大小(2/2)
2015.11.26.Thu.
<前話はこちら>
俺たちは向かいあってお互いの顔とちんこを交互に見ながらマスをかいた。重たそうな鎌首がだんだん頭をもたげる。ゆらぁって立ち上がりながら、カサが開いて行く。でっぷりと太い竿も、白河の手でさらに太く硬く鍛えられていく。まだ伸びるか。まだ立ち上がるのか。実際引いてしまうくらいの成長を遂げていく。
背丈に比例して大きな白河の手でも持て余しぎみの特大ちんこだ。
白河は先を重点的に手を動かしている。全体を擦るのは大変だろう。感じて気持ちよさそうな時は口を半開きにして目を閉じる。たまに竿を弄るのは自分を焦らしてるんだろうか。ああやって長持ちさせるのが、でかくするコツなのかもしれない。
俺は手を上下に動かす必要もない。牛の乳しぼりのように手を小刻みに振動させるだけだ。一途に扱き続けて割とすぐイク。若いから立て続けに2回3回するときもある。もしかして早漏気味なのかもとうっすら思っていたが、本当に早漏なのかもしれない。現にもうイキそうだ。今後は白河みたいに焦らして長引かせるやり方でしよう。
しかし羨ましいちんこだ。俺もあんな風に激しく上下に手を動かしてみたい。
「白河」
「ん」
とろんとした目が俺を見る。
「触ってみてもいい?」
「えっ」
「一回、そんなふうに扱いてみたい」
「ほ、本気で?」
焦る白河に頷いて見せる。白河は自分のちんこと俺のちんこを見比べた。正反対ではあるがある意味同じ種類の悩みを持つ者同士だ。最終的に白河は「わかった」と俺にちんこを委ねてくれた。
差し出された勃起ちんこ。先からじわっとカウパーが滲んでいる。血管が浮き出て表面がボコボコした極太な竿を握った。自分のとはまるで違う胴回りに腰を抜かしそうになった。俺がいつも握っているのはなんだったんだ!
ゆっくりコスコスと上下に擦ってみる。往復する長さがたっぷりある。立派だ。ビキビキの陰茎の先にあるブリンとした亀頭も手の平に馴染むちょうどいい弾力と大きさだ。段差部分で上下に動かすとカリが指にひっかかる。ゴムのような感触だ。何もかもが俺のちんことは大違いだった。
「…っ……ん……」
俺に好き勝手扱かれている白河が目を閉じて吐息を漏らした。俺の手でも気持ちよくなっているらしい。
「すごいなお前のちんこ」
「嫌だよ、こんなの」
「すげえ面白い」
「面白いって……」
初めての感触に、俺は白河のちんこを触ってるという事実を忘れて夢中で扱いた。いつもの俺ならとっくに射精している頃なのに白河はまだイカない。やっぱり俺は早漏なのか。もしかしてそんなに良くないのか。
「気持ちよくない? 俺、下手?」
「下手じゃ、ない…っ…あ……気持ちい……っ」
壁に凭れて白河は膝をガクガク震わせた。浅くて早い呼吸を繰り返して、たまに歯を食いしばる動作をする。言葉に嘘はなさそうだ。
「あっ……あ、岡本……出そう……!」
手が疲れて来た頃、白河が射意を伝えて来た。トイレットペーパーを巻きとり先端に押し当てた。
「ごめん、岡本っ」
ぐっと肩を掴まれた直後、トイレットペーパー越しにドプッと撃ち放たれた感触が伝わって来た。二度、三度と吐きだされるその量がまた多くて、いつもの自分を基準に取ったトイレットペーパーでは足りずにじわりと染み出し、跳ね返った精液が竿を伝い落ちて行った。
体から力を抜いて白河が事の終わったため息をつく。恐る恐るトイペを裏返すと白い水溜りが出来ていた。
「すげえ……」
俺の手が軽く震えているのは疲労か、感動か。
「次は岡本の番」
俺の手からトイレットペーパーをむしり取って便器に落とすと、白河は俺のちんこを握って来た。大きな手にすっぽり包まれ隠れてしまう小さな俺のちんこ。
「ちょ、お前、握りつぶすなよっ」
「これ……最大?」
「……ほぼ」
目を軽く見開きながら自分の手元を見ている。こんなに小さいちんこがあったのかって顔するな。
「痛かったら言ってくれ」
そう言って白河は手を動かし始めたが、自分のちんこのように擦る余裕のない短い距離に戸惑っているのがちんこ越しにわかってしまう。結局白河も牛の乳しぼりのように手を動かすしかないようで、扱くというよりニギニギと俺を握った。
「痛くない?」
「……ったく、ないっ」
声が裏返った。あれ、おかしいぞ。俺の普段のやり方とたいして変わらないのに、ちょっと怖いくらい大きな手に丸っと包み込まれてクニクニされるのが凄く気持ちがいい。絶妙な動きと力加減だ。
「本当か? 声が変だけど」
「……これ、は……ちがっ……あっ」
もう出そうになって、咄嗟に白河の腕にしがみついた。
「ごめん、痛かったか?」
「違う……っ」
白河の腕に額を擦りつけながら首を振る。足が震えちゃってる。ぶっちゃけもう出ちゃいそうだ。
「ゆっくり……頼む……」
「わかった」
白河は中腰になってまた俺をニギニギする。胸の奥が跳ねて変な声出そう。抑えるために手で口を塞いだ。あ、白河の精液の匂いがする。
「ま……んっ! ちょ……あっ……白河っ……」
あやうく射精しそうになって再び白河の腕を掴んだ。
「もしかして、もう出そうとか?」
意外そうに俺の顔を覗きこんでくる。
「ちが……立ってんの、疲れた」
「え……っと、じゃあどうしよ……待って、ここ、座る?」
便座の蓋をおろした上に座って、白河は自分の膝をポンポンと叩いた。こいつの上に座んの? それって恥ずかしくねえ? ほんとに俺が子供みたいじゃん。
でも足腰に力が入らないし、これだと白河に顔を見られずに済む。仕方なく、俺は白河の膝に座った。すぐに背中から白河が覆いかぶさってきた。背中全部があったかくなるくらい白河の胸は広い。
顔の横から白河が顔を出し、手を前に回して俺のちんこを握った。さっきよりめっちゃ至近距離だ。他人の家の匂いと白河の体臭が混じって鼻に届く。割と好きな匂いかも。
「これだと俺もやりやすい」
二人羽織りみたいな格好で、白河が手を動かし始めた。握られた指の隙間から俺の亀頭の先が見える。鈴口からはだらしなく涎が溢れ続けている。
何度か擦られただけでまたイキそうになった。
「あっ、やめ……っ」
手を掴んで待ったをかける。
「やっぱりイキそうなんじゃないのか?」
「別に」
「体、ビクビクしてるけど」
「そんなことねえよ」
「岡本ってもしかして、すごく感じやすい?」
「違うし」
「一回出したらいいんじゃないか?」
「ちょ、ま、待て、やめろっ」
白河の手が動きを再開する。なんだこの絶妙な動きは。こいつ、こう見えてテクニシャンかよ。
腕を掴んだけどやめてくれなくて、どんどん追い立てられた俺は女の子みたいに膝を合わせた内股になりながら精液を飛ばした。トイレの戸と床にポタポタと落ちる。
「だから、やめろっつったのに」
「早いな。量も少ない」
「うるせー……ってなにまだ動かしてんだよ!」
白河の手はまだ乳絞り運動を続けていた。
「だって、これまだ勃ってるんだろ? 違う?」
白河の言う通り、俺のちんこはまだ勃起状態だ。射精直後はさすがに萎みかけたが、白河の手によってまた大きくなってしまったのだ。
「俺は一回で満足するけど、岡本は違うんだな。大きさが関係あるのかな」
独り言みたいに耳元でボソボソと呟く。息遣いがかかってくすぐったいんだよ。
「も…う……っ……いいって……んっ……」
「終わるまで付き合うよ」
右手じゃ疲れたのか白河は左手に持ちかえた。ぎこちない動かし方が、なぜかまたいい。
「はっ……あっ、んっ……や……」
「岡本、その声……やめて」
「だって……! おま……あっ……あぁ……」
「…………っ!」
ぎゅっと後ろから抱きしめられた。俺の肩に顔を埋めて、はぁはぁ息も荒い。
「ど……した?」
「また……勃ってきた」
尻のところで肉の塊がもぞっと動く気配。1回で満足できるんじゃなかったのかよ。
「俺が扱いてやろうか?」
顔を隠したままコクンと白河は頷いた。
俺は膝の上で向きをかえ、白河と向かい合った。またあの長大な勃起ちんこが白河の股間からそそり立っている。それを握って扱いた。白河も俺のちんこを擦った。
もう、顔とか声とか気にする余裕もない。
白河が2度目を出すまでに俺は3回射精した。飛び散った精液を掃除してからトイレを出た。
運動場に戻る気にはならず、もうすぐチャイムも鳴りそうだったので俺たちは先に教室へ戻った。制服を着替え終わった頃、チャイムが鳴った。
「なぁ、白河」
「なに」
「さっきの、二人だけの秘密な。誰にも言うなよ」
「言えるわけないだろ」
「だよな」
他のクラスも授業が終わったようで廊下が騒がしくなってきた。クラスの連中が戻ってくるのももうすぐだろう。
「まぁ、なんだ、自分じゃ無理なこと経験できてよかったよ」
「うん」
「もし、また……触ってみたいって言ったら? 変な意味じゃなく! 変な意味じゃなくな!」
「わかってるよ。岡本のも触らせてくれるならいいけど」
「おう。じゃあ、また……また、いつか、な」
「うん」
自分でとんでもないこと言い出したなぁと思いながら拒否られなかったことに安堵してる。もし次、白河と扱い合いしたら……今日より気持ちよくなってまたやりたくなってしまうかもしれない。相手は男で白河なのに。
クラスの男子どもが戻ってきて教室が一気にうるさくなった。白河は前を向いて机に突っ伏した。広く大きな背中。じっと見てたら、ドキドキしてきた。
俺たちは向かいあってお互いの顔とちんこを交互に見ながらマスをかいた。重たそうな鎌首がだんだん頭をもたげる。ゆらぁって立ち上がりながら、カサが開いて行く。でっぷりと太い竿も、白河の手でさらに太く硬く鍛えられていく。まだ伸びるか。まだ立ち上がるのか。実際引いてしまうくらいの成長を遂げていく。
背丈に比例して大きな白河の手でも持て余しぎみの特大ちんこだ。
白河は先を重点的に手を動かしている。全体を擦るのは大変だろう。感じて気持ちよさそうな時は口を半開きにして目を閉じる。たまに竿を弄るのは自分を焦らしてるんだろうか。ああやって長持ちさせるのが、でかくするコツなのかもしれない。
俺は手を上下に動かす必要もない。牛の乳しぼりのように手を小刻みに振動させるだけだ。一途に扱き続けて割とすぐイク。若いから立て続けに2回3回するときもある。もしかして早漏気味なのかもとうっすら思っていたが、本当に早漏なのかもしれない。現にもうイキそうだ。今後は白河みたいに焦らして長引かせるやり方でしよう。
しかし羨ましいちんこだ。俺もあんな風に激しく上下に手を動かしてみたい。
「白河」
「ん」
とろんとした目が俺を見る。
「触ってみてもいい?」
「えっ」
「一回、そんなふうに扱いてみたい」
「ほ、本気で?」
焦る白河に頷いて見せる。白河は自分のちんこと俺のちんこを見比べた。正反対ではあるがある意味同じ種類の悩みを持つ者同士だ。最終的に白河は「わかった」と俺にちんこを委ねてくれた。
差し出された勃起ちんこ。先からじわっとカウパーが滲んでいる。血管が浮き出て表面がボコボコした極太な竿を握った。自分のとはまるで違う胴回りに腰を抜かしそうになった。俺がいつも握っているのはなんだったんだ!
ゆっくりコスコスと上下に擦ってみる。往復する長さがたっぷりある。立派だ。ビキビキの陰茎の先にあるブリンとした亀頭も手の平に馴染むちょうどいい弾力と大きさだ。段差部分で上下に動かすとカリが指にひっかかる。ゴムのような感触だ。何もかもが俺のちんことは大違いだった。
「…っ……ん……」
俺に好き勝手扱かれている白河が目を閉じて吐息を漏らした。俺の手でも気持ちよくなっているらしい。
「すごいなお前のちんこ」
「嫌だよ、こんなの」
「すげえ面白い」
「面白いって……」
初めての感触に、俺は白河のちんこを触ってるという事実を忘れて夢中で扱いた。いつもの俺ならとっくに射精している頃なのに白河はまだイカない。やっぱり俺は早漏なのか。もしかしてそんなに良くないのか。
「気持ちよくない? 俺、下手?」
「下手じゃ、ない…っ…あ……気持ちい……っ」
壁に凭れて白河は膝をガクガク震わせた。浅くて早い呼吸を繰り返して、たまに歯を食いしばる動作をする。言葉に嘘はなさそうだ。
「あっ……あ、岡本……出そう……!」
手が疲れて来た頃、白河が射意を伝えて来た。トイレットペーパーを巻きとり先端に押し当てた。
「ごめん、岡本っ」
ぐっと肩を掴まれた直後、トイレットペーパー越しにドプッと撃ち放たれた感触が伝わって来た。二度、三度と吐きだされるその量がまた多くて、いつもの自分を基準に取ったトイレットペーパーでは足りずにじわりと染み出し、跳ね返った精液が竿を伝い落ちて行った。
体から力を抜いて白河が事の終わったため息をつく。恐る恐るトイペを裏返すと白い水溜りが出来ていた。
「すげえ……」
俺の手が軽く震えているのは疲労か、感動か。
「次は岡本の番」
俺の手からトイレットペーパーをむしり取って便器に落とすと、白河は俺のちんこを握って来た。大きな手にすっぽり包まれ隠れてしまう小さな俺のちんこ。
「ちょ、お前、握りつぶすなよっ」
「これ……最大?」
「……ほぼ」
目を軽く見開きながら自分の手元を見ている。こんなに小さいちんこがあったのかって顔するな。
「痛かったら言ってくれ」
そう言って白河は手を動かし始めたが、自分のちんこのように擦る余裕のない短い距離に戸惑っているのがちんこ越しにわかってしまう。結局白河も牛の乳しぼりのように手を動かすしかないようで、扱くというよりニギニギと俺を握った。
「痛くない?」
「……ったく、ないっ」
声が裏返った。あれ、おかしいぞ。俺の普段のやり方とたいして変わらないのに、ちょっと怖いくらい大きな手に丸っと包み込まれてクニクニされるのが凄く気持ちがいい。絶妙な動きと力加減だ。
「本当か? 声が変だけど」
「……これ、は……ちがっ……あっ」
もう出そうになって、咄嗟に白河の腕にしがみついた。
「ごめん、痛かったか?」
「違う……っ」
白河の腕に額を擦りつけながら首を振る。足が震えちゃってる。ぶっちゃけもう出ちゃいそうだ。
「ゆっくり……頼む……」
「わかった」
白河は中腰になってまた俺をニギニギする。胸の奥が跳ねて変な声出そう。抑えるために手で口を塞いだ。あ、白河の精液の匂いがする。
「ま……んっ! ちょ……あっ……白河っ……」
あやうく射精しそうになって再び白河の腕を掴んだ。
「もしかして、もう出そうとか?」
意外そうに俺の顔を覗きこんでくる。
「ちが……立ってんの、疲れた」
「え……っと、じゃあどうしよ……待って、ここ、座る?」
便座の蓋をおろした上に座って、白河は自分の膝をポンポンと叩いた。こいつの上に座んの? それって恥ずかしくねえ? ほんとに俺が子供みたいじゃん。
でも足腰に力が入らないし、これだと白河に顔を見られずに済む。仕方なく、俺は白河の膝に座った。すぐに背中から白河が覆いかぶさってきた。背中全部があったかくなるくらい白河の胸は広い。
顔の横から白河が顔を出し、手を前に回して俺のちんこを握った。さっきよりめっちゃ至近距離だ。他人の家の匂いと白河の体臭が混じって鼻に届く。割と好きな匂いかも。
「これだと俺もやりやすい」
二人羽織りみたいな格好で、白河が手を動かし始めた。握られた指の隙間から俺の亀頭の先が見える。鈴口からはだらしなく涎が溢れ続けている。
何度か擦られただけでまたイキそうになった。
「あっ、やめ……っ」
手を掴んで待ったをかける。
「やっぱりイキそうなんじゃないのか?」
「別に」
「体、ビクビクしてるけど」
「そんなことねえよ」
「岡本ってもしかして、すごく感じやすい?」
「違うし」
「一回出したらいいんじゃないか?」
「ちょ、ま、待て、やめろっ」
白河の手が動きを再開する。なんだこの絶妙な動きは。こいつ、こう見えてテクニシャンかよ。
腕を掴んだけどやめてくれなくて、どんどん追い立てられた俺は女の子みたいに膝を合わせた内股になりながら精液を飛ばした。トイレの戸と床にポタポタと落ちる。
「だから、やめろっつったのに」
「早いな。量も少ない」
「うるせー……ってなにまだ動かしてんだよ!」
白河の手はまだ乳絞り運動を続けていた。
「だって、これまだ勃ってるんだろ? 違う?」
白河の言う通り、俺のちんこはまだ勃起状態だ。射精直後はさすがに萎みかけたが、白河の手によってまた大きくなってしまったのだ。
「俺は一回で満足するけど、岡本は違うんだな。大きさが関係あるのかな」
独り言みたいに耳元でボソボソと呟く。息遣いがかかってくすぐったいんだよ。
「も…う……っ……いいって……んっ……」
「終わるまで付き合うよ」
右手じゃ疲れたのか白河は左手に持ちかえた。ぎこちない動かし方が、なぜかまたいい。
「はっ……あっ、んっ……や……」
「岡本、その声……やめて」
「だって……! おま……あっ……あぁ……」
「…………っ!」
ぎゅっと後ろから抱きしめられた。俺の肩に顔を埋めて、はぁはぁ息も荒い。
「ど……した?」
「また……勃ってきた」
尻のところで肉の塊がもぞっと動く気配。1回で満足できるんじゃなかったのかよ。
「俺が扱いてやろうか?」
顔を隠したままコクンと白河は頷いた。
俺は膝の上で向きをかえ、白河と向かい合った。またあの長大な勃起ちんこが白河の股間からそそり立っている。それを握って扱いた。白河も俺のちんこを擦った。
もう、顔とか声とか気にする余裕もない。
白河が2度目を出すまでに俺は3回射精した。飛び散った精液を掃除してからトイレを出た。
運動場に戻る気にはならず、もうすぐチャイムも鳴りそうだったので俺たちは先に教室へ戻った。制服を着替え終わった頃、チャイムが鳴った。
「なぁ、白河」
「なに」
「さっきの、二人だけの秘密な。誰にも言うなよ」
「言えるわけないだろ」
「だよな」
他のクラスも授業が終わったようで廊下が騒がしくなってきた。クラスの連中が戻ってくるのももうすぐだろう。
「まぁ、なんだ、自分じゃ無理なこと経験できてよかったよ」
「うん」
「もし、また……触ってみたいって言ったら? 変な意味じゃなく! 変な意味じゃなくな!」
「わかってるよ。岡本のも触らせてくれるならいいけど」
「おう。じゃあ、また……また、いつか、な」
「うん」
自分でとんでもないこと言い出したなぁと思いながら拒否られなかったことに安堵してる。もし次、白河と扱い合いしたら……今日より気持ちよくなってまたやりたくなってしまうかもしれない。相手は男で白河なのに。
クラスの男子どもが戻ってきて教室が一気にうるさくなった。白河は前を向いて机に突っ伏した。広く大きな背中。じっと見てたら、ドキドキしてきた。

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大小(1/2)
2015.11.25.Wed.
※挿入なし
白河のちんこはめちゃくちゃでかいらしい。
そんな噂を聞いた。目の前に広がる大きな背中は、いつも曲がって丸まっている。黒板が見やすいよう、後ろにいる俺に配慮してるのもあるかもしれないが、普段から白河は猫背だ。
眼鏡かけて、髪はただおろしてるだけで、背は高いけど細くて猫背のダサい奴だ。
この前の席がえで白河と前後になった。
「席、変わる?」
自信なさそうにボソボソと俺に言って来た。聞こえたけど、聞こえないふりして「えっ?!」って大声で聞き返したら、ほんの少しボリュームあげて、また同じことを繰り返した。それが白河との初めての会話だ。
白河が壁になって授業中寝放題だから、席はそのまま、俺が後ろに座った。
俺は162センチ。聞けば白河は190センチ。なに食ったらそんなに成長するんだよ。しかもちんこまででかいのかよ。俺はちんこも…………
ツンツンと白河の背中を指で突いた。白河が振り返る。俺は声を潜めて訊いた。
「お前ってちんこでかいの?」
「なっ……!」
何事にもあまり動じない、常にテンション低めの白河が珍しく慌てる。眼鏡あげたり、口元押さえたり、顔もだんだん赤くなってきた。
「まじ? そんなにでかいの?」
「授業中になに言ってるんだよ」
「嘘かほんとかだけ、教えて」
「嘘に決まってるだろ」
ぷいって前に向き直る。白河の反応が面白かったので、ノートをちぎってちんこの絵を書いて白河に回した。それを見た白河が額に手を当てて細く息を吐きだすのが体の動きでわかった。こいつ、困ってやがる。
今度は比較しやすいように、白河の体全体を書いて、頭よりも高くそびえ立つちんこに『これくらい?』と矢印で文章も書き足して前に回した。
くしゃって握りつぶされる音がした。白河は授業を聞いてるふりをしてるけど、態度に落ち着きがなくて、後ろから見てる俺は面白くってしょうがなかった。
休み時間になると、白河は俺から逃げるみたいに足早に教室を出て行った。廊下に出るとトイレへ入っていく後ろ姿が見えた。確かめる絶好のチャンスとばかりに俺もあとに続いて中に入った。俺を見た白河はあからさまに驚いた顔をして、体を前に倒して手元を隠した。
「そんなにくっついてたら、服に小便がかかるぞ」
「なにしに来たんだよ」
動揺して声が裏返っちゃってる。
「トイレに決まってんだろ」
「隣に立つなよ。端っこが空いてるだろ」
「俺は真ん中が好きなんだよ」
白河は俺に背を向けるように用を足し、終わると素早くチャックをあげた。手を洗うと、走ってトイレから出て行った。ちんこのでかさより、だんだん白河の反応を見ることが楽しくなってきた。
次の休み時間、俺が友達と喋ってたら、顔を真っ赤にした白河がやってきた。怒った顔つきで、「これ、岡本の仕業だろ」と丸めた紙を投げつけてくる。
授業中に俺がこっそり背中に貼った『巨根』と書かれた紙だ。
「知らねえよ、俺じゃねえもん」
「岡本しかいないだろ、こんなくだらない悪戯するのは」
「ほんとに知らねえって。なんて書いてあんの?」
「なにって……っ」
巨根って口にするのが恥ずかしいのか言い淀む。唇をムズムズさせて、怒りと羞恥と、たまに泣きそうな顔を見せる。
「お前ら、なに遊んでんだよ」
友達が丸まった紙を拾い上げた。広げようとするので取り返した。お前は知らなくていいんだよ。当分俺一人だけで、こいつで遊ぶんだから。
次の授業中、白河は疲れたみたいに項垂れていた。
『ほんとのこと教えないと、また悪戯されちゃうよ?』
と書いた紙を白河に回す。読んだ白河がため息をつく。何か書きつけ、こっちを見ずに返してきた。
『ほんとに普通。もうやめろ』
あ、ちょっと右上がりの字書くんだ。筆圧も強め。
『なにが普通なの?』
ニヤニヤしながら白河に戻す。
『ガキ。わかってるくせに』
『言ってくれなきゃわかんない。なにが普通?』
『変態』
『今度はどんなイタズラしようかな』
ばっと白河が振り返った。眼鏡の奥の目が怒ってる。だけど、気の弱さが滲み出ちゃってるのか、なんだか泣きそうに見えるんだよな。
「もうやめてくれ」
押し殺した声でそれだけ言うと、白河は顔を前に戻した。
たぶん、このへんが引き際。これ以上やったら俺はただの鬱陶しい奴。白河も我慢の限界で、本気で怒っちゃうだろう。
わかってるんだけど。広くて大きな背中を見てたら、どうしてもちょっかい出したくて仕方ない。
次は体育だった。女子が出てった教室で体操服に着替える。
俺の視線は当然のように白河の股間に引き寄せられる。白河もそれをわかっているから俺に見られない角度で着替える。素早くズボンを脱いで、地味なボクサーだなって感想を俺が思い浮かべた一瞬のうちにジャージに着替えてしまった。
振り返った白河は、やっぱり見てたって呆れた顔して教室を出て行った。
今日の体育はサッカーだ。二つにわかれての対抗戦で、俺と白河は敵同士。
白河は背は高いけど運動は苦手のようだ。ボールを追っかけて右往左往している。ボールに絡むことはない。たまに苦し紛れのパスがくる。その時の白河は長い手足を無駄にバタバタ動かして最高に面白い。大振りなキックのわりにぜんぜんボールは飛ばなくて落胆してるのがその眼差しと落とした肩でわかる。
俺がドリブルしながら白河に突っ込んで行くと、きょどって体を左右に揺らして両手を広げたりする。キーパーかよ。すんなり横をすり抜けるとき「あ」とか「う」って言ってんのが聞こえて笑ってしまった。
ちらっと後ろ見たら、追いかけてもこないで俯いていた。チームメイトからも文句言われて交代させられてやんの。馬鹿な奴って思ってた俺が一番馬鹿だった。
前を向いたら目の前に人がいて、思いっきりぶつかってしまった。衝撃に頭も目もぐらぐら揺れて、前後がわからないままぶっ倒れた。
砂が口に入った。ペッて吐きだした唾に赤いのが混じっている。手で口元を擦ったらぬるっとした感触。鼻をすすると口の中に血が流れ込んできた。
鼻血を出した俺は保健室へ強制退場を命ぜられた。
「白河、ついていってやれ」
先生の声に、白河が顔を歪める。
「大丈夫?」
保健室への廊下を歩きながら、それまで無言だった白河が声をかけてきた。
「もう止まった気がする。だせえな、俺」
「少し」
「ははっ」
「岡本ってサッカーうまいんだな」
「小学校の間、ずっとサッカークラブでやってたから」
「もうやってないのか?」
「やめた」
「なんで」
「小学生の時からチビだったからな。さっきみたいにぶつかった時は俺が負ける」
「ああ」
「ああって納得すんな」
「俺も小学生の頃からでかかったんだ。ランドセルが似合わなくて嫌だった」
たまに見かけるな。半ズボンでランドセルを背負う、小学生に見えない小学生を。確かにあれは気の毒になる。
「隣の芝生は青いってやつだな」
「岡本は小さいのか?」
「見ればわかんだろ。喧嘩売ってんのか」
「じゃなくて、そっち……も、小さいのか?」
白河の目が下へさがる。視線を辿ると俺の股間を見ていた。
「ばっ……!」
体中の血が沸き立つ感じがした。だけど、からかうでもない、真面目な白河の顔を見てたらすっと熱がさがって、なんか諦めというか、どうでもいいやって気持ちになった。
「……そーだよ」
観念して認めた。白河は神妙な面持ちで「そっか」と頷いた。
「俺は正直に言ったんだから、お前も教えろよ」
「うん……俺は……ちょっと……大きい方、かも、しれない……」
「どのくらい?」
「えっと、えっ、いつの?」
通常時と勃起時、どちらか迷って白河は広げかけた手を握りしめた。
「あ、ああ、じゃあ……ちょっとこっち来い」
近くの男子トイレに白河を連れ込んだ。個室に入って鍵をかけ、「見せてみろ」と白河に迫る。
「えっ? 嫌だよ」
「見た方が早い」
「そうかも、だけど……じゃあ岡本も見せろよ」
「わかった。一緒に見せ合いっこしよう」
せーのでズボンとパンツを下げた。お互いの一物を見て俺たちは驚いて息を飲んだ。
ボロンと零れ出た白河のちんこは俺の勃起時より大きかった。平常時でそのサイズ?! その重量感?! 実はちょっと半立ちなのか?! じゃないとおかしいだろそのでかさ!
白河は白河で、俺のちんこを見つめながら言葉を失っている。仔犬を見たときみたいにだんだん顔をほころばせて、小さな声で「かわいい」とか呟きやがる。
俺と白河のちんこは子供と大人ほどの違いがあった。
「やっぱお前、でけえな」
「岡本は……かわいいな」
かわいいって言うなよ。傷つくだろが。俺もでかいって言ってるけど。
「ついでだからさ、おっきくした時のも見せてくれよ」
「えっ、本気で言ってる?」
「この際、全部晒しちまおうぜ」
白河はずいぶん躊躇ってみせたあと、「いいよ」と、まだ迷いの残る顔で頷いた。
白河のちんこはめちゃくちゃでかいらしい。
そんな噂を聞いた。目の前に広がる大きな背中は、いつも曲がって丸まっている。黒板が見やすいよう、後ろにいる俺に配慮してるのもあるかもしれないが、普段から白河は猫背だ。
眼鏡かけて、髪はただおろしてるだけで、背は高いけど細くて猫背のダサい奴だ。
この前の席がえで白河と前後になった。
「席、変わる?」
自信なさそうにボソボソと俺に言って来た。聞こえたけど、聞こえないふりして「えっ?!」って大声で聞き返したら、ほんの少しボリュームあげて、また同じことを繰り返した。それが白河との初めての会話だ。
白河が壁になって授業中寝放題だから、席はそのまま、俺が後ろに座った。
俺は162センチ。聞けば白河は190センチ。なに食ったらそんなに成長するんだよ。しかもちんこまででかいのかよ。俺はちんこも…………
ツンツンと白河の背中を指で突いた。白河が振り返る。俺は声を潜めて訊いた。
「お前ってちんこでかいの?」
「なっ……!」
何事にもあまり動じない、常にテンション低めの白河が珍しく慌てる。眼鏡あげたり、口元押さえたり、顔もだんだん赤くなってきた。
「まじ? そんなにでかいの?」
「授業中になに言ってるんだよ」
「嘘かほんとかだけ、教えて」
「嘘に決まってるだろ」
ぷいって前に向き直る。白河の反応が面白かったので、ノートをちぎってちんこの絵を書いて白河に回した。それを見た白河が額に手を当てて細く息を吐きだすのが体の動きでわかった。こいつ、困ってやがる。
今度は比較しやすいように、白河の体全体を書いて、頭よりも高くそびえ立つちんこに『これくらい?』と矢印で文章も書き足して前に回した。
くしゃって握りつぶされる音がした。白河は授業を聞いてるふりをしてるけど、態度に落ち着きがなくて、後ろから見てる俺は面白くってしょうがなかった。
休み時間になると、白河は俺から逃げるみたいに足早に教室を出て行った。廊下に出るとトイレへ入っていく後ろ姿が見えた。確かめる絶好のチャンスとばかりに俺もあとに続いて中に入った。俺を見た白河はあからさまに驚いた顔をして、体を前に倒して手元を隠した。
「そんなにくっついてたら、服に小便がかかるぞ」
「なにしに来たんだよ」
動揺して声が裏返っちゃってる。
「トイレに決まってんだろ」
「隣に立つなよ。端っこが空いてるだろ」
「俺は真ん中が好きなんだよ」
白河は俺に背を向けるように用を足し、終わると素早くチャックをあげた。手を洗うと、走ってトイレから出て行った。ちんこのでかさより、だんだん白河の反応を見ることが楽しくなってきた。
次の休み時間、俺が友達と喋ってたら、顔を真っ赤にした白河がやってきた。怒った顔つきで、「これ、岡本の仕業だろ」と丸めた紙を投げつけてくる。
授業中に俺がこっそり背中に貼った『巨根』と書かれた紙だ。
「知らねえよ、俺じゃねえもん」
「岡本しかいないだろ、こんなくだらない悪戯するのは」
「ほんとに知らねえって。なんて書いてあんの?」
「なにって……っ」
巨根って口にするのが恥ずかしいのか言い淀む。唇をムズムズさせて、怒りと羞恥と、たまに泣きそうな顔を見せる。
「お前ら、なに遊んでんだよ」
友達が丸まった紙を拾い上げた。広げようとするので取り返した。お前は知らなくていいんだよ。当分俺一人だけで、こいつで遊ぶんだから。
次の授業中、白河は疲れたみたいに項垂れていた。
『ほんとのこと教えないと、また悪戯されちゃうよ?』
と書いた紙を白河に回す。読んだ白河がため息をつく。何か書きつけ、こっちを見ずに返してきた。
『ほんとに普通。もうやめろ』
あ、ちょっと右上がりの字書くんだ。筆圧も強め。
『なにが普通なの?』
ニヤニヤしながら白河に戻す。
『ガキ。わかってるくせに』
『言ってくれなきゃわかんない。なにが普通?』
『変態』
『今度はどんなイタズラしようかな』
ばっと白河が振り返った。眼鏡の奥の目が怒ってる。だけど、気の弱さが滲み出ちゃってるのか、なんだか泣きそうに見えるんだよな。
「もうやめてくれ」
押し殺した声でそれだけ言うと、白河は顔を前に戻した。
たぶん、このへんが引き際。これ以上やったら俺はただの鬱陶しい奴。白河も我慢の限界で、本気で怒っちゃうだろう。
わかってるんだけど。広くて大きな背中を見てたら、どうしてもちょっかい出したくて仕方ない。
次は体育だった。女子が出てった教室で体操服に着替える。
俺の視線は当然のように白河の股間に引き寄せられる。白河もそれをわかっているから俺に見られない角度で着替える。素早くズボンを脱いで、地味なボクサーだなって感想を俺が思い浮かべた一瞬のうちにジャージに着替えてしまった。
振り返った白河は、やっぱり見てたって呆れた顔して教室を出て行った。
今日の体育はサッカーだ。二つにわかれての対抗戦で、俺と白河は敵同士。
白河は背は高いけど運動は苦手のようだ。ボールを追っかけて右往左往している。ボールに絡むことはない。たまに苦し紛れのパスがくる。その時の白河は長い手足を無駄にバタバタ動かして最高に面白い。大振りなキックのわりにぜんぜんボールは飛ばなくて落胆してるのがその眼差しと落とした肩でわかる。
俺がドリブルしながら白河に突っ込んで行くと、きょどって体を左右に揺らして両手を広げたりする。キーパーかよ。すんなり横をすり抜けるとき「あ」とか「う」って言ってんのが聞こえて笑ってしまった。
ちらっと後ろ見たら、追いかけてもこないで俯いていた。チームメイトからも文句言われて交代させられてやんの。馬鹿な奴って思ってた俺が一番馬鹿だった。
前を向いたら目の前に人がいて、思いっきりぶつかってしまった。衝撃に頭も目もぐらぐら揺れて、前後がわからないままぶっ倒れた。
砂が口に入った。ペッて吐きだした唾に赤いのが混じっている。手で口元を擦ったらぬるっとした感触。鼻をすすると口の中に血が流れ込んできた。
鼻血を出した俺は保健室へ強制退場を命ぜられた。
「白河、ついていってやれ」
先生の声に、白河が顔を歪める。
「大丈夫?」
保健室への廊下を歩きながら、それまで無言だった白河が声をかけてきた。
「もう止まった気がする。だせえな、俺」
「少し」
「ははっ」
「岡本ってサッカーうまいんだな」
「小学校の間、ずっとサッカークラブでやってたから」
「もうやってないのか?」
「やめた」
「なんで」
「小学生の時からチビだったからな。さっきみたいにぶつかった時は俺が負ける」
「ああ」
「ああって納得すんな」
「俺も小学生の頃からでかかったんだ。ランドセルが似合わなくて嫌だった」
たまに見かけるな。半ズボンでランドセルを背負う、小学生に見えない小学生を。確かにあれは気の毒になる。
「隣の芝生は青いってやつだな」
「岡本は小さいのか?」
「見ればわかんだろ。喧嘩売ってんのか」
「じゃなくて、そっち……も、小さいのか?」
白河の目が下へさがる。視線を辿ると俺の股間を見ていた。
「ばっ……!」
体中の血が沸き立つ感じがした。だけど、からかうでもない、真面目な白河の顔を見てたらすっと熱がさがって、なんか諦めというか、どうでもいいやって気持ちになった。
「……そーだよ」
観念して認めた。白河は神妙な面持ちで「そっか」と頷いた。
「俺は正直に言ったんだから、お前も教えろよ」
「うん……俺は……ちょっと……大きい方、かも、しれない……」
「どのくらい?」
「えっと、えっ、いつの?」
通常時と勃起時、どちらか迷って白河は広げかけた手を握りしめた。
「あ、ああ、じゃあ……ちょっとこっち来い」
近くの男子トイレに白河を連れ込んだ。個室に入って鍵をかけ、「見せてみろ」と白河に迫る。
「えっ? 嫌だよ」
「見た方が早い」
「そうかも、だけど……じゃあ岡本も見せろよ」
「わかった。一緒に見せ合いっこしよう」
せーのでズボンとパンツを下げた。お互いの一物を見て俺たちは驚いて息を飲んだ。
ボロンと零れ出た白河のちんこは俺の勃起時より大きかった。平常時でそのサイズ?! その重量感?! 実はちょっと半立ちなのか?! じゃないとおかしいだろそのでかさ!
白河は白河で、俺のちんこを見つめながら言葉を失っている。仔犬を見たときみたいにだんだん顔をほころばせて、小さな声で「かわいい」とか呟きやがる。
俺と白河のちんこは子供と大人ほどの違いがあった。
「やっぱお前、でけえな」
「岡本は……かわいいな」
かわいいって言うなよ。傷つくだろが。俺もでかいって言ってるけど。
「ついでだからさ、おっきくした時のも見せてくれよ」
「えっ、本気で言ってる?」
「この際、全部晒しちまおうぜ」
白河はずいぶん躊躇ってみせたあと、「いいよ」と、まだ迷いの残る顔で頷いた。