたら空車のタクシーがやってきた。中原が手をあげて、それを止める。

 車に乗り込んだ中原が「じゃあな――」と俺の名前を言って手を振っている。見えなくなるまで、茫然とタクシーを見送った。


 ※ ※ ※


「お待たせし――」

 と、ピザの匂いに包まれた男の顔が、俺たちを見て凍り付いた。客の男への苛立ちと、セックスを見せつける羞恥心が爆発しそうになる。でもそれはスイッチを切ったみたいに治まった。

 ピザ屋の男の顔には見覚えのあった。記憶が揺さぶられ、目の前も揺れた。

 すぐに誰だか思い出し、心臓が止まるかと思った。男は今井という、高校一年の時、短い期間同級生だった男だ。

 思い出すと同時に罪悪感で心臓がきゅうと締め付けられた。まさかこんな場所、こんな場面で再会するなんて。どんな神様の悪戯だろう。

 今井は高校一年のときに同じクラスだった。俺の悪い癖で、つい、周りの連中をいじり倒していたら不登校になって、挙句退学していった奴だ。

 さすがに悪いと思った。周りからは俺のせいだと無言の圧力も感じた。針の筵だった。俺のほうこそ登校拒否をしたくなった。

 ちょっとからかわれたくらいで学校に来なるなるなんて、今井のメンタルも弱すぎる。そう開き直って意地でも学校には通った。

 最初は無言で攻めて来た奴らも、時が経てば今井がいないことが当たり前になって、数ヶ月後には存在も忘れたような顔で過ごしていやがった。

 あいつどうしてるかな、と俺はたまに思い出していたのに。どっちのほうが薄情なんだ。

 俺は嫌いな奴はいじらない。構わない。正直に言うと、今井のことは、かなり気に入っていた。好きだった。だからこそ、中退したと知った時は落ち込んだ。自分を責めた。家まで謝りに行こうかと真剣に考えた。俺のキャラじゃない、と行動しなかったことは、卒業が近づいてきた頃になって無意味なことだったと後悔した。

 今井の陰気な感じが好きだった。閉じこもった殻をこじ開けたい欲求を常に感じていた。愛情の裏返しで今井にはしつこいくらい絡んだ。昔からそうだった。

 口も態度も悪くて人に好かれたことがない。好きになった奴には特に嫌われた。そういう性格だったからだ。直したくても直せなかった。気を付けようとしても、思いと裏腹な悪い言葉が出てしまうのだ。

 誰ともまともな人間関係を築けないまま高校を卒業し、趣味と実用をかねてウリ専の仕事を始めた。まさか、今井と再会するきっかけになるとは。

 あの日俺を買った客は露出のけもある悪趣味な奴で、今までもきわどいプレイは何度かあった。Tバックを穿かされ宅急便の受け取りをさせられたり、ベランダで犯されたりと、よく通報されなかったものだと思う。

 エスカレートした男の要求は、ピザの宅配員にセックスを見せつけることだった。嫌だと拒否すれば金は倍払うと言われ、もうどうにでもなれ、と男と繋がったままピザを受け取りに玄関に出た。

 そうしたら、今井が立っていたのだ。

 今井が俺に気付いているかわからなかった。出来れば気付かれたくない状況でもあったから、俺はただの変態になりきることに集中して、その場をなんとかやり過ごした。

 次、マンションの太った男に買われた時、またピザを頼んでくれないかと密かに願ったが、その日は趣味の悪いシースルーの服に着替えさせられ、その格好のままセックスして終わった。

 ならば自分で注文しようと店の番号を調べた。でも電話をする勇気はなかった。今井が来るとは限らないし、来たとしても、自分の望みが何なのかはっきりしなかったからだ。

 気付かれたいのか、気付かれたくないのか。気付かれたとしても、あの時は悪かったと素直に謝れる自信はない。ただ、もう一度顔を見てみたい。それだけ。

 そんな願望に頭を支配されていたある日、またマンションの男に呼び出された。今日は俺からピザの配達を頼んでみようか、そう考えながら、マンションに向かったら。そこに今井がいた。

 恥ずかしかった。あんなに会いたいと思っていたのに、いざ、そこに現れると、恥ずかしさと、申し訳なさと、恐ろしさから顔を俯けて素通りした。

 そしたら、今井の方から「あの」と声をかけてきた。さらに脈拍が早くなるのを感じた。まともに顔を見られなくて最小限の動作だけで今井のほうを向いた。

 ダサい私服で、陰気な雰囲気は相変らずだった。それがわかって俺は昔みたいにときめいた。ゲイ仲間や店のスタッフから、俺の男の趣味はかわってると言われ続けて来た。箸にも棒にもかからないような男ばかりを好きになる、と。ライバルもいないのに、俺の口の悪さと態度の悪さもあって、成就したことは一度もない。

 今井は俺に、マンションの男は他に男がいると教えてきた。その意図がわからなかった。俺に気付いているのかも、表情や態度からはわからなかった。

 俺は自分がウリ専ボーイであることを明かした。あの太った客と恋人だと思われたくないのと、わざわざこんなことを言ってくるってことは、少なからずの興味があると踏んでのことだ。そこに一縷の望みをかけ、今井に名刺を渡した。

 客とセックスして、マンションを出たら、なんと今井が待ち伏せしていた。心臓が歓喜の発作を起こしそうになった。逃がしちゃ駄目だと思った。なにがなんでも今日、ヤッてしまおう、と。

 商売ではあるが、生まれて初めて、好きな男とセックスできるかもしれないのだ。俺の焦りは相当なものだった。今井に気付かれないよう、悟られないようにしていたら、いつも以上に口が動いて今井を罵ってしまった。

 俺の口の悪さに怒りだす客もいる。今井は耐えていた。男を買う経験なんて初めてだから、今回の勢いに乗ってしまおうと我慢していたのだと思う。

 ホテルに入ればこっちのものだった。手短に説明をして、一緒に風呂に入って、自分のペースに持っていくことで緊張を解した。普段通りに振る舞えばいい。相手は今井。神様からのプレゼントだ。これはご褒美なのだから、ぞんぶんに楽しめばいい。







2016-08-01(Mon) 21:53| | トラックバック(-)| コメント 2

嘘 (3/7)

1話はこちら前話はこちら

 泡を洗い流したあと、中原は俺の体を拭いてくれた。そしてベッドに横たわった俺の足に跨って、はちきれそうなペニスを口に咥えこんだ。あの中原が!

「うっ、待っ……!!」

 熱い粘膜に包まれながら、軽く唇でしごかれただけであっという間に昇りつめた。自己最速記録で、中原の口の中に精液を叩きつけていた。

 さすがに予想外だったようで、中原は眉を寄せて俺を睨んだ。モゴモゴと口周りを動かしたあと、「早えんだよ、早漏が」と俺を揶揄することで飲みこんだことを証明した。

「飲んだ……」
「で、次どーする?」
「えと……、もう一回、口で」
「好きだなぁ、伊藤ちゃん。まさかずっとしゃぶらせる気かよ? さてはお前、童貞だな?」

 中原の口が近づいて、俺のペニスに熱い息が吹きかかったと思ったら、再び熱い口腔内に包まれていた。中原は頭を上下させて俺のペニスをしゃぶった。くらくらするような快楽。

 頬の形がへこんだり膨らんだり変形している。中原の口から溢れた唾液が、陰茎を伝い落ち下に溜まる。感じる刺激と、目の前の光景が結びつかない。

 高校時代の数か月、中原ときちんと話をしたことは一度もなかった。いつも一方的に嫌がらせをされていた。言い返せば嫌がらせがしつこくなるだけだとわかっていたから、「うん」とか「違う」くらいしか言ったことはないし、こちらから話しかけたこともない。面と向かい合ったこともなかったんじゃないだろうか。

 みんな、そんな感じだった。中原はクラスの嫌われ者だった。内心では馬鹿にして、見下して、罵詈雑言を浴びせかけていた中原が今、俺のものをうまそうにしゃぶっている。いまにも射精しそうな快感は、俺の高校中退の原因を作った中原によってもたらされているのだ。

「出る、かも」

 また早いと言われるかと思ったが、どうぞ、というふうに、中原は先端を二度吸った。一度目は中原の口に出した。二度目は違う場所がいい。

「君の、祐樹の、顔に出したい」

 熱を孕んだ目で俺をじっと見たあと、中原は軽く頷いて口を離した。亀頭を自分の顔に向けながら、手で扱く。金のためとはいえ、こんなことを甘んじて受け入れるなんて意外だった。本当は元からこういうことが好きだったのだろうか。

「祐樹は、いつから、この仕事してるの?」
「高校卒業してから」

 俺は中退したのに、中原はちゃんと卒業したのか。

「いつからホモなの?」
「早く出せよ」

 低い声とともに、鋭い眼差しが矢のように飛んできた。少し気圧されたものの、このタイミングを逃すまいと質問を続けた。

「高校の時は、もうホモだったの?」
「うるせえな、噛むぞ」
「好きな男、いた?」

 中原は口を閉ざして唇をへの字に曲げた。機嫌を損ねた駄々っ子みたいな表情だ。

「いたんだ?」
「いちゃ悪いか」
「誰?」
「聞いても伊藤ちゃんにはわかんねえだろ。てか、早く出せよ。腕が疲れて来た」
「名前だけ。知りたい」
「……門田。満足か?」

 挑発的な目が俺を睨む。門田という名前にはなんとなく聞き覚えがあるようなないような、曖昧な感覚しか持てない。同じクラスだった連中のほとんどの顔と名前を忘れてしまっているから思い出せないだけかもしれない。二年以降の中原のクラスメートだとしたら、俺にはわからない。

「かっこいい人?」
「しつけえな。まだ聞くのかよ。ぜんぜんかっこよくねえよ。俺、男の趣味悪いって言われてるから」
「口も悪いもんね」
「うるせえ」
「告白した?」
「できるわけねえだろ。もういい加減にしねえと、止めるぞ」
「ごめん、もう、出すよ」

 ちょっとほっとした顔で、中原は俺のペニスに視線を戻した。

 中原に見つめられながら俺はその顔へ射精した。目に入るのを避けるために中原は目を閉じる。眉間から鼻梁へ、その脇から口元へと、俺の吐きだした精液が中原の顔を汚している。

 征服感が尾てい骨のあたりからゾクゾクとこみあげて来て、俺の体はブルッと震えた。

 顔が俺の精液まみれの中原は、赤い舌が出し、唇に溜まる白い液体を舐めとった。目を開け、俺を見据えながら、口周りの精液を指先で口元へ運び、その指の汚れも俺に見せつけるように舐めた。

「次はどーする? 伊藤ちゃん」
「次……?」
「入れたい? 入れられたい?」
「えっ!」
「これで終わりでも、俺は別に構わねえけど」

 俺が中原に……、入れる? 入れられる?! 入れられるなんてまっぴらごめんだ。どうして俺が中原のちんこを突っ込まれなきゃいけないんだ。じゃあ、入れる? それもどうだろう。中原のケツに入れたいか? そこまでしたら完全に俺までホモじゃないか? 俺はただ、高校時代の憂さ晴らしをしたかっただけだ。

 これでもう充分なような気がする。でも、せっかくだから、という欲も出て来る。

 マンションのデブ男のように、中原をヒイヒイ善がらせるのも、面白いかもしれない。

「い、入れる……ほう、で」
「オッケー。じゃ、準備するわ」

 中原は体を起こすとホテルの備品のローションを手に出して、それを尻になすりつけた。俺のほうへケツを向けているから、中原が指を出し入れしているのが見えた。意外につるんと綺麗な尻だ。ローションのせいでそぼ濡れるアナルも、出張ホストをしている割に色づきは薄い。

 そっと尻を触ったら、中原は「わっ」と声をあげて背を逸らした。

「なんだよ、急に」
「スベスベしてる」
「あー、ケツだけは褒められる」
「ケツだけなんだ」

 と笑ったら「うるせえ、殺すぞ」と中原は口を尖らせた。自分が言ったくせに。

「伊藤ちゃん、3回目だけど、勃つのか? また口でやってやろうか?」

 必要に迫られた事務的な感じで肛門を解しながら中原が言った。

「もう、入れて大丈夫なの?」
「まあ、大丈夫っちゃあ、大丈夫だけど」

 大丈夫という言葉を聞いて、俺は中原の腰を掴んで背後から挿入を試みた。ぬめついた肛門に亀頭を押し当て、ぐぐっと押し込む。フェラしてもらう必要はなかった。中原が指を出し入れしているのを見ているだけで勃起した。

「ちょっ、待っ……!! あ、ううっ……!!」

 ベッドにうつ伏せになって、中原が呻く。狭くて突っ張る感じはするが、ローションのおかげで引っかかるような痛みはない。中原は違うのかもしれない。

「痛い?」
「伊藤ちゃん程度のちんこ、痛いわけ、ねえだろ」

 短小と言われたっけ。今更ながら傷つく言葉だ。それに、童貞だと言い当てられたし。なにがなんでも善がらせたい。マンションのデブ男にできたんだ、俺にだってできるはずだ。

 ゆっくり引いて、また戻す。という動作を何度も繰り返した。中原の中はとても暖かくて、狭くて、吸い付いて来る粘膜は動くたびうねって俺を奥へと誘い込むようだった。

 慣れているのかと思いきや、健気な緊張感も保っていて、それに味をしめた俺は猿みたいに何度も何度も出し入れした。

「うっ、ううっ、あ、あぁぁっ……!!」

 ベッドに顔を押し付けたまま、中原が声をあげる。デブのマンションで聞いた声と少し違う気がする。

「気持ちよくない?」

 確認したら、中原はシーツに額を擦りつけるように首を左右に振った。

「気持ちいいから、もっとして……!! いっぱい、突きまくって……!!」

 言われた通り、ピストン運動の速度と強度をあげた。陰茎を扱かれて俺のペニスがさらに充血する。

「あっ、ううっ……、んっ!! いいっ……! 気持ちいいっ!! 伊藤ちゃんのちんこ、気持ちいいっ!!」

 叫ぶように言いながら、中原は自分でペニスを扱いた。

「はぁぁんっ、あっ、あっ……ちんぽ気持ちいい……ッ! あっ、そこ……ッ……もっと、してっ!! あ……あっ……前立せ……あたって……ぁ……ああ……っ!! も……して……っ!!」

 前立腺。聞いたことがある。どこだと探しながら腰を振った。ある場所を擦ると中原は髪を振り乱した。きっとここだ。そこを徹底的に責めた。

「ああぁっ……だめっ、そんなっ……しちゃ……ぁ……だめっ……やだっ……ッ……気持ちよくて……イッちゃ……イッちゃうからっ……! はあぁんっ……いとう、ちゃ……あっあっ!!」

 中原の声が聞こえなくなると同時に、体が強張った。そして、大きく息を吐きだしながら弛緩した。ぐったりした背中が大きく上下している。

「イッたの?」
「……それ聞いてどーすんの」
「だとしたら、良かったと思って。俺、短小で童貞だから」

 首を捻って中原が俺を睨む。

「まぁ、確かに、短小で童貞で早漏でテクニック無しだけど、初めてのわりに良かったんじゃね?」
「テクニック無しが増えた」
「童貞なんだから当たり前だろ。何様だお前」
「でも祐樹、すごい喘いでた」
「全部演技だよ、バーカ」
「えっ、そうなの」
「冗談もわかんねえのか、バーカ。早くイケよ。今度は遅漏かよ」
「俺も出すよ」

 中原の悪口に苦笑しながらピストンを再開する。

 高校生の頃は苦手でしかなかった中原の口の悪さが今では平気に聞き流せるのが不思議だった。学校の教室という閉ざされた空間、逃げられない条件が揃っていたから、神経質になっていただけだったのだろうか。

 いや、確かに中には酷い中傷もあったから、やっぱり中原が人格異常者なのだと思う。

 そんなことを考えながら三度目の射精をする。出したあとで、中出しして良かったのかと不安になったが、中原は何も言わないから、これもサービスの内なのだろう。どうせ男同士で妊娠もしないのだし。







2016-07-31(Sun) 20:45| | トラックバック(-)| コメント 0

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