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性癖の道連れ(2/2)

2016.02.23.Tue.
<前話はこちら>

「はぁっ、はぁ、あぁ……倉岡さん、まじヤバイです、もう止めて下さい、まじで出そうなんで」

 切実な訴えに、考えが決まらないままパンツの腰のゴムを引っ張った。亀頭がにょきっと顔を出す。小さな口から先走りが垂れていた。

「俺のパンツ汚したらお前、どうやって帰るつもりなんだ?」
「それは困ります……あぁっ……」

 亀頭を手で包んで扱くと、宇和は喘ぎ声をあげた。凛々しい眉をさげて感じた表情を見せる。そんな顔されたら止められなくなるじゃないか。

「もういっそのこと、出してから帰れよ」
「だ……したほうが、いいっすかね……?」
「ぶっちゃけ出したいだろ?」
「はい」
「後始末が面倒だからこっち来い」

 俺は宇和のちんぽを握ったまま更衣室の裏のシャワー室へ連れて行った。個室の一つに入ってゴシゴシ陰茎を扱く。

「はぁぁ……やばい……すっげえ気持ちいいっす……」

 どうして俺が扱いてるんだって疑問も感じずに、宇和ははぁはぁと息遣いを荒くする。狭い空間だからお互いの距離が近い。宇和の熱で俺まで体が熱くなってきた。

「あぁ……あっ……ん……あぁ……」

 宇和が俺を挟んで壁に手をついた。さらに距離が近くなる。すぐ目の前に宇和の顔がある。彫が深くて鼻筋も通っている羨ましい顔立ちだ。

「倉、岡さ……んっ……も……ちょい、先っちょ……」
「ここか?」

 カリ責めしたら宇和が抱きつくように覆いかぶさって来た。

「あぁっ、あっ、それ、やば……! あっ、あっ……」

 溢れた我慢汁が垂れ落ちて来て、俺が手を動かすたびにネチャネチャといやらしい音を立てる。

「汚れるからな」

 と宇和のパンツを膝までさげた。竿だけじゃなく玉も揉んでやった。宇和の乱れた息遣いが顔のすぐ横から聞こえて来る。

 こんなエロい状況におかれた俺のちんぽも当然のように勃起していた。宇和にパンツを渡した時のままの姿だから下半身は丸出し。できれば宇和のちんぽと一緒に二本まとめて扱きたい。盗んだ宇和のパンツを頭に被りたい。宇和の匂いを嗅ぎながら射精したい。

「出して、いいですか……っ?」

 宇和の切羽詰まった声に我に返る。

「いいぞ」
「すいません」

 宇和は自分から腰を振った。セックスするみたいな腰の動きだ。下手に手を動かさず、指できつめの輪っかを作って固定した。俺の手をオナホがわりに宇和が激しく腰を振る。

「はぁ……はぁ……あ~……出る、出るっ……!!」

 宇和は俺に抱き付いて達した。腰の動きが止まったので、最後まで搾り取るように手で扱いてやった。ドピュッドピュッと生温かい液体が俺にかかる。シャツにも、太ももにも、ビンビンに勃起したちんぽにかかった時は軽くイキかけた。

「はぁああ……まじやばかったです……」

 深いため息をついて宇和が俺から離れた。自分の出した精液が俺にかかっているのを見て慌てて謝ってくる。

「すいませんっ! 俺、気持ちよくてつい夢中になっちゃって……っ」
「いいって、このくらい」

 宇和のザーメン付きのシャツ。俺にとってはデザートが出来たようなものだ。

「倉岡さんが嫌じゃなかったら、俺のシャツ着て下さい。俺は体操服着て帰りますから」

 宇和のシャツを着て帰る……!? これはもうフルコースじゃないか。あとで一人になった時に宇和のパンツも履こう。

「じゃあ、借りて帰ろうかな」
「俺が汚したシャツは洗濯してパンツと一緒に返しますね」
「いいよ。家で洗濯するから」
「それじゃ悪いっすよ!」
「いや、うちの母親がそういうの気にするタイプだから」

 なにが『そういうの』なのか具体的にさっぱりわからないが、宇和は「そうですか」と渋々納得してくれた。

 せっかく手に入れた後輩のザーメン付きワイシャツ、洗濯されてなるものか。幸い家には替えの制服が一着ある。明日からしばらくそっちを着て、こっちはパンツと一緒にオナニーの時に使わせてもらおう。今日は大収穫だ。

 二人とも汚れたし汗をかいたので、シャワーを浴びることにした。宇和がパンツを脱いだ。初めからここにいたからその流れで二人一緒にシャワーを浴びるような雰囲気だ。俺もワイシャツを脱いで、濡れないように外のカゴに入れた。

「うわ、俺のザーメン、ちんぽにもかかってたんですね」

 全裸になった俺の股間を見て宇和は申し訳なさそうに頭を掻いた。

「だってお前、いっぱい出しただろ」
「すごい気持ちよかったんですよ」
「確かに、俺に抱き付いてハァハァ言ってたもんな」
「そう言う倉岡さんも立ってるじゃないですか」

 隠すものがなくなって、俺のちんぽはその全身を宇和の目に晒していた。

「エロいことしてたら自然とこうなるだろ」
「あの、俺でよければ、やりますけど……」

 軽く手を握って扱く動作をする。思わぬ展開だ。

「いいのか?」
「倉岡さんもやってくれたし……それに俺、中学の時に部活で割とやりあうことあったんで」

 だから抵抗がないのだと言う。願ってもない申し出だ。さっそくお願いした。

 宇和が俺のちんぽを握る。自分の出した精液をなすりつけながら、手を上下に動かす。

「どうですか?」
「ああ、気持ちいいよ」
「中学の時の先輩に、精液は滋養強壮の効果があるから試合前に飲むといいって言う人がいたんですよ」

 俺と似たような変態がどこにでもいるもんだ。

「それでお前は飲ませてやったのか?」
「あ、いえ……飲ませるほうじゃなく、飲ませられてたんです」

 赤い顔をして衝撃の告白をした。

「って言っても2回くらいなんですけど……」
「嫌じゃなかったのか?」
「嫌だったんですけど……、だけど、ほんとに飲んだ日の試合は勝てたっていうか、いいタイムが出せたんですよね」

 そんなの偶然に決まっているが、何か言いたげにモジモジしている宇和を見て黙っておいた。

「あの、こんなお願いされたら絶対嫌だと思うんですけど、俺だったら気持ち悪いって引くと思うんですけど、倉岡さんだったら、優しいし、その……」

 言いにくそうにイジイジと俺の亀頭を指で弄る。宇和が言い出す内容を予想して俺の心臓はバクバクしていた。

「なんだ、言ってみろ」
「あの、つ、次の試合のとき、もし、嫌じゃなかったら、飲ませてもらえませんか?……倉岡さんの精子……」

 最後は消え入りそうな小さな声だったが、ちゃんと聞きとることが出来た。予想が的中して俺の心臓は壊れそうなほど高鳴った。

「飲ませるって……本気か?」
「はい、すいません……どうしても、入賞したいんで」

 俯く宇和の顔は首筋まで真っ赤になっていた。きっと宇和も俺と同じように、いや俺以上にドキドキしているに違いない。

「やっぱり、嫌っすよね……?」

 上目遣いに宇和が俺を見る。自信なさげで泣きそうな目だ。

「嫌じゃないよ」
「ほんとですか?!」
「うん、実は俺も中学の時に、男同士でシコりあったりしたことがあるからさ。あまり抵抗がないほうなのかも」

 なんて嘘をついて舞い上がりそうな自分を誤魔化した。俺のような人間にしたら宝くじに当たるくらい奇跡に近い幸運だ。それが向こうからやってきたのだ。頭の血管が切れそうなほど興奮していた。

 次の試合は一ヶ月後。それを思って毎日オナニーが止まらなくなるだろう。しかも宇和のパンツとザーメン付きシャツがある。まさにクリスマスと正月が一緒にやってきた状態だ。

「でも俺、レギュラーになれるかな……」

 キュッと俺のちんぽを握ってコスコスと擦る。なんだか甘えるような仕草だ。

「お前のタイムなら余裕だろ」

 レギュラーになって試合に出てくれないと俺が困る。

「だけど自信ないっす」
「大丈夫だって」
「明日、タイム計るじゃないですか。だから……」

 ちら、と期待するように宇和が俺を見た。まさか……!

「今日、飲ませてもらってもいいですか?」

 遠慮がちだが、甘えた声で宇和は言った。やっぱり! 血流が早くなって全身がドックンドックンと脈打っている。鼻血が出そうだ。

「い、いいぞ」
「倉岡さんて、ほんと、優しいですよね」

 言うと宇和はそこへ膝をついた。柔らかく握るだけだった俺のちんぽをパクッと口に咥える。乾いたちんぽを潤すように広げた舌で全体を舐めた。熱いほどの宇和の口の中。気持ちよくて腰が砕けそうだ。

 宇和は唾液を絡めながらジュボジュポッとと音を立てて顔を前後にゆすった。時折横にずらしたりして、宇和の頬に俺のちんぽの形が浮かび上がるのがとても卑猥だ。

「うまいな、お前」

 褒めると上目遣いに俺を見てはにかむ。チュポンと口から出すと根本から裏筋を舐めあげ、チュッチュと鈴口に溜まる我慢汁を吸った。赤い舌の動きがいやらしくて俺の目は宇和の口元に釘付けだ。

「中学の先輩のちんぽは嫌だったけど、倉岡さんのちんぽだったら俺、全然嫌じゃないです」
「どうして?」
「倉岡さんがいい先輩だからですかね」

 俺の玉袋を下から包むようにして揉みしだきながら、宇和はまたちんぽをしゃぶりだした。初めは先端部分を中心にバキュームフェラだったのが、だんだん咥えこむ部分が多くなって、根本までのイラマチオへ移行した。

 苦しいらしく涙目だが、宇和はやめる気配はない。見ると宇和のちんぽはまた勃起していた。本当はこういうことが好きなのかもしれない。試しに宇和の頭をおさえて腰を振ってみた。

「んっ……んんぅ……っ……んふぅ……」

 頭を引き戻さず、俺の太ももを持ってさらにちんぽを深く咥えて来る。やっぱり好きなのだ。

「出すぞ」

 宇和は小さく頷いた。俺は宇和の口に精液を放った。大量に出たが宇和はそれを全部飲み込んだ。

「ありがとうございます……これで明日、いいタイム出せると思います」

 唇についた精液を舐め取る宇和はただのちんぽ好きな変態にしか見えなかった。

「明日だけじゃまぐれだって思われるかもしれないぞ」
「あ、ほんとですよね。……じゃあ、明日から毎日、飲ませてもらっていいですか?」

 俺の返事は決まっている。

「ああ、何発でもお前の口に出してやるよ」




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性癖の道連れ(1/2)

2016.02.22.Mon.
※挿入なし。フェチの話

「あれーっ、俺のパンツがねえ!」

 部活後のシャワーを浴びたあと、部員の一人が騒ぎ出した。同じ二年の牧田だ。水泳部のムードメーカー的存在、とにかく明るい奴だ。

「ちゃんと探せよ、鞄の下のほうに入ってんじゃねえのか?」
「探したって! でもどこにもないんだって!」
「まさか今日ノーパンで来たんじゃねえの?」
「ちゃんと穿いてきてるよ!」
「じゃあ誰かが盗んだとか?」
「誰が俺のパンツなんか盗むんだよ!」

 チームメートと牧田の掛け合いを聞きながら、俺は二枚重ねになったパンツを穿いた。外側の一枚は俺のパンツ、内側のもう一枚は牧田のパンツ。そう、牧田のパンツを盗んだのは俺。

 人にはそれぞれ性癖がある。俺の場合は他人のパンツだ。異様に興奮する。

 思い出せるきっかけは小/学生の頃、仲の良かった友達が学校で漏らしたと俺に泣きついてきた時だ。濡れたパンツを見て動悸が早くなった。家の人にばれないように俺が処分してやると言って持って帰った。自分の部屋に籠って湿ったパンツを握りしめながら自慰をした。

 あのパンツには何度も世話になった。強烈な臭いを発するようになって公園に捨てに行くまで、オナニーをするときはいつも使っていた。

 その友人のことが好きというわけでもなかった。ただ、パンツが好きなのだ。匂いを嗅いたり、頭に被ってみたり、穿いてみたり、ちんぽに被せて扱いてみたり。

 牧田の前は主将のパンツを使わせてもらっていた。これも引退前にこっそり拝借したものだ。主将は男としても好きだったのでオナニーはとても捗った。女のパンツには興味が持てない。だから俺はホモなんだろう。

 主将のパンツも俺の凌辱で酷い状態になったのでお別れした。しばらく我慢したが、やはりパンツがないとオナニーが楽しくない。まるで苦行だ。だから牧田のパンツを盗んむことにした。

 牧田は俺が穿いているとも知らずまだ鞄の中を探している。フルチンのまま。いいケツだ。ブラブラしてるちんぽも陰毛もとてもそそる。目に焼き付けて、あれを思い出しながら家に帰ってパンツでオナろう。パンオナは久しぶりだからいっぱい出そうだ。

「そういえば、倉岡さん、トイレつってプール離れましたよね?」

 いきなり名前を呼ばれてギクリとなった。一年の宇和だ。小さい頃から水泳をやっていて、中学で優秀な成績を残した期待の新星。

 宇和の発言のせいで、更衣室にいる部員の目がみんな俺に向けられた。

「まさか、お前盗ったのか?」

 牧田がこっちに向かってくる。俺はできるだけ平静を装って、

「なにが楽しくてお前のパンツ盗まなきゃならないんだよ。なんだったら鞄の中見るか?」

 牧田の返事を待たずに鞄をひっくり返し、中身をベンチにぶちまけた。当然ながら俺のものしかない。

「ポケットにも入ってないぞ」

 ズボンのポケットを裏返してみせる。こんなところにあるわけがない。俺がいま穿いてるんだから。

「だよな。お前が盗るわけねえよな。悪い悪い。っかしーな、俺のパンツ、まじでどこいったんだろ?」

 頭をガシガシ掻きながら、牧田は自分のロッカー前に戻っていった。

「疑ったつもりじゃなかったんですけど、そういえば、倉岡さんがプールから離れたなって思って。なんか、すいませんでした」

 いつの間にか隣に立っていた宇和が俺に頭を下げて来る。悪びれるでもなく、あっけらかんとした態度で、本当に他意があっての発言ではなさそうだった。

「いや、気にしてないよ。トイレ行ったことはみんな知ってるから、あとで疑われるより今ここで無実を証明できて逆に助かった、ありがとな」

 肩を叩いたら宇和はニコッと笑った。可愛いなと思った。こいつのパンツが欲しい。



 数日後、俺はさりげなく着替えをゆっくりやり、更衣室を一番最後に出た。出る直前、宇和のパンツを盗んだ。

 なに食わぬ顔で部活を終え、シャワーを浴びていたら、

「俺のパンツがない!」

 と宇和の声が聞こえた。

 牧田に続き宇和のパンツもか、と前回の紛失騒ぎではスルー気味だった連中まで騒ぎ出した。

「やっぱり泥棒がいるんだ!」

 と牧田。

「男のパンツなんか盗んでどうするんですか?」

 と宇和。

「痴女の変態か、ホモの変態、どっちかだな」

 とチームメイト。

「どっちも嫌だけど、どっちかって言ったら女のほうがマシだな」
「俺のパンツは……良かったあった、無事だったわ」
「お前のパンツはホモでも欲しがらねえんだよ」
「そう言うお前もパンツ盗まれてねえじゃん!」

 と部員がホモネタで盛り上がっている中、俺はシャワー室を出た。

「今日は俺、プールから離れてないぞ」

 と宇和に告げる。

「えっ、あ、そうっすね。えっ? 今日、誰か更衣室戻った人いましたっけ?」

 宇和がまわりを見渡す。みんなは首を横に振っている。

「俺じゃねえぞ!」

 と叫んだのは牧田だ。たまたま今日、トイレに行ったのは牧田一人だった。

「だったら俺の鞄、見てみろよ!」

 そう言って以前の俺のように鞄の中身をぶちまけたあと、「他の奴らも検査させろよ! 俺と宇和のパンツ盗んだ奴が絶対ここにいるんだから! 出て来いこのホモ野郎!」と牧田がキレたので、全員の荷物検査が行われた。俺の鞄もチェックされた。着替えもタオルもめちゃくちゃにされたが、宇和のパンツが見つかることはなかった。

 牧田のときは自分のパンツの中に隠したが、今回は空の水筒の中に突っ込んでおいた。まさか水筒に入っているとは誰も思わなかったようで、触れられもしなかった。

 全員、鞄の中身を検められたが、当然宇和のパンツが見つかることはなかった。疑われた部員の数人は腹を立てた。

「見つかんなかったじゃねえか。結局お前らが自分で失くしたんだろ。人のせいにしてんじゃねえよ」
「もしかして最初から狂言なんじゃねえの? 自作自演か?」
「ホモホモって言う奴が実はホモっていうオチな」

 ギスギスした雰囲気に、さすがの牧田もこれ以上騒ぎ立てることはなかった。一年の宇和は自分のせいだとオロオロしていた。

 険悪なムードのまま解散になった。宇和のパンツがなくなったのも有耶無耶のままだ。

 着替えの終わった部員が次々出て行く。宇和は腰にタオルを巻いたまま、まだ鞄の中や床に落ちていないかと探していた。

 俺が最後の一人になった。

「まだ帰らないのか?」

 宇和に声をかける。

「鞄にパンツ入れたの覚えてるんで、絶対どっかにあるはずなんです」

 確かに『どっか』にあるが、それはお前の鞄の中でも床の上でもない。

「今日はいったん帰って、家でゆっくり探してみればいいんじゃないか? 案外ひょっこり出てくるさ」
「でも、俺、無理なんです」

 探すのをやめて、宇和が呟く。

「なにが無理なんだ?」
「俺、パンツ穿いてないと気持ち悪くって……見つからないと帰れないです」

 とまた探しだした。なにがなんでも見つけだすつもりらしい。

 一瞬、水筒からパンツを出してシャワー室のあたりに転がしてやろうかとも思ったが、せっかく手に入れたかわいい後輩のパンツを手放すのは惜しい。それにこんなに騒ぎになったあとでまた宇和のパンツを盗んだら、荷物検査は徹底されて、持ち物すべて中身まで調べられるだろう。それに今見つかると、宇和は俺を疑うかもしれない。仏心は自分の首を絞めそうだ。

「競パン穿いて帰るのは?」
「え~、濡れてるから嫌です」
「じゃあ、俺のパンツ貸してやろうか?」

 思い付きで言った言葉だった。まさか本気にされるとも思わなかったが、宇和は「えっ!」と俺を振り返り、期待する目を向けてきた。

「か、貸してくれるんすか?」
「本気かよ。俺は別にいいけど。お前はいいのか? 俺の……いま、穿いてるやつだぞ?」
「いいです! ノーパンで帰るより、ぜんぜんマシです!」

 先輩に向かってマシって言い方もどうかと思うが、そんな些細なことより、俺の頭は俺のパンツを穿く宇和の姿を想像することに夢中だった。自分のパンツを人に穿かせる。いつもと逆のパターンだが、それはそれでとても興奮する事態だ。

 仕方がないなと言いながら、俺はズボンを脱いでパンツも脱いだ。脱ぎたてホヤホヤのパンツを宇和に渡す。宇和は「あったかい」と笑いながら足を通した。おいおい、本当に穿きやがったぞ。

「倉岡さんはパンツなしで平気なんですか?」
「平気ってわけじゃないけど、家帰るくらい我慢はできる」
「倉岡さんってまじ優しいですよね。前に牧田さんのパンツが無くなって、俺が倉岡さん疑ったみたいになった時も、怒らないで許してくれたし」

 実際に俺が盗ったんだけどな。

「別におだてなくたってタダで貸してやるって」
「そんなんじゃないですよ」
「たぶん汚れてはないと思うけど、あんまりマジマジ見るなよ。匂い嗅いだりとか」

 さりげなく自分が興奮する行為を示してみる。

「そんなことしたら変態じゃないですかぁ!」

 宇和は笑い飛ばした。やっぱり俺は変態だそうだ。

「でもそんなこと言われたらなんか意識しちゃいますよね。倉岡さんのちんちんがここに当たってたとか思ったら。なんか、急に恥ずかしいっていうか」

 とパンツの上から股間を触る。宇和が俺のパンツを穿いている。さっきまで俺が穿いていたパンツ。あの下に宇和のちんぽがある。俺のちんぽが触れてた場所に、宇和のちんぽが触れている。逆パターン全然あり。全然イケる。今日のオナニーは止まらなくなりそうだ。

「あ……俺、やばいっす」

 顔を赤くした宇和が両手で股間を隠すようにした。

「どうした?」
「ちんこ、立ってきました」

 と恥ずかしそうに笑った。なんて可愛い奴なんだ。宇和のパンツを盗んで正解だった。

「人のパンツ穿いておっ立てるなよ」
「すいません。他人のパンツって穿いたことなくって。想像してみたら、なんかすごいやらしいなって思っちゃって」

 とモジモジする。こいつは意外に素質があるのかもしれないぞ。

「なに想像したんだよ」
「倉岡さんのちんこが当たってた場所に、俺のちんこも当たってるんだなぁとか」
「ほうほう、それから?」
「パンツのあったかい感じが、倉岡さんに包まれてるみたいでヤバイなとか」

 俺が促せば宇和は素直にペラペラ喋る。先日の件といい、宇和は素直だから思ったことを吟味する前に口に出してしまうタイプなんだろう。少し馬鹿っぽいところもかわいい。

「それを想像したら立ってきたのか?」
「はい。あ、もう先走りも出てるっす」

 宇和は俺のパンツ越しに先端に当てた親指をグリグリと回した。グレーのボクサーパンツにじわりと染みが出来る。半立ちのちんこの形もくっきり浮かび上がってきていた。

「そんなんで帰れるのか?」
「しばらく放っておけば収まると思います」
「収まる気配、なさそうだぞ」

 俺は思い切って宇和のちんぽをパンツの上から握ってみた。もう硬い。そして太い。

「ちょ、倉岡さん、いま触ったら駄目ですって」
「俺のパンツ汚されちゃ困るからな」
「そんなことしたら、逆に汚しちゃいますって」

 コスコスとパンツ越しにちんぽを扱くように手を動かしてみた。摩擦で宇和のちんぽがさらに大きく伸びていく。パンツの中で窮屈そうだ。

「ほんとに駄目ですって! その手つきヤバイ……ッ」

 宇和が俺の手首を掴んだが、まったく力は籠っていない。このままパンツの中に出させてやろうか。精液まみれにされたパンツを持ちかえりたいが、宇和はパンツを穿かないと帰れないみたいだからそれは出来ない。あとでこっそり宇和のパンツを出してやるか。しかしそれだと宇和のパンツを持って帰れない。

 どうすることが自分にとってベストな選択になるだろうかと考えながら手を動かし続けた。




あの日、制服で